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2015年 08月 01日 ( 1 )

最年少の教え子

f0030155_1440985.jpg富山国際学院の大切な行事の一つに「学習発表会」がある。これ、学院開校当時はなかった行事で(実は学院には「入学式」ってのもなくって、僕が何年か前から始めた^^)、あれは確かMさん(彼、今はASEANで日本語教師人生を送っているはず)あたりから「日本語学校なんだから、日本語を使ったパフォーマンス、各クラスで発表しあったらどうか」っていった提言があって始まったように記憶する。Mさんも僕も当時は非常勤講師。
15年ほど前の学習発表会のこと。今は学習発表会は、卒業生クラスが発表し1年生クラスは観客になっているが、あの当時は全クラスが出し物に取り組んだ。その年は僕はKさんとAクラス担当中で、ロシア民話「大きなかぶ」の劇化・演出を担当した。イヨネスコもかくや^^ってぇな台本(シュール?不条理?)を作り、韓国・ロシア・中国などの学生と準備。その時に、学院にはスウェーデン学生のヨルゲンさんが在籍中で、彼に白いシーツをまとわせ、「大きなかぶ」の役で友情出演(彼はA組じゃなかった)してもらった。僕は当時は非常勤講師だったので、ヨルゲンさんがなぜ富山国際学院の就学生(あの頃は、こういうビザだった。今は留学ビザ)だったのか不明だった。
Wikipediaで「スウェーデン」を見ると、「著名な出身者」として、スヴェーデンボリ、リンネ、ノーベル、ストリンドベリ、ヘディン、ハンマーショルド、グレタ・ガルボ、ベルイマン、バーグマン、ボルグ、ステンマルクなどが挙がっています、フジ子・ヘミングも。彼女、確か無国籍でしたが、父はスウェーデン人なのかも。最近ではロイヤル・ファミリーのエステル王女も話題に上ってますよね。

2015年の年が明けて間もなくだったか、スウェーデンから日本語メールが届いた。ヨルゲンさんの奥様からだった。ヨルゲンさん、日本人女性とご結婚だったんですね。で、ご夫妻のご長男の知明君日本語学習の相談メール。ご家族はこれまで何年間も夏休みを利用して来日・来富されている。そして、長男・次男は富山での居住地の小学校や幼稚園で受け入れてもらっていた。ところが今年、長男(7年生。日本風に言えば中学1年生でしょうね)、残念なことに富山市内の中学校で受け入れ先が見つからない。そこで富山国際学院で日本語が勉強できないかというご相談メールだった。
何回かメールのやりとりの後、知明君の日本語学習を富山国際学院で引き受けることにした。プライベートレッスンが1:55~3:35で3:45~4:30はE組に参加。僕は毎週火曜日のプライベートレッスンを担当することにした。教科書は、担当チーフのYさんと相談して、
国際交流基金・編著『まるごと 日本のことばと文化』
シリーズに。これ「りかい」と「かつどう」で構成されていて、CEFRのように日本語スタンダードに準拠している。これだったら、帰国後の日本語学習にリンクできると思った。「外国語としての日本語学習」、世界共通の習得基準、必要です。E組では
『みんなの日本語 初級1 第2版 漢字 英語版』
で漢字学習も。

アップした写真、昨日7月31日に教員室で。僕の指の先にはスウェ-デン。この地図にはこれまでの学院生の出身国・地域がマークされています。
奥村学習塾を主宰してた時は小学4年生から教えていたけど、日本語教師としてはこれまでは高校進学を目指した15歳くらいが教え子最年少だったかも。2002年9月生まれの知明君、僕の教え子最年少記録更新です。
知明君は21世紀人。スウェーデン語・英語・日本語など何か国語も使える地球人。1946年生まれ・日本語だけの自分、羨ましい限り。彼からマルメ(彼の住まいがある)や世界のこともいろいろ教えてもらった。

知明君、スウェーデンに帰国しても、日本語の勉強は続けてくださいね。
また会えるのを楽しみにしています。

by tiaokumura | 2015-08-01 14:40 | 職業としての日本語教師 | Comments(0)