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2013年 11月 02日 ( 2 )

宮崎・亀井両君ご夫婦と@心(米子)

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(11月6日朝・記)
今回の旅のきっかけは鳥取で開催されるファインバーグ展。この展覧会は東京・滋賀と巡回したが観に行くチャンスがなかった。それで鳥取展を観、その足で米子にいる友人に会おうと思った。旅行会社W社のAさんに僕のプランを話しホテル・バスを取ってもらうことに。ところが、最初の希望日は米子で大きな学会がありホテルが予約できないとのこと。では次の週ってお願いしたら、その週もホテルは満杯。米子ってすごいところだと思った。富山も学会など誘致に熱心なようだが米子もそうなんでしょうね。ようやく11月2日(土)に米子駅前のホテルが取れたとAさんから連絡があり、行動予定が決定。ホテルの空き状況で旅程が決まるって、初めての経験じゃないかなあ。

11月2日(土)、鳥取博物館でファインバーグ展を観る。観終わって表に出ると来た時と同じ循環バス(緑ルート)があり、それに乗って鳥取駅に行く。鳥取は初めての土地ですが循環バスが3ルートもあり、市民の足や観光にずいぶん熱心なところだと思った。富山は市電があるせいか、循環バスは、ないことはないが、便数やルートなど鳥取には及ばない。鳥取駅―鳥取博物館の往復、バスのおかげで200円で済んだ。タクシーだったら片道2000円以上はしたのじゃないかしらん。

鳥取駅。ホームに特急「スーパまつかぜ7号」がいた。電車ボディに水インターナショナル木しげるのねずみ男の絵。水木は鳥取生まれなんでしょうね。彼がモデルのNHK連続TV小説も人気ありましたよね、僕は見てませんが。
特急は2両編成! 特急で2両編成なんて初めてです。シャトルバス感覚で運行してるんでしょうね。1号車に乗ってたら、車掌さんに「ここは指定席です」って注意されました(大汗)。1号が指定、2号が自由なんですね。特急は1番目の停車駅の鳥取大学前を通過して右手に、初めは海かと思いましたが、ナントカという大きい池が見えました。鳥取―米子、乗車券1620円・特急券1150円。
米子駅着。駅の売店で毎日新聞と地元紙の日本海新聞・山陰中央新報を購入。「山陰」って「裏日本」と同じく中央による差別用語かと思ってたが、今でも普通に使われているんですね。山陰本線、山陰中央新報。路線・新聞名なんで歴史があり変えられないのかも。同じ売店で翌日の出雲大社行きのために時刻表も買う。売店のおばさんによると、米子―出雲は1時間くらいとのこと。ホテルの場所も尋ねると、すぐそこだとのお返事。いなかって「すぐそこ」ってのがけっこう距離があったりするものだが^^、今回はおばさんの言う通り、駅を出たらすぐにホテルの大きい字が見えた。
この日の投宿先のユニバーサルホテルにチェックイン。1418号。部屋に入った途端、タバコ臭い。フロントにTELして部屋を変えてくれるよう交渉したがダメとのつれない返事。消臭スプレーを渡すのでフロントまで取りに来てほしい、と。しかたがないので、荷物も片づけないままにフロントにとって返し、消臭スプレーをもらい再び入室、すぐ何回もシューシューシューシューと部屋中を散布。自分、かつては1日40本のヘヴィースモーカ-だったんですが、をきっかけにタバコ嫌いになり(不思議なもんです、体がタバコを受け付けなくなった。アルコールとコーヒーも、こちらは今は回復してますが、一時期間ダメだった)、2011年6月末からすっぱりタバコをやめた。やめてから気がついた、世の中、タバコの臭いで満ちている。自分、自分のまわりの人もずいぶん迷惑だったんだろうな。今はタバコの臭いにすっごく敏感になってる。
ホテルの大浴場に入る。サウナ付き。サウナに入ると若松孝二監督『自決の日』の、三島(井浦新)が盾の会の古賀とサウナに入っているシーンを思い出す。

6時過ぎ、ホテルの前で宮崎健二君にピックアップしてもらう。宮崎君の車はずいぶんおしゃれな車だった。車で10分くらいか、スーパーの駐車場に車を入れ、ホテル内の「」という店に案内される。先着3名。
アップした写真、「心」で。右から宮崎健二君、宮崎純子さん、亀井英子さん、僕、亀井哲治郎君。今回の旅の2つの目的は、ファインバーグ展とこの夜の食事会。
1965(昭和40)年春、僕は大学進学のため上京。いなか育ちの「三四郎」には大都会東京はカルチャーショックの連続だったでしょうね。キャンパスでも、頭脳明晰なA君、読書家のB君、理論家のCさん、外国語に堪能なDさん、女性にモテモテのE君、酒と女に強いF君、麻雀が強いG君、東京で生まれ育ちのおしゃれなHさん、演劇青年のI君、江戸文化に通じるJ君、歌もギターもうまいK君、才色兼備なLさん、革命家志望のMさん、どんな話題にもついていけるNさんなどなどがいて、随所でコンプレックス全開のエセ三四郎なボク(照)であった。そんな中、友人には恵まれた。星野監督(楽天)じゃないが、自分は才能も努力も人並以下だが、運と師友には恵まれた(星野監督は「自分は才能と努力は人並だが運は人並以上だ」と言った、確か)。宮崎健二君とは大学の専攻で、亀井哲治郎君とはサークル「学生文化会」でそれぞれ出会い、今も友人付き合いをしてもらっている。「親友」となると真っ先に挙げさせてもらっているお二人である、二人には迷惑かもしれんけど(激爆)。
亀井哲治郎君と宮崎純子さんは兄妹になる。純子さん(僕より5学年下のはず)は早稲田大学第1文学部(村上春樹もそうですよね)ですが、後の4人は東京教育大学同期。宮崎君と僕は文学部国語国文、亀井ご夫妻は理学部数学。あの時代だからでしょうね、同期の4人でちゃんと4年で卒業したのは英子さんだけ。哲治郎君は遅れて卒業、宮崎君は自主退学、そして僕は・・・除籍。「除籍」ってかっこ悪いかも(激爆)。
この夜は実に実に楽しかった。料理・お酒も堪能した。

宮崎ご夫妻・亀井ご夫妻、ありがとうございました&ご馳走さまでした!
またいつかみんなで食事会ができますように。

by tiaokumura | 2013-11-02 19:58 | 美味録13 | Comments(0)

ファインバーグコレクション展 江戸絵画の奇跡@鳥取県立博物館

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(11月5日朝・記)
11月1日(金)~4日(月)、バス車中2泊ホテル1泊計3泊4日の旅。3泊4日とは云え、夜行バス2泊だから実質2日間の旅か。これ、末期癌患者にはあるまじき強行日程かもしれん^^。
今回の旅行は、海外出張などでお世話になっているW社のAさんにバスとホテルを手配していただいた。
今旅のお供本は
ジェレミー・ドノバン 中西真雄美訳『TEDトーク 世界最高のプレゼン術』(新潮社)
『このミステリーがすごい!』大賞編集部編『『このミステリーがすごい!』大賞10周年記念 10分間ミステリー』(宝島社文庫)
堤和彦『NHK 「COOL JAPAN」かっこいいニッポン再発見』(NHK出版)
の3冊。それに数独本とタブレット。

11月1日(金)23時、高速バス富山駅南口発。バス乗車前に駅近くのコンビニで宇奈月ビール・チーズ・かまぼこ・ラスクを買う。ラスクはこの間ここで買っておいしかったのでまた買う。小矢部(おやべ)のJAいなば製で商品名は「メルヘン米ラスク(セサミ)」。
高速夜行バスは大阪に入るころ夜が明けた。大阪梅田阪急三番街バスターミナル到着後、9:10発の鳥取行きバスを待つ間に朝食。どこぞいいお店をと、周囲をうろついていて24時間営業の大衆食堂を発見。大阪らしいネーミングの店でしょうね、そこは「めし 宮本むなし」。チェーン店のようです。店内の自販機で食券を買う。和定食「シャケと納豆 小豆腐 玉子とのり」450円も魅力だったが、ここは大奮発して^^「さんま塩焼き定食」590円にする。カウンター席に座る。夜遊び明けのJKみたいな3人娘、シニア夫婦、ご近所住まいと思われる老人(自分もれっきとしたジジイだが^^)、若いカップルなど。選んだ定食は、さんま塩焼き+ご飯+味噌汁+小豆腐+ささみ小鉢+漬物+大根おろし。ご飯は食べられそうになかったので返した。
朝食後、三番街バスターミナルに戻る。トイレを済ます。女子トイレは長蛇の列。これまでの人生で一度も考えたことがなかったが、突如、女子トイレがなぜ混むか理由が閃いた。男子は立小便ができるけど女子はできない。そうなると1人当たりのトイレスペースが、女子の方がたくさん取られてしまう。だからトイレ数が減りそれで女子トイレは混む。当たり前のことでしょうが、うかつにも(?)今までの人生でそんな簡単なことに思いを馳せたことはなかった。どーでもいいことだけんど(激爆)。
大阪→鳥取の高速バス、渋滞の為ずいぶん遅れが出た。W社のAさんの旅行案内にも「高速道路工事の為、到着時間が1H遅れる可能性があります」とあったが、その通りになった。安富SAでもう既に50分の遅れ。タブレットのマップで調べると、この近くには横溝正史『八つ墓村』のモデルになった地名がある。横溝はこのあたりに疎開してたのかもしれない。SAで温かいカフェオレ(100円)。バスは山崎ICで中国自動車道を降り一般道に。12:25、佐用JCTから再び中国自動車道へ。

午後1:30、鳥取駅前で巡回バス「くる梨(り)」緑コースに乗る。「県立博物館 仁風閣」下車。100円。
博物館敷地に入るところで『ふるさと』が流れていた。作詞が鳥取県出身の方らしい。作曲した岡野貞一(おかの・ていいち1878-1941)が鳥取県鳥取市の出身である。
今回の旅の目的2つの内の一つ、展覧会を観て会場出口に向かっててふと気がついた。今観てきた中に、曽我蕭白も伊藤若冲もなかったではないか。前期・後期で入れ替えがあり、僕が観たのは後期だから、蒼白と若冲は前期だけだったんかいな、と思いつつも展示作品リストを観るとちゃんと二人は載っている。係員に断って入口からもう一度入らせていただき、順に見直していく。自分、アホじゃった(大恥)。部屋一つ、飛ばしてたんですね。

里帰りの名品が奏でる、日本美術の煌めき。
ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡
鳥取県立博物館
~11月10日(日)

展示構成は「日本美のふるさと 琳派」「中国文化へのあこがれ 文人画」「写生と装飾の融合 円山四条派」「大胆な発想と型破りな造形 奇想派」「都市生活の美化、理想化、浮世絵」。「ボストン美術展」もそうでしたが、まさに「里帰りの名品」揃いでした。鈴木其一が観られたのが一番よかったかなあ。この展覧会は東京・滋賀・鳥取と巡回し、展示作品はこの後は(たぶん)アメリカ・メリーランド州のベッツィー&ロバート・ファインバーグ夫妻の邸宅に帰ります。
「勝手に選ぶ『ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡』15選(1人1作)。以下、リスト掲示順に。
尾形乾山『百合図扇面』 酒井抱一『十二ヶ月花鳥図』 鈴木其一『群鶴図屏風』 池大雅『唐人合奏図』 与謝蕪村『竹斎訪隠図屏風』 谷文晁『富士真景図』 円山応挙『滝山水図屏風』 森狙仙『滝に松樹遊猿図』 岸駒『海に鷺図』 伊藤若冲『菊図』 曽我蕭白『宇治川合戦図屏風』 長沢蘆雪『藤に群雀図』 菱川師宣『吉原風俗図』 英一蝶『若衆と遊女図』 葛飾北斎『源頼政の鵺退治図』

11月6日訂正
当記事の哲ちゃんコメントに基づき訂正しました。『故郷』は高野辰之・作詞、岡野貞一・作曲です。この二人は『春が来た』『春の小川』『朧月夜』『紅葉』『桃太郎』などでもコンビを組んでいます。
by tiaokumura | 2013-11-02 14:33 | 美術 | Comments(3)