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2013年 04月 20日 ( 1 )

S.スピルバーグ監督『リンカーン』(2012年)

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リンカーン』(LINCOLN)
監督:スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg1947-)
脚本:トニー・クシュナー(Tony Kushner1956-)
原作:ドリス・カーンズ・グッドウィン(Doris Kearns Goodwin)
製作:キャスリーン・ケネディ(Kathleen Kennedy1953-)
音楽:ジョン・ウィリアムズ(John Williams1932-)
キャスト:
ダニエル・デイ=ルイス(Daniel Day-Lewis1957-。エイブラハム・リンカーン) トミー・リー・ジョーンズ(Tommy Lee Jones1946-。タデウス・スティーブンス) サリー・フィールド(Sally Field1946-。メアリー・トッド・リンカーン) ジョセフ・ゴードン=レヴィット(Joseph Gordon-Levitt1981-。ロバート・リンカーン) 他
南北戦争が4年目に突入した1865年4月。大統領再選を果たしたリンカーンは、”すべての人間の真の自由”という理想に向かって突き進んでいた。悲願の奴隷解放を実現させるには、憲法修正を議会で成立させねばならない。なりふり構わぬ多数派工作を仕掛けるリンカーンだったが、戦争の長期化の影響で形勢は極めて不利。折しも妻メアリーとの関係に悩むリンカーンは、息子ロバートが軍に志願したことに心をかき乱され、政治家として、父親として巨大な試練に直面していくのだった・・・。(「ちらし」より)
公式サイトはこちら

ルーズベルトやケネディやレーガンも人気があるでしょうが、アメリカ人にとっての史上第1位の大統領と云えばリンカーンでしょうね。そのリンカーンを「ハリウッドの巨匠にして世界最強のヒットメーカー」(「ちらし」)スティーブン・スピルバーグが描く。
日本人にはちょっとわかりにくい時代背景でしょうね。ゲティスバーグから1年3か月後、リンカーンが再選されて2か月後から映画は始まる。彼は合衆国憲法修正第13条を議会で可決しない限り真の奴隷解放は実現しないと考える。リンカーンの苦悩や激怒や失望や喜びが丹念に描かれる。映画終盤、1865年1月31日、憲法修正第13条が下院で可決され、奴隷制が永久に廃止される。喜びに沸き立つワシントン。4月9日にはリー将軍が降伏し南北戦争も終焉に。妻メアリーとも心が通い合い平和な余生が開かれるかに見えたリンカーンだが、フォード劇場で暗殺される。暗殺の描き方、原作がそうなのかスピルバーグのアイディアなのか知りませんが、実に巧み。最後のシーンはリンカーンの演説。
2時間30分、リンカーン夫妻の葛藤・ロビイストの暗躍・議会での共和党と民主党の応酬・戦場の悲惨さ・リンカーンと南軍の交渉など、28日間のドキュメンタリーを見ているような感覚に。本作品でダニエル・デイ=ルイスは3回目のアカデミー賞主演男優賞を受賞。本作品、12部門にノミネートされたアカデミー賞は他に美術賞も受賞。
by tiaokumura | 2013-04-20 14:26 | 映画 | Comments(0)