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2012年 09月 30日 ( 1 )

『11.25自決の日』+『海燕ホテル・ブルー』+若松孝二・井浦新「舞台挨拶」

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9月29日(土)、NHKBSで『梅ちゃん先生』の最終週を観る。11時過ぎに家を出て、市電2本を乗り継ぎ、城川原→富山駅北口、富山駅→西町。今日のお目当ては総曲輪(そうがわ)通りのフォルツァ総曲輪である、映画『11.25自決の日』(予定時刻12:00~14:10)、映画『海燕ホテル・ブルー』(同14:20~15:45)、そして若松孝二・井浦新、舞台挨拶(同15:45~16:30)。
僕は開場の11:45に若干遅れて着き、行列が整理番号順に入場しているところだった。既に番号が40番台に入っていて、僕の前売券の番号は14でその旨申し出たらすぐ入場させてくれた。フォルツァ総曲輪がこんなに込んでいるのを見るのは初めて。富山にもこんなに若松ファン・若松映画支持者がいたんですね。驚いたことに女性客や若い方が多い。

11.25自決の日
監督・企画・製作 若松孝二
企画協力 鈴木邦男
脚本 掛川正幸 若松孝二
キャスト
井浦新(三島由紀夫) 満島真之介(森田必勝) 寺島しのぶ(平岡瑤子) 岩間天嗣(古賀浩靖) 水上竜士(山本舜勝) タモト清嵐(山口二矢) 他
11.25に向かう三島の思想・行動が、山口二矢や二・二六や寸又峡や全共闘やハイジャックなども織り込みながら丹念に描かれる。サウナで三島は行動を共にする縦の会の4人(森田必勝・古賀浩靖・小賀正義・小川正洋)に説く。
おれたちがやろうとしていることは、なんの効果もないかもしれない。人によっては、狂っている、と、言うだろう。しかし、おれは、孤立を恐れない。これは、いわば、絶望からの出発だ。世間の支持を期待するような、そんな思想の磨き方では、もうダメなんだ
三島由紀夫(みしま・ゆきお1925-70)の辞世の句は
益荒男がたばさむ太刀の鞘鳴りに幾とせ耐へて今日の初霜
散るをいとふ世にも人にもさきがけて散るこそ花と吹く小夜嵐
森田必勝(もりた・まさかつ1946-70)の辞世の句は
今日にかけてかねて誓ひし我が胸の思ひを知るは野分のみかは
森田役の俳優を見ていてビックリ。彼、『梅ちゃん先生』に出てました。

海燕ホテル・ブルー
監督・製作・企画 若松孝二
原作 船戸与一『海燕ホテル・ブルー』
脚本 若松孝二 黒沢久子
音楽 ジム・オルーク
キャスト
片山瞳(梨花) 地曳豪(藤堂幸男) 井浦新(富谷正和) 大西信満(警官) 他
正直ようわからん映画です(汗)。女によって破滅の道を歩む男たちの物語、ってことでしょうか。最後のシーンで、それまで無言だった梨花は初めて口を開き「愚かな人たち!」と叫ぶ。そして最後、全裸になった梨花は観音像の中に溶け込んでいく。映像はなんとなく60年代を連想させる。余計なことですが^^片山瞳はボクシングでロンドンを目指した芸人に似てます。

若松孝二・井浦新、舞台挨拶
普通の舞台挨拶と違って、2人のトーク及び会場からの質問。
若松は11.25のことはシナリオを執筆中に知ったそうです。そして、三島は右翼、自分は左翼だったので「あの馬鹿。ざまあ見ろ」と思ったそうです。三島の映画化には『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』の体験がある。映画化にあたっては井浦に「そっくりさん」になる必要はないと演技指導。できあがった映画では三島が降り立ったように思われるほど井浦の演技はすばらしい。森田役の満島真之介は初めはまるっきり下手糞だったが、最後はすばらしい仕上げになった。
若松は井浦と寺島しのぶを役者として高く評価してました。
この映画、森田の描き方に若松の想いが込められているのでしょうね。

アップした写真サイン会で。ミーハーなもんで^^両映画の公式本2冊に若松孝二(わかまつ・こうじ1936-)監督・井浦新(いうら・あらた1974-。『実録・連合赤軍~』では坂口弘役)さんにサインしてもらい握手もしてもらいました(照)。ブログに載せること、お二人の了解済みです。
サイン会の長蛇の列に並んでて驚いた。女性8:男性2ってな割合。女性の半数以上は20代・30代。

富山駅近くの「串遊」で夕食。初めての店。焼串砂肝・熊本馬串・氷見牛、先付け(ささみ)、グラスワイン(カルロロッシ白)。

(10月1日・追記)
アショーカさん情報(9月30日コメント)によると、井浦新さんはNHK大河ドラマ『平清盛』崇徳院役だったそうです。
by tiaokumura | 2012-09-30 09:37 | 映画 | Comments(4)