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2012年 09月 08日 ( 1 )

こんな授業・あんな授業(18)数学コース1補習

日本人の高校3年生(及び既卒生)のセンター試験のような位置づけになるでしょうね、日本留学試験(略称「日留試」)。年に2回、6月と11月にあります。日本の大学、とりわけ国立大学に進学を目指す語学留学生にとっては一番といっていい重要な試験です。日本語能力を測定する試験としては「日本語能力試験」(略称「日能試」)が一番有名で受験者数も一番でしょうが、日本語学校の語学留学生(及び、富山国際学院では留学ビザではない聴講生で大学進学志望者)には日能試のほうが、大袈裟に言えば人生の岐路ともなるわけで、はるかに重要。
今年の日留試、1回目は6月に終了しました。富山国際学院の学生は金沢大学で受験しました。2回目は残り約2か月後の11月11日で試験会場は北陸大学。この試験、北陸三県で会場持ち回りで、ただし石川県が開催は多くなり、石川→富山→石川→福井→石川→富山・・・ってな感じで、石川県は隔年開催。北陸三県で石川県が一番大学が多いからなんでしょうかねぇ、こうなってるのは。ちなみに日本語教育学会の北陸地区も同じような流れの開催大学持ち回りです。

先日学生から数学補習をやってほしいとの希望があり、9月7日(金)から開始しました。
日留試の受験パタ-ンはおおむね3つに分類される。国立理系志願者は「日本語+理科3科目(物理・化学・生物)から2科目+数学コース2」、国立文系志願者は「日本語+総合科目(政治・経済・社会+地理+歴史)+数学コース1」、どちらでもない者は「日本語のみ」の受験。「日本語」は、「記述」「聴読解」「読解」「聴解」がある。
今回の数学補習は「数学コース1」受験者が対象。数学コース1のシラバス(出題項目)は日本の高校でいう数学Ⅰ+数学A。現行の高校学習指導要領で言えば、「方程式と不等式」「二次関数」「図形と計量」「(以上「数学Ⅰ」)、「平面図形」「集合と論理」「場合の数と確率」(以上「数学A」)です。「ゆとり」の影響でしょうね、かつては中学段階だった1次不等式や図形の計量(相似比・体積比など)・円の性質(接弦定理など)は高校範囲になってます。

学院生に以下のアナウンスをして数学コース1補習受講者を募集した。
日時:毎週金曜日1:00~2:30(90分授業)
受講料:1回300円
担当:奥村
目標:日本留学試験・数学コース1で100点以上
予定: 
9月7日 方程式と不等式
9月14日  〃
9月21日 二次関数
9月28日  〃
10月5日 図形と計量
10月12日  〃
11月2日 場合の数と確率
11月9日 集合と論理 直前整理
推薦参考書:
『チャート式 基礎と演習 数学Ⅰ+A』(数研出版)
『とある魔術の禁書目録と学ぶ 数学Ⅰ・A』(中経出版)

この補習、数学が苦手な学生向け。全国平均が毎年110点前後なので、せめて全国平均点に到達ってぇのが目標。①公式を思い出し(ほとんどは母国の中学・高校で既習)、使いこなせるようにする。②計算を速く正確に。-この2点が実行できれば平均点以上は可能。
授業では頻出する3単元に2日間あてる。1日目は公式などのポイント整理+基礎レベル演習。2日目は過去問に取り組む。残り2単元は1日で公式などのポイント整理+基礎レベル演習+過去問。短時間で数学力アップを目指すわけで、教師の問題選択眼・解説力が問われる。
今年の日留試の2回目の試験結果は12月下旬に郵送されてくる。
自分、もちろん数学が専門ではありませんが、文系出身が圧倒的に多い日本語教師にあって、数学が教えられるって(自分、微分積分も少しなら大丈夫^^)、貴重な存在かも^^。ま、わからん時はわが畏友の亀井ご夫妻に助けてもらえるってぇバックアップがあってのことなんですけどね(激爆)。
by tiaokumura | 2012-09-08 12:49 | 日本語教育 | Comments(2)