人気ブログランキング |

2010年 06月 19日 ( 1 )

庵功雄先生を囲んで

f0030155_20225244.jpg
(6月22日夜・記)
6月19日(土)、「2010年度日本語教育学会北陸地区研究集会」に参加してきた。お勉強とか学術とかはちょー苦手な自分なので(恥)、こういうのにはなかなか参加しない。北陸地区研究集会は、数年前に富山大学であった研究集会が初体験で今回がやっと2度目になるだろうか。北陸地区は石川→富山→石川→福井→石川といった順番みたく、今回は金沢大学が会場。僕たちが高校生だった頃は国立大学は1期校・2期校制で(共通1次はまだない時代)、高校2年生のときの僕は第1志望が金沢大学で第2志望が富山大学だった。高2の夏休み、八尾出身のお寺の息子のS君と金沢大学の下見に行ったことがある。当時の金沢大学は兼六園の近くの金沢城内にキャンパスがあったか。その後、各地の大学で郊外にどんどん移転って動きがありましたよね、金沢大も例外ではなく現在は角間などに移転している。先週の木曜日、入管の研修で金沢大学角間キャンパスに行ってきました。で、今回の北陸地区研究集会はそのキャンパスではなく、金沢市中心部にある金沢大学サテライト・プラザで開催。

僕は午前の研究発表はスキップし、午後からの講演・ワークショップ、それに夜の懇親会に参加。
講演
庵功雄先生(一橋大学国際教育センター准教授)
日本語教育から見た「は」と「が」-産出に結びつく規則化を目指して-

WS
テーマ1「ボイス:受身、使役」
テーマ2「テンス・アスペクト」


講演では「は」と「が」の産出のために「規則の数を学習者が操作可能なレベルにまで刈り込んだ規則を作る」、その「規則のカバー率80%を目標とする」(レジュメより)。具体的に庵先生のフローチャート及びそのカバー率の実証データのご紹介があった。日本語教師が「経験則」「暗黙知」でやっているさまざまな習得を促す試みを思うとき、庵先生のねらいはボクのような未熟な日本語教師にとって示唆を受け裨益するところ大である。「文法」って苦手なカテゴリーですが、ここ数年「文法」業績では庵先生はフロントランナーのお一人であることは間違いない。なかなか拝聴する機会のない庵先生のご講演を聴けて、とても嬉しい。
WS、卒論で「テイル」をやったのでテーマ2に参加しようと思ってたら、グループ分けは希望ではなく座席で決まり、僕はテーマ1になった。島は大学教官2人・ベトナム人留学生・院生?、それに日本語学校が沓水さん(アリス学園)と僕の計6人。ファシリテーター役の大学教官の進行がお上手で、僕も気楽な雰囲気の中で何回か発言することができた。『みんなの日本語』を題材に初級レベルで「受身・使役」のどこを教えるか/どこは教えないかということで活発に議論。
休憩時間には桑原陽子先生(福井大学留学生センター)に、今僕が関わっているメーリングリストのことでアドバイスしていただけた。
凡人社の販売コーナーで本を2冊購入。ご担当のNさんは、前日富山国際学院に営業活動でご来校。
富山国際学院スタッフでは、林さん・粕谷さんが参加。3月までスタッフだった加藤敬子さんに会えたのもよかった。

懇親会は6時から金沢駅近くの居酒屋「せん」で。確か富山にもある居酒屋チェーンです。
酔っ払う前に(激爆)、庵先生ご監修の『にほんご これだけ!』(ココ出版)にサインしていただく。こういう図々しいこと、ついやってしまう自分っす(照)。
懇親会、25人くらいの出席でしょうか。ほとんどの方が初対面で、何人かの方と名刺交換。僕の向かいが杉森先生(米国カラマーズ大学アジア研究センター)。杉森先生は富山市のご出身。僕の左隣りが泉先生で台北で日本語教師をなさっているとか。僕は今夏台北に行くのですが、台北事情や戦前の台湾における日本語教育とその影響(とりわけ朝鮮半島との差異)などをお聞きすることができた。
アップした写真、中央が庵功雄先生、右が中河和子さん(トヤマヤポニカ)
庵先生と同席するというチャンスは最初で最後でしょうから^^、先生にはいくつか質問や自分の悩みをぶつけさせていただいた。こういうのできるのって、懇親会出席者の特権でしょうね。先生からいただいたご解答/ご回答、今後の日本語教師人生に生かしていきたい。最近思っている僕の「教材観」なんですが、今最も求められている教材は、それが紙媒体であれwebやモバイルであれ、「ドラえもんのどこでもドア」な教材なんでしょうね。そして、それは従来の記述文法に基づいたシラバスからは絶対に生まれない。
中河さんとは、僕はトヤマヤポニカが日本語教師人生の出発点なので、20年ほど前に同僚。今回みたくゆっくり話したのは実に20年ぶりくらいになるでしょうね。

庵功雄先生、6月19日はありがとうございました!
「文法」は苦手な自分ですが、先生のおかげで蒙が啓けいくつものことを学ぶことができました。今後の実践に生かしていきます。

お勉強ってどうも似合わん自分ですが(汗)、このあとは7月31日・8月1日は台北、8月7日・8日は北千住(昨年までは幕張だった)に参加してきます。
by tiaokumura | 2010-06-19 20:22 | 日本語教育 | Comments(0)