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2009年 03月 18日 ( 1 )

公立高校受験に失敗した君に

15歳(か14歳)の君が、たぶん検索エンジンを使ってだと思うけどこのブログにアクセスしてくれたことを、62歳半の僕はとても光栄に思う。君のおじいさんよりちょっと若いくらいの年齢かなぁ、僕は(照)。僕は去年の3月まで学習塾をやっていて、今は1994年から働いている富山国際学院という日本語学校で外国人に日本語を教えています。まぁ、僕の人生なんてどうでもいいけどね(汗)。
下の記事は、2006年3月16日にこのブログに投稿した文章のほぼ全文です。あれから3年経ってるので今ではピント外れなこともあるし、富山県の受験生向けの文章なんで君にピッタシなことが書いてないかもしれないけど、このブログを訪問してくれた君に読んでもらえると嬉しい。


僕がこうしてPCに向かっている今、君は暗い部屋で泣いているかな。泣き疲れて夕食も食べずに眠っているころかな。ひょっとしたら「受験生」ってことで禁じられてたTVゲームに熱中。あるいは第7巻まででストップしてた『NANA』第8巻から14巻まで今夜一気読み。
数字って残酷だ、君は昼ごろ思ったことだろうね。「受験番号がない!」「まさか」「ウソだっ」。一方あちこちで「やった~」「おめでとう」「受かった~」の声がいくつも。しょんぼりと自転車に乗って帰宅。「結果わかったらすぐケータイに教えてね」と親に言われてたけど、それどころじゃない。落ちてたのは「他人」じゃなくてこの「自分」なんだもんね。リセットできるもんならリセットして、3月8日に、いやもっと前かな、時間を戻したい。
何が違ってたんだろう、不合格の君と合格の彼ら・彼女ら。同じ高校・学科を受けたのだから学力はだいたい同じなはず、ほんのちょっとの差なんだよね。社会の三種の神器がわからなかった、国語の課題作文、まさか詩が出るなんて、理科で苦手な電流が出た、英作文書けなかった、数学で時間配分失敗など。学校の先生が悪い、親の遺伝、塾行ったけど効果なかった、なんてのも出てくるかも。不合格って現実はしっかりあるけど、敗因は自分でも特定できないかもね。それに、敗因がわかったところでどうなるもんでもない。「合格したAさん・B君・・・と自分はどこが違ってるんだ!」と叫びたいくらいだろうね。
突然だけど、イチロー。去年4割打つんじゃないかと騒がれた。野球興味ない人はわからないだろうけど、4割ってすごいことなんだ。結局4割は実現しなかったけど、たとえ4割打ったとしても残りの6割は言わば「失敗」とも言える。君のひいひいおじいさんくらいになるかなぁ、昔「双葉山(ふたばやま)」という今の朝青龍の何倍も強い横綱がいて、69連勝。69回勝ち続けたんだぜ。すっごいね。でも「永久に」勝ち続ける=成功し続けるなんて無理、彼も人間なんだから。
そう、僕が言いたいのは、だれだって何回も「失敗」するってこと、人間だから
パパやママは君以上に落ち込んでるだろうから(大人ってけっこう引きずるんだよね、こういうの)明日の朝ご飯、たくさん食べて安心させてあげてごらん。君が明るいと家族もほっとできる。明るいフリしてるうちに本当に明るくなるってこともある。『NANA』15巻まだ出ないみたいだけど、まもなくTVアニメ始まるそうだ。それを楽しむ。絢香の「I believe」、僕は今ハマってるんだけど(照)、君もきっと好きになれる曲。他にも、僕の4分の1くらいの年齢の若い君なんだから、世の中にはたくさん楽しいこと・おもしろいこと、ある。
それでも、何をしてても「不合格」の3文字ふっと浮かんでくる。これからの長い人生のどこかで「自分は県立高校受験に失敗した」ってのをひょいと思い出す。「事実」を消すことなんてできないんだけど、でも君の4倍の年齢の僕は言いたい。「試験に落ちたこと」それは確かに「不幸」だけど、「試験に落ちたことが不幸だとず~っと思い続けること」はもっともっと「不幸」だ。
未知の君がこのブログ見ることは永遠にないかもしれないけど、以上ちょっと書いてみた。
じゃあね。僕が長生きできたら、いつかどこかで未来の君に会えるかもしれないね(^^)。
-2006年3月16日「7189人の一人になれなかった君に


2009年春に公立高校受験に失敗した君。
最後まで読んでくれてありがとう!

by tiaokumura | 2009-03-18 20:03 | このブログのこと | Comments(0)