人気ブログランキング |

2009年 01月 24日 ( 1 )

アジェンダ、マニフェスト、ロードマップ

今回のオバマ新大統領の絡みでホワイトハウスのサイトに入ったところ、AGENDAという項目があり、その中はEconomy、Energy & the Environment、More Issuesで構成されています。オバマ大統領が、経済を重視すること、エネルギー・環境問題を重視することの現れであり、例えば後者においては環境関連の雇用創出を目指すのでしょうね。ブッシュ時代にはこのサイトにアクセスしたことがないので、ブッシュ前大統領とオバマ新大統領のサイトへの取り組みの違いはわかりませんが、新大統領になってきっとリニューアルしたんでしょうね。
AGENDAと言えばまず思い浮かぶのが「アジェンダ21」ですが、「アジェンダ」についてネットで調べたら「三省堂辞書サイト」がヒットしました。「実施すべき計画」「議事日程」が第1義・第2義。また説明によれば、英語のagendaの語源はラテン語の「なされるべきこと」だそうです。元は教会の「礼拝規定」などを指すそうです。そして、「クレデンダ」(credenda)という言葉も紹介されていて(僕は初めて聞く言葉です)、そちらは「信じられるべきこと」「信仰の指針」だそうです。

この間このブログ記事で触れた「マニフェスト」、「アジェンダ」との意義差が知りたくて、同じく「三省堂辞書サイト」で調べてみました。まぁ、僕が理解している通りの意味でしたが、「マニフェストの語源は非常に複雑です」とのこと。日本語から逆に語源を辿ると、
日本語→英語(イギリス総選挙のマニフェスト)→イタリア語(イタリア共産党の宣言)→ドイツ語(マルクス・エンゲルスの『共産党宣言』)・・・・→ラテン語(はっきり示すの意)ということになるようです(以上引用-奥村)
自民党・民主党の皆さんは、「マニフェスト」がイタリア共産党(トリアッティなんかなんでしょうか)、更にはマルエン『宣言』にも発するということをご存知なんでしょうかねぇ^^。イギリス総選挙で使われていて日本の各政党は飛びついたのでしょうが、「マニフェスト」のルーツを辿って「しまった、使わなければよかった」と思った国会議員も複数おられたことでしょうね^^。ただ言葉というものはいったん流通しだすと、語源・原義が何であれ「ひとり立ち」していくものでしょうから、今後も日本国政界では、手垢にまみれるまで「マニフェスト」は使われ続けるでしょうね。

アジェンダ絡みでもう一つ気になるのが「ロードマップ」。こちらは「三省堂辞書サイト」ではうまく見つからず、weblioでヒットしました。「ロードマップ」は、1993年ごろにアメリカの半導体業界で使われ始めたようです。僕なりの理解では、「アジェンダ」「ロードマップ」の両語はほぼ同じ意味(どちらもトップダウン型でもある)で、「アジェンダ」は政治外交用語、「ロードマップ」は業界企業用語なんかなぁと思います。間違ってたらご指摘いただけるとありがたいです。

日本語の中で「アジェンダ」「マニフェスト」「ロードマップ」の3語がどのように使い分けられていくのか、あるいは使用頻度にどのような差が出てくるのか(「アジェンダ」は「日本語」にどの程度組み込まれるのでしょうか)、僕は言葉に関心があるタイプなので注目していきたいと思います。
by tiaokumura | 2009-01-24 20:32 | 言の葉つれづれ | Comments(0)