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2008年 08月 23日 ( 1 )

名古屋出張

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(8月26日夜・記)
8月22日午後6時半頃、翌土曜日の名古屋での会議が急遽決定した。名古屋出張が前夜に決まるなんて、オクムラくんもいっぱしのビジネスパーソンになったもんです(嘘爆)。
ここのところ名古屋出張は高山線利用が続いていたので、今回は久しぶりに米原経由にした。
富山駅近くのコンビニで朝食及び読売・日経購入(家から朝日持参)し、富山発7:11の「しらさぎ4号」に乗車。そのまま乗ってれば名古屋が終点なんですが、少しでも早く名古屋に着いて会議を始めるってぇことで、米原で「ひかり410」に乗り換え、名古屋着10:21予定。しらさぎに乗ったままより10分くらい早く着く計算かなぁ。
その日の朝(または前夜遅く)富山を立って、午前・午後と現地で仕事をして、その日の内に(深夜も含む)富山に帰れる、ってのを「日帰り圏」と定義するなら、富山は東京も名古屋も京都も大阪も「日帰り圏」です。富山のロケーションは便利なのでしょうが、う~ん、たまには名古屋泊まりたい。名古屋、ここ1年で8回くらい行ってるでしょうか、ぜ~んぶ日帰りですもんね。ゼータク言えない身分なんですが^^、1回くらい名古屋の「モーニング」ってぇのを経験してみたい。

しらさぎ4号車中。朝食・新聞。日経の「世話になった時、謝礼は?」って記事もおもしろかったけど(日経はいつも興味深い記事が多いのですが、この日はあまりなかった)、読売の2本がおもしろかった。
1本はシリーズ「教育ルネサンス キャンパス探訪」の「共愛学園前橋国際大学」編。この大学、昨年度B組(担任)の進路指導でMさんに勧めて合格・進学。入学後もアパートの保証人をやってあげてる関係で彼女から連絡が来るのですが、「先生、とてもいい大学です」とよく言っている。正直言うと、ほとんど知らない大学でした、ここ。同大学は「大学基準協会」の適合認定も受けている、きめ細かい教育指導ができている大学。「377ある授業のうち50人以下のクラスが9割を占め、100人超は1クラスだけ」(同記事)だそうですから、すばらしいですよね。Mさんの進路指導、成功してる(もちろん彼女の卒業までまだ先があるけど)のは、元担任として嬉しい。彼女にはバレンタインデイにチョコもらって(照)、お返しに朔太郎の詩が入ったCD付きアンソロジーをホワイトデイにあげました。前橋ったら萩原朔太郎ですもんね。今年もB組担任なんですが、また「共愛学園前橋国際大学」進学者を出したい。
読売もう1本は、辻井喬・堤清二回顧録「叙情と闘争」。この回顧録、この間は三島が出てきてたが、今回は読み進むうちに最後のほうに森有正が出てきた。最後から3段落目が
そんな日本人の“常識”に反する一人に、東京大学のフランス文学の助教授だった
で始まり、読んでいく内に「あっ、森有正のことだ!」とわかった。彼の名前が出てくるまで6行使ってるんですもんね、辻井は。おしゃれと言うかスリリングな書き方です(爆)。毎週土曜日の連載なので8月30日も読売買おうと思う。
朝刊3紙読み終わる頃が「芦原温泉」駅。これで米原までの半分くらいでしょうか。車窓の景色には興味がないので(ごめんなさい、沿線の方々)、今回の旅のお供に持参した
千葉俊二編『江戸川乱歩短編集』(岩波文庫。2008年8月19日第1刷。800円+税)
を取り出す。注文しててつい先日博文堂さんから配達されてた。
江戸川乱歩とは小学生中学年あたりで出会ったか。もちろん「怪人二十面相」シリーズ。ポプラ社かどっかだったんかなぁ、少年向けのハードカヴァーの本。その1巻だったか、あるいは少年サンデーだったか、乱歩の書斎の写真を見た記憶がある。灯りがローソクで不気味・怪奇さが少年にも伝わった。たぶん「幻影城」だったんでしょうね、そこ。確か立教大学が乱歩の居宅を買い取ったやに聞く。
岩波が「江戸川乱歩」を出すのだから、ボクなんかにはちょっとした驚き。もうそういう時代で、そういう乱歩評価なんでしょうね。この短編集はデビュー作の『ニ銭銅貨』を始め『D坂の殺人事件』『心理試験』『屋根裏の散歩者』『人間椅子』『押絵と旅する男』などどれも傑作ばかりで、僕自身これまでに10回以上は読んでる作品群なんですが、こうしてまた読み返してみても「わくわく感」は前とほとんど変わらない。『押絵~』には魚津の蜃気楼が出てくるのですが、今までは読み過ごしてた細かい描写も、この年齢になってようやくわかる、なんてのもある。また、大学生のときには未知だったであろうSM(『D坂の殺人事件』)、フェティズム(『人間椅子』)など、よくもまあ乱歩が大正時代にここまで描ききっていたものだと感心するばかり。そういう世界が理解できるようになったボクも、それなりに「おとな」になったんだろうけど(爆)。
今回読み返してみて、数年前に全集が文庫本化されて読み返したときも思ったことなんですが、乱歩の文体及び表現の特徴、日本語の時代差。
「古典とは何度読んでも新しい発見がある」とか言いますよね、乱歩も今や「古典」なんでしょうね。

今回しらさぎに乗ってて気になったことが一つある。車内放送で「風の盆」を宣伝してたのはよいのだが、「おわら風の盆」を「おもしろおかしく踊る」と言っていた。耳がそろそろ危なくなったボクですが(恥)、放送2回ともそう言っていたので、まちがいない。
JRに断固抗議したい。風の盆は「おもしろおかしく踊る」のでは断固としてない。歴史を遡ればエロティックで野卑な踊り・唄の時代もあっただろうが、松本勘玄・江尻豊治・川崎順二・小杉放庵・吉井勇ら先人の高い美意識により現在の洗練された踊り・唄になったのである。それをあなた^^、「おもしろおかしく」なんて言われたんじゃ、八尾町民から訴えられますゼ(←脅迫です^^)。JR関係者がこのブログをご覧になってたら(そんな可能性、ゼロに近いけど^^)、即刻「おもしろおかしく踊る」というフレーズをカットしていただきたい。
今年9月3日午後10時過ぎ、僕は親友けんけんと、風の盆に行く予定。3日目が終わって観光客がほとんど帰ってから、地元の方々は「自分たちのためだけに」、踊り唄い演奏される。これが(僕は初めて行くのですが)すばらしいんですね。もちろん地元の方々の邪魔にならないよう、マナーをきちんと守って拝見拝聴しなければなりません。

名古屋では10時半から4時半まで会議
昼食はインドカレーのお店。写真左は丸山先生、右は田中さんです。
インドカレー、ナンが熱くって指先をしばしば耳たぶに当てていただきました。辛さは僕にちょうど。
お店の名前忘れてしまって(恥)。「大名古屋ビルジング」か「名古屋駅」の地下にあるお店だと思います。

(8月27日夜・追記)
9月3日に行く予定だった「おわら風の盆」は都合により中止になりました。
次のチャンスは2009年9月3日(木)で、これはぜひ実現したく思っております。
(8月27日夜・追追記)
おわら風の盆」でYouTubeを検索すると100件ヒットします。玉石混淆なんでしょうが^^、中には若林美智子さん(胡弓)の町流し風景が見られるのもあります。
by tiaokumura | 2008-08-23 13:14 | 日本語教育 | Comments(0)