人気ブログランキング |

2008年 08月 12日 ( 1 )

いつか行ってみたい国、ネパール

 僕は日本語教師。役得の一つか職業上の特権なんでしょうね、日本語教師をやってるとずいぶんいろんなことを知ることができる。各種教材を通じて知る未知の世界、増え続ける知識(年なもんで一方では忘却路線まっしぐらですが^^)。かつて僕はTVのクイズ番組にハマってたこともあって、もし高校再入学できたら「高校生クイズ選手権」に出てみたい。成田空港くらいまでなら進めるかもしれません(嘘爆)。
 「ネパールのビール」という話、メインの教科書じゃありませんでしたが10年ほど前に使った読解教材に掲載されていました。ウロ覚えなので筆者に非礼な紹介になるかもしれませんが、以下、話の全体の流れや基底部は正しいと思います。ある日本人商社マン、ネパールに赴いた。ホテルに泊まった彼、ある日ビールが飲みたくなる。で、ホテルのボーイに何ルピーか(ネパールの通貨はルピー)を渡して「これでビールを買ってきてくれないか」と頼んだ。その少年、明るい声で「わかりました」と言って颯爽と部屋を出る。ところが夜になっても少年、ビールを持って現れない。翌日も翌々日も音沙汰なし。商社マン、「そうか、ここは後進国ネパールだった。きっとあの少年にお金を持ち逃げされたに違いない。あんな少年を信じた私が馬鹿だった」と苦笑い、そしてカルチャーショック。ところが、なんですね、あなたも話の結末、想像できたと思いますが、なんと、何日目かに、件の少年、疲れ切ってはいても意気揚々といった感じで彼に会いに来たんですね。少年の手にはビールがしっかり握られている。少年曰く、ホテルのある町にはあいにくビールはないので、遠くの町まで買いに行ってきました。彼の歩いた距離を計算してみて商社マンはビックリ。車で走っても丸1日はかかりそうな距離。感心し感動する商社マン氏に、その少年は自慢げに振舞うのでは決してなく彼の希望を叶えられた自負でいっぱいの表情を見せる。
 『プンク マインチャ』、こちらはネパールの民話。日本語授業で利用できないかと思い購入しました。タイトルはヒロインの名前。世界各地に伝わる昔話は構成要素が似ているもので、この民話の場合は、「鉢かづき+こぶとり爺さん+鶴の恩返し」。オリジナルは残酷でエロチックなのかもしれませんが、僕の読んだのは大塚勇三による再話で、画は秋野亥左牟、「こどものとも傑作集」中の1書。
 多民族国家、ヒンドゥー教と仏教の調和、ヴィクラム暦、デヴァーナガリー文字、ヒマラヤ。ネパールは、僕のいつか行ってみたい国の一つです。ガソリン値上げに伴う航空料金の値上げ、日本からのダイレクト便がないのでトランジットする不安、安定しない国内政情など、ネパール行きをためらわせる材料もいくつかありますが、ネパールで「ネパールのビール」を実感できたらすばらしいでしょうね。そしてネパールで子供たちに出会って『プンク マインチャ』の読み聞かせをさせてもらえたら、それはそれはすばらしい体験になることでしょうね。
by tiaokumura | 2008-08-12 09:08 | このブログのこと | Comments(0)