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2008年 08月 09日 ( 1 )

2008年8月8日・北京オリンピック開会式、TV生中継を見た

東京オリンピックの時は僕は高校3年生で、聖火リレーの伴走もしました(照)。10月10日は学校か家で、(前夜の雨が嘘のように青空が広がった)開会式を見たのかなぁ。覚えていない。最終聖火ランナーは1945年8月6日広島生まれ・早稲田大学生の坂井義則(当時19歳)。彼はそれまで全くの無名人だったが、彼の生年月日・出生地を知って、あの当時の日本人の想いが凝縮されたサプライズ人事だったのだと思った。今、彼は63歳。どうしてらっしゃるんでしょうネ。
1988年ソウルオリンピック。「パルパル」の開会式は、全く記憶にないから、おそらくTV観戦しなかったのだろう。孫基禎(ソン・ギジョン。1912-2002。ベルリンオリンピック・マラソン金メダリスト。当時祖国朝鮮が日本に「併合」状態にあったため、ベルリンには「日本」で出場)が最終聖火ランナーへの橋渡し役をしていたように記憶する。
1992年のバルセロナ大会でのパラリンピック・アーチェリーの選手による、火矢(というのだろうか?)での聖火点火は今でも印象深い。

昨日の夜、北京オリンピック開会式をNHK-Gでたっぷり見た。僕は昨年あたりからTVをほとんど見なくなっていて、1日1時間以上TVを見るのは、今年は映画「マトリクス」2本、マキノ雅弘特集、そして昨夜くらいか。昨夜はなんと3時間以上TVを見た!
総監督制作指揮は张艺谋(Zhang1Yi4mou2、チャン・イーモウ。1950-。西安出身)。中国に好意を抱く者も敵意を抱く者も、全てを魅了するすばらしい演出であった。今朝の朝日新聞の「開会式の演出の概要」から引くと、
「歓迎の花火」「打楽器演奏と詠唱」「足跡型の花火」「中国国旗の入場」「国歌斉唱」「巻物の開帳」「竹簡に書かれた漢字」「京劇」「東西の交流」「歌と古典舞踏」「ピアノと星明りの競演」「太極拳の演武」「子供たちの笑顔」
国旗の周りに集まる56民族おのおのの民族衣装を着た56人の子供、孔子・鄭和らの偉人英雄の紹介、紙・羅針盤など民族の誇りでもある発明の数々、「一つの世界、一つの夢」を具象化するシーンの数々・・・。ハイテクを駆使し人海戦術を通しての「開会式」、非の打ち所がない。オリンピック史上に残る開会式でしょうね。
TV(NHK独自の映像なんでしょうか、あるいは中国側の提供映像なんでしょうか)なんでクローズアップもある。無表情のつんとした美女や鉄面皮男性もいたが、表情豊かな少女、いたずら坊主みたいな男の子、一糸が乱れた^^瞬間などほほえましかった。
同じく朝日新聞の記事で紹介されている四川省の男性(64)の
「どんなに苦労しても五輪は私らの誇り。各国首脳が中国を褒めてくれる開会式だけでもこの目で見なければ」
は中国人民の最大公約数的想いなんでしょうね。
開会宣言は胡主席。オリンピックって「市」がやるものなので北京市長かと思ってました。今回は北京以外も会場になるからなんでしょうね。胡主席は、
「我这里宣言北京奥林匹克运动会的开会」
とか言ったんでしょうかねぇ。中国語リスニングできんもんで(恥)。
彼のその単純明快な儀礼の言葉は
「中国国家及び56民族は、長い歴史があり多くの文化を育み今日を迎えさらに未来へと発展していく。かつて国内が乱れ、アヘン戦争以来は屈辱的な地位に貶められた時代もあったが、今こうして世界の中で着実にかつ大きな位置を占めている。世界の皆さん、21世紀は中国なくして平和も政治経済外交スポーツ(やがては文化)もありえません」
と高らかに宣言しているように僕には思えた。ブッシュ大統領もプーチン首相もここでは影が薄い。福田首相も出席してたんでしょうが、僕は見なかった。
北京オリンピックを人心掌握の統一場・国威発揚の格好の舞台として位置づけた中国政府の試みは今、人民解放軍・警察を大量動員して充分その効果が得られたと思われる。そして、
人治国家、チベット・ウィグルなどの民族問題、人権、共産党独裁、政府地方幹部の腐敗、拝金主義、一朝ことあればたちまち噴き出す偏狭なナショナリズム、続くインフレそして始まったバブル崩壊、貧困、沿岸部と地方の絶望的な格差、三農問題、過剰なまでの情報統制、国内外のWスタンダード、「上に政策あれば下に対策あり」のお国柄、貿易摩擦、人民元の切り上げ、ネット中毒の青少年、予想を超えて進む高齢化社会、ギョーザ事件の軟着陸
などなど、多くの困難(かつ緊急)な課題が中国には山積しているが、今回の開会式で巨龍は国際社会における揺るぎない地位を完全に認知されたってことでしょうね。
巨象のほうはまだスポーツ後進国のようで選手団が小規模(ホッケー予選落ちも大ショックだったでしょうね)だったようですが、21世紀のアジアは巨龍(と巨象)の時代だということをまざまざと実感させる開会式でした。
日本選手団は23番目の入場(今回は史上初めて簡体字表記の1文字目の画数順だった。ただし、ギリシャが1番、中国が最後)ということでしたが、ボク、他のことをしてる内に終わっちゃってました^^。どうだったんだろう、日本入場への観衆の反応。ネットのCNNに拠ると、
Delegation from Afghanistan, Taiwan, North Korea and the United States were welcomed by huge cheers.
だそうです。
最終聖火ランナーは往年の体操の名選手李寧(Li ningリ・ニン)。「鳥の巣」最上段をぐるっと疾走(もちろんワイヤーロープでつながれてですが)点火。この演出もすばらしかった。
ネットのCNNが分析するように
…Friday’s Opening Ceremony…was a symbolic expression of a nation seeking its place as a global superpower.
っての全くその通りだと思った。
混迷する中国には未来があるが、漂流する「小日本」に果たして未来はあるのだろうか。8月8日付朝日新聞には「トヨタ4割減益」が報じられていた。

「2008年8月8日午後8時8分」って誰かに聞いてたのですが、「8時」ちょうどでした。パチンコ屋さんの新装開店って5:08とか「8」が入るんですが、さすがに「8:08」とまではしなかったんでしょうね、北京オリンピック(爆)。
それにしても東京オリンピックが「64(8の2乗)」年、ソウルオリンピックが「88」年、そして北京が「2008年8月8日午後8時」。儒教文化圏の最ラッキーナンバーはやはり「」なんでしょうね。末広がりの「八」、「発」の「八」。56も8の倍数だ!
アジアでの夏季オリンピックの4回目はきっとインドになるのでしょうが、何年に実現するんでしょうね。ボクが生きてる間は無理かも。

気になる「金メダル」、中国は量産しまくりでしょうね。13億人から発掘され選抜され養成された超一流のアスリートたちのパフォーマンス、きっとすごいでしょうね。日本はといえば、野口・室伏・野球は無理っぽいので、柔道3・北島1・体操1ってとこでしょうか。予想がよく外れる男なんで、日本国民の皆様、気にせんといてネ(汗)。
明日は姚明(Yao Mingヤオ・ミン)の中国がアメリカ(美国)とバスケ予選で対決。TV観戦したいですね。あと、110m障害の劉翔(Liu Xiang。アテネ金)も今回のオリンピックで見たい選手の1人です。北京オリンピック開催期間中、僕も素直に「加油!中国」と行けるかな。

(8月9日夜・追記)
YouTubeにもう「日本選手団入場」、投稿されています。ビックリ!ですよね。
日本の次がChinese Taipeiだったんですね。明らかに日本と台湾では観衆の盛り上がり、段違い。日本入場でブーイングあったんでしょうか。そこまでマナーは悪くない?
(8月10日午前・追記)
YouTubeの「日本選手団入場」は
この動画は、第三者による著作権侵害の申し立てにより削除されました。
とのことです。NHKのTV画像でしたもんね。
by tiaokumura | 2008-08-09 19:32 | このブログのこと | Comments(2)