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2007年 04月 21日 ( 1 )

福原義春『ぼくの複線人生』

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福原義春(資生堂名誉会長)
ぼくの複線人生
岩波書店 2007年3月23日 第1刷
1600円+税

ヘアリキッドとヘアトニックの違いもようわかっとらんコスメ音痴のボクですが(照)、「資生堂文化」と言うか、資生堂が昔から好きです。今もあるのかなぁ、資生堂のPR誌『花椿』、かつて愛読してました。フリーマガジンだったからかもしれんけど(爆)。化粧品キャンペーンって言うのでしょうか、TVCM、強く印象に残っているだけでも、
73年 影も形も明るくなりました(モデル山口小夜子
76年 ゆれる、まなざし(モデル真行寺君枝 歌小椋桂
77年 時間よ止まれ、まぶしい肌に(歌矢沢永吉
78年 君のひとみは10000ボルト(歌堀内孝雄
     素肌純情・素肌美人・素肌郷愁(モデル小林麻美 歌南こうせつ
79年 ナツコの夏(モデル小野みゆき 歌ツイスト
などなど、モデルもよかったし、もよかった。南こうせつ「夢一夜」は、小林麻美ファンだったこともあって(照)大好きで、数少ないカラオケ採点80点以上レパートリーっす(核爆)。
本書の著者は、資生堂創業者の孫渋沢敬三も確かそうだったと思いますが、「父」を越えての継承ってかなり大変なんでしょうが、お2人ともすばらしい業績をなしとげていらっしゃる。
ネット社会は一瞬で(あるいは汗水垂らさず)ボクなんかには想像もつかないような「利益」を得ることができるのだろうし、「利益」の社会還元なんて全く念頭になくラスヴェガスやマカオ三昧の「オーナー社長」もいることだろう。マックス・ウェーバー(1864~1920。『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』など)があの世で嘆いていようとも、「勝ち組」になりたい人が跡を絶たない21世紀前半のこの国では、ある意味、必然なんでしょうね、文化に対する尊重・尊敬の念がない企業人が多いことは。
そんなアホな経営者群とは一線を画する福原義春さんの本書、パリ・アメリカ・中国など海外でのお仕事振りも興味深いし、随所に名言が散りばめられています。福原さんの名言の数々から一つだけご紹介します。
文化的創造は経営を援け、また過去の創造は投資の累積と同じように次の創造のためのプラットフォームになる。それなら文化は経営にとって資本の役割もあるのではないか」(同書113ページ)
by tiaokumura | 2007-04-21 14:23 | | Comments(0)