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2006年 03月 09日 ( 1 )

いよっ、中村屋!

いい年をして恥ずかしいですが、孝夫の頃からの仁左衛門ファンなんです(照)。顔良し、声良し、姿良し。敵役をやっても上品が匂いたつ。いいですねぇ。ご病気がちでご心配してましたが、この度、片岡三兄弟で先代の追善供養公演をなさるそうで、成功をお祈り申し上げます。お金と暇があったら追っかけしたいですが、それは無理というもの(爆)。先代の井上八千代も好きです。当代もやがてああなる可能性大。楽しみです。
関西もいいですが、僕は生粋のいなか者(^^)なんで、やっぱり江戸前の「粋」に憧れます。小学生の頃、「ゲイシャ・ワルツ」好きでした(爆)。西條八十・作詞、古賀政男・作曲、神楽坂はん子・唄の名曲。1・3番もいいですが、2・4番がたまりません。「恋に重たい舞扇」「遠く泣いてる新内流し」。小学生の分際で何もわかっちゃいなかったんでしょうけど、愛しい人のために身も心も捧げる芸者さんの心意気や良し。大人になったら芸者さんの膝枕で耳かき、昆布巻きもしたいなどと(←オイオイ!)。今となっては神楽坂はもちろん、柳橋も新橋も円山も行かず仕舞いで人生を終わるんでしょうが(とほほ)、1回くらいカラオケで(一人っきりで)熱唱&自己陶酔したい(自爆)。柳家三亀松とか岡本文弥なんかも好きでしたねぇ。ちょっとずれますが浪曲師・広沢虎造も。
昔は(少年の頃のうろ覚えですが)安藤鶴夫・戸板康二・久保田万太郎・表章・池田弥三郎・和歌森太郎などなど「見巧者(みごうしゃ)」とでも呼ぶべき人がたくさんいたような気がします。一方では、一中節を嗜むオーナー社長、天保年間創業の老舗店主、「芸は売っても体は売らぬ」芸者衆などが、檀那衆・贔屓筋・タニマチなどとして「芸」「役者」を育てる。イトへん景気・カネへん景気の成金もいただろうけど、そういう人もクラブ通い・ゴルフ三昧には走らず、「伝統文化」を愛し理解しようと努力した。各新聞の文化部にも「価値判断ができる」プロの記者がいた。東大の先生(誰とはいいませんが^^)が批評やり始めた頃から文化レベルは下がってきたのかもしれません。テクスト批判・身体表現論はお得意でも、それだけじゃぁ「芸の呼吸」は感覚できないでしょうね。真昼間の銭湯で団菊左の声色が使い分けられるご老人に対抗できるや不明。
襲名して約1年になる18代目中村勘三郎(1955~)。先代勘三郎(1909~88)は40歳で17代目を襲名、芸の幅が広く、おどけたところもあった。人間国宝文化勲章。当代は、姉の波乃久里子がしっかり者なのでなんかいいとこの坊ちゃん然としたところ、太りすぎもあってか^^口調が整わないところ、模索中なので仕方がないのだろうが「器用貧乏」みたいなところ、などがあった。だが、「名は芸を作る」なのだろうか、人気に芸が追いついてきつつあるようだ。約400年続く「中村勘三郎」。2代目坂田藤十郎(扇雀→雁治郎→藤十郎)に張り合うくらいの意気軒昂で精進してもらいたいものです。
親子続けて2代とも「名人」が、21世紀前後の梨園では「雁治郎」「仁左衛門」「勘三郎」と3組もいた、と後世に絶賛を浴びてほしいですねぇ。僕はもうその頃はおらんのですが(核爆)。
by tiaokumura | 2006-03-09 22:25 | Comments(0)