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野山広先生「地域における日本語学習支援の可能性と醍醐味」

先日、学院にあったちらしで、今の関心事にぴったりの研修講座を見つけ申し込み、今日金沢まで出向いて受講してきた。
野山広先生(国立国語研究所日本語教育部門第二領域 領域長)
地域における日本語学習支援の可能性と醍醐味-その多様性と連携構築の重要性-
主催 (財)石川県国際交流協会
以下、今日の研修について。ただし必ずしも時系列でない部分もあるし、記憶違いもある。誤解部分についてはご容赦願いたい。

受付をすませて入室すると5つのグループ()に机が配置。こういうときは図々しい男^^なんで、先生から見て右最前列の席をゲット。島のメンバーは僕を入れて5人。男1人&最年長(汗)

野山先生は、ご趣味が合唱ということで、教室内にもよく響くお声の持ち主。
アイスブレーキング
野山先生の指示により、まず、今日の参加者が金沢・小松などの地域4グループに分かれ部屋の4隅に陣取る。次は誕生月により4グループに分かれる。そのグループ内で、赤・青・黄・その他、好きな色で分かれる。他に背の順で並ぶとかも。概念としては知っているアクティヴィティだが、実際にやってみてとても新鮮だった。座ったままじゃなくって行動が伴っているのもいいことなのだろう。

講演。最初の部分では、先進地での取り組みについて。「学習者中心主義」の立場に立った場合、「多文化共生ソーシャルワーカー」の養成が必要で、愛知県では既にその予算措置を講じていること。岐阜県可児市では阪大院生がフィールドワークから始め今ではボランティアにも取り組んでいること、「教育コーディネーター」のこと。群馬県太田市では特区申請によって、日本の教員免許を持たなくても「バイリンガル日本語教員」として学校で日本語支援ができるようになっていること。長野県サンタプロジェクトのこと。以前レクチャーを受けた中山美幸さん@高岡YMCA米田哲雄先生を通じて知っていたこともあるし、知らなかったこともあるが、すーっと頭に入っていった。
休憩のあと、武蔵野市井の頭小学校のビデオ。日本語学習者が同小学校3年生と交流するプロジェクト。見終わった後、先生から「なぜ小学3年生なのか?」のご質問があり島ごとに考える。学院でもこのようなプロジェクトを以前に実行(富山大学付属幼稚園訪問)したり、来年度の計画に入れているのだが、学院のある地元の小学3年生との交流は、ぜひ実現すべきプロジェクトだと思った。
他にも「振り返り」としていろいろ銘記すべきことがあるのだが、最後に島のメンバーがその人のいいところを3つずつ書いて「おみやげ^^」にした。帰宅して恐る恐る開けてみたら、以下の通りの奥村評(原文のまま。4人中3人は初対面)。
 柔軟な考え方・人間が好き・向上心がある
 おだやかな雰囲気・チャレンジ精神を持っている・誰にでも平等にやさしく接する方
 おだやかな感じ・専門用語をよく知っている・話をまとめるのが上手い
 博学・経験豊富な話題がたくさんある・熱心
なんか「↑ほんまかいな?ちゃうでぇ」もあります(照&汗))。
今週はしんどいことがいくつかあって寝不足な週だったが、今夜はぐっすり眠れそうです♪

野山広先生、今日はありがとうございました。
同じ「島」になった皆さん、ありがとうございました。
by tiaokumura | 2006-02-25 20:24 | NPO | Comments(0)


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