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ハノイ(6)ハノイのハンベ市場にて

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(10月13日夜・記)
9月28日(日)、海外出張最終日。日付が月曜に変わる頃には僕はバンコク→関空の機中。

ホーチミン廟を後にして、おみやげを買うための場所に通訳のハォさんに連れていっていただく。着いた所は「Hoan Kiem(環剣ホアン キェン)湖」。この湖は、もともとは「緑の水」(確かに湖水、そんな色できれい)だったのが、王様が敵に勝った時に刀を返したことに由来して「Hoan Kiem(環剣ホアン キェン)湖」に名称変更。湖内には、そのとき王様を助けた亀の宮殿?があります。
湖周辺のお土産物店でおみやげを買う。それから本屋に。パリ福州でも本屋に行きましたが、海外で本屋さんに入るのも楽しみの一つです。店のレジから中に入るには荷物をロッカーに預けなければならない。これは福州でもそうだった。でも、ここハノイの書店では、僕は外国人だということで荷物を持ったまま入れました。日本語書棚に行く。きっと世界的傾向なんでしょうね、中国語書棚は日本のそれの約3倍のスペース。韓国語・朝鮮語も日本語と同じくらいでした。4冊購入。『ベトナム語版 みんなの日本語』(何分冊かになっている内の第1巻)、『日越辞典』(類書の中でこれが一番良かった。古い&汚れているってことで1割引きにしてもらいました。ラッキー♪)、『HIRAGANA』、『KATAKANA』。漢字の本も探してみましたが、いい本はありませんでした。ハノイでの仕事先で高校生15人くらいが待機していた。そこでは「漢字の必要性」「漢字学習法」について話してきました。「非漢字圏の漢字指導」、劇的な方法とてなく日本語教師にとって大きな課題ですが、少しずつでも前進していきたい。本4冊合わせて10万5千ドン。値段だけ聞くとビックリですが、ベトナム通貨、デノミせんでもいいんかいな、と思うような大きい数字なんです(爆)。タクシー、20万ドンだったかしたこともあります^^。1円≒150ドンだそうです。
昼食。Cau Go(カウゴー通り)に面したお店でBun Cha(ブン チャ)を食べる。「ブン」が麺、「チャ」が豚肉スープだそうです。ブン(春雨でできた麺か?)をチャにつけて食べるつけ麺スタイル。「ネン クア ペー」(焼き春巻)、ベトナムビール「ビア ハノイ」も。「お店の名、何だろう」と思い、ハォさんに聞いてみてもらったら「BUN CHA」だって(激爆)。
湖の近くの公衆トイレを使う。1000ドン。二人で2000ドンのお金を渡したら、紙幣が破れているとのことで係のおばさんに受け取り拒否されちゃいました(汗)。
時間がまだあったので「ハンベ市場」に。おみやげを買い足す。この市場、パリのバスチーユ広場近くの市場(マルシェ)と雰囲気が似ている。こういうところにもフランス文化の影響があるのかもしれないし、あるいは「市場」というものは世界中変わらない形態なのかもしれません。花・野菜・果物・肉・魚・雑貨・飲食店など。雑多でどこかインチキ臭く活気に満ち溢れている、それが「市場」の魅力でしょうね。日本には戦後の闇市が姿を消して以降、そんな雰囲気を味わえる市場がほとんど皆無なのは残念。市場にはギターの流しも。

ハノイ空港でハォさんと別れる。飛行機の搭乗手続きまでずいぶん時間がある。「LA VIE」というミネラルウオーターの栓が抜けず若い男性に抜いてもらったり、バンコク経由でドバイに向うイラク人とおしゃべりしたり、空港内でゴミ拾いのボランティア活動をしているベトナム人女子高校生と話したり、持参した池波正太郎『男の作法』や『内田百閒』を読み耽ったり。そんなこんなをしている内にようやく航空券引換・搭乗手続き、そして搭乗。ハノイ→バンコク、バンコク→関空と今回の最後の国際便2便。バンコクでのトランジット、時間が短いので心配したのですが無事に乗り継げ、帰国の途に。
by tiaokumura | 2008-09-28 14:36 | 海外出張08余録 | Comments(0)


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