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課外活動(2)森家

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(3月1日夜・記)
富山駅北口でポートラムに乗車し、9:36東岩瀬下車。昨年に続き今回もガイドボランティアをお願いした古市義雄さんがお出迎え。B組学生、簡単に自己紹介のあと、岩瀬探訪開始。
まずは岩瀬小学校。校門の外で、岩瀬小の歴史・からかさの松のことなどを古市さんから伺う。岩瀬の町は350年の歴史があるそうです。岩瀬小も130年だかの歴史。
ついで舛田酒造店(「満寿泉」は全国に轟く銘酒)、丹生庵(いつか食べてみたいと思っているそば処)を見ながら、森家へ。
森家の前に立ったら、我々の到着に気がつかれたんでしょうね、館長の米田さんが表に出て来られて、ご説明開始。写真、B組学生が熱心に米田館長のお話に耳を傾けているところです。
森家は北前船回船問屋。岩瀬大町通りにある回船問屋群の中でもビッグな回船問屋。国指定重要文化財。リーフレットから引用。
日本海で活躍した北前船(岩瀬ではバイ船という)による交易は、幕末から明治にかけて東岩瀬港は最盛期であった。北前船主は主として北海道、上方とさかんに交易し、東岩瀬に多くの富と文化をもたらした。
回船問屋は金儲けだけに走ったんじゃないんですね。鉄道・消防などのインフラ整備に資産を提供し、あるいはまた、馬場ハルさん(馬場家)は現在の富山大学の前身の設立に多額の資金を提供。明治時代と比べてもしょうがないのかもしれないけど、今は「回船問屋」のような巨額の運用金を持つ会社は少ないにしても、経営者の中に「志ある活動」に取り組む人が少ないことは残念。

森家の中に入って、米田館長のご説明を伺う。米田館長は僕が密かに「岩瀬の綾小路きみまろ」と名づけてる方で^^、その名調子は名人芸。学生たちもご説明に堪能し、時にはチャチャも入れてました(爆)。去年4月と比べると、彼ら・彼女ら、ずいぶん日本語力進歩したもんだと実感。
今回の森家観覧料、古市さんのアドバイスで富山市生涯学習課文化財係に申請し、学生12名+引率1名、全額無料でした。関係各位に感謝、です。
by tiaokumura | 2008-02-29 10:09 | 日本語教育 | Comments(0)


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