人気ブログランキング |

NHK・ETV特集「いのちを歌う言葉」

f0030155_851241.jpg
僕はリアルタイムでは経験してないのだけど、『二十億光年の孤獨』(1950年『文学界』に発表。52年に東京創元社より刊行)は鮮烈なデビューだったのでしょうね。谷川俊太郎(1931-)は75歳の今も最も人気がある詩人。小学教科書に「生きる」(富山国際学院の学習発表会で群読にチャレンジしたことあり)、中学教科書に「朝のリレー」が所収、それで知った方も多いかも。僕は、彼の80年代以降はあまり熱心な読者ではありませんが、70年代だったか出版の思潮社(だと思う)の詩集その他数冊持ってます。
今回のTV番組(7月15日10~11pm。NHK-E)、覚和歌子(かく・わかこ)との映画制作が中心。覚は今回初めて知った方ですが、『千と千尋の神隠し』の主題歌、彼女の作詞だそうです。長編詩(番組中、朗読あり)をいくつもものしてる詩人。彼女の「ヤー チャイカ」が脚本で谷川が監督の映画(谷川によれば「スティール・ムーヴィー」)製作中で、長野県上川村でのロケ風景も番組中に挿入。香川照之が元・高校教師役で出演。この映画は(たぶん)スティール写真に詩(言葉)をかぶせる作品で、かつてない映画になりそうです。「ヤー チャイカ」は、テレシコワ(1937-)が1963年に宇宙船から地球に送ったメッセージ"yah chaika"(←キリル文字ないんでご勘弁を。日本語訳では「私はかもめ」)。
番組中、92年に谷川さんが最期を迎えるあるファンのためになさった石川県内での朗読会も収録されてた。そのファンの方は、全身が動かず目でPC上の50音図を追ってメッセージを送られたのですが、「こんなすばらしい体験ができて幸せだ」というようなメッセージを残して旅立たれました。谷川さんは、その後も毎年石川県内で詩の朗読会を開催されているそうです。谷川さんはときどき来富され(賢作さんもご一緒が多いみたい)、何年か前に富山市呉羽であった(正式なイベント名は忘れましたが)「子供たちのためのワークショップ」(子供たちが谷川さんと詩を作る)で観客^^しました。

高橋和巳(1931-71)の著作で知ったのだが「詩は志の之(ゆ)く所なり/心に在るを志と為し/言に発するを詩と為す」(子夏、だったか?)。志にも詩作にも無縁の徒で、詩はどちらかと言うとその「叙情性」に引かれて読むタイプの僕ですが、これからも、多くの詩を味わっていきたい。

映画『ヤー チャイカ』、いつどこで上映されるのか情報未入手ですが、観てみたい映画です。
by tiaokumura | 2007-07-16 08:51 | 映画 | Comments(0)


<< 朝日新聞「竹中労は終わらない」 リリヤさんのブログをご紹介します。 >>