(11月11日夜・記)
『
米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー 不屈の生涯』
沖縄に心から寄り添った男の生涯と、
熱気ある沖縄の戦後史を描く渾身のドキュメンタリー
2019年 日本 日本語(・英語) 128分
スタッフ
監督:佐古忠彦
撮影:福田安美
語り:山根基世 役所広司
音楽:坂本龍一
他
僕は、前作『
米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』も
ほとり座で観ている。今回も予約しておいてよかったんかも、ちゃんと観られた。この日は後で
佐古忠彦さんの舞台あいさつ&サイン会もほとり座で。
瀬長亀次郎(せなが・かめじろう1907-2001)。「戦後、米軍統治下の沖縄で那覇市長や国会議員を務め、抵抗運動を繰り広げた政治家」。佐古監督は「
亀次郎の人間性に迫るために230冊の日記を読んだ」。
沖縄、このブログでも少し書いています。沖縄、なんといっても思い出すのは東京教育大学文学科国語学国文学専攻同期だった大城君。こないだ同専攻クラス会が富山県黒部市であったのですが(ほぼ半世紀ぶりに会った同級生たちも)、その時に
東元邦夫君編集の大城君の遺稿集「
前途春秋信じながらも 大城冝幸作品集」ももらった。
瀬長が
国会で佐藤栄作首相を追及した通りなんでしょうね。沖縄の「平和」は米軍基地の撤去の後に訪れる(訪れた)んでしょうね。平和があってこそ初めて沖縄の発展もある。大学生時代、僕は「
沖縄を返せ」(固き土を破りて 民族の怒りに燃ゆる島 沖縄よ・・・)も歌ったが本当は本土復帰じゃなく「
沖縄に返せ」が本当だったんでしょうね。
米軍基地、46都道府県で平等に引き受けるべきでしょうね。「たら」「れば」はないでしょうが、そもそも
琉球処分がなかったら。
政府が沖縄のどんな振興政策を立ち上げようと、根本的な解決策にはならないでしょうね。
ほとり座では11月15日まで上映。
ほとり座次回は11月24日(日)、『
ブルーノート・レコード ジャズを超えて』です。
全く関係ありませんが、映画絡みってことで。
マリー・ラフォレさんご逝去。80歳。『
太陽がいっぱい』でギター弾きながら歌も。その後、彼女のボブ・ディラン「風に吹かれて」、聴いた。フランス人なんでhの発音なくって、「アウメニ」だった^^。スイスでご逝去ですって。ご冥福をお祈りします。