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本、あれこれ

本、あれこれ_f0030155_18530949.jpg(9月21日午前・記)
西東三鬼『神戸・続神戸』
新潮文庫
令和元年7月1日発行
430円+税
*こんなにおもしろい本があったなんて。これ、ちょっと勘違いして^^購入した本だが、めっちゃおもしろかった。読了。西東三鬼(さいとう・さんき1900-1962)、少しは知ってた。水枕ガバリと寒い海がある、新興俳句弾圧事件(京大俳句事件)。神戸、好きな町。何回か訪れている。今度行ったら、この本のことも思い出すかも。

中村政則 森武麿 編『年表 昭和・平成史 新版 1926-2019』
岩波ブックレット
2019年7月5日 第1刷
680円+税
*自分、昭和・平成・令和と3代を生きている。令和の次は何でしょうね。それを知ることなく死ぬのでしょうけど。本書、「新版」。旧版は買ってたかどうか。類書もあるんでしょうけど、岩波なんで安心して使えるかも。

『歌舞伎十八番の内 勧進帳』
歌舞伎 特選DVDコレクション(エリック・デュシュマン)
2019年8月28日 発売
740円+税
*こういうの「ムック」ってんでしょうか。歌舞伎のムックって初めてなんでしょうか。本屋に行ったら出てた。昨年の上京で歌舞伎座にも。今年もと思ってたが、父の死去で東京旅行は中止に。来年行けたら歌舞伎も。本書、初回なんで安い。こうしておいて次号以下買わせようって商魂なんでしょうね^^。本書、勧進帳。次号以下、あまり購買意欲をそそらない。舞台は全て平成みたい。昭和の録画ってないんでしょうかねえ。

藤原明『日本の偽書』
河出文庫
2019年5月20日 初版発行
760円+税
*子どもの頃、偽書にときめいた。性と同じでなんか知りたい・見たいって欲望をそそるんでしょうね。大学生になって源氏物語の受容史なんて教わって、原本も大事だけど、それを後世がどのように受容して行ったかも、とても大切って思った。偽書もそう。偽書かどうかはともかく、それを後の人がどのように解釈しどのように受け入れたかって、大事な視点なんでしょうね。『東日流外三郡誌』も出てきますが、わが越中では^^『竹内文献』。竹内巨麿(たけうち・きよまろ1875?-1965)。彼は富山県上新川郡新保の生まれ。

筒井清忠 編『昭和史講義【戦前文化人編】』
ちくま新書
2019年7月10日 第1刷
900円+税
*ちくま新書には、明治史講義、昭和史講義のシリーズがあるみたい。本書、石橋湛山、和辻哲郎、鈴木大拙、柳田国男、谷崎潤一郎、保田輿重郎、江戸川乱歩、中里介山、長谷川伸、吉屋信子、林芙美子、藤田嗣治、田河水泡、伊東忠太、山田耕筰、西條八十の15人。執筆者、あまり知らない人が多いですが、僕が知っているところでは刈部直(和辻)、赤坂憲雄(柳田)、川本三郎(林)、井上章一(伊東)、筒井清忠(西條)ら。

本橋信宏『ベストセラー伝説』
新潮新書
2019年6月20日 発行
760円+税
*今週末、かつての東京教育大学国語学国文学専攻・昭和40年入学クラスのクラス会がホテル黒部で。参集する12人の内、9人はほぼ半世紀ぶりでしょうね^^。僕は除籍だったんですが(還暦すぎて富山大学で学士号はゲット^^)、まあそんなことはどうでもいいことで、楽しい集いになるでしょうね。本書、小西甚一『古文研究法』(洛陽社)はp171以下で。教育大時代、小西先生の授業ももちろん取りました。『古文研究法』の出版経緯は知らなかった。教え子の阿部邦義が復員し洛陽社を立ち上げた時、小西が教え子のために『古文~』を同社から。洛陽社、おかげで潤ったでしょうね。僕ら、同書にずいぶんお世話になった。
by tiaokumura | 2019-09-16 18:53 | | Comments(0)


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