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細川光洋:吉井勇と高志びとたち~戦中日記より(北日本新聞)

吉井勇(よしい・いさむ1886-1960)。「いのち短し戀せよ少女(おとめ)」(「ゴンドラの唄」作曲:中山晋平)。「かにかくに 祇園はこひし 寝(ぬ)るときも 枕のしたを 水のながるる」。「珈琲の濃きむらさきの一椀を啜りてわれら静こころなし」。晩年は爵位返上、京都北白川に住み、祇園通いとか。
富山県の地元紙北日本新聞2018年8月1日付(1945年8月1日から2日、富山大空襲)に「歌人・吉井勇の日記」。吉井勇は婦負郡八尾町(ねいぐんやつおまち。現在は富山市に編入)に疎開してた。当時の彼の日記『續北陸日記』(京都府立京都学・歴彩館所蔵)を細川光洋教授(静岡県立大学。日本近代文学)が確認。富山大空襲には「その悲惨なる光景は、さながら地獄の変相図を見るが如し」との記述。
吉井の日記『續北陸日記』『洛東日録』『北陸日記』、B6版ノート2冊。北日本新聞「吉井勇と高志びとたち~戦中日記より」が細川教授執筆、毎月第2木曜・第4木曜と連載が始まった。

細川光洋:吉井勇と高志びとたち~戦中日記より
(北日本新聞2018年8月9日~2019年3月28日。全16回)
1 藻谷銀河 薬の返礼 歌に込める 仲間の招き 八尾へ疎開
2 翁久允 雪中の来訪に親愛の情 疎開翌日の日記から3首
3 川崎順二 八尾疎開のキーマン 「おわら」新作 期待も
4 谷井秀峰 和紙が結んだ出会い 「甚六会」最年少の同人
5 長谷川剣星 客観的に疎開時代記す 八尾の”かたりべ”
6 小杉放庵 酒間の友 気脈通じる 八尾疎開時に再会
7 小谷契月 八尾の文化の至宝 風土と結びつく歌ごころ
8 林秋路 おわら板画家 笛の名手 信じた芸の道に生きる
9 富山大空襲 身近な人々を失う 警報の日時 逐一記録
10 終戦 「玉音」に涙 無念にじむ 歌集原稿を破却
11 廣田不孤斎 美術談議に花咲かせる 古美術商 疎開で八尾へ
12 吉田桂介 手漉き和紙一筋 青年時代 歌通して交流
13 玉生寛治 美術愛した酒屋の主人 打ち解けた関係築く
14 宮田旅館の娘たち 散歩に誘い 歌教える 疎開時 2カ月滞在
15 「人情の酷薄」の真実 背景に「居所」問題 希望叶わず苛立ち
16 残夢 再び京都へ 深い感慨 宝青庵で3年過ごす
by tiaokumura | 2019-04-14 13:40 | 富山 | Comments(0)


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