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お盆休みの読書

お盆休みの読書_f0030155_8461815.jpg芹澤健介
コンビニ外国人
新潮選書(新潮社)
2018年6月10日 2刷
760円+税
*「なんでこんなに多いの? 実は世界第5位の外国人労働者流入大国!そのカラクリと彼らの本音。」(帯より)。日本語教師やってると、自分も犯罪者の一員じゃないかと思ったりする。「日本」「日本語」、どこまで行けるんでしょうね。富山はまだ中国人くらいですが、東京や名古屋に行ってコンビニ行くと、確かに「コンビニ外国人」がレジに。ネパール、スリランカ、ベトナムなどでしょうね。顔を見ると、つい話かけたりしてますが。

牧野成一
日本語を翻訳するということ 失われるもの、残るもの
中公新書(中央公論新社)
2018年6月25日発行
780円+税
牧野成一先生は、プリンストン大学学生を引き連れて金沢にいらっした折にリファーレで日本語教育の研修会があり、ほぼ毎年夏に受講してた。ご高齢で今はそれ、なくなったみたい。名古屋の学会で隣り合わせになったことも。僕が日本語教師になったきっかけの本が三冊あって、牧野先生の『拡大文節』もその内の一冊。自分、英語ほとんどわからんので本書、難しいですが、比喩など「そうか」って感じ。訓読みがウチ的読み方ってとこ、先生の「ウチとソト」から「なるほど」と。

夏石番矢編
山頭火俳句集
岩波文庫(岩波書店)
2018年7月18日 第1刷
1060円+税
*「自由律、無季」といえば、尾崎放哉種田山頭火、でしょうね。二人ともどうしようもない無用人のイメージ。編者によると、山頭火は「世界的自由俳句の推進者」(p495)。本書、山頭火の一千句を精選、日記や随筆も収録。
咳をしても一人 放哉
分け入つても分け入つても青い山 山頭火

お盆休み中。僕は20日から勤務再開。今日あたり、富山は雨も降り、いくぶんか暑さしのぎも。明日金曜日はスタッフに勧められた検診に。これ半ば義務みたい。検便もある^^。子どもの頃はマッチ箱に入れて持ってったものですが、今回はキットみたいのに取る。大腸癌チェックとかでしょうかねえ。日曜には映画『菊とギロチン』を予定。週明けから、富山国際学院はまだ夏休み中ですが、僕は毎日外部授業担当。8月29日(水)には名古屋入管出張も。
先日、大学時代のクラスメートから案内。国文クラス会を富山県宇奈月温泉で開きたいとのこと。自分、除籍身分^^ですが参加したいと思った。こういうのいいなあと思う年頃になったんでしょうね(照)。ほとんどが、半世紀ぶりに会う連中になる。

by tiaokumura | 2018-08-16 08:46 | | Comments(0)


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