(8月15日午前・記)
『
フジコ・ヘミングの時間』
苦難を乗り越え、60代で世界に見いだされた奇跡のピアニスト、フジコ・ヘミング
いくつになっても豊かな人生を奏でる-
2018年 日本 115分 日本語など
企画・構成・撮影・編集・監督:小松壮一良
出演:フジコ・ヘミング 大月ウルフ
ナレーション:三浦透子
皆さんもそうでしょうか、僕が
フジコ・ヘミングを知ったのは1999年のNHKのドキュメンタリー番組。かつては天才少女ピアニストと謳われ、数奇な運命を経て今は下北沢に住む、不遇の時代を過ごす名ピアニストだった。彼女のあの当時の年齢を僕ははるかに超えたが、あの時はずいぶん老女に思えた^^。父はスウエーデン人のデザイナー・建築家、母は日本人ピアニスト。あの番組中でも「
ラ・カンパネラ」、流れてたんでしょうね。YouTubeでいろんなピアニストの同曲が聴けますが、なんかそれぞれに違う。中村紘子や辻井伸行などもいいが、そう思って聴く(&観る)せいか、彼女のが一番心に響く。今回の映画では彼女の演奏活動、パリ、NY、ブエノスアイレス、LA,ベルリン、東京、京都。どこでも超人気。彼女、パリや京都にも家があるみたい。
3回続けての音楽映画。前々回は
映画音楽、前回は
THE BAND、いずれも
ほとり座で。今回は総曲輪のシネコンで。
映画中に出てくる『フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記』、暮しの手帖社から出てるそうです。