時々このブログで取り上げてますが、朝日新聞「語る-人生の贈りもの-」。今回は志村ふくみ(しむら・ふくみ1924-)さん。
皆さんはどうですか。僕は、以前奥村学習塾ってのをやってて、あれは何年前になるか、光村図書の中学2年国語教科書の大岡信の「言葉の力」で志村ふくみを初めて知った。中学生時代にあの文章に接した方も多いでしょうね。最近の教科書ではどうなってるんでしょうね。
「京都の嵯峨野に住む染織家志村ふくみさん」。「言葉の一語一語は桜の花びら一枚一枚」。
後に『一色一生』も文庫版のほうでだったか、読んだ。
朝日新聞「語る-人生の贈りもの」
染織家 志村ふくみ
2018年7月10日~20日、9回
1 色は植物からの語りかけ2 実母の織機 31歳で同じ道へ
3 「命がけ」心が燃えた先生の言葉
4 「鈴虫」買ってくれたマリアさん
5 それだ!きみ、本を読みなさい
6 霧の嵯峨野が「ぼかし」を生んだ
7 まさか長女が継いでくれるとは
8 亡き石牟礼さんの声 ふっと
9 植物にいただく命 思い出して
4回。佐久間幸子さん。彼女は新橋の芸者で芸者名がマリア。彼女は「生活を切り詰めて・・・その年の最高の作品を買って」くれたそうです。佐久間さんの60点以上のコレクション、後に滋賀県立近代美術館に。
8回。石牟礼道子さん。志村は石牟礼の新作能「沖宮(おきのみや)」の衣装制作を頼まれた。「甘草四郎の衣」「いけにえの少女あやの衣」。あやは「紅花で染めた緋色」に。2月、石牟礼は亡くなる。「沖宮」は今秋上演だそうです。
こないだあるイベントで着物のことに詳しい某さんに志村ふくみさんのことも聞いた。彼、けっこう厳しい評価だった。でもどうなんでしょうね。志村さん、人間国宝・文化勲章。
次回は「高橋真梨子さん」だそうです。