(9月17日午後・記)
9月12日(火)奈良2日目、観光バス「
法隆寺・西ノ京」コース。最後は
唐招提寺。
井上靖『天平の甍』ですよね。朝日新聞2017年9月7日付で中国の大明寺に唐招提寺から袈裟を贈るニュース。「山川異域 風月同天 寄諸仏子 共結来縁」。同記事によれば、長屋王が唐の僧に贈った千枚の袈裟に縫い付けられたこの詩が、
鑑真和上に来日を決意させたとか。鑑真、文明が果てる地への渡航、大いなる決断がいったことでしょうね。日中交流、今も続く。
薬師寺は759年、鑑真和上が創建。金堂(国宝)、講堂(国宝)、宝蔵(国宝)など。鑑真和上像、廬舎那仏坐像、薬師如来立像、千手観音立像など。
アップした
写真、鑑真和上のお墓の前で。記事タイトルの
芭蕉の句、境内に句碑あり。
観光バス、車中から平城京跡、朱雀門を見る。
5時前、近鉄奈良駅着。雨が心配でしたが、幸いひどくなかった。
近鉄奈良駅からタクシーでこの日の泊まりの
奈良ホテルへ。
今回、
興福寺も行きたかったのですが、9月15日以降の展覧会のため、阿修羅像など観られないようでスキップ。阿修羅、朝日新聞9月9日付記事によると、CT撮影の結果、「唇をかんでいる右側が原型段階では口を開いていた」そうです。