(11月1日午後・記)
今回の京都行きの中に展覧会も一つ入れた。東京が先だったんでしょうね、琳派展。「琳派」ってのも考えてみると不思議なカテゴリーですが^^、
本阿弥光悦が芸術家(当時はそんな言葉はなかったでしょうが)を集めて村を拓いてから400年ということで「
琳派400年」。尾形光琳からはぴったりの年数がないんでしょうね^^。本展の超目玉は3つの「
風神雷神図屏風」を一か所に集めたところ。
琳派誕生400年記念
琳派 京(みやこ)を彩る
前期:~11月1日 後期:11月3日~23日
京都国立博物館 平成知新館
公式サイト:
こちら10月31日(土)、市バス206に乗り(
信行寺のあとバス停に並んだが満車が続きなかなか乗れなかった)「三十三間堂・博物館」で下車。大きい博物館なので人の多さ、わかりにくかったが、なんと「60分待ち」とのこと。すごい人気なんですね。ちょっとだけ迷ったが、
冷泉家、
太郎屋での夕食をあきらめて、列に加わる。
ようやく入館。3階からってことで3階→2階→1階。どこもすごい混みよう。ゆっくり観るのをあきらめた。土日に行くもんじゃないでしょうね。この間の
春画展@永青文庫もすごかったが、ここはその100倍以上(いや1000倍以上かも)の人、人、人。人の隙間を覗いて鑑賞してきました^^。図録も高いので買えませんでした(泣)。
構成は3Fが「第1章 光悦 琳派誕生」「第2章 光悦と宗達 書と料紙の交響」、2Fが「第3章 宗達と俵屋工房」「第4章 かたちを受け継ぐ」、1Fが「第4章 かたちを受け継ぐ」「第5章 光琳 琳派爛漫」「第6章 くらしを彩る」「第7章 光琳の後継者たち 琳派転生」。
俵屋宗達「風神雷神図屏風」(国宝)、尾形光琳「風神雷神図屏風」(重文)、酒井抱一「風神雷神図屏風」は「第4章 かたちを受け継ぐ」で2Fに展示。国宝は他に本阿弥光悦「舟橋蒔絵硯箱」、俵屋宗達「平家納経」、俵屋宗達「蓮池水禽図」、尾形光琳「八橋蒔絵螺鈿硯箱」。
20代のころ、
辻邦生をよく読んでた。『嵯峨野明月記』、また読みたくなった。