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松葉本店でにしんそばを食す

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(11月1日午後・記)
10月31日(土)@京都泉涌寺(せんにゅうじ)を出て、次に乗るべき京阪の駅を、道すがらのお店の女将に尋ねる。僕の偏見なんでしょうが、これまで、都人ってなんか僕のような田舎者にはつっけんどんな印象でしたが、この時はとても親切に教えていただきました。教えられたままに15分ほど歩いたでしょうか、途中、中高校生の下校場面とも遭遇し、京阪東福寺駅に着く。そこから乗り京阪電鉄「祇園四条」着(150円)。ここ、南座のところです。米朝追悼落語会、やってました(さだまさしの名もあった)。南座のすぐ横にあるのが「松葉本店」で離れたところに「松葉北店」もある。祇園四条駅を出て、南座の前で受付していた若い男性に「松葉本店ってどこですか?」って聞いたのですが、「わからない」ってお返事。正解は南座の右隣なのだから、よう考えたら聞く方もバカですが答えた方も・・・^^。
店に入ると「10分待ちだがどうするか?」とのこと。待ってもいいので入店。地下に降りて順番を待つ。僕は今、木曜日は勤務先の富山国際学院近くの「よつの葉」で「せいろ」を食べている。五郎丸じゃないけど、ルーティン^^。で、このお店のご主人が修業してたのが「松葉」。今回の京都行きで、昼食はここにしようと思ってた。「にしんそば(鮭ごはん付)」(アップした写真がそれ)を頼む。松葉は
明治15年二代目松野与三吉により「にしんそば」を発案するに至りました。(お店のリーフレットより)
なんですね。京都の名物の一つ「にしんそば」の元祖。食した感想、にしん、鮭ごはんはおいしかったですが、蕎麦・つゆは自分みたいな田舎者にはイマイチでした。蕎麦は白っぽくそうめんかうどんみたいな食感で、つゆは薄く蕎麦に絡まない感じ。でも人気店なんでしょうね、千客万来でした。
松葉を出て京阪で京阪三条。「信行寺」はここから徒歩8分のはずなんですが、道がよくわからない。今度も道すがらのお店に入ってマダム風の方に尋ねる。彼女、よくわからないとのこと。有名なお寺ではないんでしょうね。彼女にネットの地図を見せる。たぶんこうだろうって道案内で、でも左京区なので徒歩8分は無理とのこと。言われたままに歩く。確か15分くらいは歩いたか。白い壁が目に入る。ここが「道源山 信行寺(しんぎょうじ)」。今回の公開の超目玉^^なんでしょうね、伊藤若冲の「花卉天井図」が今回初公開。辻惟雄(つじ・のぶお1932-)の「発見」によって知られるようになった若冲、今や画家のトップの人気かも。「奇想の画家」お目当ての信寺行もすごい並びよう。「10分待ち」と言われたがこの並びようでは30分待たなくてはならないのではと覚悟する。庭いっぱいの広がりで並んでいる。でもせっかく来たんですからスキップするわけにはいかない。50人ずつくらいの入れ替えなんでしょうね、自分の番になった。本堂に案内される。外陣天井に若冲の絵。暗いのであまりわからない。女性の解説、そのあと僧侶が絵を示しながら説明。8×21で168図。内1枚は落款(「米斗翁八十八歳」。若冲は実際は84歳だった)なので花卉図は167枚。一番多いのは牡丹で、菊、梅と続く。サボテン、ヒマワリもある。花卉図、元は石峰寺(せきほうじ)にあったそうです。若冲のお墓がある石峰寺、僕、早朝に2回訪問しています。
信行寺の近くには細見美術館があります。いつか行ってみたい。
by tiaokumura | 2015-10-31 13:17 | 美味録2015 | Comments(0)


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