地方住みには入手が難しい雑誌類の購入は、東京神保町の
そうがく社の
鈴木さんにお願いして取り寄せています。先日注文したこの雑誌、勤務先の
富山国際学院に着。アップした
写真、同誌の表紙。
現代数学2015年10月号
第48巻第10号通巻586号
目次(CONTENTS)より
輝数遇数―数学教室訪問/金井雅彦:東京大学大学院 数理科学研究科
競技数学への道/関数を掘り当てる
数学の研究をはじめよう/自然数の定義と数学的帰納法の証明
ミニ数学を創ろう/極限なしの微分法
数学Libre/おじいさんのランプと数学
4次元から見た現代数学/レフシェッツの不動点定理
歴史から見る数学・数学史から見る歴史/数学史のなかの「リブリ事件」
数学の未来史/深淵からの来迎(29)岡潔:連峰との邂逅
魔方陣からマジパルへ/新しいTACTICSを考えよう
素数ものさしの考察
俺の数学/東北プロボノ日記(10)教室プロレス
精神の帰郷/なぜ5次方程式を解かなければならないか など
―以上、奥村の恣意により目次より選択―
2015年10月1日発行
定価1000円(本体926円)
現代数学社は京都市左京区にある出版社です。
岡潔、僕の大学生時代ずいぶん読まれていました(僕はあまり読んでいないが)。記事には「高木貞治」も出てきます。
「
プロボノ」、ここんところあまり聞きませんでしたが、本誌に「プロボノ日記」連載中。筆者は「数理哲人」を名乗る人物で、記事中の写真には「暗記仮面」「算数仮面ブラックタイガー」が出てます(p88)。
さて、
数学なんてチンプンカンプンな僕の、本誌のお目当ては「
輝数遇数」。これ、先日このブログで紹介していますが(
こちら)、本号が連載
6回目7回目。「剛性問題」ってのがあるそうです。この記事も僕なんかには全くわからないんですが、「剛性問題」や「複比」に取り組む
金井雅彦(かない・まさひこ1956-)の数学人生は、少しわかるような気がします。「私の妄想を少しずつでも実現してくれる大学院生がいてくれるとよい」(p7)って金井の発言、携わる仕事は別々ですが、僕も自分の後に続くor自分が亡き後の日本語教師への期待、持っています。
「輝数遇数 数学教室訪問[6] 金井雅彦 幾何学、とくに群作用などに対する剛性問題(東京大学大学院 数理科学研究科)」記事の写真は
河野裕昭、文は
亀井哲治郎。
なお、雑誌「現代数学」は出版社に注文も可能です。
(追記・
訂正)
「哲ちゃん」様のコメントによるご指摘で、記事中の「連載6回目」を「連載7回目」に訂正しました。この連載、1回目が「0」だったので通算は7回目なのです。パリ(フランス)やハノイ(ベトナム)で、1Fが「G」で2Fが1Fだったのを思い起こしました。待ち合わせには気をつけんならん、彼の国では^^。