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ラ・フォル・ジュルネ金沢2015@5月5日

ラ・フォル・ジュルネ金沢2015@5月5日_f0030155_9264544.jpg(5月9日午後・記)
5連休の真ん中3日間、僕は「ラ・フォル・ジュルネ金沢2015」(以下「LFJ」)で金沢に通う。今回のLFJブログ記事3つにアップした写真は「鼓門」です。金沢は能楽(観世ではなく宝生流)が盛んな土地柄。前田藩ですもんね。鼓門の設置はそんな関係からでしょうね、金沢文化の象徴でもある。これができた当初は、強烈で評判悪いところもあったでしょうが、今や金沢を代表する風景で人気スポット。観光客、よくカメラに収めています。

5月5日、LFJ最終日。
セルゲイ・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
コンチェルト・ブタペスト
アンドラーシュ・ケラー(指揮、ヴァイオリン)
J.S.バッハ:
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ短調 BWV1060
ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
*あのフランク・ペーター・ツィンマーマンの息子です、セルゲイは。「へ~」ですよね。1991年生まれ。2011年にN響と共演。皆さんもそうでしょうが、「ヴァイオリン協奏曲 第1番」、僕、好きです(照)。

チョン・ミョンフン(指揮、ピアノ)
東京フィルハーモニー交響楽団

モーツァルト ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
ほか
*今回のLFJの目玉の一つでしょうね。チケット入手難しいかと思ったのですが2500円でゲット。でも席は2階でステージ向かって左袖(L1列11番)。高所恐怖症な自分、着席時ちと怖かった^^。プログラムの「ほか」ってなるほど。開演直後、ミョンフンが一人で登場、ピアノ演奏。曲目はあの^^「きらきら星」です。観客、大喜び。メインの「ピアノ協奏曲」の後にもアンコールでピアノ演奏のサービス。LFJってアンコールしないのが普通と思ってたのですが、これ、特別なんでしょうね。ずいぶんサービス精神が旺盛な方です、彼は。ミョンフンは富山のオーバードホールのポスターで公演案内をときどき見ている。料金が僕が手が出ないレベル。で、いつか聴きたいと思ってて、今回念願が叶った。2500円、安いと言うべきでしょうね。

アビゲイル・ヤング(ヴァイオリン)
オーケストラ・アンサンブル金沢

ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲「四季」
*「オーケストラ・アンサンブル金沢」(OEK。初代監督は岩城宏之。当代2代目は井上道義。彼、「北朝鮮」で問題になりましたよね^^)はもちろんLFJ常連なんでしょうが、僕は意外と聴いていないかも。ヤングはOEKの第1コンサートマスターです。僕、今年のLFJの最後にこのプログラムを選んだ。なんてたって^^「四季」ですもんね。全曲(3曲×4季=12曲)を一度に聴くのも、これも意外かもしれないけど、僕、初めてかも。

今回の金沢旅、次の2冊を携帯。
近藤彰『どーもの休日』(風媒社)
野田宇太郎『新東京文学散歩』(講談社学芸文庫)
『どーもの休日』は確か讀賣の橋本五郎の記事で知った。近藤は僕と同じ癌患者。彼は膵臓(スティーブ・ジョブズもそうだった)、僕は胃・大腸・肝と、癌の部位は違いますが、ステージなど共通も。抗癌剤TS-1、近藤も服用。今回の金沢往復で『どーも』読了。バス・電車って、「馬上」(後の二つは、枕上、厠上でしたっけ?)でしょうね、読書には最適な環境。
野田本は20代で読んで以来かも。書名、「新・東京文学散歩」ではなくって「新東京・文学散歩」です。戦後の東京が「新東京」。21世紀の東京とはかなり異なる。
5月5日の昼食は「竹の子ごはん」(石川県立音楽堂内で購入)+「プレモル500ml」(金沢駅構内コンビニで購入)。金沢駅コンコース内で飲食。ステージではジャズ演奏。通奏低音とコード進行など、バロックとジャズって、何百年&ヨーロッパ・USA空間と時空隔ててますが、親和性あるんかも。竹の子ごはんとバロックだって、ひょっとして共通点あるかも。150年間のバロック、こうして金沢の文化にしっくりと溶け込んでいるのでしょうねぇ。
小腹がすいて(照)、金沢駅構内に入っているドンクでコーンパンとクロワッサンを買って食しました。
この日、コンサートの合間、暇を持て余したところもあって後悔も。「金沢ふるさと偉人館」で「反骨のジャーナリスト 桐生悠々」やってたのですね。行けばよかった。こないだ「島田清次郎」展が金沢であったのですが、結局行かず仕舞いだった。桐生悠々展、8月30日まで。できたら行ってみたい。悠々は、大学に進学時に長野高校出身者から聞いたか、あるいは臼井吉見(うすい・よしみ1905-87)からか、あるいは白馬時代に信濃毎日新聞(信毎)からか、どうやって知ったか覚えていない。
5月5日、僕のLFJが終わり、金沢駅バスターミナル2番で高速バス待ち。5:20発の高速バス、すごい行列。最後の一人に滑り込みセーフ。ラッキー。富山駅6時半過ぎ着。富山、ずいぶんひっそり。日本海側でNo1が金沢なんで比べてもしょうがないんでしょうが、駅及び周辺の飲食も土産も貧弱。金沢の百分の一かも。「北陸新幹線」、せっかく開業しても、これじゃ、その経済効果、生かせてないでしょうね。コスパ、どうなってんけ、かも(激爆)。

GW期間中、富山国際学院の学生に事故・事件などあったら、僕のケータイに連絡があるようにスタンバってた。仕事関係、何件か、TEL・メールありましたが、学院生の事故事件通報はなかった。GW明けに顔を見るまで安心できませんが、まあとりあえずは一安心だった。来年のGW、取りようによっては10連休も可かも。どんな年になるんでしょうね。ちなみに今年はシルバーウィークもあります。
by tiaokumura | 2015-05-05 09:26 | 音楽 | Comments(0)


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