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源氏物語絵巻@富山県水墨美術館

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王朝美の世界
源氏物語絵巻-現状模写・復元模写に見る-
富山県水墨美術館
~3月1日(日)
・・・古典文学が視覚化された『源氏物語絵巻』の世界を堪能していただくと同時に、作品保全と展示公開の関係や、文化や技術の習得と伝承などの視点をあわせ、多面的に模写作品に対する理解を深めていただく機会・・・
公式サイト:こちら

本展覧会、富山県水墨美術館開館十五周年記念だそうです。水墨美術館って、篁牛人の作品が出発点のように理解してますが、どうなんだろう。ここは、僕の大学時代の級友・山下富雄君が館長を務めた美術館でもある。僕は大学では「国語学国文学専攻」だった。でも山下君らと違って怠学生^^だったんで、源氏物語は須磨帰りどころか「いづれの御時・・・」だけで(激爆)、谷崎源氏や瀬戸内源氏も無縁。大学在学のあの頃は文学史は上代・中古・中世・近世・近代・現代っていった括りだったんかなあ。近現代は、賢治や太宰や梶井あたりはOKで、梅崎春生や椎名麟三あたりが研究対象ギリギリだったか。三島はまだ存命。もちろん村上春樹なんてもっともっと後。春樹は国分寺でジャズ喫茶だったかもしれん^^。
何年か前、名古屋入国管理局の出張の帰りに徳川美術館を訪問した。源氏物語絵巻のオリジナルは国宝で貴重、年に何日間だけの公開のようで、実物は拝見できなかったが、精巧なコピー?が展示してあって観られた。別のことだが、何年か前に現代科学技術を駆使したフェルメールの「コピー」が福岡伸一のプロデュースで銀座の画廊で展覧されていて、観たことがある。オリジナル・模写・復元の関係っておもしろくかつ微妙なんでしょうね。オリジナルを観た当代人と、経年の作品を観る時代人と、模写あるいは復元を観る現代人と、受容・観賞に当然ながら差があるでしょうね。何が/どれがいいか、時には矛盾し判断保留かも。
本展覧会、二部構成。東京藝術大学による『源氏物語絵巻』現状模写が前半。「・・・図柄や色はもちろんのこと、剥落や皺までも寸分違わぬよう”現状を”模写」だそうです。「柏木」「横笛」「御法」「早蕨」「宿木」など57点。後半へ移るロビーには、顔料・筆・紙などが展示。第2室では、徳川美術館・五島美術館・東京文化財研究所・NHK名古屋放送局による「平成の復元模写」。「蓬生」「柏木」「東屋」など15点。同室には平安王朝の復元衣裳なども展示。オリジナル・現状模写・復元模写の対比や、模写の歴史なども窺えます。
1月16日に始まった本展。がらがらかと思ってましたがシニア夫婦を中心に何十人と観覧中。富山県民、こういうの好きなんでしょうね。観覧中、シャーペンを使ってたら注意されました。係員の方、ごめんなさい(恥)。
模写に携わった作家たち(藝大生ら)、後年名を成す日本画家も出てくるんでしょうね。富山大学高岡キャンパスの某准教授も模写に携わった学生だったみたいです。
by tiaokumura | 2015-02-21 11:48 | 美術 | Comments(0)


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