そういうTV番組があるのは全然知らなかった、『
ハートネットTV』。癌を取り上げると云うのでNHK-Eで観ています。シリーズ「
がんサバイバーの時代」で全5回。9月2日「自分らしく今を生きる」、9月3日「がんを抱えて"働く”」と続き(放送終了)、9月4日が「人生を生き切るために」、間があいて9月23日・24日が「みなさんの声にこたえて」と続く。NHK-Eで午後8時~8時29分、再放送もあるようです。同番組の公式サイトは
こちら。
同番組の昨日9月3日は「癌と就労」。日本人2人に1人が癌(60代以上をとればもっと率が高いでしょうね)という時代にあって、癌患者(番組では「がんサバイバー」という云い方を使っている)の4人に1人が失職という現状、「仕事と治療の両立はできない」と考える率が68.9%という世の中の判断。
富山国際学院のスタッフのご理解もあって仕事を続けられている僕は運がいいんでしょうね。「
給料泥棒」と言われないようにしなきゃ(激爆)。
「癌」ってマスメディアじゃ「
がん」ですが、漢字表記になぜしないんだろう。「拉致」もいまだに「ら致」みたいだし。
8月29日(木)、8週間ぶりの外科予約診療。ここのところ6週間に1回のペースだったんですが、8週間に1回でいいってことで7月4日(木)以来の通院。
採血・検尿、血圧・体重測定のあと、主治医の
Tドクからの説明。
腫瘍マーカーは、CEA(基準値0.0~5.0。以下同じ)が2.0、CA19-9(0~37)が7、α-フェトプロテリィン定量(~10.0)が9.8といずれも正常値。今のところ、再発・転移はなさそうとの診立て。そうなんですね、癌って「今のところ」としか言えない。「完治」なんてないんでしょうね。それでも2年以上続けた
抗癌剤を先日の19クール目で終わり、その後は、今のところ、順調ってことです。次回は9週間後になるでしょうか、10月31日(木)11時半の予約。
会計、2800円。病院内で昼食、サンマ塩焼き+おはぎ、450円。薬局、いつもの「大建中湯」「フリバス」「など7種56日分で7050円。
自分、同じ病院で
脳神経外科も利用。こちらは末期癌発覚以前からですが、2年ほどそのままになってたのですが、8月29日に造影剤を使ったCT撮影をして、9月3日にその説明を
Hドクから受ける。僕は、右中大脳動脈と左中大脳動脈に1つずつ
無症候性未破裂脳動脈瘤ってのがある。漢字って便利ですね、なんとなく意味がわかる。これを英語もどきのカタカナで言われたんじゃぁチンプンカンプンでしょうね。漢字語彙のありがたさです。Hドクによれば、僕の病状はあまり心配なさそうで、今後の方針としては①破裂危険因子を取り除く(具体的には、血圧を下げる、禁酒、禁煙の3つ)、②定期的に動脈瘤の変化(大きさ、形状)を調べる、の2点。禁煙はもう2年以上やってて問題ないんですが、「禁酒」のほうはここんとこ調子がよく晩酌(缶ビール小)などやってるので、う~ん・・・難しいかも。
脳神経外科の次回は来年1月21日(火)10時半診療予約、MRI検査。
(同日追記)
当ブログのカテゴリー「
癌日記」にはいくつもの記事がアップしてありますが、
末期癌患者の一人としての不安を綴った2年以上前の記事「
ある癌患者(男性・64歳 胃がんステージⅣ)、4つの不安」がアクセス数が多いようです。
こちらです。