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文藝春秋90周年記念『鮮やかに生きた昭和の100人』(文藝春秋)

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文藝春秋90周年記念
May2013 5月臨時増刊号
鮮やかに生きた昭和の100人
平成25年5月1日発行(3月21日発売)
1143円+税

これまでにあったようななかったような、なかったようなあったような・・・そんな本。たまたま本屋に行って雑誌コーナーにあって買いました。売れ行きよさそうな本。こういうスタイルの本はムックと云ったかしら。
僕は昭和21年(1946年)生まれで生粋^^の昭和っ子。本書の人物、全員わかります。物故者(刊行時点での)のみなので長嶋や大鵬はいませんが、これはって人はほとんど網羅。野球界では水原茂・正力松太郎、大相撲では柏戸が出てきます。抜けてる人って云えば、北大路魯山人(湯木貞一はある)・溝口健二(小津、黒澤はある)・田岡一雄・加藤楸邨・11代目市川團十郎(6代目中村歌右衛門がある)・本田宗一郎・盛田昭夫あたりかなぁ。
写真と文で構成。文の執筆は、正力は川上哲治、白洲次郎は娘の牧山佳子、齋藤秀雄は小澤征爾、杉村春子を新藤兼人、三船敏郎を山崎努、花森安治は大森鎭子、長谷川町子をサトウサンペイ、市川雷蔵を中村玉緒など。
著者名が表記されている文章は、『文藝春秋』2006年2月号掲載の「鮮やかな『昭和人』50人」を再録したもの(「目次」)
だそうです。残り50人は編集部による文章ということでしょうか。
吉行淳之介では山口百恵との対談が引用されている。また、「恋というのは情熱がそれを支えていて愛は認識とか忍耐がそれを支えている」も引用(p160)。
吉本隆明が伊豆で溺れた時近くに浮き輪の少年がいた。助けを求めてもよかったはずなのに、吉本は「浮き輪で楽しく遊んでいる人のところへ、死ぬか生きるかみたいな顔をしたのがいきなり掴まったら、向こうはビックリしちゃうし悪い」(p171)。知識人より大衆を大切にし思想を構築した吉本らしい話である。
武満徹は亡くなる2日前、ラジオで「マタイ受難曲」全曲を聞いたそうです(p189)。
本書、序文は関川夏央、跋文は内田樹
「散る桜 昭和も遠くなりにけり」、かな^^。本書でノスタルジーに浸るのも許されるかな。
by tiaokumura | 2013-03-31 15:53 | | Comments(0)


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