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演歌よ(朝日新聞「ニッポン 人・脈・記」)

朝日新聞の連載シリーズ「ニッポン 人・脈・記」の今回は「演歌よ」だった。首都圏では夕刊連載なのでしょうか。富山では(夕刊はない)、朝刊2012年12月20日付~2013年1月11日付で全10回。担当、文・小泉信一、写真・近藤悦郎。各回のタイトル及び主な登場人物・歌・ことばは次の通り。
第1回 北へ行くほど味が出る:船村徹 「風雪流れ旅」 鳥羽一郎
第2回 不器用だね これが俺流:小林旭 「熱き心に」 馬渕玄三 「昔の名前で出ています」 星野哲郎
第3回 満たされぬものがある:阿久悠 「京都から博多まで」 「北の宿から」 「時代おくれ」 上村一夫 飯田久彦
第4回 人の世に涙の川あり:遠藤実 森昌子 一節太郎 「浪曲子守唄」
第5回 残像20年 喝采はやまず:ちあきなおみ 船村徹 「喝采」 郷鍈治 渚ようこ
第6回 踏まれても踏まれても:渥美二郎 「夢追い酒」 冠二郎 伊藤美裕
第7回 しょせん道づれ 男と女:中西龍 歌に思い出が寄り添い/思い出に歌は語りかけ/そのようにして歳月は/静かに流れていきます 生方惠一 三田完
第8回 あゝ奥飛騨に情けあり:「奥飛騨慕情」 竜鉄也(田村鉄之助) 田村美津枝 向林利明
第9回 君らしく がんばっぺし:新沼謙治 新沼博江 千昌夫 「北国の春」
第10回 だから この道をゆく:石川さゆり 「天城越え」 「津軽海峡・冬景色」 「浜唄」 萱森直子

これまでの人生を振り返ってみれば、自分、さまざまな音楽を聴いてきた。クラシック、ジャズ、シャンソン、ニューミュージック、フォークソング、アメリカンポップス、ファド、カンツォーネ、フォルクローレ、タンゴ、ロックなどなど。ジャンルにとらわれず、あるいは気がついたらいろんなジャンルに好きな音楽・好きな曲ができた。自分のエンディングノートに葬式用の音楽も指定しておくべきでしょうか。バッハ『G線上のアリア』なんかが定番なんでしょうね。葬儀会場の音楽はどうでもいいが(自分はもういないのだから)、臨終時には好みの音楽を聴きながら死を迎え入れたい。そして選曲は結局「演歌」になるかもしれない。演歌の情念の世界にどっぷり浸りながら死を経験するのが自分に一番似合っているような気がする。若松孝二監督『『11.25自決の日』で、市ヶ谷に向かう三島たちが車中で高倉健の『唐獅子牡丹』を歌うシーンがあった。史実に則っているのでしょうね。
朝日新聞「演歌よ」シリーズ、最終回は次のように結ばれる。
 艶歌、縁歌、援歌、宴歌。さまざまに趣を変えながら、今日も演歌が流れゆく。寒さますます厳しけりゃ、なおさら心に染みてくる。
「演歌」は怨歌・遠歌なんて表記もありそうですね。YouTubeから一曲と思ったのですが、あまりにも膨大な演歌から「これ」って一曲選択は至難の業。『喝采』や『天城越え』もいいのですが、連載1回目の『風雪流れ旅』にしました。作詞・星野哲郎(ほしの・てつろう1925-2010)、作曲・船村徹(ふなむら・とおる1932-)、歌・北島三郎(きたじま・さぶろう1936-)、1980年発売。詞のモデルになったのは津軽三味線の高橋竹山(たかはし・ちくざん1910-98)である。YouTubeから、北島ではなく作曲家・船村徹ヴァージョンで以下にアップ。

by tiaokumura | 2013-01-11 08:11 | 音楽 | Comments(8)
Commented by のぶ at 2013-01-12 13:58 x
「夕刊はない」とは、夕刊は発行されていないという意味?演歌は良いですね!何となく口ずさめるメロディーに、歌詞もうろ覚えながら唄えますね!洋楽も又良いですね!カーペンターズ、アンディ・ウィリアムズとか。
Commented by 哲ちゃん at 2013-01-12 17:31 x
久しぶりにコメントを。ずいぶんご無沙汰してしまいました。お元気そうで何よりです。当方も夏からかなり忙しくしていて,それは今も変わらないけれど,元気です。
ともかくも,今年もよろしく。
朝日の「ニッポン人・脈・記」が「演歌」だったとは,知らなかった。ちょっと残念。いずれ図書館か縮刷版で読むことにします。
じつは昨年夏から,子供のころから慣れ親しんできた朝日新聞を止めて,東京新聞に替えたのです。原発問題などについての報道姿勢が,東京新聞が際だって腰が据わっているのを知り,思い切った次第。(編集者と記者の友達が朝日にいたのだけれど,2人が相次いで定年で退社したのも契機になった)
さて,演歌。最近の歌は,詞がまるでダメだけれど,演歌では心に染みてくる詞があるねぇ。若い作詞家・詩人で良い詞を書く人が出てほしいものです。
むかし,1970年代初め,入澤康翁という名前で,「この国では,いま詩は完全に侮辱されている」という1行だけを,何十行も並べた詩が,週刊誌に載ったことがあった(たしか『週刊アンポ』だったと思う)けれど,この1行をときどき思い出します。
Commented by tiaokumura at 2013-01-16 07:41
のぶ様、「夕刊」、そういうことです。大阪や東京では朝日新聞夕刊がありますが、富山(地方)はない。夕刊掲載記事が富山では朝刊に掲載されているみたいです(もちおん全部じゃありませんが)。
演歌、お好きですか。いつかカラオケなんぞもご一緒に^^。
Commented by tiaokumura at 2013-01-16 07:46
哲ちゃん様、久々の&長文のコメント、ありがとうございます。本年もどうぞよろしく。
①「演歌よ」記事、切り抜きお送りしました。どうぞご覧ください。赤線なんぞ入っていますが。
②朝日、やめたんですか。東京新聞、評判いいみたいですね。僕は上京以来ほぼ朝日。讀賣に代えようかと思ったこともありますが、このまま朝日愛読かなあ。朝日のあの理系の記者(名前、失念^^)も退職されたのかな。
③入澤康翁、初めてです。ネットで検索したらいくつかヒットしました。朝日ジャーナルみたいです。
④今年も一度だけでも会えたら嬉しい。上京予定できたら、ご連絡します。
Commented by 哲ちゃん at 2013-01-18 19:25 x
①朝日の切り抜き「演歌よ」を拝受。ありがとう。いま3回分を読んだところ。面白い。
②内村直之さんのことだね。そう,彼は昨年4月に定年に。昨年秋からは慶應義塾大学・藤沢キャンパスで「科学ライティング」について半年間の講義(授業?)をしておられます。先週,友人と“参観”に行ってきました。興味深い授業でした。
②-2。東京新聞が出した単行本『原発報道』と『非原発』を購入しました。もう1冊,理論物理学者の田崎晴明さんが書かれた『やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識』(朝日出版社)が必読書です。
③作者はおそらく詩人の入澤康夫氏だと思います。
④ぜひ機会をつくって会いましょう。
Commented by tiaokumura at 2013-01-20 15:32
哲ちゃん様、長文のコメント、ありがとう。①朝日切抜き、よかった。また何かあったらお送りします。②原発関係、ノータッチです(恥)。被災地を思うとき、せめて「知識」だけでも身につけるべきなんでしょうけど。ミーイズム男かな、自分。③内村さんの授業、興味あります。見学は無理ですが、本の形になったら(あるいはweb上でPDFがあれば)読んでみたい。④やっぱり入澤康夫ですか。宮崎が一時期ハマってたかも、入澤。
Commented by アキティ at 2013-02-08 16:29 x
初めまして。
夕刊を取り寄せました。
新沼謙治さんの記事を見たくて。
東北復興、日本がひとつにならないと!
Commented by tiaokumura at 2013-02-13 09:05
アキティさま、ご訪問並びに初コメント、ありがとうございます。
東北復興、安倍内閣になって少しは力の入れ方が変わったのでしょうか。官がどうあれ、民のほう、東北を忘れちゃダメですよね。こちら富山でもがんばってる人、たくさんいます。
つたないブログですが、今後ともよろしくお願いたします。


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