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病院生活3日目

6時半起床。今日も一日、中心静脈点滴、主にネオバレン1号輸液。手術は体力勝負でもあるわけで、これで栄養補給とか。
洗面、下着着替え。ナース、検温・血糖値・点滴取替え。ナースセンターにて朝日新聞受。21日(火)から自宅ではなくこちらに配達してもらっている。7時半、朝食。8時ころから20分間、1Fロビーでインターネット。ここ1台だけのPCですが、いつ来ても誰も利用していない^^。10分100円。ブログ、メールチェック。
9時前から床屋。この病院は水曜日に床屋さん開業。ご夫婦みたく奥さんがご担当。ひげが手術の妨げになるとのTドクの話で、剃り落とすことに。15年ほど前になるか、松本で有機農業をやっている希のところに1週間くらい家族で世話になったとき、何気なく伸ばし始めたひげ、それ以来のサッパリ。床屋さんは3月12日(土)以来。あの日のTV画像の衝撃は今も残る。あの時も菅直人、今も菅。「トップにはなろうと思えば誰でもなれるが、リーダーには誰でもなれるわけではない」という最適例でしょうね、菅って。自分もトップではあるけどリーダーとは言えない身なので、エラソーなことは言えないけど^^。散髪代2800円也。
部屋に戻ったらTドクの回診中だった。危うくセーフ。9:55、血液検査。左腕ひじあたりの動脈から採血。ときどきトリフロー。トリフローってのは、手術に備えての呼吸訓練。吸う・吐くをおもちゃのような器具を使ってやる。妊婦さんになった気分^^も若干。水曜日はそういう日になるんでしょうか、入院以来初の病衣交換。入院する前は、寝てる時以外はTシャツでもと思っていたが、今のところ1日中病衣。検査が多いのでそのほうが便利なのかも。気分転換に散歩。外に出たらムッとするような熱気。30度くらいはあったのかも。
部屋に戻ろうとしたら、病院のエレベーター前にY君。昨日見舞いに来てくれたばかりなのでビックリ。新聞4紙差し入れてくれる。部屋で少しおしゃべり。昨日彼が見舞いに現れたときはビックリした。ここだと見当をつけて来たみたい。昼前、腹部および体表エコー検査。昼食は検査食ということで、クロワッサン・牛乳・チーズ。チーズ、おいしかった。
2時前、脳外科Hドク。8月12日に再診予定だったのが、今回入院したので、手術前に1度診てもらうがよいとのTドクの判断。5時からMRI。
午後3時過ぎ、勤務先にTEL。部屋に戻ってしばらくして、A君、見舞い。Y君がここを教えたみたい。Y君もA君も中学ミニ同期会仲間。病気のこと・昔話など。
6時夕食、中華スープがおいしかった。

入院中の読書、持参した本のあれこれを拾い読み。子規の2冊と『おい癌め~』を読む時間が多いか。こうして「病人」になって読んでいると、そうじゃなかったときにはわからなかったor読みすごしたところも多い感じ。『おい癌め~』に中国のことわざで「大病不死后有大福」(p194)が紹介されていた。

いつもの自宅PCではwordで打ってブログにアップしていますが、今回のこの記事、病院の不慣れなPCでの直接打ち込み。辺りはすっかり暗く^^誤字脱字も多からん。読者諸兄姉氏、ご寛恕を。
これを打ってたら蚊?がやってきて右耳にチクリ。
大患の身はさりながら蚊のかゆみ 隆信
by tiaokumura | 2011-06-22 19:40 | 癌日記 | Comments(10)
Commented by tubomim at 2011-06-22 22:11
10分100円で計算するとこの記事を更新させるには大金を使ったでしょうね。このように続けて練習すれば、退院されるときに直接記事を更新するスピードはきっと大幅にアップされるでしょう。ではまたの更新を楽しみにしております。
Commented by 増山 at 2011-06-22 22:32 x
へえ~、なんだか私の入院生活よりのんびりしてますね。私の場合、直前に入院して、翌日にすぐ“切り貼り”。で、翌々日からは「痛い、痛い」って。いかん、怖がらせちゃったでしょうか。多少大げさにでも痛みを訴えれば、なんとかしてもらえますよ。
病院の勝手も、いろいろですね。新聞は、枕元まで運んでもらえました、私。あ、ヤクルトも。
大部屋、やっぱり合いませんでしたか・・。そういえば、私も眠れない夜がありました。これも、看護婦さんに訴えて、薬を処方してもらえたときもありました。
Commented by jackie at 2011-06-23 04:18 x
詳細な入院の一日の記録を、ありがとうございます!
なるべくなら経験したくないものですが、いつかのときに参考になるかも?
「おい癌め~」を、読みたくなって、買っちゃいました
(*^^*)
ブログ更新待ってますが、お体一番になさってくださいね
Commented by 平名 at 2011-06-23 07:27 x
中心静脈点滴、鎖骨下それとも首から こっちは足の方からが殆どだから 昔は鎖骨下が殆どだったが気胸が遭ったり、
 府立病院時代は「たけちゃんマン」と綽名が付けられた上手なDrが居たことを想いだしました。 何処かの病院で院内は禁煙の為か点滴の台を持って外へ出てる人を観掛けましたが この際 攻めて禁煙したら、、
Commented by tiaokumura at 2011-06-23 18:30
tubomimさま、500円以上は使ったかも(激爆)。なにごとも練習、退院までには300円で更新できるようになるかもしれませんね。
ロンドン日記、毎回楽しみにしています。
Commented by tiaokumura at 2011-06-23 18:34
増山さま、同室者によると手術そのものは寝てる(全身麻酔)うちに終わるとか。そのあとの集中治療室や個室が大変そう。眠れないときは眠剤使うようです。初体験ってぇのはあれこれ気がもめます。
今日Tさんが仕事の打ち合わせで見えて、T学院の皆様からの千羽鶴をもらいました。病室に飾りました。
Commented by tiaokumura at 2011-06-23 18:38
jackieさま、これが参考になる日がないことを切に願っております^^。
『おい癌め~』、僕は新潮文庫に入ったときに買いました。今回読み返してみて、けっこういろんなことが重なっています。ただ彼みたいに金持ちじゃないので、個室はまったく別世界。あと彼、ずいぶんTV見てるところも大違いです。食事も(いつもでもないけど)すっごいし。
Commented by tiaokumura at 2011-06-23 18:44
平名氏、鎖骨からかな。先月30日からだったか、タバコ・アルコール・コーヒーはやめました。いずれも禁断症状がないってのが逆に癌の威力を思い知らされるようなちと複雑な気持ちも。
Commented by かねごん at 2011-06-24 00:21 x
奥村先生、入院生活ブログが本当に始まったのですね。
恐れ入ります。きっと僕だったら書けないと思います。敬服です。
僕は孤軍奮闘、見えない敵と戦っています。奥村先生に負けないよう僕も頑張ります。
先生、本当にお大事に!
Commented by tiaokumura at 2011-06-25 08:17
かねごん様、「敬服」なんてとんでもありません。何かを発散したいだけです。やっぱ怖いんでしょうね、自分。まあ、そういうブログもあってもいいかも、と。
孤軍奮闘-正しい道(志)はけっして「孤」ならず、です。何もできない立場でエラソーなこと言いますが、かねごん先生を支援し支持する方々もたくさんありです。


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