富山は
真宗王国。子どもの頃から
浄土真宗に慣れ親しんできた人が多い土地柄でしょうね。
僕はと言えば、信仰心に乏しい男(恥)。それでも東京時代以外は、門徒として最低には程遠いけどお勤めは少し果たしているかも。今は朝夕のお仏壇が精一杯です(恥)。僕は、振りかえってみると、30代・40代・50代と家族の4人を亡くし、友人・知人数名を亡くしています。同じ年月を過ごしてきた中には、もっと多くの人を亡くし、悲惨な別れも経験された方々がおられることでしょうから、僕はまだ恵まれた人生が送れているのかもしれません。
僕の高校時代、クラスメートの
竹中了哲君が浄土真宗のお寺さんの息子で、入学以来仲よくしてもらった。因みに彼、今回の京大入試投稿の関連で話題になっていますが、婦中町立(今は市町村合併して富山市立)
速星中学の出身です。速星中学は1960(昭和35)年からだったか、試験の時に監督がいない。購買部も無人だとか。富山県にはそんなすばらしい中学があるんですね。
高校時代には、先生がお坊さんも英語の清水先生・漢文の中川先生というふうに何人かいらっしゃいました。
竹中君とは昨年の高校同期会で久しぶりに会った。当日は僕たち共通の恩師の
守田平先生もご出席されていて、3人でスナック2次会もしました。
高校時代、竹中君の薦めもあったのか
『出家とその弟子』を感動して読んだ記憶がある。『三太郎の日記』『善の研究』『古寺巡礼』『無常といふこと』『人生論ノート』などと並んで、あの頃の高校生の必読書の1冊だったんでしょうね。山形県出身の一浪生、読書はどうだったんかなぁ。
「
親鸞聖人750回忌記念企画 親鸞展」が
富山大和で開催中です。
3月14日(月)まで。
主催は北日本新聞社で、後援にはお東さん・お西さんともに参加。
聖人は9歳で出家。「明日ありと思ふ心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」を得度の時に詠まれたと伝えられる。やがて生涯の師となる法然上人と出会い「浄土真宗」への道を歩む。30代半ばでは妻の恵信尼とともに越後流刑の法難も。
今回の企画展、「比叡山での親鸞」「法然との出会い」など7つのコーナーに分かれる。『阿弥陀如来立像』(京都府東本願寺)・『香合』(茨城県願入寺)・『法然上人絵像』(茨城県阿弥陀寺)・『親鸞聖人坐像』(茨城県専照寺)・『恵信尼公坐像』(新潟県光源寺)・『三帖和讃』(三重県専修寺)など約100点が展示(順不同。複製も含む)。
ここのところ、毎日バタバタしてますが、期間中ぜひ一度訪れて、いささかなりとも安らかな心に浸りたい。
富山大和に行ったついでに、久しぶりに
紀伊國屋書店、ワンタンメンのおいしい
末広亭にも寄ってみたい。
(注)
今回の記事は、
北日本新聞各記事を参考にしました。同新聞では今「
念仏に生きる」が連載中です。