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カトマンズ(3)

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(11月28日夜・記)
今回の出張目的を全て終わり、ちょっと観光時間がとれる。ニマさんに「猿寺」に案内していただく。
位置から言うとパリのサクレ・クールみたいな感じでしょうか。文殊菩薩の登場する開基伝説があるネパール仏教の聖地。5世紀に建てられたスワヤンブナート(Swayambhunath)はユネスコ世界遺産に登録。拝観料200NPR(ネパール人は無料)。灯りが乏しい中、365段の石段(しんどかった!)を上ってようやくてっぺんに着く。the Monkey Templeの別称は猿が多いことから。確かに寺院内には猿が多く、母猿の背中に子猿も。wikipedia英語版より引用-
The Swayambhunath complex consists of a stupa, a variety of shrines and temples, …
アップした写真がstupa、日本の卒塔婆とはずいぶん違いますね。で、写真じゃよく見えませんが、塔の中ほどに世界四方を見渡すブッダの眼(Buddha’s eyes)が描かれている。因みにルンビニがあるのはネパールです。Swayambhunathにはstupaの他にBuddhist gompaなど。寺院群を巡っているとちょうど手を伸ばしたあたりにニマ車がずらり並ぶ。サンスクリット?でしょうか、経文?が書いてある。ニマさんによると、お年寄が散歩がてらこれを回しながらお参りするとか。

猿寺から歩いてニマさんのアパートへ。少し休憩。
Thamel地区で4000JPYをNPRに両替。レートは0.85NPRで、3400NPRだった。Tamel、何回来てもいつも人通りが多い。しかもタクシー(SUZUKIがタクシーの代名詞になっている。確かSUZUKIはインドに工場ある)・リキシャ・自転車も行き交う。とてもじゃないですが、僕、こういう地区を車でなんて走れない。
夕食はTHAKALI BHANCHHAで。ここ、昨年も食べました。タカリ料理。富山県利賀村とネパールツクチェ村は蕎麦・曼荼羅が取り持つ友好関係にあるのですが、ツクチェ村はタカリ族の村だそうです。ニマさんはネパーリ・ターリ、右手で上手に召し上がる。観光ガイドに載ってるんでしょうね、欧米人もちらほらで中には右手で食べている人も。僕はあまり食欲がなく、チキン・トゥクパ(Chi thukpa。95NPR)。タンメンみたいな感じ。Everest Beer、225NPR(ずいぶん高い?)。

トリビュバン空港(TRIBHUVAN INTERNATIONAL AIRPORT)までニマさんと一緒。空港前で別れる。去年もあったのかなぁ、SAMSUNの広告が目立つ。Cathay Pacificのカウンターの列、遅々として進まず。ようやく搭乗券入手。香港-名古屋の搭乗券ももらえて一安心。前回だったか、乗り継ぎをくれるくれないでカウンターで押し問答^^経験。しかもその年の出張では関空に荷物届いとらんだ(大汗)。空港の出国チェックでライターを取り上げられる。とほほ。名古屋も香港もパスだったんにぃ。待合室で『ポケット数独2 上級編』。その内ついうとうとしてたら周りが騒がしい。搭乗が始まったんですね。危ないところでした。中に入ろうとして、女性係員に足止め。半券がちぎれてたのを咎められる。しょうがないですよね、ちぎれた半券。同じく足止めを食らったニュージーランド人?と「I’m not a terrorist」などとジョーク^^。しばしあって、ようやく空港バスで飛行機内に。
30分ほど遅れてCX6730、カトマンズ離陸。座席は64Kで窓側でした。行きと同じくCathay PacificとDragon Airの共同運航らしく、10:45頃台北でいったん着陸。台北空港で休憩する人も多かったのですが、僕は機内で休息。客室乗務員(女性)に「降りないんですか」と言われる。ちと風邪気味でしんどかった、自分。
香港空港。年長者は「長者」、非常口は「太平門」なんですね。空港内のPCでこのブログにアクセス。15分無料とか。

香港-名古屋。今回は本は『数独』の他に、堺利彦『堺利彦伝』(解説・黒岩比佐子。中公文庫)、今井むつみ『ことばと思考』(岩波新書)、森毅・安野光雅対談『数学大明神』(解説・河合雅雄、エッセイ・亀井哲治郎。ちくま学芸文庫)を持参。
森毅は本年7月24日ご逝去。「エッセイ」に拠れば2008年の春に入院生活を送られた森さんが退院され、野崎昭弘・小沢健一・内村直之(朝日新聞)・亀井哲治郎らが京都のお宅訪問。森さんを囲んでの「勉強会」の話に。その後回復され「勉強会のリハーサルのような集いが開かれた」(p.477)。だが森さんは2009年2月に大やけど、闘病の後、不帰の客に。森・安野による「数楽的センスの大饗宴」(帯より)である『数学大明神』は、日本対談文学にいつまでも残る名作。森・安野お2人の向こうところ敵なし(激爆)。森さんのご発言
選挙で、政治の腐敗が焦点になることがあるでしょう。(中略)しかし、実際に選挙してみると,腐敗してると称される政治家は、それなりに地盤があるから生き残ってしまって、腐敗を叫んだという事実だけが政治史として残る。それがまた、右側からの清潔派が出てくるもとにならないか、という気がするんです。(p.048)
(前略)ある程度ハト的状況が続くと、同時にだんだん腐敗的現象が出てくるね。そういう状況にだんだん耐えられなくなってくるんです、神経的にね。そのとき、左へ移るか、右へ移るか、というと、右へ移る可能性が大きい。それがどうもファシズムの心理的基盤みたいな感じがする。(p.048)
「予言」(対談は1980年夏@奥湯河原)ではないのでしょうが、僕、「清潔派」が民主党にオーヴァーラップしました。尖閣・北方領土・竹島などや北朝鮮から日本人が「強力なリーダー」を待望し、やがて21世紀版ヒットラーが日本に現出するかも・・・。

CX530便、午後3時半頃、セントレア着。両替、176USD=14182JPYでした。レートは1USD=80.58JPY。両替レートでいけば、行きは円安(1USD=86.06JPY)でした。
昨年のカトマンズ出張で「イマドキ、スカイプやってないなんて」と言われた。その後富山国際学院、skype導入(11月27日付朝日新聞にスカイプのことが載ってます)。今回の出張、日本での事前のアポなど、skypeを大いに利用しました。英語になると沈黙時間多かったけんど(恥)。
夜行バス1泊、ホテル2泊、カトマンズ滞在約48時間、飛行機1泊-64歳のジジイ(照)にはしんどい海外出張じゃったかも。

帰国後の2010年11月27日付朝日新聞「境界」は「革命忘れた『発火点』」。ナクサルバリの反乱やチャル・マジュンダルやマオイストのことが載ってました。
同じ日の日経「春秋」は黒岩比佐子さん追悼コラムでした。今朝の朝日には『パンとペン』の書評も。
by tiaokumura | 2010-11-22 08:57 | 海外出張10余録 | Comments(0)


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