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2000年夏・パリ日記(2)

(承前)
(このPCはフランス語表記に対応していないので、アケセンテギュなどは省略。またスペルミス・情報不正確などもご容赦を^^)

Dimanche, 13 Aout 2000
早目の朝食。7時。客まばら。
地下鉄でBastille。バスティーユ市場(Marche Bastille)を見つけるのに苦労するかと思ったが、地下鉄の出たところがすぐマルシェだった。八百屋が多い。ついで肉屋・花屋など。魚屋もあるが、ちょっと^^。リンゴを買ってみる。1フラン。フランス人はおおむね英語が通じないと言うが、確かに。カタコトの英語とチョーカタコトのフランス語で、アンティークの「はかり」を値切って買う。キヨスクでThe Sunday Times。日曜版なのでヴォリュームたっぷり。45フラン。
Bastilleから次の目的地のサクレ・クール寺院へ。地下鉄が工事中だとかで途中からは地上に出て代替のバスに。地下鉄の中でヒスパニック系家族と親しくなる。10歳くらいの女の子が地下鉄のドアでズッコケたのがきっかけ。目的地が同じだったようで、道中計4回も出会った。
サクレ・クール寺院(Basilique du Sacre-Coeur)。「聖なる御心」。モンマルトルの丘にそびえる白亜の寺院。ロマネスク・ビザンチン様式のドーム。寺院までの通りの両側は、いずこも同じ^^、土産物店が立ち並ぶ。門前町。坂道をのぼりつめるとドームの雄姿。階段を上り、入り口へ。教会内、ミサ、献灯。ドームの狭い階段を苦労しながら上っていく。最上部の眺望、エッフエル塔など。落書き散見。日本人以外はオシャレな文句が多かったが、日本人のは馬鹿丸出し。階段を下りて地上に。テラス。紐細工、ヴァイオリン演奏など。浅草の雰囲気と似ているような。広場の有料トイレ利用、2フラン。
モンマルトル列車(Montmartrain←オシャレ^^)でモンマルトル(Montmartre)を一巡り。サン・ピエール教会前を出発し、モンマルトルの坂道を一周。運転手(イヴ・モンタンにそっくりさん!)がフランス語・英語でガイド。英語の部分に入るともうその場所を通り過ぎてることもあって、おかしかった。ムーラン・ルージュモンマルトル墓地など。歓楽街でもあるので派手なネオンサインのsex shopもたくさん。
サンピエール教会(Eglise St-Pierre)。パリ最古の教会。12世紀末に完成。大理石の円柱。ステンドグラス。チャペル、小さいが趣あり、立教大学を連想した。
テルトル広場。カフェやレストランも多い。カフェで「荷物に注意しなさい」と言われる。置き引き多し、か。流しのヴァイオリニスト。似顔絵描き。妻、似顔絵。300フランを200フランにしてくれたが、下手。
ホテルに戻り小休止など。9時半を過ぎてもまだ明るい。ホテルの中庭でくつろぐ。このホテルはいくつかのブロックに分かれており、それぞれにRenoirEiffelなどの芸術家名がついている。さすがパリである。僕たちの部屋がある棟はRodin、朝食を食べるところはGauguin。宿泊客は誰もが個性的なファッションで、旅/人生を楽しんでいる感じ。美少女が多い。日本人客はまだ見かけない。日本と違って大声でわめきたてる客がいないので、静かな落ち着いたいい雰囲気。
(続く)
by tiaokumura | 2006-03-20 19:28 | 追悼 | Comments(2)
Commented by 哲ちゃん at 2006-03-21 07:55 x
「パリ日記」楽しく拝見。僕はまだ行ったことがないので,貴兄の見聞を通じてあれこれ想像を巡らしています。
学生時代に森有正の『遙かなノートル・ダム』を最初に教えてもらったのは,貴兄からだった。『バビロンの流れのほとりにて』など,一連のエッセイ群をむさぼり読んだのが懐かしいな。
昨夜,ふと思い立って,本棚から辻邦生『パリの手記』を引っ張り出して読み始めた。再読ですが,30年ぶりくらいなので,新鮮で,なかなか面白い。6冊分合本で出た愛蔵版なので,厚さが10センチ以上あるけれど,当分はこれを眠る前に読むことにしよう。
(今後,本名と「哲ちゃん」の両方でコメントを書きます)
Commented by tiaokumura at 2006-03-21 11:13
森有正は誰が最初に読み始めたのだろう。君か宮崎かと思ってたのですが、僕から?僕はどうやって知ったんだろう。年を取ると、もう記憶が(核爆)。「愛蔵版」、知りませんでした。
宮崎からいまだにコメントない。元気、なんだよね、義兄さんは^^。


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