人気ブログランキング | 話題のタグを見る

名古屋出張→アフターファイブ^^

名古屋出張→アフターファイブ^^_f0030155_18471935.jpg
(3月6日夜・記)
3月5日、名古屋入国管理局に出張。
9:10富山発しらさぎ6号
車中、まず讀賣・日経2紙。
讀賣、夕刊掲載なんでしょうか、朝刊に「日本語を学ぶ」は載っていなかった。
日経。中前忠「デフレ前提の成長戦略」(「・・・規制改革によって、資源配分をより市場機能に委ね、硬直化した国内の非製造業を解放し、他方で、金利機能を復活させることが何よりも重要なのである。」)、岡崎哲二「歴史制度をゲーム理論で解析」(「11世紀の地中海世界のマグリブ貿易商・・・」)、大機小機「企業の危機管理と経営者の条件」(「・・・こうした組織では従業員と経営者は『社内』という空気を共有し、『社外』と一線を画してしまう。この組織の悪い面は、社外に対し閉鎖的になることだ。・・・」)の3本は、日経ならではの記事でしょうね。
日経スポーツ面、「神戸製鋼の元木引退」。元木由記雄(1971-)は北島忠治(1901-1996。「明治、前へ」)の晩年の教え子になるのでしょうね。元木由記雄さん、お疲れさまでした!
42面、「全国学力テスト参加率」の表。富山は99.7%。都道府県で25.4%から100%までずいぶんバラつきがあるのはいかがなものでしょうか。当事者である児童生徒の意見とか聞いたんでしょうかネ。教委・教員、「どうせガキだから、そんなもんどうでもいい」って判断でしょうか。日本語教師として「他山の石」^^としたいところです。
最終面、文化往来「ダリュセックの代表作、パリで舞台化」。あのゴダールが映画化を断念した小説が、著者本人のシナリオで舞台化されるそうです。マリー・ダリュセック(1969-)はFemmes@Tokyoに参加し7日に小川洋子と対談するそうです。辻原昇『韃靼の馬』の挿絵は宇野亜喜良なんですね。知りませんでした。宇野亜喜良(1934-)、昔から好きです。「私の履歴書」は高原慶一郎「勤労学生として工場へ」(敗戦時、高原は中学-旧制―生)。
石動(いするぎ)を過ぎる頃に2紙読み終える。

今回の出張、携帯する本は1冊だけにした。「卒業式の式辞」「2010年度クラス担当教師」の2つについて3割以上は考えることを、今回の出張JR車中、自分に課したんですね。う~ん、どちらもうまくまとまらん(泣)。敦賀の前で3割はできたのでひとまずストップ。こういう課題って一気に仕上げるより、何回かに分けたほうがいい場合もある。←と、自分に言い聞かせる^^。

米原下車→新幹線に乗り換え。ひかりの3号車、喫煙可なんですね(照)。
名古屋下車。名古屋駅構内「驛釜きしめん」で「とろろころきしめん」780円也の昼食。1時頃、あおなみ線に乗って、「名古屋競馬場前」下車。立川健治・富山大学教授の競馬史のすばらしい本、刊行中なんですよね。富山大学生時代、立川先生の「原敬日記講読」の授業、僕、取ってました。もちろん^^「優」でした。名古屋入管は駅からほんの3分。名古屋競馬場へ向う道なんで、この道、「オケラ街道」かも(激爆)。
名古屋入管で用事を済ませ、4時頃、名古屋駅に戻る。駅構内のTakashimayaの中の東急ハンズでホワイトデー用お返し物色→10個購入。

5時、名古屋駅構内「金の時計」で野田さん・遠藤さんと待ち合わせ。
今回の名古屋出張のもう一つの目的^^、3人で「アフターファイブ」-僕がお誘いした。アップした写真、中央が野田さん・左が遠藤さん。お二人は「シニア日本語教師」で、3年ほど前に知り合った。これで3回目になるでしょうか、3人だけで飲むのは。野田さんは僕より2つか3つ年上、遠藤さんは同い年。同世代なのであまり気を遣わず飲めます。お二人は僕と違ってビジネスパーソンとしてのキャリアが豊富で海外で日本語教師も経験していらっしゃるので、あれこれお話しをうかがうだけでも楽しい。まもなく遠藤さんが海外に出られるので、これでしばらくは3人では飲めない。寂しいけど、遠藤さんご帰国後の3人での飲み会を楽しみにしておこう。

20:03名古屋発しらさぎ15号。
車中、数独&久保田淳・山口明穂校注『明恵上人集』(岩波文庫。2009年12月9日・第8刷改版)。明恵(1173-1232)は中世の華厳宗の高僧。夢の記述(エクリチュール)で名高い(「明恵上人夢記」pp49-106)。明恵は徒然草144段にも登場します。岩波文庫版は活字も大きく読みやすい。明恵が4歳で「仏法の為に身をやつさんと思」って己が肉体を傷つけようとした体験は何ともすさまじい(「梅尾明恵上人伝記 巻上」p.110)。「明恵上人歌集」所収には、「旅の空かりの宿りと思へどもあらまほしきはこのすまひかな」(15)・「西へゆく道知る人はいそぐとも知らぬわれらはしばしとぞ思ふ」(133)・「あかあかやあかあかあかやあかあかやあかあかあかやあかあかや月」(152)など。
by tiaokumura | 2010-03-05 18:47 | 僕は学院長1年生 | Comments(0)


<< 杉田欣次館長、『潮騒』を語る@... 讀賣新聞連載「日本語を学ぶ」(... >>