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バレンタインデー

冠婚葬祭・食文化・トイレ事情などと並んで「バレンタインデー」って日本語授業の格好のトピックでしょうね。民族・宗教・国地域・世代などによってさまざまに異なる「プレゼント文化」。授業では「なぜ日本では女の子から男の子へチョコか」「『ホワイトデー』はどうしてできたか」「韓国には『ブラックデー』なんてのもあるそうだ」なんて話をします。そして学生たちの話を聞いてると、「へ~そうなんだぁ、日本語教師やっててよかったぁ」って思う。僕に「異文化理解」がどこまで可能か疑問ですが、僕って「教えられ上手」というか、未知の世界を知るのって好きです。

バレンタインデー音楽って言えば、極め付きはMy Funny Valentineでしょうね。スタンダードナンバーとしていろんなジャンルでカヴァーされていますが、ジャズが一番多いんじゃないでしょうか。いつもお世話になっているYouTubeから今回アップしたのは、マイルス・デイヴィス(Miles Dewey Davis Ⅲ1926-91)ヴァージョン。何年ころの演奏になるんでしょうか。マイルスのディスコグラフィーを丹念に辿れば、この演奏がいつごろで、ピアノはレッド・ガーランドかビル・エヴァンスかハービー・ハンコックかあるいは別の誰かなのか判明するでしょうが、ド素人なのでその辺わかりません。マイルス・デイヴィスは当ブログでも何度か取り上げていますが、もしお時間がおありでしたら2007年1月28日付ジャズる心(1)あたりをお読みください。
映像の最初にA TRIBUTE TO THE LATE GREAT MILES DAVISってクレジットが出ます。先日マイケル・ジャクソンが不幸な死に方をしましたが、マイルスが偉いのは「白人」なんかになろうとしなかったことかなぁと思う。

この曲、日本じゃまだValentine's Dayなんて人口に膾炙されない1937年初演のミュージカルコメディー"Babes in Arms"の中の曲なんですってね。Wikipediaで知りました。このミュージカルは、リチャード・ロジャース(Richard Rodgers1902-79)作曲、ロレンツ・ハート(Lorenz Hart1895-1943)作詞。リチャード・ロジャースはオスカー・ハマースタインⅡとの『南太平洋』『王様と私』『サウンド・オブ・ミュージック』などが有名ですが、そのコンビを組む数年前のミュージカルになるんでしょうか。ハートの死によって、ロジャースはハマースタインⅡとコンビを組むようになったのかもしれませんね。
"Babes in Arms"は、Wikipediaによると、’a teen-age boy who puts on a show with his friends to avoid being sent to a work farm’って話だそうです。主な登場人物(Characters)もWikipediaに出てるんですが、My Funny Valentine のSusieValentineは出てません。何かご存知の方がいらっしゃったらご教示を。SusieとValentineって「月とスッポン」みたいなんでしょうね。Susieが、funnyでsweet comicなValentineのために歌うこの曲、ボクのような不細工な男、勇気づけられます。顔は御笑い種(Your looks are laughable)、話下手(When you open it to speak, are you smart ?)、姿格好ときたらless than Greek。でもそんなValentine(=ボクでもある!)をSusieは、But don't change your hair for me/Not if you care for me/Stay little valentine, stay!と言ってくれる。そういうの言われたら、自信持てますよね。
"Babes in Arms"は人気があったんでしょうね。1939年にジュディ・ガーランド(Judy Garland1922-69。The Wizard of Ozなど。Liza Minneliのママ)主演で映画化もされています。

バレンタインのチョコをもらえなかった男の子諸君! きっと広い世界のどこかに「君のSusie」っているよ。
バレンタインのチョコをもらえなかった男性諸君。今夜は、自分で買ってきたGODIVAチョコをおつまみに、マイルスのMy Funny Valentineを聞きながらバーボンを1本あけましょう。

(バレンタインデー^^夜・追記)
今日のかねごん先生のブログ「大験セミナーわくわく日記」(右にリンクしてあります)にはチェット・ベーカーMy Funny Valentineがアップされているのですが、そこにコメントを書いてマイルスの参加メンバーを問い合わせたところ、早速ご教示いただけました! ピアノ、ハービー・ハンコックでした。
以下、同ブログでのかねごん先生のお返事より抄出させていただきます。
マイルスのマイファニーバレンタインは、テナーサックスがジョージ・コールマンでピアノはハービー・ハンコックです。ちなみにベースはロン・カーターでドラムスはトニー・ウイリアムスです。
かねごん先生はこのレコードをお持ちだそうです。
かねごん先生、ありがとうございました!
by tiaokumura | 2010-02-14 13:50 | 音楽 | Comments(2)
Commented by かねごん at 2010-02-17 07:30 x
奥村先生もチョコレートをもらってよかったですね。ぼくも今年は久しぶりに10個もらいました。幾つになっても、義理でも女の子からもらうチョコレートは嬉しいものですね(・・笑い)
ところで富山は春の雪解けはまだでしょうか。岩手は雪こそ少ない冬ですが、まだまだ寒さが厳しいです。
Commented by tiaokumura at 2010-02-17 22:37
かねごん先生、「よかったですね」ってことになるんでしょうね。僕の場合、全て「義理」の部類ですが、義理万歳かも(激爆)。
岩手と違って富山は今年はここ数年で最も雪が多い年じゃないかなぁ。学生たち、かわいそう。「富山がこんなとことは知らなんだ」、でしょうね。ダマしたわけじゃないですが、転校したいって学生も出てくるとショックです。
厳しい冬があってこそ春の喜びは大きいんでしょうね。でも、かねごん先生は「花粉症」もあるんでしたよね。ご家族・塾生諸君のためにも、健康に充分ご留意されますように。


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