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10月20日、名古屋出張

昨日10月20日、ナジックプラザ名古屋での会議に出席するため、名古屋出張。今年何回目の名古屋出張になるんじゃろう、よう覚えとりません(汗)。

今回も「しらさぎ」利用、ただし米原・名古屋間往復は新幹線利用。ひかり3号車、喫煙車両なんですね。知りませんでした! 今回の名古屋出張で久々に車両内でタバコを吸いました(恥)。
しらさぎ車中、例によって讀賣・日経を金沢までの間に読む。
讀賣。「早大OB 株ゲーム過熱」。早稲田大学は僕の大好きな大学ですが、実にバカもいたもんです。早大某卒業生、在学時に「百万円の束で人をペチャペチャしたい人、金風呂に入りたい人、お待ちしております。」ってサークル勧誘したそうです。バカな奴です。そりゃ、まぁワシもいまだかつてお目にかかったことのない「百万円の札束」でホッペをペチャペチャしてもらいいたいかもしれんし、「金風呂」に全裸美女とご一緒したい気もあるかもしれんけんど、そういうのにボクがひっかかったら、ワシの人生おしまいだと思う。PCでワンクリックするだけでワシの年収の何十倍も獲得できるようになった若造は、カネに酔いしれたんでしょうね。ワシらコツコツと働くしか能のない人間、彼から見たら、地面をせっせと歩くアリ以下に見えたことでしょうね。
角田光代の映画『ヴィヨンの妻』評。富山国際学院のスタッフの増山さんが先日その映画をご覧になってて、パンフ、見せていただきました。

今回は、讀賣より日経のほうが読みでがありました。
「新規国債 最大50兆円」、同関連記事「歳出入 帳尻どう合わす」。「鳩山・民主党・藤井etc.、バカヤロー」と思いました。何考えてんだよ、ですよネ。鳩山は先の選挙期間中、それはせんとか言ってたんじゃなかろうか(正確な発言は引用できませんが、赤字国債についての鳩山発言です)。それが手前のマニフェストがどうやら実現困難になったからといって、そりゃないでしょう、ですよネ。「綸言汗の如し」とまでは言いませんが(彼が首相になる前の発言だった)、野党時代の発言だったからと言って許されるものだろうか。「野党時代だったから、そういうのアリだったのかも」と言っちゃぁ皮肉になるだろうか。高校一律無償化・高速道路のこと・子ども手当て、どれも僕は反対です。金持ちのご子弟に授業料無料にして何になるのか。高速道路に「サービス」して、25%削減可能なのか・車を利用しない人にどうつじつまを合わせるのか(高速利用者じゃなくっても税金払っとる)。もっと最悪、詐欺まがいは「子ども手当て」。多くの世帯にとってありがたい話です。でもそうやって「現在の未成年者=将来の成年」に、「皆さん、民主党です。政権交代しました。私たちは皆さんの現在のために、乏しい歳入からお金を使います。どうぞ喜んでください。民主党です」と、まぁ口には出さなくてもそういう魂胆で支給するのだろう。で一方で赤字国債発行ってことになったら、現在の未成年者に毎月3000円あげておいて、彼ら/彼女らが成年になってから毎月1万円ずつ払わせることになるのではないだろうか。3000円・1万円の金額に根拠はありませんが、公債(国・地方自治体)800兆円を払って行くのは、鳩山ご夫妻ではなく、今の子どもたちである。日本国は国際的に見ても「終わりの始まり」時代なのだから、今の1万円は将来は現在の千円くらいの価値にしかならない場合もある。見通しが甘かった(「埋蔵金」も当てにしすぎたんかもしれんし、予算請求だってほとんどの大臣がみ~んな好き勝手な要求しとる)のなら、ここは素直に民主党支持者にワビを入れて、選択肢を提示すべきじゃないだろうか。子どもたちの将来の負担をどうしたらいいか、真剣に考えるべきである。私たちのせいで今の子どもたち及びこれから生まれてくる子どもたちに過重な負担を負わすべきではない。また、民主党は何よりも官僚を使いこなす戦略を練るべきである。「現場のことは現場に聞け・現場で見ろ」はあらゆる仕事の鉄則。官僚を毛嫌いしとらんと、官僚に汗を流してもらうべきである。その中で必ずや民主党と心中しようってキャリアは出てくる。
「一日均衡 『退出ゼロ』の危うさ」(西條郁夫)。「・・・その時まで日本は『リーディング産業の不在』に耐えなければならないのだろうか。」。
「やさしい経済学-『社会科学』で今を読み解く」は「歴史から見る現代」(高山博)。人文学や教養について。
「『ちょい古』映画 劇場で安く」。都会はいいなぁと単純に思う。
「日本創造会議」は審良静男(あきら・しずお)で「研究はシステム化する」。免疫学者って多田富雄(違った?)しか知らなかったが、審良は免疫学者。「チーム審良」とでも言うべき研究チーム(教授・准教授3人・助教4人など約30人)のリーダー。ノックアウトマウスの作成スピードは世界一だそうです。すごいですよね。「審良氏の3つの提言」、なるほどなるほど。
「スポートピア」は伊集院静(夏目雅子のことも含め、好きな作家です)の「チャーミングな母娘」。杉山愛とそのお母さんの美紗子さんのことを取り上げている。
「都市幻景十選」はヨハン・ファン・デル・コイケン(1938-2001)「死すべきパリ」。
文化「日本のキリスト教史発掘」(西原廉太)。知里幸恵・岡谷の女子工員たち・田中正造ら。

金沢からは
黒岩比佐子「村井弦斎の英文小説とマーク・トウェイン」(『図書』09年7月号)
を読む。だいぶ前に切り抜いてそのままになっていたので今回読んだ。黒岩は岩波文庫の村井弦斎『食道楽』で知りました。厚手の文庫本で上下2冊。「村井弦斎の英文小説と~」から1箇所だけ孫引きさせていただく。
「・・・今日の時代は世界各国とも、人類の歴史に於ける殺人時代と称すべきもので、喰人時代より唯一階段を登つたに過ぎません。されば国内に於いて一個人が一個人を殺す事は最大悪事として罰せられながら、一国を挙げて他国人を多く殺す事は最大善事として歴史上の誇になつています。斯んな矛盾した事が果して火星の人類社会にあるでせうか
寺本益英先生(関西学院大学教授)のブログによると、今度の金曜日、黒岩先生の講演会@関西学院会館があります。『坂の上の雲』も出てくる講演会です。
『百鬼園随筆』(新潮文庫)。飛行機・借金・漱石など。

名古屋駅ホームできしめん。「かき揚げきしめん」500円也を大奮発。
1時から5時過ぎまで会議
会議の後、丸山茂樹先生(I.C.NAGOYA)とコーヒータイム約30分。「名刺入れが壊れているので、東急ハンズで名刺入れを買いたい」と丸山先生に申し上げたら、方向音痴なボク^^をよくご存知なので(照)東急ハンズ「男の書斎」までご案内していただいた。のみならず、名古屋発の電車のことも教えていただいた。丸山先生って根っからの「鉄ちゃん」なんです。
夕食、名古屋駅構内できしめん。今回は、昼食から更に奮発して「天ぷらきしめん 大盛」にしました^^。同店でお土産に「きしめん 味噌」を購入。

帰りの「しらさぎ」、敦賀の前で停まった。一報は「前の電車がイノシシと衝突」だった。「へぇ~、そういうこともあるんだ」とビックリ。イノシシさん、大丈夫だったんだろうかと心配した。続報何度かで、最後は「イノシシ」ではなくて「小動物」になっていた。33分くらい遅れて富山着。ポートラムに乗って帰宅。

約27時間後、富山発、海外出張。準備、ほとんどできとらん(泣)。
23日、「オリオン座流星群」ですってね。福井か敦賀あたりでJRから空を見てみます。流星群、もうかなり前になりますがペルセウス座流星群を家族で古洞の森ってとこに観に行きました。予想より少なかったですが、わが人生で最も多くの流れ星を観ました。

この後、出張準備。英語アホなんで英語使わんならんのが心配です。ボク、CEFRの基準で行けば全てA1かA2でしょうね(恥)。IZU ZISU A penn?じゃ通用しっこないって(激爆)。海外からの英文メール、he becamesとかI'm looking forward to see youとかあると、少しほんの少しホッとするボクです^^。
by tiaokumura | 2009-10-21 22:24 | 僕は学院長1年生 | Comments(2)
Commented by kaguragawa at 2009-10-23 01:42
「村井弦斎の英文小説とマーク・トウェイン」いついては感想を、黒岩さんのブログ「古書の森日記」の“関西学院大学オープンセミナー”を紹介した7月26日のページに書かせていただいていました。
ですから、寺本さんと黒岩さんの「食」いついての神戸でのクロスについて知った3か月前に、「おもしろいですね」とここに書こうと思いながらすっかり忘れていました(笑)。

ボン・ヴォヤージュ!
Commented by tiaokumura at 2009-10-28 20:49
kaguragawaさま、いつもコメントありがとうございます。
「ボン」だったかどうかはともかく^^、無事帰国しました。
右にリンクしてある「食改革プロジェクト」、もうご訪問済みかもしれませんが、黒岩先生についても知ることができます。どうぞアクセスなさってください。
私、よう忘れるんです、いろんなこと。kaguragawaさんにもそういうところがおありになるのを知って、少し安心しました。


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