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『鶴亀』から『橋弁慶』へ

おととい7月18日(土)の午後は「観世流華川会 能楽サークル」の日。僕は4月18日が初受講で、今回は6月6日以来久々で4回目の受講になる。能楽サークルは標準月2回の講座で、僕は途中の5月16日・7月4日は仕事などで休ませていただいた。

お昼ごはんを食べて車で家を出る。早めに行ったのが良かったのか、会場のサンフォルテの前庭の駐車場に入れた。能楽サークルの教室はいつもは茶室なんですが、今回は「多目的スタジオ」。ふだんはエアロビやバレエで使ってるんでしょうか。2面がガラス張り。なんか・・・筑波山の蝦蟇になったような気分(激爆)。若くてカッコいい男女ならこういう場所でナルシストになれるんでしょうが、醜男ジジイは目のやり場に困る(汗)。
川田有紀子先生(観世流師範)は今回能面を2面ご持参。「つけてみてもよろしい」ということで、私も能面初体験。左右の手でひもの面側入り口あたりを持って黙礼。それから顔に当てがう。能面を動かしてみてほどよい位置になったら、川田先生に紐を結んでいただく。右目は視野がまあまあだが、左目は視界が不自由。ゆっくり立ち上がり、前面の鏡で己が姿を確認する。すり足で数歩。ゆっくり左折。更にコの字に移動。大袈裟に言えば能面をかぶることで異界に侵入したような心持ち。松下覚さん(富山松友会・会長)に「姿勢がよろしい」と褒められ照れくさかった。松下さんは有能なビジネスパーソンだった方で、定年後の今は悠々自適の生活。僕には松下さんのような生き方は不可能ですが、シニアのロールモデルたる方。松下さんに限らず謡や仕舞を嗜む方は、経済的・精神的に余裕があり上品な方が多い。ボクは場違いな存在っす^^。、
川田先生の『海士』(宝生では『海人』だそうです)の写真アルバムを拝見。後見に小西弘通師

川田有紀子師範によるお稽古開始。最初のお二人は『富士太鼓』、次に中川社長の『経正』で、僕は4番目で『鶴亀』。
『鶴亀』(『大成版 観世流初心謡本 上』)は、受講2回目にI.C.レコーダーに録音したのを自宅で寝る前に聞いたり、CDに落としたのを車中で聞いたりしてたのだけど、ここ3週間ほどは忙しさにかまけてほとんど練習していなかった(恥)。恐る恐る謡い始める。
それせいようのはるになればー  しきのせちえのことはじめー ふろおもんにて・・・
意外なことにメロディーラインを覚えているではないか。1丁裏の「おびたたーしー」や「いおえーのーにーしーきや るりのとぼそーー」も、おっかなびっくり不安げな謡だったが、なんとか通過。「君の恵みぞありがたき」のリフレイン、その後段は謡本に書き込んだ自分なりの節付けメモでこれまたなんとか通過。2丁表は語り部分に入り、その後の「亀は」「鶴も」「重ぬらん」が僕にとっての難所だが、ここも不思議なことに録音した音が思い出せ口でリピートできた。カラオケと一緒なんでしょうね、楽譜(節譜)が読めなくても歌える(謡える)。後半、僕の好きな^^三連符?で調子に乗り、エイトビートにノリノリ(爆)。なんか謡ってて爽快感も味わえた。入門者向けの『鶴亀』なので一本調子が多いんでしょうね、途中で何箇所かトチりながらも、最後の「君乃齢も長生殿に。君乃齢も長生殿に。還御なるこそ。めでたけれ」と終えられた。
終わって川田師範から、「君乃齢も長生殿に」の繰り返し箇所についてアドバイスをいただく。そして、師範が「奥村さん、『鶴亀』は今日で終わりにしましょう。次は『橋弁慶』です」とおっしゃる。松下覚会長に拍手されて、「嬉しい+照れくさい」だった。

『橋弁慶』-例の文部省唱歌「京の五条の橋の上/大の男の弁慶は/長い薙刀ふりあげて/牛若めがけて切りかかる」です。『鶴亀』と同じ5級レベルの曲。ただし、『鶴亀』が3丁に対して『橋弁慶』は8丁と倍以上の長さ。
『橋弁慶』は『船弁慶』ほどは人気がない曲でしょうが、弁慶と牛若丸をどのように謡い分けられるか、難しそうですが楽しみです。「弁慶vs牛若丸」って「武蔵丸vs柔ちゃん」みたいな対決でしょうね^^。

華川会」の次回は8月8日なのですが、この日は僕はあいにく幕張で日本語教師研修。その次の華川会は8月15日。お盆ですができれば受講したい。1回目は、弁慶の名乗りから弁慶が五條の橋上に到る(4丁表)までぐらいのお稽古になるでしょうか。1回目に時間があれば、川田有紀子師範にお願いして師範の模範素謡をI.C.レコーダーに録音しようと思う。

川田有紀子先生、先生のご指導のおかげで1曲目『鶴亀』が終わりました。
2曲目『橋弁慶』のお稽古もよろしくお願い申し上げます。

by tiaokumura | 2009-07-20 13:44 | 謡を習う | Comments(14)
Commented by 角田 at 2009-07-20 20:01 x
奥村様
私も能と狂言がすきです~年に1度くらいですがいきます。
すばらしいですよね~
奥村様長くつづけてください。
Commented by tiaokumura at 2009-07-21 20:04
角田さま、2度目のコメントありがとうございました。
能や狂言はどちらでご覧になるんですか? 富山には能楽堂がありますが、角田さんのお住まいのところ(何県?)にも能楽堂はおありなんでしょうか。
はい、老後の趣味になるよう、素謡はこれからも続けます。記憶アホなのと仕事やってるのとでどこまで続くかわかりませんが。仕舞もやってみたく存じ候^^。
Commented by 角田 at 2009-07-22 06:27 x
能楽堂は私の市内の万象という市の建物の中にあって、年に1度は必ずいきます。最初に言ったときは緊張いたしました、私の前にいた高齢の方が倒れてしまい救急車を呼んだことを覚えています、あの静かな空間がすきなんです。私の住んでいるところに天清という饅頭屋があります、昔からある由緒ある老舗なんですが、そこのおじィさまが趣味で面をほっています、店にはたくさんの面があります、その方の息子夫婦が能の太鼓と笛などをしていて、その方の紹介で私も能楽に興味をもちました。
福井県には今立という山の中にも能楽堂があります。
奥村様は素晴らしい趣味をおもちですね。
Commented by tiaokumura at 2009-07-23 21:35
角田さま、コメントありがとうございます。
そうですか、福井県ご在住ですか。僕の県から近いですね。福井県は昔東尋坊に行ったことがあり、去年だったか永平寺に行ってきました。
天清のご家族、すばらしい方々ですね。京都から近いってこともあるんでしょうね。
金沢・高岡は宝生、富山は観世が盛んです。福井はどうなんでしょう。
Commented by 角田 at 2009-07-25 21:28 x
福井県は宝生です、京都にちかいので天清のご夫婦は京都へ習いにいっていたそうです。一度天清の酒饅頭をたべにきてください。江戸時代からつづく老舗です。面もたくさんあります。能の話になるとながくなります。いつかおいでください。ご案内させていただきます。
Commented by tiaokumura at 2009-07-26 15:24
角田さま、福井は宝生ですか。富山が観世ってどういう背景があるんでしょうね。興味深いです。いずれ機会があったら、観世の先生にうかがってみます。
酒饅頭、食べたいです! 富山にも似たような饅頭があり、大好きです。ぜひ一度天清にご案内ください。
Commented by 角田 at 2009-07-26 19:13 x
ぜひ、いらしてください~
出張の帰りにでも~お立ち寄り下さい。駅まではお迎えにまいります。
Commented by tiaokumura at 2009-07-27 19:19
角田さま、その節はよろしくお願いします。
年内に名古屋出張が何回かあります。帰路、福井で一泊できるといろんな楽しみが味わえることでしょうね。
Commented by 角田 at 2009-07-28 21:48 x
福井も美味しいものがたくさんあります。
私も和食が一番だとおもっています~
酒饅頭もだい好きです。
お待ちしております。
Commented by tiaokumura at 2009-08-01 19:46
角田さま、ぜひ実現したいですね。
福井は羽二重餅くらいしか食べたことがありません。あ、永平寺でお蕎麦、食べたかも。
旅の楽しみは食。角田様と食べ歩きできたら嬉しいです。
Commented by 角田 at 2009-08-01 20:23 x
食べ歩き賛成です、ご招待させていただきます!
蟹の時期にいらしてください!!
Commented by tiaokumura at 2009-08-04 19:18
角田さま、ありがとうございます。
越前蟹でしたっけ、まだ食したことはございません。冬場に福井へ行けば食べられるのでしょうか。予算はいくらくらいになるのでしょうか。今から貯金しておいて、お金がたまったら(いつのことやら^^)蟹を食べに福井へ参ります。
Commented by 角田 at 2009-08-07 22:13 x
越前蟹は一人2万円くらいでたべれるんではないでしょうか?コースで。
Commented by tiaokumura at 2009-08-14 15:24
角田さま、越前蟹って2万円もするんですかぁ。ビックリです。僕には食する機会はとうてい無理です。コースじゃなく、脚を数本とかはないんでしょうか(核爆)。安い情報、またご提供ください。


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