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藤沢晃治『「分かりやすい教え方」の技術 「教え上手」になるための13のポイント』(講談社)

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藤沢晃治(コミュニケーション研究家)
「分かりやすい教え方」の技術
「教え上手」になるための13のポイント

講談社 BLUE BACKS
2009年1月15日第2刷(第1刷は2008年12月20日)
800円+税

僕と同じく
授業力をつけたい 「教え方」が上手になりたい 教える対象者から「教えるの上手ですね」と言われたい
そんな思いでいる方の必読書が出ました。
この本、別に日本語教師向けに特化した本ではないので、会社・学校・家庭・ボランティア・教室・カルチャーセンターなどなどいろんな「教える場」に携わっている方(「教える」立場にある方)のどなたにも大いに学ぶことが多い本です。
僕もこれまで、各種講座・各種教室・学校などでいろんな「教わる体験」をしました。最近2年間通った某大学(特に名を秘す^^)では、「なんて教え方、ひどいんじゃ~」ってな「先生」もいました。そんな経験則から、また自分が教える立場も経験してみて、「教えるってことは実に難しいものだ」と日々+時々刻々感じています。
この本に共感できるのは、例えば「ダメな教え方がいっぱい!」の節(p.20-)でダメな理由を取り上げ
情熱がない 力みすぎる 押しつける 褒めない 双方向であることを忘れている 詰め込みすぎる
の6つに分けて説明している点。僕が日頃感じていることが全くその通りなんです。「わが意を得たり」です。もちろん僕が、ではそういう「ダメさ」を克服しつつある教師かは、また別の問題です(恥)。
あるいは別の箇所「『分かりやすく教える』五つの心構え」(p.53-)の
生徒をお客様と思え 生徒の「文化」を尊重せよ 生徒を楽しませよ
も(今は残り2つは省略します)、同じく「わが意を得たり」です。
同書、更には巻末に「『分かりやすく教える』チェックリスト」(p.181-)があり、約70項目に「はい・いいえ」で答える形になっている。僕もやってみたのですが・・・散々でした(恥)。
他にも「『分かりやすく教える』八つの技術」というのもあります。でも、あんまり書いちゃうと、この本売れなくなってしまうかもしれないので^^、ご興味持たれた方は各自ご購入の上、お読み下さい。

こういう本をバカにする「先生」ってぇのが必ずいるものですが、僕はこの本に書かれたようなことが「教師」の常識(共通理解、最低限のスキル)になったらいいなぁと思います。この本をベースにいろいろ考えて実行してみたい。

著者の藤沢晃治さんは僕にとって初めての方です。慶應義塾大学理工学部卒業後、大手メーカーでSE、そして今はコミュニケーション研究家。いろんな難しい資格も持っておられる方です。『図解「伝える技術」ルール10』(講談社)など既刊書も何冊かあります。

なおこの本に直接関係することではないのですが、一言だけ付言すると、僕は「先生」と呼ばれるのが嫌いです。
by tiaokumura | 2009-01-28 19:42 | 日本語教育 | Comments(0)


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