西田谷洋「村上春樹ファンタジーのイデオロギー」

f0030155_13525985.jpg(7月9日午前・記)
7月8日(土)、勤務先の富山国際学院に車を停めて徒歩2分の高志の国文学館へ。ここはかつては知事公舎だったか、それを改造して文学館に。有名シェフのイタリアンレストランも入ってます、ここに。美術館は多いでしょうが、文学館ってそんなにないでしょうね、日本全国に。「高志」は「こし」、富山の旧国名から。越中、越=こし、でしょうか。本年6月だったか、天皇、こちらに行幸。自分、野次馬でもないのですが^^学院から近いので道路にちょっと出てみましたが、意外と静か。庶民が日の丸の旗を振って「天皇陛下、万歳」と歓呼の声・・・なんてのはなかったかも。
高志の国文学館 文学講座(大学連携シリーズ)」ってのがここであって、昨年度は呉人恵先生(僕の富山大学言語学の恩師)を聴講。今年度は4講座あり、そのうちの一つを受講。

西田谷 洋(富山大学人間発達学部教授)
「村上春樹ファンタジーのイデオロギー」

村上春樹の短編小説には教科書教材として親しまれるファンタジーも数多くあります。そこで、本講座では「鏡」と「バースディ・ガール」を選び、ファンタジー的な世界構造とそれを成り立たせている言語表現の秩序を探ってみたいと思います。この二作は、いずれも過去の不思議な体験を語り手もしくは主人公が回想し、不思議な体験とは何だったのか考えさせる点で共通しています。しかし、言語表現の形式では異なっており、その細部を丁寧に読み味わっていきたいと思います。

講義は「序 ファンタジーのイデオロギー」「一 「鏡」の亡霊性」「二 「バースディ・ガール」のエコー」。僕は2作品とも未読。教科書に取り上げられているんですね、知らなかった。今回、2作品がプリントで配布。まだ読んでません。でもこういうのもらえてラッキー、かも。語用論か何かの勉強で「関連性理論」ってあったのですが、本講座でも引用。あと、エコーも言語学用語みたい。春樹ファンタジーが「昭和の資本主義社会の男性中心主義的な願望を投影した文学」(レジュメp1)ってどうだろう、違和感感じる。
難しい時は寝ちゃうのがわしのストラテジーで(激爆)、1時間半の講義中、気づいたら寝てたってことも^^。シニア、けっこう多かった。熱心にメモ取る人も。
高志の国文学館では間もなく「林秋路」関係があって、その時また来たいと思う。

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# by tiaokumura | 2017-07-08 13:52 | 富山 | Comments(0)

2017年6月・ブログ内ランキング


2017年6月は16本の投稿記事でした。久しぶりに月15本以上達成。偉いぞ、自分(照)。東京行きで7本(食事3回+展覧会4つ)が大きかった。「訪問者」は1日平均180.97人で、4月に100人を割ってしまったのから5月約4割アップ、6月、更に40人アップ。不思議。このブログは、「PC」「Mobile」「PV合計」「訪問者」とあるのですが、どういう集計になってるんでしょうね。「リンク元URL」は、なんかようわからんので、今月からスキップします^^。
6月の「記事ランキング」は
第1位<2011年5月12日付>こんな授業・あんな授業(17)久々の、日本留学試験「記述」対策(88アクセス。以下同じ)
第2位<2006年5月7日付>こんな授業・あんな授業(5)漢字の読み方のルール(65)
第3位<2011年10月23日付>「僕は20歳だった。それが人の一生でいちばん美しい年齢だなどと・・・」(ポール・ニザン)(47)
第4位<2017年5月25日付>癌日記(37)
第5位<2014年7月12日付>こんな授業・あんな授業(26)ディクテーション(34)
第6位<2009年6月16日付>富山県思考大会問題作成委員会『思考大会問題集 思考力の開発』小学生用・中学生用(30)
第7位<2012年4月23日付>富山地方法務局で登記(27)
第7位<2016年5月15日付>中学国語教科書を読む(27)
第9位<2016年5月28日付>LT会@高井戸に参加(26)
第10位<2014年12月31日付>こんな授業・あんな授業(28)漢字語彙マッピング(25)
でした。
今月も100アクセス超えはありませんでした。「僕は20歳だった。それが人の一生でいちばん美しい年齢だなどと・・・」(ポール・ニザン)、富山県思考大会問題作成委員会『思考大会問題集 思考力の開発』小学生用・中学生用、は、かつてよく100超えしてました。
検索キーワードランキング」のほうは今月も4以上はなしで、2が最高。どうなってんでしょうね。これも掲示、スキップします。

NHK「ひよっこ」、ビートルズ。僕はビートルズは小学校・高校の同級生の大間知岩男君の家で高2の夏だかに初体験。彼、フランク・シナトラのファンじゃったんで、なんでリバプールのこんなうるさい音楽が、って不思議でした。あれ、LPレコードだったんかなあ。「ひよっこ」、シシド・カフカ、注目。岩手県一関出身の役。彼女、吉田羊みたいにブレイクするんかなあ。小雪とちょっと似てる。芸名からして、ぶっ飛んでる^^。今週の同番組、ビートルズ@赤坂みたいな展開。これで半分くらいまで来たんでしょうか。BSで見てるんで、前番組の「こころ」もいつの間にか見てる。こころ役の中越、これで初めて知った。その後、どうなんでしょうね。でもこの頃からスチュワーデスって言わんようになったんかなあ。パリ行きの飛行機では「スチュワード」、乗ってました、僕。「看護婦」もそうですが、ドラマで言葉・用語、違和感感じるときも。時代考証、けっこう大変なんでしょうね、現代ドラマでも。
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# by tiaokumura | 2017-07-02 19:22 | このブログのこと | Comments(0)

小林政広監督『海辺のリア』

f0030155_11183583.jpg海辺のリア』
2017年 日本 105分 日本語
監督・脚本:小林政広
エグゼクティブプロデューサー:杉田成道
キャスト:
仲代達矢 黒木華 阿部寛 原田美枝子 小林薫

今、富山国際学院でスウェーデン+日本ダブルの男子中学生が夏休みを利用してC組で日本語勉強中。この間、彼のお母さんにスウェーデンのお札を見せてもらった。スウェーデン、もちろんユーロじゃない。クローナ。ノルウエー、デンマークはクローネ。「苦労ね」で覚えやすい^^。で、いくら紙幣だったか、スウェーデンの紙幣にフェデリコ・フェリーニの肖像が印刷。自分、若い頃、フェリーニの映画、何本か観た。なんかようわからない映画じゃったけんど^^。あの頃はヌーベルバーグとかアメリカンニューシネマとかイタリア映画とか、よく観たものだ。京橋の近代フィルムセンターにも通って、ドイツやフランスの戦前戦後の映画なども観た。富山にUターンしてしばらくは映画どころじゃなかったのだろうけど、ここ10年くらい、年に何回かは劇場映画、観てる。小林政広監督『海辺のリア』は、河瀨直美監督『光』と同じように、新聞などでよく取り上げられていて、総曲輪のシネコンで上映されるというので、7月2日(土)、観てきた。

正直言って、ガッカリ。腰痛を押して行ったのですが、始まって30分くらいでいやになってきた。それでも最後まで観て来ました。最低限のマナー、でしょうか。仲代達矢は小林監督を高く買ってて、これが3作目の出演とか(名張毒ブドウ酒事件の奥西勝死刑囚役、仲代、やった)。小林にしてみれば、レジェンド名優・仲代へのオマージュみたいな気持ちを込めた映画製作なんでしょうが、あまりにも予定調和的。仲代ならこういうセリフ、仲代ならこういう演技、そして何より仲代向けの映画ストーリーがいやな感じ。タイトルも見え見えですもんね。黒木はともかく、演技は俳優陣=原田、阿部、小林も、それぞれ「これぞ、××」って感じの演技。ちなみに本作品、出演俳優は5人だけかも。黒木が仲代の娘って設定、いかがなもんか。あまりに不自然。リアとコーデリア、そんな年の差でしたっけ。なお映画の車は金沢ナンバー。石川県でロケなんかも。
↑は炎上しそうな映画感想です^^。ご勘弁を。でもこの映画、僕は上述の評価でしたが、日本アカデミー賞やキネ旬、報知で高評価、得るんでしょうね。願わくば、本作が名優の遺作になりませんように。仲代を「桑畑」名にするんじゃったら、いっそのこと、思いっ切り喜劇仕立てにしたらよかった。

全く話は変わりますが、こないだ東京神田「みますや」でハイランド時代の仲間たちと食事会してて、ケンジから安藤サクラさんの出産のことを聞いた。結果、どうだったんでしょうね。ご存知だと思いますが、夫は柄本佑。

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# by tiaokumura | 2017-07-02 11:18 | 映画 | Comments(2)

多国言語文化交流クラス第143回フランス&フランス語

f0030155_1850974.jpg(7月2日午前・記)
富山市民国際交流協会・国際教養委員会の≪多国言語文化交流クラス≫、ときどき受講してます。「教養」って自分みたいなアホにはちょっと引っかかるネーミングですが^^。「きょうよう」「きょういく」ってご存知ですか。いつぞや遠藤広治さんに教えてもらった。「今日、用がある」「今日、行くところがある」ですって。シニアボケ防止の言葉でしょうか。
7月1日(土)、激しい雨の中、富山駅南口前・CiCへ。
ある世代にはソビエト連邦(「ソ連」)や朝鮮人民共和国(「共和国」)、中華人民共和国(「中国」)、理想・憧れの国だったでしょうね。あるいはベトナムやアメリカ。僕らの小学生頃は、「スイス」がそうだったような。で、僕の場合、1か国あげればフランスでしょうね。映画・文学・思想・ライフスタイル・美術・音楽などなど、フランスは豊穣な国(って印象)。大学の第2外国語、フランス語、取った。クラスメートと当時池袋にあった「セルパン」や「ネスパ」って喫茶店で、パスカルやカミュや、サン=テグジュペリ、モーリス・メルロ=ポンティなどの読書会も(照)。原書、フランス綴じだった。その後、ゴダール映画にもハマる。思いっ切り背伸びしてたんでしょうね。
2000年8月、憧れのパリ旅行。6泊8日だったか。僕はアジアは、一瞬も含めて中国・ネパール・ベトナム・台湾・タイ・インドに行ってますが、欧米は2000年パリが唯一。妻と二人、あちこち行きました。ガンサバイバーな妻だったんで、1日2カ所がせいぜいでしたが。

さて、本クラス。Lisaさん&Martialさんが講師。お二人はフランスで同じ大学で、今は富山国際大学に留学中。自己紹介の後、「L'histoire de la Bretagne」「L'histoire de la Lorraine」。マーシャルさんはブルターニュ、リサさんはロレナのご出身。その後もパワーポイントを使いながらお二人交互に「名物食べ物・飲み物」「名所・旧跡」。マドレーヌ、ロレナのCommercyさんって方が考案ですって。彼女がいなかったら『失われた時を求めて』はなかったかも^^。Le Bargkassは牛のチーズ、Le gris de Toulはグレイ・ワイン。Metzにポンピドゥー美術館あり。Nancyは金沢と姉妹都市。最後は「Festivals」。ドイツの影響が残るロレナ。ケルト系のフェスティバルがあるブルターニュ。
もう無理ですが、パリ再訪、生きてるうちに実現できたら・・・。

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# by tiaokumura | 2017-07-01 18:50 | 富山 | Comments(0)

ハラル食パン

f0030155_849570.jpg(7月1日夜・記)
富山県東部の企業の社員食堂にハラル食堂ができた。ネットニュースにも紹介。担当者によると、
ハラル食堂に関する食器、厨房、返却口と、食材の搬入から洗浄まで明確に分けることを徹底した
とのこと。
同じく同記事によれば、
宗教法人「日本イスラーム文化センター」はこれまでに、上智大学の学生食堂や日本航空の機内食にもお墨付きを与えたが、「社員食堂への認証は今回が初めて」
だそうです。

ご縁があって記事中の企業に数年来、日本語授業で出講してます。「ハラル料理」、この間名古屋入管出張の折、大須で食べてきました。先日NHKテレビ(その後ラジオでも)で、富山市内でハラル食パン出してる店の紹介があった。これもセレンディピティーの一種になるんでしょうか、いろんなことがつながってきます。TV見て、電話つながりでパン屋さんのオーナーと連絡がつく。身分を名乗り仕事のことを話し、ハラル食パンを分けてほしいと頼む。毎週何百食か、モスレムの方々に提供してるんですね、そこ。で、彼、僕の願いを聞き届けてくださって、毎週、3斤ずつ入手。アップした写真、認証シール、見えますよね。
おいしい。性格上、保存がきかないので、冷凍後冷蔵庫に入れ1枚ずつ朝食で食べました。同僚にも分けてあげましたが、好評。
パン屋さんは護国神社の近くにあります。食べてみたい方は同店でご予約を。
ハラルはベジタリアンにも共通するみたいです。

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# by tiaokumura | 2017-06-26 08:49 | 美味録2017 | Comments(0)

花森安治の仕事

f0030155_13312680.jpg(7月1日夜・記)
6月25日(日)、午前のウオーキングの後、富山から高岡へ。高岡市は富山第2の都市。このあいだ燭光能@瑞龍寺、観て以来の訪問です。あいの風鉄道・高岡で降りて、しばし当惑。お目当ての高岡市美術館への行き方がわからない(汗)。電車もバスも・・・なさそう。タクシーに「高岡市美術館へ行きたいのですが、いくらくらいですか?」って聞いたら、予測より高い料金だけど、時間もないので、タクシー利用で行くことに。同美術館、前回藤子不二雄関連のバスツアーで訪れてるはずなのですが、あの時は団体でガイド付きだった。今回は単独。

花森安治の仕事
デザインする手、編集長の眼

高岡市美術館
~7月30日

この日、関連企画で「父・花森安治のこと」で土井藍生さんが講演会(矢野進氏が聞き手)。予想通り、ずいぶんな混みようでした。なんとか会場の中央当たりに席を見つけ座る。『とと姉ちゃん』、よく見てました。花森安治の長女、ちょっと出てましたよね、名前はドラマ用でしたが。
花森と奥さんの出会いは上野駅での「松江1枚」。2回目は松平不昧公(こないだ哲ちゃんと鯛めし、食べました)にちなむお茶会。「学生結婚」。藍生は一人っ子、「出藍の誉れ」から命名。「家長・最高権力者、明治の男」「卵焼き事件」「たばこ」「娘の就職」「娘の結婚式での花森」など、おもしろい話、たくさん聞けた。京都の花森のデッサン(自画像)も。
なんで花森が高岡、って疑問だったんですが、花森展の企画に高岡市美術館も名乗りをあげたようです。展覧会は「あいうえおもの図鑑」「学生時代の花森安治」「戦時下の花森安治」「暮しの手帖社の花森安治」「花森安治の装幀-他社の仕事」「《一銭五厘の旗》を掲げて」の構成。本展、この後、岩手県盛岡市「岩手県立美術館」に巡回。

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# by tiaokumura | 2017-06-25 13:31 | 美術 | Comments(0)

富岩運河 WALK&RAIL

f0030155_11385679.jpg(6月29日夜・記)
アップした写真、石原裕次郎(いしはら・ゆうじろう1934-87)を気取ってます(激爆)。でも、足が短すぎ~。
前記事でも紹介したように、今年、ウオーキングに参加してます。これまで
4月9日 さくらウオーク2017 6kmコース
5月21日 猪谷関所歴史探訪ウオーク 約5kmのコース
に参加し、今回は3つ目
6月25日(日)
富岩運河WALK&RAIL
7.5km
に参加。
当日朝、雨が降ってて、開催、心配でしたが、ポートラム・インテック前で下車し、環水公園へ急ぐ。ガランとしてたんで、一瞬、中止?と思ったのですが、そうではなかった。ほぼ受付終了ギリギリだったんですね、時間が。僕のことを知ってるって女性がおって、ドキッしたのですが^^、さくらウオークで会ってたようです。にしても、世の中、記憶力がいい人っておるもんです。開会式、準備運動。雨中、公園を出発。雨はやまず、途中強まる場面も。馬場公園で休憩。「馬場」は「馬場ハル」さんから命名。公園で「ヘルン文庫」(ヘルン=ラフカディオ・ハーン)のことなど、説明を聞く(ミニ講座)。
休憩後、出発。最終地の岩瀬カナル会館まで。写真のバックにあるのが、会館です。ここ、こないだモスレムと日本人の集い、あった。
帰りは、ポートラム乗車券がもらえて、それで富山駅まで。
富山駅から「あいの風鉄道」で高岡へ。

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# by tiaokumura | 2017-06-25 11:38 | 富山 | Comments(0)