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築地・井上でラーメン

築地・井上でラーメン_f0030155_640396.jpg(4月2日午後・記)
7歳違いの長姉は1962年に結婚。僕は16歳の多感な^^時代だった。横浜に嫁ぐ姉に、あれはお小遣いを貯めて買ったのか、『智恵子抄』を贈った。姉夫婦には大学受験で上京した折にお世話になり、茗荷谷での合格発表を見に行った時(あの頃は周遊券とかがあって、安く行けたか)も姉夫婦の住む横浜に泊まっているかもしれない。大学に合格できて東京生活が始まる。田舎者には見るもの聞くものすべて刺激的で珍しかったでしょうね。やがて道を踏み外し(照)大学卒業はできなかったが、姉夫婦には在京中ずいぶんお世話になった。姉夫婦は横浜から二子玉川、そして相模原と転居。ご飯を食べさせてもらったりお小遣いをもらったり・・・。
義兄が月曜日早朝に逝去。最初北陸新幹線で上京をと思ったが、あれやこれやあり、結局、木曜日の夜行高速バスで上京することにした。木曜、夕食後に富山国際学院に行き、仕事を片付ける。学院に車を置き、富山駅まで歩く。午後10:50発バス乗車。早朝5:20、池袋着。池袋から丸ノ内線で銀座、銀座から日比谷線で築地。築地から歩いて場外市場へ。もんぜき通りに面した井上で朝食のラーメン。せっかくの築地だからお寿司か海鮮丼もと思ったが、この後井上で食べられるのも(年齢&食欲の関係で)ほとんどないと思い、今回の朝食に。

大学にはまだ籍があったころのこと。西武池袋線の練馬にアパートを借り、池袋西口のロサ会館(今もあるみたい)の中にあった成吉思汗の店で働いていた。SYって娘と付き合ってた。僕は大学生時代に所属するサークルでサマースクール、スプリングスクールってのをやってて、そこの中学生だったIさんと成吉思汗のお店で会った。彼女は豊島区の中学校出身だった。で、彼女の恋人のOさん(のちに二人は結婚、その後離婚)を紹介された。人の縁って不思議なもんです。Oさんの紹介で僕は間もなく、日本橋三越近くの古河ビル内のスナック「パルム」で働き始めてた。
パルムでは、若かったので買い出しも担当。アメ横にピーナツを買いに、合羽橋には調理器具関係購入、そして築地では合挽肉を買ってた。築地の楽しみは井上でのラーメン。薄給の身^^、寿司なんてとんでもなかったんでしょうね。回転寿しなんてなかった時代。
井上は今も当時のおやじさんのお店。僕と同じくらいの年齢かなあ、彼。若い衆が二人手伝ってた。アップした写真、ラーメン。700円。昔ながらの東京ラーメン。缶ビールは自前です(激爆)。ラーメン、ゆっくり味わいつつ完食。食べてる間にお客さん、2回転くらい。今も人気店な井上。次回、食べることはあるのかなあ。

築地から新宿まで地下鉄。新宿から小田急で町田。町田からタクシーで斎場へ。

# by tiaokumura | 2017-03-31 06:40 | 美味録2017 | Comments(0)

癌日記:3月23日(木)、病院で『騎士団長殺し』読了

癌日記:3月23日(木)、病院で『騎士団長殺し』読了_f0030155_946248.jpg(4月2日午前・記)
今朝の朝日新聞に、村上春樹のインタビュー。単独ではないみたいですが、作品刊行後のずいぶん早いインタビューです。以下、春樹の言葉から3か所引用。
僕はこれまで、家族を書いてこなかった。でも今回は、一種の家族という機能がここで始まる
僕自身が年をとってきたからかもしれないけど、何かを引き継いでほしいという気持ちがあるんです。それが何なのか、自分でもよくわからないけれど
物語は即効力を持たないけれど、時間を味方にして必ず人に力を与えると、僕は信じている。そして、できればよい力を与えられたらいいなと希望しています
村上春樹さんインタビュー『騎士団長殺し』の執筆語る
『騎士団長殺し』、僕は癌のかかりつけの病院で3月23日に読み終えました。刊行から割と早く読み終えた読者でしょうか。「まりえ」と「室(むろ)」の続編物語、春樹の中で成熟して、やがて2021年(東日本大震災から10年後)に出版されるかも。
村上春樹のノーベル文学賞、たぶん、ないでしょうね。ファンや期待する人に怒られそうだけど^^

3月23日(木)、今年2回目の予約診療。受付。中央処置室でビタミンB12の注射。『騎士団長殺し』読むうちに、主治医の診療開始。その前に血圧・体重測定。血圧123-82、体重56.2kg(微増か)。
主治医のTドク、「治癒」という言葉も使う。「寛解」とか癌では言いますが、僕はどうなんでしょうね。彼、2回目の手術(2012年2月29日。この年は閏年だった)のことも述懐。1回目は胃癌・肝臓癌などの手術で、2回目は腸閉塞・大腸癌の手術だったんですが、抗癌剤TS-1とシスプラチンの効果で、大腸の癌細胞が死滅していたそうです。「奇跡」、ではないでしょうが、僕は運よく抗癌剤が効果を発揮したガン・サヴァイバーなんでしょうね。生存率って、結局0か100%しかないんだろうけど、5年生存率1ケタの身だから、幸運者だ。近藤誠の例外かも、自分。
癌と闘う、ってタイプじゃなかった、自分(過去形にするにはまだ早いけんど^^)。癌を生きる、癌と生きる、って感じの生活。「ガンサヴァイバー」って言葉から連想して「ガンファイター(癌と闘う人)」って言葉を思ったが、これって、銃を撃つ人、銃で戦う人、って意味になるかも(激爆)。でも、癌と闘って壮絶な人生の方々も多数おられるでしょうね。
Tドクとは、免疫療法のことも話題に。あと彼は例の「オプジーボ」のことも。あれって2割くらいの成果だそうです。
会計。520円。院内のレストランで昼食、とろろそば。完食。薬局。薬6種、3,440円。
次回の診療予約は5月25日(木)。CT検査あり。

中抜けしていた富山国際学院に戻り、あれこれ仕事。

(4月2日午後・追記)
村上春樹のインタビュー、北日本新聞(富山の地元紙)・読売新聞にも載ってました。日経はなかった。毎日や産経、東京新聞はどうなんだろう。
おもしろいのは、3紙、微妙に違うこと。日本語授業で新聞記事読み比べってしますが、これ、好材料かも^^。

# by tiaokumura | 2017-03-26 09:46 | 癌日記 | Comments(0)

にぎやか20周年

にぎやか20周年_f0030155_137824.jpg(3月26日午前・記)
NPO法人にぎやか 20周年記念セミナー
富山の女が始めた現代の世直し
米騒動から富山型ケアへ
2017年3月19日(日)
とやま自遊館

惣万佳代子さんのナイチンゲール記章受賞で初めて知った方もおられるかもしれませんが、わが富山県は^^「富山型ケア」の発祥地。これ、今では皆さんの地域にもあるかも。
21世紀になろうとする頃かなあ、「男女共同参画社会」関連のボランティアをした。当ブログにそのあたりのこと、書いてあるはず。で、その時にパネリストに惣万佳代子さんを呼ぼうと思った僕が他のボランティア委員から告げられた名前が阪井由佳子さん。阪井さんとは後日、不思議なご縁で出会い、今では会うとハグできる仲です^^。惣万さんの「このゆびとーまれ」の影響で阪井さんは「にぎやか」を立ち上げた。それから20年。今回、20周年記念イベントがとやま自遊館で。参加してきました。大勢の人々でにぎわってた。400人以上は参加でしょうか。
イベント、「阪井由佳子あいさつ(アップした写真)」「~ゆかりと過ごした13年~にぎやか活動紹介」と続き、ハプニングみたいな「かっちゃん登場」があり、これぞ「にぎやか」って感動が会場内に広がる。
金澤敏子「米騒動と富山の女」、上野千鶴子「おひとりさまの最期」を支える富山型ケア、の講演。上野の「家族」って介護のキーワードに対する違和感、確かにそうだと思った。
講演の後の鼎談は欠席した。上野・惣万・金澤で、司会が阪井。
「にぎやか」は、「ありのままを受け入れます」「いいかげんですんません」「死ぬまで面倒みます」が理念。看取りの施設「かっぱ庵」もある。
富山県のNPO第1号が「このゆびと~まれ」。「にぎやか」も早くにNPOに。富山国際学院もNPO組織になっている。僕は新年度、理事長退任。もっと何かできればという思いは残る。

# by tiaokumura | 2017-03-19 13:07 | 富山 | Comments(0)

『死ぬまでに見ておきたい日本の文化 春画傑作選』(宝島社)

『死ぬまでに見ておきたい日本の文化 春画傑作選』(宝島社)_f0030155_8373484.jpg(3月26日午前・記)
春画 傑作選
死ぬまでに見ておきたい日本の文化
2017年3月24日 第1刷発行
宝島社
980円+税

細川のお殿様・元総理大臣のおかげでしょうね、「春画展」、永青文庫であった。引き受け手がなかったそうです、同展。イギリスでできるんに、なんで本国ではあかんの、って、僕なんかは思いますが、タブーはタブーだったんでしょうね。永青文庫での春画展、もちろん行きました。その後、細見美術館(ここ、若冲のコレクションも)に巡回した折にも京都に行って観てきました。どちらの春画展もカップル・若い方々(ただし18歳未満は禁)も鑑賞。
本書、師宣・清長・春信・歌麿はもとより、鳥高斎栄昌、磯田湖龍斎など僕の知らない画家も。付属のDVDには名作約200点が収録。
春画の男根を見て、日本男児はこうだと思われると困る(激爆)。自分、ここんところご無沙汰ですが(大汗)、インポ・短小・包茎・早漏、の四冠王っす(大恥)。
宝島社、幻冬舎などと並んで、今一番の出版社でしょうね。ヤクザ関係のムック?も出しています。

# by tiaokumura | 2017-03-19 08:37 | 美術 | Comments(0)

♪東京へは もう何度も行きましたね♪♪♪

♪東京へは もう何度も行きましたね♪♪♪_f0030155_8444634.jpg(3月26日午前・記)
Hanako no.1129
くせになるよね、吉祥寺
3月9日発売 第30巻5号
マガジンハウス
特別定価 ¥600
*東京時代の最後、中央線の国分寺のアパートに住んだ。高田馬場・上板橋・常盤台・練馬・中村橋などにも住んだかなあ。友人の宮崎君が中央線沿線に住んでいて、彼の住まいを訪ねたことがあるかもしれない。好きだった^^MYさんと最後に別れたのは、西荻の喫茶店だった。なぜか、彼女の妹さんも一緒だった。思い出って都合がいいように再構成されて脳にインプットされるのかも。
本書、「住みたいところ」とかでよく上位に来る吉祥寺。白馬時代の友人・ポパイが、ここでフレンチレストランをやっている。あと、パルム時代にちらっと出会った上山さんがここで喫茶店をやっていて、又吉の直木賞のあと、又吉が通った上山さんのお店もBS番組で紹介されてた。イマドキの言葉で言えば「聖地」なんかも。
本書では「朝ごはんを食べよう。」に注目。僕は京都祇園で朝ご飯を食べたことがあるが、いつか吉祥寺の「栄久」でも朝食タイムを過ごしたい。8時から。夕方早めに開店する「PEP」も行ってみたいお店。

東京散歩
下町と山の手歩きの決定版!
2017年3月25日発行
成美堂出版
900円+税
*4月9日(日)に「さくらウォーク」ってぇのが富山市であり、参加しようかと思ってる。「歩く」ってほとんどやってませんもんねぇ。本書、東京歩きのガイド本。浅草・東京スカイツリー・谷中・本郷、小石川・神楽坂・池袋・巣鴨、皇居周辺・赤坂・新宿御苑・明治神宮、銀座・築地・月島・深川、浜離宮・東京タワー・麻布十番・お台場の、「東京散歩45コース」。あれは誰の発案だったのだろうか、1回目の大学生時代^^、サークル仲間と東京の公園などを散策したことがある。まだ都電が走ってた頃。あれから半世紀ほどが経った。東京は僕の好きな場所です。本書、「東京近郊路線図」も便利。大学生時代、地下鉄は丸ノ内線・日比谷線・銀座線で、東西線がやっとできた頃だったか。今は都営4路線、メトロ9路線ですもんね、わからんはずです、東京の鉄道事情は。お上りさんっす(激爆)。

本記事タイトルは古いフォークソングから借用。彼女が東京にいる地方住み男子の思いを歌ってたか。

# by tiaokumura | 2017-03-18 08:44 | | Comments(2)