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上賀茂神社で石見神楽を観る・聴く

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(11月3日午後・記)
2015年10月31日(土)、足の痛みを引きずりながら、下鴨神社舞殿を後にする。境内の暗闇をなんとか足早に進みバス停に。同じことを考えている人たちでしょうね、同行数人。ちょうどバスが来て乗車、上賀茂神社(賀茂別雷神社かもわけいかづちじんじゃ)に向かう。バスがなかったらタクシーって思ってました。ラッキー。朝日新聞11月3日付「神の舞 京の闇を照らす」でも紹介されていますが、21年ごとの式年遷宮の上賀茂神社で石見神楽(いわみかぐら)が奉納。
上賀茂神社橋殿。午後7:50頃でしょうか、前奏のあと、まず「恵比寿大黒」。これ、豊穣を願うんでしょうね、ユーモアを含んだ舞。次いで「大蛇」(11月2日は「頼政」だったみたい)。アップした写真、見にくいですが、大蛇登場です。スサノヲのヤマタノオロチ退治です。皆さまご存知のストーリーでしょうが、スサノヲノミコトがある村を訪ねる。村長でしょうか、娘がオロチに嫁がねばならない窮状をスサノヲに訴える。義を見てせざるは、でしょうね、わしに任せておけとスサノヲ。彼の計略により、みごと、大蛇の首を次々と切り倒す。大立ち回り、やんやの喝采でした。今回は、地元の京都造形芸術大学のサークルの学生たちが出演。衣裳なども彼らの手づくりなんでしょうか。若い人たちがこういう伝統芸能を継承しているなんて、すばらしいことです。石見神楽と今様は、下鴨・上賀茂で交互に奉納のようです。

午後9時前に石見神楽が終わり、上賀茂神社からバス停に向かうも足の激痛。月曜からの仕事に差し支えなきゃいいのにと。京都観光してて足を痛め仕事に支障なんて洒落になりませんもんね^^。なんとかバスに乗り込み、午後10時前に京都駅に着く。ここで困った。食事をしようと思ったがほとんどの店が10時閉店。京都タワー周辺におばんざいの店とかまだやっている飲食店がけっこうあるでしょうが、足の痛みのせいでそこまで歩く気力がない。京都駅のエスカレーターでSUVACOの2Fに上って、やっとやっているお店発見。SPANISH BARの店「figueras」(フィゲラス、でしょうか)。スペインビールのマオウと前菜「タパス盛り合わせ」。盛り合わせは、イカ・タコ・エビなどのマリネ、オムレツ、オリーブのゼリー寄せなどでした。パエリャが食べたかったのですが2人前からってことで断念。
高速バスまでまだ時間があるので、カフェベローチでブレンドコーヒー。
新阪急ホテル前、23:20発・高速バス乗車。早朝、富山着。富山国際学院に寄って車に乗る。

話は違いますが、土曜日にBSプレミアムで「ザ・フォークソング」って番組やっている。10月24日は、下田逸郎(「セクシィ」「踊り子」)、カルメン・マキ(「時には母のない子のように」他。これ、寺山修司、Sometimes I feel like a motherless childのパクリでしょうね^^)らだった。10月31日は京都にいたので観られなかったが(残念)、あがた森魚、山崎ハコ、長谷川きよし、りりィ(小栗康平監督『FOUJITA』に出演)らだった。再放送ってあるのかなあ。

足の痛み、左の激痛は幸いなことに日曜日午後に解消しました。右は痛み、11月3日現在、まだ少し残っている。
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by tiaokumura | 2015-10-31 20:27 | 音楽 | Comments(2)

下鴨神社で今様を観る・聴く

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(11月3日午前・記)
2015年10月31日(土)京都非公開財特別公開。これ、今年が第51回だそうですが、僕は初体験。いつもは公開していない秘仏・秘蔵品が観られるってことなんでしょうね。でも地方住みには「いつも」も「特別公開」も変わらんけど^^。
僕が京都に初めて行ったのは、中学以来の親友の山澤修一君京都大学に進学していて、大学1年か2年の正月だったか、百万遍あたりにあった彼の下宿に泊めてもらった時。京都大学生ってすごいなあと思ったのは、彼らのマージャンもそうだったが、山澤君の先輩なんでしょうね、僕の泊まってた部屋に来て哲学めいたことを語った京大生。自分みたいなもんにはチンプンカンプンだった。彼、今でもご存命でしょうかねぇ。
さて、信行寺(若冲「花卉天井図」)・京都国立博物館(琳派展)で時間を喰ったので、当初予定した「午後=信行寺・琳派展・冷泉家・太郎屋」のプランを変更し、琳派展からは夜間の下鴨神社に向かう。京都御所近くの冷泉家(れいぜいけ)は今回は住宅、牡丹図蒔絵文箱が公開。太郎屋はおばんざいの店です。上賀茂神社が早く終わったら太郎屋で遅い夕食ってのも考えた。
京都駅から市バス205に乗る。下鴨神社まではけっこう乗るのですが一律の230円。こういうところはさすが観光都市なんかも、500円って言われても納得する距離です。そろそろ暗くなった下鴨神社(賀茂御祖神社かもみおやじんじゃ)境内を何人かと歩く。こういう時ってみんなが行く方向に合わせれば目的地に行けますもんね、方向音痴者の生活の知恵です^^。でもこれでパリのドゴール空港で失敗したこともある(照)。
今回の特別公開に行こうと思った理由の一つが今様・石見神楽体験。2つは夜間なのでスケジュールが立てやすい。今様は「いまさま」じゃなくって「いまよう」です(激爆)。若い人が敬語ができないって例で、新入社員がお客様に「何様(なにさま)ですか?」って名前を聞いたって笑い話がありますが、うっかり「いまさま」と呼ばんように^^。「今様」、言わば流行歌・ニューミュージックでしょうね。『梁塵秘抄』(りょうじんひしょう)の「仏は常にいませども・・・」「遊びをせんとや生まれけん・・・」が有名ですね。形式は「七・五の一二音の句四句」(『大辞林 第三版』)。
下鴨神社舞殿で午後6時半から今様。女性4人。リーダー格のA子さんが説明&楽器、次の年齢の(遠目なんで正確じゃないかも)B子さんが楽器、で、若手のC子さん・D子さんが舞。A・B・C子さんは歌も。計3曲だったか。3曲は、梁塵秘抄と近代今様と現代今様だったような気がしますが、違ってるかも。アップした写真、奥右がA子さん、手前で舞うのがD子さん、その後ろにC子さん、左がB子さんです。
今回の京都、単独行動なので徒然草の「仁和寺にある法師」や「狛犬に感涙する坊さん」みたいなことも覚悟してたんですが(激爆)、思ったよりスムーズに観光できました。交通機関、地下鉄利用ゼロって、ちょっと不思議。近鉄・京阪・市バスでした。タクシー利用はゼロ。その代わり、よく歩いた。下鴨あたりで、英語で言えば右のfootと左のlegに激痛。痛みをこらえながらの歩き、難行苦行の感を呈す・・・。

11月1日の朝日新聞記事(「巨額の遷宮費 確保に奔走」)で知ったのですが,下鴨神社も上賀茂神社も維持が大変みたいです。
下鴨神社・社司「寄付金に頼るのも限界。人口減や氏子離れが進む中、何もしなければ朽ちていくだけ。祭儀ができなくなれば、神社の存在意味がなくなってしまう」
上賀茂神社・宮司「広く多くの人に協力していただきやすい方法を工夫しないと、神社を維持していけない」
同連載によれば、檀家も氏子もいない日光東照宮も大変なようです。
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by tiaokumura | 2015-10-31 19:08 | 音楽 | Comments(0)

琳派 京を彩る

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今回の京都行きの中に展覧会も一つ入れた。東京が先だったんでしょうね、琳派展。「琳派」ってのも考えてみると不思議なカテゴリーですが^^、本阿弥光悦が芸術家(当時はそんな言葉はなかったでしょうが)を集めて村を拓いてから400年ということで「琳派400年」。尾形光琳からはぴったりの年数がないんでしょうね^^。本展の超目玉は3つの「風神雷神図屏風」を一か所に集めたところ。

琳派誕生400年記念
琳派 京(みやこ)を彩る
前期:~11月1日 後期:11月3日~23日
京都国立博物館 平成知新館
公式サイト:こちら

10月31日(土)、市バス206に乗り(信行寺のあとバス停に並んだが満車が続きなかなか乗れなかった)「三十三間堂・博物館」で下車。大きい博物館なので人の多さ、わかりにくかったが、なんと「60分待ち」とのこと。すごい人気なんですね。ちょっとだけ迷ったが、冷泉家太郎屋での夕食をあきらめて、列に加わる。
ようやく入館。3階からってことで3階→2階→1階。どこもすごい混みよう。ゆっくり観るのをあきらめた。土日に行くもんじゃないでしょうね。この間の春画展@永青文庫もすごかったが、ここはその100倍以上(いや1000倍以上かも)の人、人、人。人の隙間を覗いて鑑賞してきました^^。図録も高いので買えませんでした(泣)。
構成は3Fが「第1章 光悦 琳派誕生」「第2章 光悦と宗達 書と料紙の交響」、2Fが「第3章 宗達と俵屋工房」「第4章 かたちを受け継ぐ」、1Fが「第4章 かたちを受け継ぐ」「第5章 光琳 琳派爛漫」「第6章 くらしを彩る」「第7章 光琳の後継者たち 琳派転生」。
俵屋宗達「風神雷神図屏風」(国宝)、尾形光琳「風神雷神図屏風」(重文)、酒井抱一「風神雷神図屏風」は「第4章 かたちを受け継ぐ」で2Fに展示。国宝は他に本阿弥光悦「舟橋蒔絵硯箱」、俵屋宗達「平家納経」、俵屋宗達「蓮池水禽図」、尾形光琳「八橋蒔絵螺鈿硯箱」。
20代のころ、辻邦生をよく読んでた。『嵯峨野明月記』、また読みたくなった。
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by tiaokumura | 2015-10-31 16:24 | 美術 | Comments(2)

松葉本店でにしんそばを食す

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(11月1日午後・記)
10月31日(土)@京都泉涌寺(せんにゅうじ)を出て、次に乗るべき京阪の駅を、道すがらのお店の女将に尋ねる。僕の偏見なんでしょうが、これまで、都人ってなんか僕のような田舎者にはつっけんどんな印象でしたが、この時はとても親切に教えていただきました。教えられたままに15分ほど歩いたでしょうか、途中、中高校生の下校場面とも遭遇し、京阪東福寺駅に着く。そこから乗り京阪電鉄「祇園四条」着(150円)。ここ、南座のところです。米朝追悼落語会、やってました(さだまさしの名もあった)。南座のすぐ横にあるのが「松葉本店」で離れたところに「松葉北店」もある。祇園四条駅を出て、南座の前で受付していた若い男性に「松葉本店ってどこですか?」って聞いたのですが、「わからない」ってお返事。正解は南座の右隣なのだから、よう考えたら聞く方もバカですが答えた方も・・・^^。
店に入ると「10分待ちだがどうするか?」とのこと。待ってもいいので入店。地下に降りて順番を待つ。僕は今、木曜日は勤務先の富山国際学院近くの「よつの葉」で「せいろ」を食べている。五郎丸じゃないけど、ルーティン^^。で、このお店のご主人が修業してたのが「松葉」。今回の京都行きで、昼食はここにしようと思ってた。「にしんそば(鮭ごはん付)」(アップした写真がそれ)を頼む。松葉は
明治15年二代目松野与三吉により「にしんそば」を発案するに至りました。(お店のリーフレットより)
なんですね。京都の名物の一つ「にしんそば」の元祖。食した感想、にしん、鮭ごはんはおいしかったですが、蕎麦・つゆは自分みたいな田舎者にはイマイチでした。蕎麦は白っぽくそうめんかうどんみたいな食感で、つゆは薄く蕎麦に絡まない感じ。でも人気店なんでしょうね、千客万来でした。
松葉を出て京阪で京阪三条。「信行寺」はここから徒歩8分のはずなんですが、道がよくわからない。今度も道すがらのお店に入ってマダム風の方に尋ねる。彼女、よくわからないとのこと。有名なお寺ではないんでしょうね。彼女にネットの地図を見せる。たぶんこうだろうって道案内で、でも左京区なので徒歩8分は無理とのこと。言われたままに歩く。確か15分くらいは歩いたか。白い壁が目に入る。ここが「道源山 信行寺(しんぎょうじ)」。今回の公開の超目玉^^なんでしょうね、伊藤若冲の「花卉天井図」が今回初公開。辻惟雄(つじ・のぶお1932-)の「発見」によって知られるようになった若冲、今や画家のトップの人気かも。「奇想の画家」お目当ての信寺行もすごい並びよう。「10分待ち」と言われたがこの並びようでは30分待たなくてはならないのではと覚悟する。庭いっぱいの広がりで並んでいる。でもせっかく来たんですからスキップするわけにはいかない。50人ずつくらいの入れ替えなんでしょうね、自分の番になった。本堂に案内される。外陣天井に若冲の絵。暗いのであまりわからない。女性の解説、そのあと僧侶が絵を示しながら説明。8×21で168図。内1枚は落款(「米斗翁八十八歳」。若冲は実際は84歳だった)なので花卉図は167枚。一番多いのは牡丹で、菊、梅と続く。サボテン、ヒマワリもある。花卉図、元は石峰寺(せきほうじ)にあったそうです。若冲のお墓がある石峰寺、僕、早朝に2回訪問しています。
信行寺の近くには細見美術館があります。いつか行ってみたい。
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by tiaokumura | 2015-10-31 13:17 | 美味録2015 | Comments(0)

東寺

f0030155_11345739.jpg(11月1日午前・記)
今年の「京都非公開文化財特別公開」の朝日新聞記事を見て、「そうだ!京都に行こう」と思った。ネットは便利ですね、HPとかブログなどを探して、以下のような計画を立てた。僕は東京ならある程度「土地勘」があるが、京都はほとんどわかっていない都。過去、仕事も含めて6回くらいの訪問でしょうか。同行者がいれば少し安心なのですが、今回は一人旅。
富山・高速バス→金沢・サンダーバード→京都→東寺→泉涌寺→昼食@松葉本店→信行寺→琳派展→冷泉家→夕食@太郎屋→下鴨神社→上賀茂神社→京都・夜行バス→富山。今回の京都は南から北上する感じにしました。
旅のお供本は1冊だけにした。荷物、重いのいやですもんね^^。
デービッド・アトキンソン『イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」』(講談社+α新書)
デービッド・アトキンソン(David Atkinson1965-。小西美術工藝社社長)は2か月ほど前だったかに知った。日経・朝日両紙で彼の寄稿。外国人観光客についてだった。その後、朝日の土曜日の特集ページで連載。BS「久米書店」に本書で登場。アトキンソンとのこういう「出会い」も一種のセレンディピティになるのかも。GDPのこと、「面倒くさい」が日本流、観光戦略など、こういう言い方をするとアトキンソンをガッカリさせるのでしょうが、「外国人ならではの視点・提言」に目から鱗です。本書の長いタイトルははやりなんでしょうね。

北陸新幹線ができて、富山から名古屋、京都・大阪は不便になった。金沢まで行ってそこから特急に乗らなければならない。10月31日(土)、金沢始発サンダーバードに乗る。京都には午前10時過ぎに着。JR京都から近鉄に乗り換え、近鉄東寺で下車、駅から15分ほど歩いたでしょうか、東寺に着く。京都に数ある古刹の代表格の東寺ですが、僕は初めてです。いつか来たいと思ってた。アップした写真、国宝の五重塔。紅葉に映える。今回、初層が開放されていた。これも良かったが、今回の京都で「ぜひ」ってのの1つ、十二神将像(いつもは金堂にあるが今回は灌頂院に)、ごく間近から360度観られるのですから、これは冥途の土産になる体験です^^。東寺は講堂も開放。

東寺を出て近鉄で京都駅へ。市バス208で泉涌寺道下車。泉涌寺(せんにゅうじ)は「御寺(みてら)」、皇室とゆかりが深い。雲龍院で「後円融院宸影」など、即成院(そくじょういん)で「二十五菩薩坐像(定朝とその弟子の作)」など。即成院で10月18日にあった「お練り供養」の菩薩のお面がかぶれるということだったが、なんか、そんな雰囲気がなく、図々しい自分だが^^「かぶらせてください」という勇気がなかった。泉涌寺は木彫の大仏も良かった。
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by tiaokumura | 2015-10-31 11:34 | 美術 | Comments(2)

『和華』第八号(アジア太平洋観光社)

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先日、見慣れない「株式会社 アジア太平洋観光社」から郵便物。何かの宣伝かと思って開封してみると、『和華』第八号が出てきた。孫秀蓮・編集長の本誌(アップした写真はその表紙)、リニューアルということで、出版元も変更になったんでしょうね。

日中文化交流誌
和華 第八号 2015.10
750円

孫編集長(本誌出版元は孫の勤務先)は巻頭の「ご挨拶」で安岡正篤から「一燈照隅 萬燈遍照」を引用し、
日中間に「和」の「華」を咲かせ、「和」の「輪」を広げ、日中交流の一隅を照らすことが『和華』の夢です。
と語る(p1)。
本誌、「中華料理特集 再発見! 中華料理の物語」。陳建民・建一、孫成順・孫秀蓮対談など。「神保町」「横浜」「池袋」の中華料理店、紹介。いつだったか、早朝に訪れた「馬さんの店龍仙」も紹介されています(p35)。記事中、いつか行ってみたい店がいくつもあり。11月8日、神戸で朝食予定で、神戸の紹介もあったらよかった。
漢字文化圏についての重松淳の寄稿(pp68-69)は日本語教師にも参考になる。ベトナムはチュノムが漢字に取って代わったんですね。
本誌購入は内山書店、東方書店に。購読サイトはhttp://wa-ka.org/です。

表紙裏見返しに紹介の10月21日発売『CKRM 中華浪漫』って雑誌もおもしろそうです。
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by tiaokumura | 2015-10-25 12:09 | | Comments(0)

鴨居玲展@石川県立美術館

f0030155_1253838.jpg(10月25日午前・記)
1970年代、鴨居洋子の名は知っていたが鴨居玲についてはどの程度知ってたのだろうか。高名なデザイナーの弟、ハンサム(仲代達矢に似ている)だが変わった画家(変わっていない画家なんぞいないのだろうけど^^)程度か。後に、自死したこと・金沢に縁があることなどを知った。
北陸新幹線開業関連イベントだったんでしょうか、東京での鴨居玲展をEテレ「日曜美術館」で知った。やがて金沢に巡回ってことで、鑑賞にいつ行くか考えた末に、10月24日(土)にした。勤務先の富山国際学院、下半期は、新入生の来富、入学式、新入生歓迎会がある上に、学院長としてはいささかしんどいことも2、3あり、金沢に行くかどうか迷ったところもあったのだが、予定通り、昨日、金沢行き。富山国際学院に車を置き、駅まで約10分歩き、マリエの前で10:30金沢行高速バス乗車、930円。第3セクターでしょうか、新幹線開業に伴いJRが「あいの風鉄道」に移管され、富山住みには不便になった。しょうがないんでしょうね、そういうのって。約1時間でバスは金沢駅着。昼食は、菜香樓で「海鮮入り中華粥」。ここ、7年ほど前に石川県鶴来(つるぎ)に仕事で通ってた時に知りました。あの当時、夕食を金沢で摂ってた。中華粥、一口一口ゆっくり食べ、完食できた。
金沢駅から7番バスで広坂。急な上り坂道をやっとかっと^^歩き、美術館に。

没後30年 鴨居玲展 ―踊り候えー
自己を厳しく見つめ、「いのちとは何か、人生とは何か」を鋭く問いかけた洋画家鴨居玲(1928-85)が、昭和60年(1985)9月7日、57歳でこの世を去って早くも30年になります。この間いくつもの大きな回顧展が開かれ、そのつど鴨居の作品は人々を魅了してきました。
生の真実、いのちの明かりを描き出す鴨居の作品を前に、それぞれが自問自答を続ける、これは、重い行為です。こうした行為を強いる絵も珍しいのですが、それが大きな魅力となっているところに鴨居の絵の不思議さがあります。
石川県立美術館
公式サイト:こちら
本展は2015年10月25日で終了(奥村)

展覧会の構成は「Ⅰ初期~安井賞受賞まで」「Ⅱスペイン・パリ時代」「Ⅲ神戸時代―一期の夢の終焉」「Ⅳデッサン」。東京展とは違うのでしょうね、2階で石川県立美術館の鴨居所蔵分なども展示。
鴨居はテーマ・構成・顔の表情・眼・髪の毛に特色があるんでしょうね。ピカソほどデッサンに取り組んだ画家はいませんが、鴨居も膨大なデッサン量。金沢美術工芸専門学校時代の師の宮本三郎の教えに忠実だったんでしょうね。本展、「夜(自画像)」「観音像」「サイコロ」「おっかさん」「夢候よ」「踊り候え」「自画像」「出を待つ(道化師)」「自画像(絶筆)」などなど、代表作はもちろん、多くが鴨居の絶望・希望の両面を描くようで、その迫力に圧倒されることしばしば。「夢候よ」は「憂きもひととき うれしきも 思い醒ませば 夢候よ 何しようぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂え」(閑吟集)から来ている。

観賞をこの日に選んだのは関連イベントのコンサートがあったため。
イ・スンジャ 望郷を歌う
イ・スンジャは鴨居の「望郷を歌う(故高英洋に)」のモデルにもなった在日。コンサートの合間には鴨居との思い出を語る。夫の画家の縁で鴨居と出会う。歌った歌は「アメージング グレース」「鳳仙花・ポンスンファ」「村のお母さん(オモニケシンゴスン)」「涙そうそう」「密陽アリラン」など。
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by tiaokumura | 2015-10-24 12:53 | 美術 | Comments(2)

リレーおぴにおん:新幹線がやって来た(朝日新聞)

富山県は、地元紙・北日本新聞(きたにっぽんしんぶん)が圧倒的なシェアを誇ってるでしょうね。80%くらいかなあ。富山新聞・讀賣新聞・北陸中日新聞あたりが続くか。「朝日新聞」なんて、富山市内に500軒もあるかどうか(コンビニには置いてある)。正確な数字は知りませんが、富山県の新聞購読状況はそんな感じです、僕には。
自分、富山県内では貴重な^^朝日新聞購読者。楽しみな記事があれこれある中で(昔より減った)、今回ご紹介するのは「リレーおぴにおん」の前回シリーズ(今は「よみがえる」シリーズ連載中)。前々回の「セブンティーズ」、2015年8月に当ブログ記事にしています。
で、この「新幹線がやって来た」シリーズ、2015年3月14日に開業した北陸新幹線(今のところ「東京―金沢」。やがて延伸)を踏まえてのことなんですが、連載があまりにも不定期過ぎる^^。全13回をちゃんと切り抜けた読者は少ないんじゃないかしらん。これ、初回が2015年7月28日で、最終13回が10月6日ですもんね。約2か月。その間、決まった曜日の連載でもなかったみたいですし。このシリーズって夕刊紙に掲載なんでしょうか。で、それを朝刊に転載している。まあ、事情、ようわかりませんが、こういうシリーズ、できたら、掲載日がわかる&全部で何回、そんな情報があったほうが、読者としてはありがたいですね。

朝日新聞「リレーおぴにおん」:新幹線がやって来た 以下、登場人物・現在 「記事見出し」。
檀ふみ(だん・ふみ)女優 「北陸 浮足立たないでね」
篠井英介(ささい・えいすけ1958-)俳優・石川県観光大使 「『百万石』の誇り くすぐれ」
東雅夫(ひがし・まさお1958-)文芸評論家 「『魔術師』を育んだ 妖しい街」
タフィ・ローズ(Tuffy Rhodes)富山GRNサンダーバーズ 選手兼コーチ 「日本野球の教え 富山で伝道」
ぶらっくすわん(ぶらっく・すわん1996-)タレント 「名所背景に 踊り続けて」
甘池英子(あまいけ・えいこ1969-)「レディー・カガ」メンバー 「温泉郷の女性がつながった」
松井紀子(まつい・のりこ1984-)松井機業6代目 「『しけ絹』の美 次世代へ」
野路国夫(のじ・くにお1946-)コマツ会長 「一極集中の社会 変えたい」
山﨑一之・洋子(やまざき・かずゆき1947-。やまざき・ようこ1948-)牧畜業 「牛飼い通じて見る世界」
四十物直之(あいもの・なおゆき1953-)四十物昆布社長 「『第2の北前船』に期待」
清水省吾(しみず・しょうご1960-)NPO事務局長 「鉄道網を生かすまち 追求」
室谷文音(むろや・あやね1980-)抒情書家 「創作イメージ尽きぬ海と」
市川ぼたん(いちかわ・ぼたん1979-)日本舞踊家 「稽古場 自然と心和やかに」
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by tiaokumura | 2015-10-18 09:25 | このブログのこと | Comments(0)

旅に生きた水墨画の巨匠たちー雪舟から等伯へ@富山県水墨美術館

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すごく大胆なタイトルの展覧会ですが^^、日本文化に「旅」は付き物ですし(雪舟は明、加賀など。等伯は能登から京都、京都から江戸など)、等伯は「雪舟五代」を名乗ったくらいですから、すばらしいタイトルと言えるのでしょうね。
本展は「北陸新幹線開業記念」も銘打つ。会期途中で入れ替えもあるようですが、全44点。雪舟(せっしゅう1420-1506?)は、雪舟等楊が「倣玉潤山水図」「四季花鳥図屏風」「毘沙門天像」「山水図」など11点。他に拙宗等楊が2点、伝雪舟等楊が3点。長谷川等伯(はせがわ・とうはく1539-1610)は「禅宗祖師図(船子夾山)」など6点(内、信春時代が4点)。富岡鉄斎の「雪舟像(粉本)」も。雪舟だからでしょうね、展示、岡山県立美術館所蔵が3分の1強を占める。

北陸新幹線開業記念
旅に生きた水墨画の巨匠たち
雪舟から等伯へ

富山県水墨美術館
~11月8日
展示構成:第1章「雪舟の画業」 第2章「雪舟流を継ぐー等伯へ」
公式サイト:こちら
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by tiaokumura | 2015-10-17 10:07 | 美術 | Comments(0)

学院長式辞@2015年度10月期生・入学式

2015年度10月期新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
富山国際学院12名の教師を代表してお祝いの言葉を述べさせていただきます。
On behalf of 12 teachers at 富山国際学院, I would like to express my deepest congratulations to all of you, 2015 October session students.

今回は、ベトナム社会主義共和国、ネパール連邦民主共和国、中華人民共和国、フィリピン共和国からの新入生、合せて17名の入学者になります。
We welcome 17 new students from Socialist Republic of Vietnam, Federal Democratic Republic of Nepal, People’s Republic of China, Republic of the Philippines.

富山国際学院には皆さんの国々の他に、既に大韓民国、パキスタン・イスラム共和国、タイ王国、ドイツ連邦共和国、カナダ、中華民国からの学生が勉強していますから、これで9か国・1地域出身の学生たちが日本語を学んでいることになります。富山国際学院はとても小さな日本語学校ですが、多様な人々が日本語を学んでいることが大きな特徴です。
You can meet senior students from Republic of Korea, Islamic Republic of Pakistan, The Kingdom of Thailand, Federal Republic of Germany, Canada and Chinese Taipei.富山国際学院 is one of the smallest Nihongo school in Japan. But we are proud of having diversity students from nine countries and one area including you. Through learning 日本語 here you can make a lot of friends.

今日は皆さんにとってゴールではなくスタートです。皆さんが日本語を学ぶ目的はさまざまですが、皆さんの一人ひとりが、自分の夢の実現のために、富山国際学院でたくさん日本語を学んでください。
Today is not a goal but just only a start. Your aims to learn 日本語 are different from each other. I believe you will learn 日本語 to realize your dreams. Learn 日本語 a lot here at 富山国際学院.

「継続は力なり」と申します。皆さんにおかれましては、途中であきらめることなく、富山国際学院での日本語学習に励んでください。日本語は決して難しい言語ではありません。ただ一つ、基本的な表記にひらがな・カタカナ・漢字の3種があることが、大きな壁かもしれません。
Your unremitting effort to learn 日本語 will lead you to realize your dream through 日本語. 日本語 is not so difficult language. The only hardest thing to learn 日本語 is writing system. We basically have three types of letters such as hiragana, katakana and kanji. I’m afraid that not only non-kanji-area learners but also Chinese ones feel difficulty in writing.

皆さんは富山国際学院に入学しました。どうか耳も目も口も手も大きく開いて、たくさん聞いて読んで話して書いて、皆さんの輝かしい未来に向かってがんばってください。皆さんの富山国際学院での留学生活がすばらしいものになることを願っております。
Well, you all are new members of our 富山国際学院. Please keep your ears, eyes, mouth and hands wide open. Listen to, read, speak and write 日本語 as hard as possible. Keep a tough mind to challenge for your brilliant future. 富山国際学院 welcomes all of you, and hopes you will spend the very best and delightful lives here.

皆さん、ご入学本当におめでとうございます。
Congratulations to you, again. Thank you.


2015年10月16日
富山国際学院 学院長 奥村隆信
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by tiaokumura | 2015-10-16 10:41 | 僕は学院長7年生 | Comments(2)