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「和華 3号」「itona 3」

f0030155_1994749.jpg留学生と社会人の提携と協力で
日中草の根外交を目指す!

和華」第3号(Vol.3)
編集長:孫秀蓮
発行月:2014年6月(季刊誌)
定価:550円(本体+税)
「和華」公式サイト:こちら

富山に生きる女子たちが、自ら綴る。
あたりまえだけど、トクベツな日常。

itona」vol.3 「いとな」第3号
編集・発行人:明石あおい
2014年6月27日発行
定価:(公式サイトでご確認ください)
「itona」公式サイト:こちら

2014年3月3日付・朝日新聞「私の視点」に孫秀蓮(スン・シウリェン)が「日中の相互理解 交流誌に反響、友好の芽に」を寄稿。それを読んで僕は彼女らの雑誌「和華」を読みたいと思った。メールで購読希望を連絡、やがて「和華」創刊号・第2号が送られてきた。本号は第3号。「伝統文化」「私と中国/日本」「語学と読書」「インタビュー」「和華の『輪』」の5部構成。高校3年生の前田真友子「私の中国留学」や榎田隆(1944年満州国新京特別市生まれ)「初めて訪れた生まれ故郷」など、さまざまな年齢層のさまざまな背景を持った人々がそれぞれの思いを寄稿。今教えている香港出身者に本誌の李琳「私の金庸フィーバー」を見せたら、よく知っているとのことだった。僕は初めてですが、金庸やその作品『射鵰英雄伝』『鹿鼎記』などは、大陸や香港で超人気なんでしょうね。

女子力」って、ここ数年ですっかり定着した感のある語ですね。派生語の「女子会」も。ここで「女子」ってその定義、僕はイマイチわかんないのですが、概ね小学生高学年から40代までを指しそうな気がするのですが、どうなんでしょう。議会で性差別ヤジがある日本はまだまだなんでしょうが、でも女子がパワー全開なのを見聞きするとホッとする。でも、僕が嫉妬か更には逆差別と感じることも稀ではないですが(激爆)。
本誌、富山の「itonaな18人の女子たち」が結集して作成。「いとな」は「営み+日常」「いと・・・な。」「意と名」「糸なん。」(「ん」は小文字)だそうです(裏表紙より)。中には後付けのコンセプトもありそうですが^^、思いを込めた命名なんでしょうね。本号の特集は「乗り物天国、富山。」です。

「和華」「itona」の購入方法は、公式サイトでご確認ください。

「同人誌は3号がヤマ」とか言いますが、今回ご紹介の2誌、偶然ですが共に「3号」。でも、どちらもこれからも続く勢い(「和華」は9月、「itona」は12月末、次号を予定)です。
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by tiaokumura | 2014-06-30 19:09 | このブログのこと | Comments(0)

SCOT SUMMER SEASON 2014

f0030155_12424330.jpg先週、SCOT(Suzuki Company of Toga)から分厚い封書がゆうメールで届いた。中を開けるとSCOTの今夏の案内と本2冊。今年も利賀(とが)の季節がやってくるんですね。去年は1泊2日で出かけたが、さて今年はどうしよう。お金と体力と暇具合(今の自分、優先順位はこの順です^^)を考慮して、8月30日(土)に日帰りにしようと思っています。
8月30日(土)行動予定
11:00富山駅北口発バス(500円)
13:00利賀芸術公園着
16:00トロイアの女 鈴木忠志Q&A
20:00シラノ・ド・ベルジュラック
22:00利賀芸術公園発バス(500円)
24:00富山駅北口着
昨年は、八尾からのバスで村川いづみさんと出会ったり、現地で演劇通の方と語り合ったりできた。今年もまたいい出会いがありそうな予感がする。
悩ましいのは「入場料金」。昨年から”ご随意に”ってことで「お志」システムになった。「自分で金額を判断」ってけっこうキツいもんなんですよね。自分、学生じゃないから2000円ってわけにもいかないし、そうかと言って1公演5000円を出せるようなご身分でもない。どうしたもんだろう-ギリギリまで悩みそう。

SCOT SUMMER SEASON 2014 & 第1回利賀アジア芸術祭
公演日程
8月22日(金) 「からたち日記由来」他
8月23日(土) 「シラノ・ド・ベルジュラック」他
8月24日(日) 「トロイアの女」「鈴木忠志Q&A」他
8月29日(金) 「からたち日記由来」他
8月30日(土) 「トロイアの女」「鈴木忠志Q&A」「シラノ・ド・ベルジュラック」他
8月31日(日) 「シンポジウム」「からたち日記由来」「トロイアの女」他
9月1日(月)~3日(水) 略

今年は「第1回利賀アジア芸術祭」ということで、アジア演劇人による「マクベス」「真夏の夜の夢」「シンデレラ」などの上演も。
観劇申し込みは7月13日(日)午前9時から、電話または現地直接で。それ以外の申し込み方法はありません。こういうところもSCOTらしいかも。SCOTの公式サイトはこちら

アップした写真、リーフレット及び
斉藤郁子 SCOTの軌跡を語る』(2012年10月31日・発行)
です。送られてきた本のもう1冊は『鈴木忠志発言集 見たり聴いたり』です。
斉藤郁子さんは2012年10月7日ご逝去。70歳。恥ずかしながら斉藤さんのことは全く知りませんでした。
本書、じっくり読みたい好著。利賀で、風に吹かれ鳥の声を聴き光に包まれ読むと、一層味わいが深いかも。
下世話な自分(照)、白石加代子の退団の「真相」ってずーっと気になっていたのですが^^、本書でそのあたり、合点がいった(「日本の演劇界との戦い」pp063~)。朝日新聞の某(本文には実名あり)を糾弾する個所は、斉藤の演劇にかける情念が迸り出ています。

演劇ではありませんが、今朝(6月29日)の「日曜美術館」は「京の”いろ”ごよみ 染織家志村ふくみの日々 冬から夏へ」でした。60分拡大版。僕はそんなにしょっちゅうテレビを見ないのでエラソーなことは言えませんが、今年これまでに観たTV番組の中で1番です。7月6日(日)午後8時から再放送(のはず)。志村ふくみの公式サイトはこちら
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by tiaokumura | 2014-06-29 12:42 | 富山 | Comments(0)

「授業におけるタブレット端末の活用はどうあればよいかーICT活用の効果や授業実践例から考えるー」

f0030155_13483958.jpg富山大学に入るのは、昨年9月の「富山大学入学試験説明会」に学院生を引率して参加して以来、9か月ぶり。早く着いたので生協で本や文具を見ようと思ったが、やってなかった。土曜日は休みなんでしょうね。附属図書館で小泉八雲文庫の紹介、新聞数紙、閲覧。
6月28日(土)に富山大学で本記事タイトルの研究会があることは、富山国際学院の同僚の粕谷謙治さんから教えてもらった。富山大学人間発達科学部の長谷川春生先生にメールを通じて参加申し込み。
僕がタブレットを購入したのはタブレットを使った授業がやってみたいってことからなのだが、いまだちゃんと実現していない。粕谷さんはあれこれけっこうタブレット授業を実践し、蓄積もある。
アップした写真、研究会会場に入る前。左が粕谷さん。

富山大学人間発達科学部 附属人間発達科学研究実践総合センター 学習環境研究部門 研究会
授業におけるタブレット端末の活用はどうあればよいか
―ICT活用の効果や授業実践例から考えるー

日時:6月28日(土)14:00~17:20
会場:富山大学人間発達科学部2棟
参加費:無料
プログラム(敬称・所属、略)
講演
小林祐紀 21世紀にふさわしい学びのためのICT活用―協働学習のためのタブレット端末の活用を中心にー
 1 授業づくりで大切にしていること
 2 タブレット端末の活用事例
 3 タブレット端末の活用の未来
情報提供
伊藤純 高校における「1人1台環境」での教科指導の実践―佐賀県立高校での実証実験を通してー
 1 ラーンズが考える「1人1台環境」での学び
 2 これまでの活動で分かったこと
実践研究発表
土合泉 タブレット端末を活用した音楽科リコーダー指導に関する研究
南明子 タブレット端末を活用した国語科発表単元の実践と評価
伊藤拓也 タブレット端末を活用した体育科マット運動単元の実践と評価
岩山直樹 タブレット端末導入にかかわる校内研修の進め方

65名を超える参加者。小学校の先生が多い感じでした。日本語教育畑は粕谷さんと僕だけかも。正直言ってよくわからないことも多い研究会だったが(恥)、刺激になりなんかやってみたい気分にも。
8月9日(土)のD-Project「つくろうニホンの教育フューチャーータブレット端末の今そしてこれから」ってのにも、予定があえば参加してみたい。
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by tiaokumura | 2014-06-28 13:48 | 日本語教育 | Comments(2)

花の前期高齢者トリオ^^

f0030155_1973766.jpg(6月27日夜・記)
アップした写真、左から遠藤さん野田さん・僕。

もう10年近く前になるか、経済産業省の「アジア人財」というプロジェクトが始まった。学部3年生・修士1年の留学生を対象に、日本での就職のための支援をするという、国家予算を使ってのプロジェクト。富山国際学院はご縁があって北陸地区(富山・石川・福井)を担当し、僕の他に4人がその日本語教育部門に携わった。プロジェクトの成果はともかく(民主党政権が途中で入った)、学院教師のエンパワーメントにはなったでしょうね。その「アジア人財」の東海地区の内、三重県ご担当が野田さん、岐阜県ご担当が遠藤さん。野田さんは学年で僕の2個上、遠藤さんは僕と同学年。お二人とは、プロジェクト終了後も年賀状のやり取りが続き、僕の名古屋出張時にときたまお会いする仲。前回はあいにく野田さんは健診関係で夕食会は不参加で残念だったが、今回はお二人とも事前にOKをいただいていた。6月25日の名古屋入管への出張の後の楽しみがこの夕食会だった。

遠藤さんのプランニングで、5:15名古屋駅構内・金の時計で待ち合わせ→その後「嘉鮮」。
名古屋・JRセントラルタワーズ12F,魚がし料理「嘉鮮」。よく飲みかつ食らう。野田さん・遠藤さんとも有能なビジネスパーソンだった方。僕なんぞの知らない、そういう世界の武勇伝あれこれを聞くのも楽しみだが、現在を分析するお二人のお話もおもしろい。この日は、安倍内閣・中国・JICA・実体経済・モノづくりなどなど。遠藤さんの「きょうよう(今日、用がある)「きょういく(今日、行くところがある)」って、前回も聞いたけど、やっぱ、言いえて妙。シニアの心がけでしょうね。
遠藤さんはこの日の午後、木村大作・監督『春を背負って』をご鑑賞。
野田さんはテニス・町内会などで日々ご多忙。
野田さん・遠藤さん、
楽しい一夜でした。
ぜひまた、食事会をしましょう。


お二人を見てわが身を振り返り、ふと中国の唐詩を思い出した、
張九齢(ちょう・きゅうれい678-740)「照鏡見白髪
宿昔青雲志
蹉跎白髪年
誰知明鏡裏
形影自相憐
宿昔 青雲の志/蹉跎(さだ)たり 白髪の年/誰か知らん 明鏡の裏(うち)/形影 自ら相憐まんとは
井伏鱒二・訳
シュッセシヨウト思ウテヰタニ/ドウカスル間ニトシバカリヨル/ヒトリカガミニウチヨリミレバ/皺ノヨッタヲアハレムバカリ

8時過ぎにお二人と別れ、夜行高速バスの出発までぶらぶら過ごす。コメダ珈琲店でコーヒージェリーも。名古屋はコメダですよね。一度入りたかった。「ゼリー」じゃなく「ジェリー」ってのも、なんかいい^^。500円。
23:15、名古屋出発。
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by tiaokumura | 2014-06-25 19:07 | このブログのこと | Comments(0)

名古屋出張

f0030155_1545175.jpg(6月26日夜・記)
勤務先の富山国際学院は、4月と10月に語学留学生を受け入れている(聴講生の場合はその限りにあらず。入学随時)。語学留学生の場合、入学希望者について富山国際学院が書類等を準備し名古屋入国管理局に申請を出し、名古屋入管から認定をもらう。それから認定者が母国でビザ申請をして、ビザ入手後、日本に入国、富山国際学院で日本語を学ぶ-そういった過程を辿る。詳細をお知りになりたい方は、富山国際学院にお問い合わせを。このブログ、これまで学院の学生募集にはな~んの役にも立っていないみたいですが(大汗)、一人くらいはこのブログがご縁で学院入学者(語学留学生・聴講生。他に出講もあり)を獲得したいものです^^。
さて、2014年度10月生の申請で、6月25日(水)名古屋出張。名古屋入管はこれで20回目くらいかなあ。一番最初は当時の岸井みつよ学院長に頼まれての代行。その頃は名古屋入管は今のあおなみ線・名古屋競馬場前下車ではなくって、もっと街中にあったと思う。
今回の名古屋出張、経費削減(照)&当夜夕食会で「しらさぎ」終電に乗れないので、往復高速バス利用。8:15富山駅南口発。駅前で富山新聞がW杯・日本敗退の号外を配っていた。
今回のお供本は
長岡亮介『数学再入門 心に染みこむ数学の考え方』(2014年1月25日 第1版第1刷 日本評論社
轡田隆史『さらさら書ける小論文練習帳』
(2010年5月5日 第1刷 静山社文庫)
『数学再入門』は春先だったかに畏友・哲ちゃんにいただいておきながら、難しいので放置状態だった(恥)。「小・中・高でまなんだ数学を、少し高い立場からまなびなおすための本。伝説のカリスマ予備校講師が、数学が見えてくる感動を伝える。」とのことです。「はしがき-もう一つの数学の楽しみ」には長岡の現代数学教育への危機感があふれている。ではさて、僕たちが受けた数学教育はどっちだったんだろう。50年以上前になるが、中学も高校も受験偏重だったんかなあ。僕は日本留学試験の「数学コース1」の補習を担当することがあるので、本書の全15章中、1・2・3・4・6・9・10章だけでも読んでおきたい。演習問題は「問題A」がやっとでしょうね。なお、日本留学試験・数学は、日本の高校数学と連動しているので、まもなくシラバスが改定になります。

高速バス、2人掛けで、隣に女性が来たらいやだなあ(セクハラとか気を配らなきゃなんないから)と思ったが、幸いだれも座りに来なかった。平日だからでしょうね。これが金土とか連休になると相席になるのかも。車中、缶ビール。おつまみはコンビニで購入したスティックサラダ(みそマヨがいい味わい)とクッキー(ちと甘すぎた)。10:10頃「ひるがの高原サービスエリア」で20分休憩。SA内の店で昼食用にひるがの高原牛乳(昔懐かしい瓶牛乳)・郡上ラスク購入、794円なり。バス車中、タブレットでメールチェック。アンアンのメルガマによると、1911号は特集「大人の男」で井浦新ら。

名古屋入管、12時半頃着。番号札157。5分もしない内に順番が来て、書類提出。ここまでは順調で「こりゃ、早く終われるかな」と思って待つ。呼ばれて行ってみると、窓口の方から書類記入不備を指摘される。とほほ。前日、何度もチェックしたつもりでしたが。「つもり」じゃダメなんでしょうね。
名古屋入管、1時半頃終了。富山国際学院に無事終了のTELを入れる。

あおなみ線、名古屋競馬場前→名古屋駅。名古屋駅近くの日本語学校にごあいさつ訪問。名古屋駅前2番基幹バスに乗り、徳川園新出来下車(200円均一)。ちょっと道に迷ったが、徳川美術館へ。アップした写真、前から撮りました。
徳川美術館と言えば源氏物語絵巻ですが、受付で聞いたところでは、11月に何日間か本物を公開するだけで、いつもは印刷とのこと。それだけ貴重ってことなんでしょうが、ガッカリ。シニア料金1000円で入場。各展示室は第1から、武家のシンボルー武具・刀剣―→大名の数寄―茶の湯―→大名の室礼―書院飾りー→武家の式楽―能―→大名の雅びー奥道具―、の順。第6展示室が源氏物語絵巻。第7~9展示室は企画展示「ケータイ美術 もちあるく道具のかたちと機能」。
いつだったか名古屋入管の帰り、名古屋城に行った。今回は徳川美術館。愛知県ではあと、明治村に行ってみたいかな。
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by tiaokumura | 2014-06-25 15:45 | 僕は学院長6年生 | Comments(0)

『ビアズリー 怪奇幻想名品集』『昭和の子ども 生活絵図鑑』

f0030155_1018556.jpg冨田章(とみた・あきら1958-。東京ステーションギャラリー館長)
ビアズリー 怪奇幻想名品集
2014年3月1日 初版第1刷
東京美術
1800円+税

絵 ながたはるみ(ながた・はるみ。イラストレーター)
文 奥成達(おくなり・たつ。詩人、エッセイスト)
『昭和の子ども 生活絵図鑑』
2014年4月 第2刷(2014年1月 初版)
金の星社
1800円+税

普通はゴッホやルノアールから好きになるものだろうが、ひねくれ者かあるいは図工や美術が苦手だったからか、ビアズリーやモディリアニやルドンが、僕が出会った西洋美術で好きの初期画家になる。ルノアールは未だに苦手です。
本書、タイトル通りに『アーサー王の死』『サロメ』『イエロー・ブック』など。「ビアズリーの生涯」(pp04-06)、「ビアズリー略年譜」(p143)がつく。ヨカナーンの首を手にするサロメの姿は、何度観ても衝撃。切り取った線、想像を逞しくさせるモノトーン、縦を基調とした構成、愛憎の戦慄のシーン。あるいは、エロティックで滑稽な『リュシストラテー』シリーズ。
ビアズリーが25歳6か月で夭逝しなかったら、どのような画業を成し遂げていたんでしょうね。

ながた はるみは初めてだが、奥成達は本書が初めてではない。
入学式の絵、僕(昭和21年生まれ)も、きっとこんな光景だったんでしょうね。校舎も先生も級友も自分も、O小学校の入学式ははきっとこんなだった。
脱脂粉乳はよく覚えていない。サッカリンかなにか甘味料を入れた記憶があるが。コッペパン、肝油ドロップ、石炭入れ、馬とび、塵芥箱、体操出欠カード、琺瑯看板、渡辺のジュースの素、アイスキャンデー、蠅取りリボン、つぎ当て、日光写真、紙芝居、卓袱台、デパートの屋上遊園地、リユックサック、などなど。どのページにも「あの頃の僕たち」がいる。
こういう絵図鑑、出てたのですね。

6月25日の名古屋出張の準備で、土・日と休日出勤。とほほ^^。アップした写真のこの2冊を眺めながら、しばし息抜きを。
ジャイアンツ、交流戦、優勝しましたね。
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by tiaokumura | 2014-06-22 10:18 | | Comments(2)

『東京人』2014年7月号

f0030155_12192316.jpg
『東京人』2014年7月号(通巻341号)
特集 ガロとCOMの時代
平成26年7月3日発行
都市出版
861円+税

長野県八方尾根・ハイランドロッヂ時代以来の友人、ブチュにこの雑誌のことをメールで教えてもらった。ブチュたちとはこの間、渋谷で食事した。
この雑誌、富山では入手困難と思い、東京神保町のそうがく社の鈴木さんにTELでお伺いを立てたところ、取り寄せてもらえるとのありがたいご返事。勤務先の富山国際学院では書籍の注文を「そうがく社」を含む3か所に輪番で頼んでいるのですが、1社にしたほうが何かと便利なのかもしれませんね。でも、必ずしも経営が楽ではない(と勝手に僕が思ってるだけかも^^)日本語書籍取扱各店、少しでもお役に立ちたいという気持ちから、3社併存のスタンスとっています、うちは。そうがく社の鈴木さんは、今回もそうですが、困ったときの神頼み的存在。ビジネス日本語、介護日本語などでも相談に乗っていただいたことがある。鈴木さんは、同書店の通信の辛口書評を読んで「すごい人だなぁ」と思ったのがきっかけ。お店を訪ねての1回くらいしかお目にかかっていませんが、日本語教育業界で僕が尊敬するお一人です。いつぞや、代々木のオリセンだったかで、鈴木さんが舌鋒鋭く「日本語能力試験」のありようを糾弾されたできごとも思い出深い。

「ガロ」か「COM」か、「平凡パンチ」か「朝日ジャーナル」か、「サンデー」か「マガジン」か、「鶴田浩二」か「高倉健」か-2項対立でモノゴトを捉えるのはラクではあるが、イージーすぎるきらいも^^。でもまあある時代の雰囲気を語る上で、こういった2分類は有効かも。
御存じない方もあるかもしれませんので「ガロ」と「COM」を本号から引用してご紹介。
ガロ』は
1964年9月、貸本マンガ編集者・長井勝一が白土三平の新作「カムイ伝」の連載を目的として創刊。(p12)。
一方『COM』は、
1967年1月、手塚治虫が虫プロ友の会会報『鉄腕アトムクラブ』を発展解消する形で創刊。(p13)
僕はどちらかと言うと「ガロ派」だったかなあ。でも手塚治虫「火の鳥」、石森章太郎「ジュン」はもちろん、宮谷一彦(夫婦でのヌード写真があったと思うが勘違いか)や真崎守(本名が「森柾(もり まさき)ってのが新鮮だった)も好きだったから、「COM」もときどき読んでたのかなあ。
僕は大の永島慎二ファンだった。彼は両方の雑誌に書いている。「ガロ」は何と言っても白土三平、つげ義春でしょうね。林静一「赤色エレジー」は「ガロ」。滝田ゆう「寺島町奇譚」も。
本号、「一九六四~一九七一年表」が便利(pp68-72)。「ガロとCOM」「その他のマンガ史」「日本の世相」の三段構成。

東京人』は今回初めて買いましたが、バックナンバー紹介(p114)には「特集 1972年 政治の季節から荒井由美へ」(2012年9月号)、「特集 フォークの季節 あのころの熱をもう一度」(2011年9月号)、「特集 青春のラジオ深夜放送 電波が届けた解放区」(2011年3月号)など。
「東京人」の公式サイトより以下引用。
月刊「東京人」では、東京を舞台に生きるヒト”東京人”のあり方を模索し、/彼らが創り上げていく歴史・文化・風俗・建築物・文学・風景など/東京という舞台が生み出す様々な事象を、毎号の特集で探っていきます。/あなたも月刊「東京」で、東京の隠れた魅力を発掘してみませんか?
「東京」を「京都」「高山」「小樽」「倉敷」「熊本」「富山」などに置き換えてもこのコンセプトは成り立ちそうだから、「東京」も優れて「地方」なのかもしれない。
月刊「東京人」、また興味がある特集号になったら買いたい。自分、今は「東京人」じゃないですけど、買ってもいいでしょうね。
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by tiaokumura | 2014-06-21 12:19 | このブログのこと | Comments(2)

西倉めぐみ・高木ララ監督『HAFUハーフ』

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HAFU ハーフ
2013年 日本 87分 日本語・英語・スペイン語
・・・ハーフたちの中には日本しか知らない人たちもいれば、日本での生活は全くの未知の世界という人たちもおり、その二つの異なる世界の狭間で生きている人たちもいます。・・・本作品では、日本の多人種・多文化社会での人種、多様性、多文化、国籍やアイデンティティを取りあげます。この探求を通して、次のような質問を投げ掛けようとします;ハーフであるとは、どういうことなのか? 日本人であるという意味は? 一体、それは日本にとって、どういう意味を持つのか?/主人公であるハーフたち自身のナレーションと率直なインタビューに、シネマベリテーの映像を重ねて、ハーフたちの生い立ちや家族の関係、教育、時には彼らの外見が影響する彼らの体験を探ることができます。5人の人生をとうして、ハーフたちが体験する個人的且つ奥深い側面も垣間見ることができます。(公式サイトより引用)
監督・プロデューサー・撮影:西倉めぐみ 
監督・共同プロデューサー・撮影:高木ララ
作曲:ホワイト・雄一郎・ウィントン
テーマソング:アンジェラ・アキ『Beautiful』
公式サイト:こちら

監督の西倉は日本人の父・アイルランド系アメリカ人の母、高木はスペイン人の父・日本人の母。そしてこのドキュメンタリー映画に登場する5人の両親は、デイビッドは日本×ガーナ、ソフィアは日本×オーストラリア、アレックスは日本×メキシコ、エドはベネズエラ×日本、ふさえは韓国×日本。
昔は「合の子」とか「混血」とか言ってたのが、差別用語ってことでしょうね、「ハーフ」「ミックス」「ダブル」「トリプル」「クオーター」とか言うようになった。この映画が「ミックス」や「ダブル」を使わず「ハーフ」を使っているのはなぜか、公式サイトでご確認を。「HALF」ではなくて「HAFU」と表記したのは「日本語」だからでしょうね。
6月20日(金)午後6時半からマリエ7階での上映会。観客の8割以上が「外国人」だったかも。変な感想ですが、自分、映画を観ながら、マイノリティの感覚、味わいました。笑うところも微妙に違ったりしたし・・・。もっとも「外国人」って一括りにしちゃぁマズいでしょうね、いろんな背景を持つ方々が上映会に参加。映画でもしばしば出てきますが「多様性diversity」でしょうね。
「ロールモデル」って言いますが、本映画の5人は「ロールモデル」になりうるでしょうね。でも現在の日本社会で、5人とは違う人生を歩まざるをえなくなっている「ハーフ」も多いでしょうね。
映画のあと、「ディスカッション」もあったのですが、僕はスキップ。
日本語教師としてはソフィア、アレックスの「日本語学習」場面も興味深かった。アレックス君は日本語・英語・スペイン語のトリリンガルなのですが、そのあたりの言語獲得過程も日本語教師としてはいい勉強になった。
「国際結婚から生まれる子供 全国で49人に1人」だそうです。これからの日本が真に豊かな国と言えるかどうかのフィルターに、彼ら彼女らの人生のありようが反映されるかも。「普通に、当たり前に」生きていけるかどうか。
日本初!ハーフの女性監督2人による、ハーフたちの本音に迫ったドキュメンタリー映画」(リーフレットより)、お近くで上映会があったら、ぜひご覧ください。
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by tiaokumura | 2014-06-20 17:53 | 映画 | Comments(0)

マルク・ヴィーゼ監督『北朝鮮強制収容所に生まれて』

f0030155_1017545.jpg今日6月15日は日本の初戦だったんですね。西別院駐車場に車を入れて、総曲輪通りに入ろうとしたところに、あれってスポーツカフェなんでしょうね、サッカー中継やってた。青のユニフォーム姿の人も何人も座ってた。席料かドリンク代(あるいは両方)、いるんでしょうね。
ドンクでバゲット買って(大和デパート、サッカーのせいでしょうか、がらんとしてた。時間が早かっただけかもしれないが)、広場を通りかかったら、ここでもサッカー。大TV画面での観戦。こっちは無料なのかも。
前回のW杯では、カメルーン出身の学生が富山国際学院に在籍してて、彼、テレビ・新聞に引っ張りだこでした^^。その前のW杯は、ジダンの頭突きを当時富山駅北口近くにあったスポーツカフェで観て、しょんぼりと早朝のポートラムで帰宅した記憶がある。ジダンとキムタクが同い年ってのもその時初めて知った。
10時半前、フォルツァ総曲輪。チケット買ってたら、女性が「本田が得点した」ってニュース。10時半から映画を観る。

北朝鮮強制収容所に生まれて』(英題Camp 14 ― Total Control Zone)
政治犯強制収容所からの脱出に成功した唯一人の証言者シン・ドンヒョク 彼が語る驚愕の真実―
2012年 ドイツ 106分 朝鮮語・英語など
監督:マルク・ヴィーゼ(Marc Wiese1967-)
撮影:ユルグ・アダムス
アニメーション:アリ・ゾーサンデ
公式サイト:こちら

途中で気持ち悪くなったら出ようと思ってたのですが、最後まで観ました。
両親の模範結婚で14号管理所で1982年11月19日に生まれた申東赫(シン・ドンヒョク)。彼へのインタビューや彼のソウル・ジュネーブ・アメリカなどでの行動を辿ってのドキュメンタリー。他に2人、収容所の司令官、収容所の警備員(2人は脱北し韓国に住む)へのインタビューも。
シンの体験はすさまじい。母と兄を密告し公開処刑に追いやった体験、ねずみを食べたこと、など。収容所の様子はアニメ仕立てになっています。
印象深い3つのこと。彼は2005年1月2日に収容所の鉄条網を越えて脱出するが、その時に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の収容所外の世界が天国に見えたという発言。韓国は、金がなくては生きられず自殺者も多い、家族を殺す事件もあるーという指摘。そして、あれほど忌わしい場所のはずなのに「故郷に戻りたい」という強い思い。言葉を失う。
パンフレットに「申東赫が知らなかった言葉」のリストがある。「愛する」「絶望的だ」「抵抗する」「楽しい」「幸せ」「不幸だ」「苦痛だ」「ごめんなさい」「歯磨き」「長靴」「教科書」などなど。我々が当たり前に思っている概念やモノが、あそこにはないってことでしょうね。
体制側の2人は、ハンナ・アーレントの「凡庸な悪」を連想させた。
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by tiaokumura | 2014-06-15 10:17 | 映画 | Comments(0)

木村大作監督『春を背負って』

f0030155_916921.jpg春を背負って
2014年 日本 116分 日本語
標高3000m-悠久の大自然に描かれる、”家族”の物語。
一歩一歩-。きっと見つかる、あなたの居場所。
監督:木村大作(きむら・だいさく1939-)
原作:笹本稜平(ささもと・りょうへい1951-)『春を背負って』(文藝春秋)
脚本:木村大作 瀧本智行 宮村敏正
音楽:池辺晋一郎
主題歌:山崎まさよし(作詞・作曲・歌)『心の手紙』
山岳監修:多賀谷治
撮影協力:富山県警察山岳警備隊 大汝休憩所 雄山神社 立山町 上市町 富山赤十字病院 など
キャスト:
松山ケンイチ(まつやま・けんいち1985-。長嶺亨) 蒼井優(あおい・ゆう1985-。高澤愛) 豊川悦司(とよかわ・えつし1962-。多田悟郎) 小林薫(長嶺勇夫) 檀ふみ(長嶺菫) 吉田栄作 石橋蓮司 新井浩文 安藤サクラ 他
公式サイト:こちら

郷土愛溢れる(照)自分、全国公開初日の1回目に観て来ました、『春を背負って』。先行上映ありゃ、そっちに行ってたでしょうね。
木村大作、日本映画界の名キャメラマン。黒澤明監督『隠し砦の三悪人』『用心棒』でキャメラマン助手。そして、森谷司郎(『日本沈没』『八甲田山』など)、岡本喜八(『吶喊』など)、深作欽二(『復活の日』『火宅の人』『華の乱』など)、降旗康男(『駅 STATION』『鉄道員(ぽっぽや)』など)、山下耕作(『極道の妻たち 最期の戦い』など)、中島貞夫(『女帝 春日局』など) 桝田利雄(『天国の大罪』)、大森一樹(『わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語』)、佐々部清(『陽はまた昇る』)、チャン・イーモウ(『単騎、千里を走る。』)、阪本順治(『北のカナリアたち』)らのキャメラマンを務める。木村のFilmography、錚々たる監督群・名作群である。そして、2009年、自ら監督(撮影も)した初作品が『剱岳 点の記』。もちろん、僕、観ました。富山県下はもちろん全国で大ヒット。木村は日本アカデミー賞・最優秀監督賞を受賞。

映画は20年前、少年・長嶺亨が父・勇夫に連れられ登山するシーンから始まる。父への反発心も見せる亨。そして、現在。亨はディーラーとして、他人の億単位の金を動かして、勝った、負けたという世界に身を置く。虚しさを感じる亨。そんな折、母から父の訃報がもたらされる。帰郷し葬儀を終え、母・愛と3人で父の山小屋・菫小屋に行く。そこで亨は父の山小屋を継ぐことを宣言する。
物語終盤、亨にとってグル(導師)のような悟郎が菫小屋で心筋梗塞で倒れる。3時間以内に医者にかからなければ命が危ない。亨は悟郎を背負って下山する。
悟郎は一命を取り留め、亨たちの菫小屋にやってくる。映画最後、亨が愛を岩場に呼んでプロポーズする。母や悟郎は離れて2人を見ている。ここは名場面でしょうね。カメラは2人の動作・表情を映すだけで、2人の声は出ない。

富山県民としてはロケ先も気になる。菫小屋←大汝休憩所、民宿ながみね←内山邸、粟巣野工房←KAKI工房、山岳警備隊詰所←雷鳥沢キャンプ場、などです。称名滝、雪の大谷、芦峅寺雄山神社なども出てきます。

富山県内でヒットは間違いないでしょうね。全国各地で多くの皆様がご覧になることを願っております。
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by tiaokumura | 2014-06-14 09:16 | 富山 | Comments(0)