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2012年・今年の人(The Person of the Year2012)

自分、すっかり忘れてましたが(汗&恥)、一昨日12月29日が当ブログ開設7周年でした。飽きっぽく何事も長続きしない自分、よう7年(2557日)も続いたものだと、我ながら感心。7年といえば、小学校に入学した子が中学に進むくらいの年月。このブログ、中学1年生くらいには成長したのでしょうかねぇ。いずれにしても、
これからも「日本語教師・奥村隆信 ひとり語り」をよろしくお願い申し上げます
です。
なお、このブログ、7年間で1962件の投稿記事です。

さて、今日は当ブログ5回目になる「今年の人The Person of the Year」の発表です。
日本:山中伸弥さま(やまなか・しんや1962-)
World :Mr. Xi Jinping(习近平 習近平シージンピン1953-)
一昨年までは「表彰状」も作っていたのですが、今年は表彰状を作る気力に欠けるので「表彰状はなし」ということにさせてください。山中さんでは、「多くの人は山中という人間は絶好調だと思っているかもしれないが、本当にまだまだえらそうに言える状況ではない」などといった山中語録も感動を呼んだ。習・中国共産党総書記については、まだこれからの人ではあるが、「中華民族の偉大な復興」を目指す姿勢が国内・国際社会でいい方向に向かえばいいのですが。今の日本としては彼の一挙手一投足に戦々恐々のきらいも。中国もそうですが、今年は主要国でのトップ再選・復帰・就任が多かった年でした。

なお過去4回の今年の人(The Person of the Year)は
2008年
日本:上野由岐子さま(1982年生まれ)
World:Mr. Usain Bolt(b.1986)
2009年
日本:菊池雄星君(1991年生まれ)
World:Ms. Susan Magdalane Boyle(b.1961)
2010年
日本:はやぶさ君(2003年5月9日13時29分25秒~2010年6月13日22時51分)
World:No Pertinent Person
2011年
日本:澤穂希さま(1978年生まれ)
World:late Mr. Steven Paul Jobs(1955-2011)
でした。

2012年もあと15時間弱。
皆さま、
とりわけ被災地・避難先の皆さま
どうぞよいお年を!

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by tiaokumura | 2012-12-31 09:10 | このブログのこと | Comments(2)

こたつミカン読書^^、再び

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許光俊(きょ・みつとし1965-)
昭和のドラマトゥルギー 戦後期昭和の時代精神
講談社(講談社選書メチエ)
2012年11月10日 第1刷
1500円+税

紅野謙介(こうの・けんすけ)・清水良典(しみず・よしのり)編
高校生のための近現代文学ベーシック ちくま小説入門
筑摩書房(高校生のための現代文アンソロジー・シリーズ)
2012年11月10日 初版第1刷
952円+税

山本博文(やまもと・ひろふみ)ほか
こんなに変わった歴史教科書
新潮社(新潮文庫)
2012年11月30日4刷(2011年10月1日発行)
438円+税

伊藤邦武(いとう・くにたけ1949-)
物語 哲学の歴史 自分と世界を考えるために
中央公論新社(中公新書)
2012年11月30日再版(2012年10月25日初版)
900円+税

文藝春秋 完全保存版 創刊90周年記念
文藝春秋
2013年1月1日発行
857円+税

12月29日(土)、午前7時半からもちつき。今日の富山はおだやかな天気。立山連峰がくっきり見えます。年末年始、当地はあまり天気はよくないようです。富山国際学院生に何かあったら出かけますが、年末年始は今のところコンビニに新聞買いに行くくらいの予定で、「冬ごもり」な年末年始です^^・喪中なんで、初詣は遠慮したほうがいいのかな。
自分、冬の定番、「こたつミカン読書」な年末年始になるかも。

昭和のドラマトゥルギー 戦後期昭和の時代精神
許は初めて聞く名前。慶応義塾大学教授、専門はメディアと芸術。名前からすると中国人なのですが、「幼児から十代まで、カトリックの環境にあった」(p212)そうです。本書「第一章は・・・書き下ろし・・・、第二章以下は慶應義塾大学「教養論叢」「慶應の教養学」のために執筆した文章を加筆・修正など」(p216)。梶原一騎(かじわら・いっき1936-87)・阿久悠(あく・ゆう1937-2007)・三島由紀夫(みしま・ゆきお1925-70)・江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ1894-1965)らが取り上げられている。著者によれば、「『昭和』とは・・・戦いが許された時代、場合によっては賞賛された・・・。これは戦前も戦後も変わらない。武器が、銃器ではなく紙幣になり、株になり、資本になっただけのことであり、征服欲が愛情ややさしさと名を変えただけの違い・・・」(pp5-6)。

高校生のための近現代文学ベーシック ちくま小説入門
以前、似たようなシリーズがあり「小説」「評論」「古典」などがあったような気がする。筑摩はプライマリーブックスもそうですが、高校生向けの出版に力を入れている出版社でしょうね。本書、「第一部 小説への招待」で「小説の仕組み」「小説の表現」「小説の豊かさ・可能性」「小説の読解」と「小説を読むうえで押さえておきたい基礎的な知識、読解のポイントを具体的にまとめ」(p6)る。取り上げられた小説は順に、星新一『ボッコちゃん』・中島敦『孤憑』・吉行淳之介『子供の領分』・吉本ばなな『満月』・中勘助『銀の匙』・梶井基次郎『闇の絵巻』・織田作之助『人情噺』・村上春樹『四月のあるはれた朝に 100パーセントの女の子に出会うことについて』・レイ・ブラッドベリ(小笠原豊樹・訳)『四月の魔女』など。
イマドキの高校生は、ケータイ小説やiPAD媒体の読書が多いのでしょうが、精選された近現代小説を紙媒体で読むのもいいものだと思うが・・・。

こんなに変わった歴史教科書
親本は2008年12月に東京書籍から刊行。「本書は、・・・昭和47(1972)年に発行された『新訂 新しい社会【歴史的分野】』と平成18(2006)年に発行された『新編 新しい社会【歴史】』を比較し、教科書がどれだけ変わってきたかを書いた・・・」(p8)。僕(1946年生まれ)ら世代の歴史教科書・歴史授業と今はずいぶん様変わりしているでしょうね。数年前まで学習塾を主宰してたので、いくぶんかは見知ってますが。

物語 哲学の歴史 自分と世界を考えるために
伊藤は京都大学大学院教授。「本書は人間の精神、あるいは『心』の存在論を中心軸に据えて語られた哲学の歴史」(pⅳ)。僕は哲学なんてチンプンカンプンで(汗)、とりわけ用語とその定義が「わけわからん」ですが、そういう読者のために著者は「・・・難解な用語がいくつも出てくることは避けられない。ただ、そうした用語がどんな文脈で、どのような問題意識の下で使われるようになったのかということを可能な限り明らかにすることで、難しい表現が私達の理解に負荷する厄介さを、できるだけ軽減したい」(ppⅶ-ⅷ)。「独我論(ソリプシズム)」ってあるんですね(p180)。僕の死生観に「自分以外はみんな死ぬ」ってのがあるんですが、これって「独我論」につながるんでしょうね。

文藝春秋 完全保存版 創刊90周年記念
買おうか買うまいか迷ったんですが、結局買っちゃいました。「今から90年前、大正11年末に菊池寛が発刊した創刊号は本文28ページ、定価20銭の薄い小冊子」(p588)だった。
超大型企画「激動の90年、歴史を動かした90人」では吉田茂・石原裕次郎・長嶋茂雄・向田邦子・力道山・三島由紀夫・昭和天皇・吉永小百合・植木等・阿久悠・南方熊楠・ビートたけし・宮本顕治・桑田佳祐・美空ひばりら。物故者だけじゃなく、生存者も入れているのが文藝春秋の見識なんでしょうね。
90周年特別企画「新・百人一首」。馬場あき子・永田和宏らが選者。「なるほどそうだなぁ」という選歌もあれば「そうなのかなぁ」って選歌も。正岡子規は「いちはつの・・・」、与謝野晶子は「髪五尺・・・」、斉藤茂吉は「ゆふされば大根の葉に・・・」、寺山修司は「マッチ擦る・・・」が入選。栗木京子の「観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日(ひとひ)我には一生(ひとよ)」も入選。末期癌患者になったので次のような歌に惹かれた。
終りなき時に入らむに束の間の後前(あとさき)ありや有りてかなしむ  土屋文明
死はそこに抗ひがたく立つゆゑに生きてゐる一日(ひとひ)一日はいづみ  上田三四二
めつむればまたあふれくる夕光(ゆふかげ)のさくらさながら光の浄土  尾崎左永子
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by tiaokumura | 2012-12-29 16:04 | | Comments(2)

こんな授業・あんな授業(19)冬休みの宿題

昨日12月27日(木)、年内最後の出勤。富山国際学院の年賀状、なんとか投函できた。今日から1月3日(木)まで1週間の休み。学院生に何かあったら出動^^せねばならないが、24時間、僕のケータイ、そんなことで鳴らなきゃいいのですが。
日本語教師をやっていて悩むことの一つが「宿題」。教師の中には自分が現役の学生時代の復讐^^とばかりに宿題を出す輩もいそうですが、まぁ自分はそんなことはありませんが、①宿題は必要か否か、及びその根拠、②宿題を出すとしてシラバス上のどこに位置づけるか、③宿題のタイプは復習型かスパイラル型か能力拡張型か、④学生本人がやって楽しく&役に立つ宿題はどのようなものであるか/あるべきか、⑤宿題のフィードバックをどうするか、⑥宿題をやらない/やれない学生にどう対処するか、などなど、宿題ってぇものも考えてみるとあれこれ難しいものです。

2012年度後期、僕はE組の担任を担当。このクラス、10月スタートでメインテキストは『大地』。12月12日から『大地②』に入りました。去る12月19日(水)の自分の年内最終担当日に「冬休みの宿題」、出しました。以下、E組の冬休みの宿題の一部をご紹介。ふりがなは略す。

0.2012年度E組冬休み宿題
もうすぐ楽しい冬休み♪♪♪がやってきます。富山国際学院の冬休みは12月22日(土)から2013年1月6日(日)までの16日間です。
冬休み期間中は、病気・交通事故などに気をつけてください。困ったことがあったら、奥村のケータイ***********まで連絡してください。
E組の宿題は以下の通りです。
1.読むー省略―
2.日記5日分を書く
1月1日(火) くもりときどき雪
 6時におきた。シャワーをあびてから、朝ごはんを食べた。朝ごはんは、トーストとミルクとサラダだった。朝ごはんのあとで、ジョンさんにかりたぱみゅぱみゅのCDを聞いた。
 8時にクラスメートのハンさん・マさん・イーさんとCiCで会った。いっしょにご国Shrineに行った。Shrineにはつもうでの人がたくさんいた。おみくじを買った。小吉だった。今年こいびとができると書いてあった。うれしかった。
3.話す・聞く
3.1「シャドーイング」
授業でやっているシャドーイングを自分ひとりでやってみましょう。『大地』①・②でもいいですが、テレビのニュースやアニメ番組、DVDや映画、ラジオなどを使うと、楽しいシャドーイングができます。
例えば、TVアニメ番組「ちびまる子ちゃん」の場合
 まる子「たまちゃん、私たちは本当に仲良くしようねっ」
 たまえ「もちろんっ。ずっとずっと仲良くしようね。10年経っても20年経ってもずっと!!50年経っても友達でいようね」
例えば、「NHKニュース」の天気予報の場合。
 明日の最高気温は東部で今日より3℃低い2℃、西部で今日と同じくらいの3℃の予想です。
「『シャドーイング』の目標時間」
冬休み16日間で合計30分を目標にしましょう。もちろんもっとたくさんの時間を使ってもかまいません。
「シャドーイング記録表」―省略―
3.2「日本人と会話」
16日間の冬休みの間に、日本人とたくさん会話しましょう。
あなたの周りには日本人がたくさんいます。アパートでスーパーでコンビニでラーメン屋でバイト先で道で・・・、日本人と会話しましょう。恥ずかしい気持ちがあったらダメです。積極的に話しましょう。道を尋ねたり、おいしいものを教えたり、漢字の読み方を聞いたり、アニメやゲームの話をしたり・・・、いろいろな話題で話してみましょう。
「『日本人と会話』の目標時間」
冬休み16日間で合計30分を目標にしましょう。もちろんもっとたくさんの時間を使ってもかまいません。
「日本人と会話」記録表―省略―
4.日本語能力試験N5-省略―
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by tiaokumura | 2012-12-28 09:14 | 日本語教育 | Comments(0)

遅い昼食@青冥

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(12月24日午前・記)
12月21日(金)午後、京阪中之島線「渡辺橋」から「京橋」、「京橋」からJR環状線で「大阪」。どこぞで遅い昼食をと思ったが土地勘もなくおいしい店の情報も持ち合わせていない。わからないままに大丸梅田に入る。14Fに何軒か店があってその中から「青冥ChingMing」を選ぶ。「コラーゲンふかひれセット」がおいしそうだったが、ヴォリュームも値段も^^手が出ない。他人からは変な取り合わせに思われるかもしれないが、五目お粥・トリから揚げ・杏仁豆腐にする。アップした写真、ずいぶんくたびれたジジイだ(激爆)。

食後、JR大阪駅。サンダーバード15:42大阪始発に乗る。車中、読書・居眠りなど。19:03富山着。富山駅で20日に買った帰りの切符(名古屋―富山)の払い戻し。20日に名古屋駅で払い戻ししようとしたんですが、東海と西日本の会社違いでできなかったんですね。手数料?が取られ予想より安い払い戻し料金だった。

疲れてたので富山駅北口から富山国際学院までタクシー690円。学院に停めてあった車で帰宅。

次回の名古屋出張は4月になるかなあ。

年末年始、12月25日(火)~27日(金)・1月4日(金)が僕の出勤日。自分の年賀状は今年はなしだが、学院の年賀状を書かなければならない。年末年始の一番の仕事でしょうね、年賀状書き。他に個人指導・接客・片付けなど予定。
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by tiaokumura | 2012-12-21 15:03 | 美味録12年 | Comments(6)

エル・グレコ展

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(12月24日午前・記)
12月21日(金)午前、神戸市立博物館で「マウリッツハイス美術館展―オランダ・フランドル絵画の至宝」展を観る。行きは三宮から博物館までタクシーだったが、帰りは博物館からJR元町まで歩く。方向音痴ながら^^なんとか15分くらいで駅に。元町から大阪、大阪から環状線で京橋へ。京橋で京阪電車中之島線に乗り換え。この路線、京橋(東京の「きょうばし」とアクセントが違ってた)・天満橋(70年代頃のフォークソングに「おもかげばしから~てんま~ばし」とかってのがあった)・なにわ橋・大江橋と橋名の駅が多い。八百八橋、でしょうか。京橋から4つ目の渡辺橋で下車。徒歩約10分、途中で道を聞きながら国立国際美術館に着く。関西電力関連の建物なんでしょうか、美術館近くでビルの前の路上に反原発のポスターなど。
国立国際美術館は2度目かもしれない。今回は、
エル・グレコ展
を観にやってきた。エル・グレコ(El Greco1541-1614)、20代の頃から好きな画家です。18頭身以上^^の人間、細部の描写、神秘の見える化、異教徒の我々も魅きつける宗教性-偉大な画家というものは皆そうなんでしょうが、一目観てグレコだとわかる傑作絵画の数々。エル・グレコ展はこれまでに日本で何度も開催されていると思うが、東京時代に観ているのではないかなあ。何年か前、大原美術館(倉敷市)でも観た。『受胎告知』。画家の名を冠した喫茶店にも行った。余談ですが、僕は日本列島の倉敷から西には行っていない。
今回のエル・グレコ展、51作品の出品。「肖像画家エル・グレコ」「肖像画としての聖人像」「見えるものと見えないもの」「クレタからイタリア、そしてスペインへ」「トレドでの宗教画:説話と祈り」「近代芸術家エル・グレコの祭壇画:画家、建築家として」の構成。今回の僕の一番のお目当ては『無原罪のお宿り』。「無原罪の御宿り」はいろんな画家が挑戦しているモチーフだが、僕にとってはやはり何といってもムリーリョ(Bartolomé Esteban Perez Murillo1617-82)が一番。エル・グレコのも347×174の大作。アップした写真にも入っています。
本展覧会、勝手に^^ベスト12。順位付けはせず、展示順に。
芸術家の肖像(1595年頃) 修道士オルテンシオ・フェリス・パラビシーノの肖像(1611年) 燃え木で蝋燭を灯す少年(1571-90年頃) 聖ヒエロニムス(1600年頃) 福音書記者聖ヨハネ(1607年頃) 悔悛するマグダラのマリア(1576年頃) シナイ山の眺め(1570-72年頃) 受胎告知(1600年頃) 瞑想する聖フランチェスコと修道士レオ(1590-95年頃) 巡礼者としての聖ヤコブ(1585-1602年頃) 十字架のキリスト(1600-10年頃) 無原罪のお宿り(1607-13年)
会場のあちこちにグレコ語録も。

会場にあったリーフレットで知ったのですが「ボストン美術館 日本芸術の至宝」展が来年4月2日~6月16日の期間で大阪市立美術館であるんですね。

京阪中之島線の「渡辺橋」駅は中之島フェスティバルタワーの下車駅でもある。体力があったら中之島フェスティバルタワーに寄って昼食をと思ったのですが、疲れてたので辞めにする。
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by tiaokumura | 2012-12-21 13:01 | 美術 | Comments(4)

マウリッツハイス美術館展

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(12月23日午後・記)
12月21日(金)、三宮から神戸市立博物館までタクシー。
マウリッツハイス美術館展―オランダ・フランドル絵画の至宝―」
を観る。込んでいるのを覚悟してたのだが、時間が早かった(午前10時前)せいか、待ち時間なく入館できた。本展覧会、皆さんの一番のお目当ては、
ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer1632-75)『真珠の耳飾りの少女』(1665頃)
でしょうね。マウリッツハイス美術館は、フェルメールは『ディアナとニンフたち』『デルフトの眺望』『真珠の耳飾りの少女』の3点を所蔵しているそうです。本展覧会では『ディアナとニンフたち』(1653-54頃)と『真珠の耳飾りの少女』が来ています。
本美術展は「美術館の歴史」「風景画」「歴史画」「肖像画とトローニー」「静物画」「風俗画」の6章構成。『真珠の耳飾りの少女』は「第4章 肖像画とトローニー」のトップを飾っている。特別展示で、絵画前は立ち止まらないように流れが作られ、その後はゆっくり観る人たちのスペース。東京ではどうだったんでしょうか、神戸は予想外にスムーズにゆっくり観られました。遠く離れて少女の視線を受けての鑑賞もしましたが、これ、なかなかいいアイディアでした。「トローニー」って聞き慣れませんが、「頭部の習作を意味するオランダ語」だそうです。
特定できないモデルを描いたもので,人物画の中でも独立したジャンルを形成する。(図録p81)

『真珠の耳飾りの少女』が話題をさらっている展覧会なのでしょうが、レンブラント(Rembrandt van Rijn1606-69)6点、ルーベンス(Peter Paul Rubens1577-1640)2点があり、ブリューゲル(父)、ヴァン・ダイク、ヤン・ステーンなども来ています。
『真珠の耳飾りの少女』は別格として、勝手に^^ベスト10を。順位付けはせず、展示順に。
アンソニー・ヴァン・ダイク『ペーテル・ステーフェンスの肖像』(1627年) フランス・ハルス『笑う少年』(1625年頃) ペーテル・パウル・ルーベンス『ミハエル・オファヴィウスの肖像』(1615-17年頃) レンブラント・ファン・レイン『肖像画』(1669年) ヤン・ブリューゲル(父)『万暦染付の花瓶に生けた花』(1610-15年頃) ピーテル・クラースゾーン『ヴァニタスの静物』(1630年) カレル・ファブリティウス『ごしきひわ』(1654年) ヤン・ステーン『牡蛎を食べる娘』(‘1658-60年頃) ピーテル・デ・ホーホ『デルフトの中庭(パイプを吸う男とビールを飲む女のいる中庭)』(1658-60年頃)

途中疲れてベンチに座っている内にうとうとしていたら、係員の女性に起こされちゃいました^^。美術館で寝るのって悪いことなんかいな。
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by tiaokumura | 2012-12-21 11:09 | 美術 | Comments(0)

にしむらで朝食

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(12月23日午後・記)
12月21日(金)午前7時、チサンホテル神戸で目覚める。この日のお目当ては2つの展覧会。展覧会の開館時間を考えるともっとゆっくり起きてもいい日^^なので、いったん目覚めたものの二度寝に。体にはよくないのだろうが、二度寝ってゼータク感があってぷちハッピーかも(激爆発)。午前8時起床。バス・TV・支度など。9時前、チェックアウト。料金はチェックイン時に支払済み。フロントで近くの「にしむら」を教えてもらう。高速神戸から三宮へ。JR三ノ宮駅の前に「にしむら三宮店」。ここが基幹店にあたるそうです。「にしむら」はコーヒーもおいしいし店内の作りもいいし従業員の接客術もステキ。
フルーツセット750円。バケットのオーブントースト(ベーコン&ベジタブル)、カクテルフルーツ、珈琲。
禁煙席なのですが、禁煙席用のスペースは喫煙可スペースより狭い感じがした。ウエートレスに東南アジア系(マレーシアかインドネシア?)の女性。さすが神戸かも。
40分ほどにしむらで過ごす。讀賣・日経・毎日新聞。
レジで「神戸市立博物館」への行き方を聞く。タクシーで初乗り料金で済むだろうとのことで、タクシー利用のゼータクをすることにする(照)。レジの女性、「フェルメールですね」と言う。さすが神戸というか、さすが「にしむら」の従業員である。
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by tiaokumura | 2012-12-21 09:09 | 美味録12年 | Comments(0)

寺本益英先生・弟と@大井肉店本店

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(12月23日午後・記)
12月20日(木)午後5時過ぎ、新幹線・新神戸駅着。駅から富山国際学院などにTEL。新神戸駅からホテルのある三ノ宮(三宮)までがけっこうややこしく時間がかかる。名古屋駅では新大阪で降りてのルートも提示してくれたが、そちらのほうが旅慣れない自分には合ってたのかも。
JR三ノ宮(JRはこの表記で、私鉄は「三宮」表記か)で弟にTEL。彼、当夜の宿泊先のホテルで待っていてくれた。方向音痴な兄^^を気遣って街頭まで出迎えに。「チサンホテル神戸」にチェックイン。ここ、「ベストリザーブ・宿プラザ」で予約。シングル・12㎡・風呂付きトイレ付き・禁煙ルームで素泊まり4700円、神戸高速東西線高速神戸徒歩1分・JP東海道本線神戸徒歩3分。シャワーなどの後、弟と当夜の会食へ。
弟は関西の某市役所を定年前に退職。関西学院大学の聴講生に。僕が富山大学の編入学を考えたのは、弟の影響もあったかも。弟が関学で出会った先生のお一人に寺本益英先生(先生のブログはこちら)がいらっしゃる。経済学がご専門で、弟が出会った当時は助教授だったが、40歳になるかならぬかで教授にご昇任。弟を通じて僕もお付き合いさせていただくようになった。関西に行った際には寺本教授・弟と食事も。前回は冷泉家展・等伯展の折にご一緒させていただいた。
当夜、神戸牛が食べたいという僕のリクエストに応えて弟が予約したのは「大井肉店・本店」。同店の公式サイトより創業の由来を引用。
1868年の兵庫開港(後の神戸港)に伴い、神戸の町には多くの外国人が住むようになりました。こうなると食習慣の違いが新商売をうながし、真っ先に出た要求が『肉』。当時の日本で牛肉を確保するのは大変難しいことでした。 /二ツ茶屋村の百姓・岸田伊之助が外国船の船長に生きた牛の納入を依頼され、農業用の牛を納めました。これは商売になると見た伊之助は小売りを始めると、その美味さの人気は港湾労務者から一般市民へと広がっていきました。 /明治4年、伊之助は妻の実家の姓を屋号につけた「大井肉店」を開き、これが神戸初の牛肉販売店「大井肉店」の創業となります。
食事は、目の前の鉄板で焼いてくれるスタイル。僕たちの席には沖縄出身の若者がついて調理してくれました。コース料理で、ステーキなど食しグラスワイン白を飲す。こんなことをいうとお叱りを受けそうですが、肉もおいしかったが、トーストが絶妙な味だった。食事開始直後に鉄板に食パンを置き、ステーキを焼くたびにそれに載せる。一通りステーキが終った後、その食パンをいただくという趣向。これが実にうまいんですね。カリカリ感・肉のうまみがそこそこしみこんだ味-弟の分も喰っちゃいました^^。
こういう集い、会話が何よりのご馳走。寺本先生はこの日「大庄市民大学」(尼崎市)で「2013年日本経済の展望」というテーマで講義、その後大学で授業。お疲れのところでしたが、総選挙・日本経済・日本近現代史・江戸文化・アメフト(関学が大学日本一に)・最近の大学生・大学のあり方など多彩な話題についてあれこれお聞きできた。総選挙、土井晩翠『星落秋風五丈原』に「治乱興亡おもほへば/世は一局の棊なりけり」という一節があるが、まさに小選挙区はオセロゲームでしたね。戦前日本を考えた時、ポピュリズムとナショナリズムが結びついたときの怖さも感じる。

話し足りず、9時閉店の後、近くのファミレスで続き。ホットココア数杯いただく。

11時過ぎ?、ホテルに戻る。入浴・テレビ・読書。『精選女性随筆集 九 須賀敦子』(文藝春秋)より。
きっちり足に合った靴さえあれば、じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ。そう心のどこかで思いつづけ、完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら、私はこれまで生きてきたような気がする。行きたいところ、行くべきところぜんぶにじぶんが行っていないのは、あるいは行くのをあきらめたのは、すべて、じぶんの足にぴったりな靴を持たなかったせいなのだ、と。(p146)
15年ほど前になるか、『ミラノ 霧の風景』『ヴェネツィアの宿』『トリエステの坂道』『ユルスナールの靴』『遠い朝の本たち』『時のかけらたち』からアンソロジーを編んで女友達にプレゼントした。須賀敦子は性別年代を超えて読み継がれる作家であるが、とりわけ人生に悩む女性にもっともっと読まれてほしいと思う。

午前1時過ぎ就寝。
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by tiaokumura | 2012-12-20 21:06 | 美味録12年 | Comments(0)

名古屋出張

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(12月22日午後・記)
12月20日(木)、2013年4月入学生の申請のため名古屋入国管理局に出張。
前夜、午後4時半にE組の授業を終え、個別懇談1人。その後、申請書類最終チェックをして午後6時頃退勤。帰宅後、入浴・夕食の後、出張準備。1泊するので下着類など。今回の持参本は3冊。
川上弘美選『精選女性随筆集 九 須賀敦子』(文藝春秋)
金子哲雄『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』(小学館)
伊藤邦武『物語 哲学の歴史 自分と世界を考えるために』(中公新書)

20日、午前8時過ぎ家を出て、富山国際学院に駐車。学院から富山駅北口まで徒歩約15分。切符購入、コンビニで新聞など。
富山始発しらさぎ乗車。木曜日にしては自由席、けっこう込んでいた。車中、讀賣・日経。その後読書。『僕の死に方』読了。
「なんで、治らない病気にかかるんだよ。仕事も順調なのになんで、人生のチャンスをもらえないんだよ。なんで、すぐ死んじゃうんだよ。なんで、今すぐ死ななきゃいけないんだ。俺、なんか悪いことしたか? ね、俺が悪いのか?」(p141)
享年41だった金子の想いは、60代で末期癌宣告の僕には窺いしれない強く深い苦悩だったでしょうね。奥さんの稚子さんは看取りを次のように綴る。
だんだんと音が静かになっていきます。/そのうちに、いつものような寝息に近い状態になりました。静かな静かな寝息です。すーっと吸っては止まる。すーっと吐いては止まる。その繰り返しです。/そのリズムが、だんだんとゆっくりになり、そして止まりました。/最後の呼吸が止まった瞬間に、金子の体が物体になったのがわかりました。金子の体はここにあるけれど、でも金子がここにはいないことは、よくわかりました。/「ありがとう。お疲れさま」/私は金子に声をかけていました。目から涙が流れてきたけれど、泣いているのとは違います。・・・/(pp186-187)

米原で新幹線に乗り換える。大原の佐藤進さん、アリスの沓水博厚さんと合流。お二人も2013年4月生の申請。
1時前、名古屋入管。受付票を取る。番号を確認すると意外と早く順番が回ってきそう。ひどい時は3時間待ちなんてあったような記憶がする。
富山国際学院の番が来て申請書類を提出。その後に悲劇が^^。待ってたら係官に呼ばれたのでカウンターに行ってみると、「署名」の件だった。今までオリジナルを作ってそれを人数分コピーして使ってたのだが(それで通っていたのだが)、今回それではダメとのこと。確かに署名がコピーじゃダメですよね^^。今まで通ってたので油断してた(恥)。前回の2012年10月申請では、これまたそれまでOKだったチェック欄のチェックし直しを命じられた。前回・今回ともこちらが悪いのでしょうがない。佐藤さんに手伝ってもらって、署名のし直し。
入管は、僕のせいで佐藤さん・沓水さんも巻き込んでしまい午後3時過ぎに出所。アップした写真は入管で。右から佐藤さん、僕。沓水さんです。入管のある「名古屋競馬場前」駅から「名古屋」まであおなみ線(260円)。
名古屋駅構内にある「DinTaiFung鼎泰豊(正しくは「豊」の繁体字)で昼食。小籠包4種、スープ、麺など。たくさんは食べられなかったがおいしくいただいた。3人であれこれ四方山話。僕にとってお2人はいい仕事仲間。次回は3月か4月の会議でお会いすることになろうか。

お二人と別れ、この夜の宿泊地神戸へ。名古屋から新幹線で新神戸へ。
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by tiaokumura | 2012-12-20 16:02 | 僕は学院長4年生 | Comments(0)

ピーター・ジャクソン監督『ホビット 思いがけない冒険』

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本日12月16日(日)、2日連続の休日出勤。「2日連続の休日出勤」なんて、3年ぶり、か、初めて、かな。仕事は好きだが働くのが嫌い&苦手な自分^^としては実に珍しいこと。今日も昨日に続き、20日(木)の名古屋出張の準備。同日、富山国際学院2013年度4月入学希望者の申請のため名古屋入国管理局へ。語学留学生の認定は、富山国際学院の場合、名古屋入管がするんですね。結果は3月1日頃に判明。認定されれば母国でビザを入手し来日。不認定の場合、その理由如何によるのですが、簡単なミスなら10月生(富山国際学院は4月・10月と年2回入学)で再申請も可。ただし申請時の書類に嘘やニセモノがあるとアウトですね。
そんなわけで9時に富山国際学院出勤。この日は予定量をこなせないまま(汗)、11時半過ぎ退勤。旧8号線沿いの氷見回転寿司「粋鮨(いきずし)」で昼食。ここは2度目。富山は回転寿司だって一流店並の新鮮かつ豊富なネタです。ただ、シャリはちと難ありかも。この日、氷見寒ぶり・平目・あおりいか、計6貫を食す。店内の「四季おりおりの氷見の旬のネタ」の掲示によると、春はさより・黒鯛・ほたるいか、夏はきじはた・飛び魚・ごち、秋はかます・しびこ・あおりいか、冬は寒ぶり・やりいか・真鱈、だそうです。同店、のどぐろ810円、極上大トロ(1貫)530円です。
昼食の後、シアター大都会で映画『ホビット 思いがけない冒険』を観る。J.R.R.トールキン(John Ronald Reuel Tolkien1892-1973)の『ホビットの冒険』(The Hobbit)『指輪物語』(The Lord of the Rings)は、60・70年代にベビーブーマー世代、とりわけヒッピーの愛読書だったでしょうね。僕も岩波書店版で少し読みました。映画化が不可能と思われていた『指輪物語』が、新世紀になってピーター・ジャクソン(Peter Jackson1961-)によって映画に。
ロード・オブ・ザ・リング(2001年)
ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔(2002年)
ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還(2003年)
そして、『ロード・オブ・ザ・リング』の3部作に続き、
ホビット 思いがけない冒険(2012年)
ホビット スマウグの荒らし場(2013年)
ホビット ゆきて帰りし物語(2014年)
ということになります。170分の長尺の映画でしたが、途中飽きたり眠ることなく^^観終わる。僕が観たのは2D字幕版で、3D吹替え版も併映。ビルボ役のマーティン・フリーマン(Martin Freeman1971-)ってNHKでやってた『SHERLOCK』のワトソン役の俳優です。
映画の後、選挙投票。富山1区・比例代表、裁判官、それに県議補選の4つ。選挙の後、クリーニング屋で秋物を受け取って、午後4時前に帰宅。

ホビット 思いがけない冒険
The HOBBIT AN UNEXPECTED JOURNEY
2012年アメリカ映画 英語 170分
ホビット族のビルボ・バギンズは魔法使いのガンダルフに誘われ、13人のドワーフたちと共に、恐るべきドラゴン”スマウグ”に奪われたドワーフの王国を取り戻すという危険な冒険に加わる。彼らは凶暴なアクマイヌ、そして謎の魔術師たちがうごめく危険な荒野や、ゴブリンが潜むトンネルを抜けていかねばならない。ビルボはそこで、彼の人生を変えてしまう生き物ゴラムと出会い、彼には知る由もない中つ国の運命を握る<指輪>を手に入れる。(パンフレットより)
監督:ピーター・ジャクソン
原作:J.R.R.トールキン 翻訳・瀬田貞二『ホビットの冒険』(岩波書店)
脚本:ピーター・ジャクソン、フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン、ギレルモ・デル・トロ
音楽:ハワード・ショア
主な出演者:イアン・マッケラン(ガンダルフ)  マーティン・フリーマン(ビルボ・バギンズ) リチャード・アーミティッジ(トーリン) ケイト・ブランシェット(ガラドリエル) アンディ・サーキス(ゴラム)他
日本語字幕:アンゼたかし
公式サイト:こちら
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by tiaokumura | 2012-12-16 16:51 | 映画 | Comments(4)