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PET/CT検査

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(2月14日午前・記)
主治医のTドクのお薦めもあり、PET/CT検査を受けた。地元紙の北日本新聞2012年2月12日付1面トップに「がん発見率 全国上回る」という記事が載り、そこの用語解説にPET/CT検査を取り上げているので、いささか長いが引用させていただく。
がんの発見に有効とされるPET(陽電子放射断層撮影)とCT(コンピューター断層撮影)を組み合わせた検査装置。放射性薬剤を体内に注入して体全体を撮影、がんの位置や大きさを画像化できる。がんの早期発見に加え、転移などの有無の確認や治療法の選択にも生かせる。早期の胃がんなどは見つかりにくいとされる。検診の所要時間は約3時間半。
PETはPositron Emission Tomographyの略です(とやまPET画像診断センター発行のパンフレットに拠る)。同じく同パンフレットより引用。
がん細胞は、正常細胞より多くのブドウ糖を消費します。この性質に着目したのが、PETによるがん検査です。ブドウ糖に似せた放射線を出す薬剤(FDG)を使って、PET装置で撮影すると、がん病変は光って見え、どこにがんがあるかわかります。
みるみる大きくなる、転移しやすいなど性質の悪いがんであればあるほどたくさんの薬剤が集まるので、強く光って見えます。ただし、徐々に大きくまっていくようなおとなしいがんの場合には薬剤が集まりにくく、PET検査でも異常が出ないことがあります。


1月23日(月)、午前中は富山国際学院で勤務し、午後1時前学院を出発。車で約30分と見込んだ「とやまPET画像診断センター」に向かう。41号線を走る。検査の予約は1:45。
思ったより早く富山空港近くにあるセンターに到着。ホテルのフロントのようなところで受付。完全予約制なので込んでいない。簡単な検査・質問の後、照明を落とした部屋に案内されしばし待機。PET/CT検査、約3時間半。支払い。初・再診料270点、医学管理等250点、画像診断9,190点-合計9,7100円で保険により負担割合30%なので2,9130円になる。
健康な人を対象にした検診は医療保険が適用されず、8万9500円の費用は全額自己負担(北日本新聞記事より)
ということなので、僕の場合はまだ安上がりということになるだろうか。「8万9500円」がもっと安く、せめて5万円台くらいになれば受診者も増えてがんの早期発見に役立つでしょうにね。
アップした写真、検査が終了し支払いを済ませセンターを出たところで撮りました。ドアに写ってるダース・ベイダーみたいな姿は僕です^^。寒かったのでもう一度センターに入ろうとしたら既にロックされてて入れなかった。僕がこの日最後の被検者だったんでしょうか。

1月30日(金)、検査結果を聞きに病院へ。「診療情報提供書」より以下抜粋。
傷病名 直腸・S状結腸・右結腸壁の悪性腫瘍・炎症病変あるいは腹膜播種病変が疑われ、精査が望まれます。
症状・治療経過及び検査結果等 FDG-PET/CTにて、上記診断となりました。他部位には粗大な胃癌再発・転移など悪性腫傷病変を示唆する異常は指摘困難です。

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by tiaokumura | 2012-01-23 16:39 | 癌日記 | Comments(10)

「コミュニケーションフォーラム北陸」のご案内

坂本由美子さん(銀座コーチングスクール金沢校・講師)と初めてお会いしたのは昨年1月22日の「ワールドカフェはいかが?」@玄徳館(とやまスローライフ・フィールド)。当日の記事「ワールドカフェ初体験」はこちら。その時の講師は西村勇也さん。西村さんは今「ミラツク」(未来を作る)で大活躍中です。坂本さんも西村さんもそうなんでしょうけど、今の日本、30代・40代の方々の活躍をあちこちで目や耳にすることが多い。すばらしいことですよね。
坂本さんとはまたおいつかお会いしたいと思っていますが、その坂本さんが
コミュニケーションフォーラム北陸(高岡)
を企画されました。以下、そのご案内を。このイベント、1週間後に迫っていますので、参加希望の方はお早めにお申し込み下さい。僕は(当日の体調次第になるのですが)参加したいと思っています。同フォーラムの公式サイトはこちら。参加申し込みもそちらでできます。

コミュニケーションフォーラム北陸(高岡)
北陸のコミュニケーションを学ぶ人たちが集まることで、北陸のコミュニケーションの繋がりがより豊かになることを目指し、「コミュニケーションフォーラム北陸」を実施します。テーマは
コミュニケーション・コラボレーション・イノベーション
コミュニケーションを考える人たちが集うコラボレーション。そこから生まれるイノベーションを体感してください!
坂本由美子(さかもとゆみこ)銀座コーチングスクール 金沢校 講師:
 北陸には、コミュニケーションに関する活動をおこなっている集まりや団体がいくつもあり、それぞれがとても有意義な活動をしています。そんな人たちがひとつの場所に集まって学びあいの場をつくれば、そこから北陸を盛り上げる何かが生まれるのではないかと考え、このイベントを開催することにしました。 コミュニケーション、コラボレーション、イノベーション。ぜひ体験してみてください。
日時:1月29日(日)12:30~
場所:ウィングウィング高岡
定員:150名(分科会は先着准)
日程:
•12:00 受付(4階大ホール前・1階は総合案内)
•12:30 オープニング(大ホール)
•13:00 分科会1
•14:30 分科会2
•16:05 ワールドカフェ
•17:30 クロージング
•18:00 茶話会(ソフトドリンクとお菓子)
•19:00 懇親会(アルコール有)
「分科会」は、「ファシリテーション」「マインドマップ」「コーチング」「コーチング体験会」「ビジネスマナー」「NLP」「交流分析」から2つ選ぶ。
参加費:
・基本 分科会2つ+ ワールドカフェ+ 茶話会 1,995円
・懇親会(建物内の別会場) 2,500円(ドリンク飲み放題)
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by tiaokumura | 2012-01-22 15:14 | 富山 | Comments(0)

「日本の総理」(小学館)・「BLUE NOTE」(デアゴスティーニ・ジャパン)

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(1月26日朝・記)
シリーズ「池上彰と学ぶ 日本の総理」(小学館。全30巻。毎週火曜日発売)
1 吉田茂
2012年1月10日発売
小学館(小学館ウイークリーブック)
特別定価371円+税
池上彰(いけがみ・あきら1950-)は齋藤孝や茂木健一郎と並んで当代のベストセラー作家でしょうね。「難しいこと・複雑なことをわかりやすい言葉で解説」が彼の売りなんでしょうね、「お茶の間の名解説者」としてTV出演も多いみたい。今回本棚を探ってみたら、僕は彼の本、1冊しか持たない。酒井雄哉・池上彰『この世で大切なものってなんですか』(朝日新書 2011年7月第1刷 700円+税)。酒井は比叡山長寿院の住職で千日回峰行を2度満行。日本語の授業で池上の本をリソースにしていそうですが、こうして1冊しか持たないとは自分でもやや意外です。
「池上彰と学ぶ」と冠せられた本シリーズ、95代62人の日本の総理を全30巻に収める。1人1巻充てられているのが吉田茂・伊藤博文・原敬ら18人で、三角大福中も各1巻ずつに入る。一方で宇野宗佑から野田佳彦までの75代~95代は「平成の宰相」として1巻になるそうで、歴史の皮肉というかイマドキの総理の軽さが窺い知れる。しょっちゅう代わってますもんね。皆さんは宇野から野田まで順に言えますか。
アメリカ大統領の人気投票ではリンカーン、ルーズベルト、ケネディ、レーガンといったあたりが上位に来るようですが、日本の歴代総理ランキングってどうなんでしょうね。伊藤博文、原敬、吉田茂、佐藤栄作、田中角栄、中曽根康弘あたりが上位に来るんでしょうかねぇ。
本シリーズ、毎週火曜日発売で、一昨日1月24日発売の『2 田中角栄』も買いました。2巻以降は定価600円(571円+税)です。

シリーズ「ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション」(BLUE NOTE best jazz collection。隔週火曜日発売)
1 MILES DAVIS
2012年2月7日発行
デアゴスティーニ・ジャパン
特別定価467円+税
ジャズに興味がない方はご存じないかもしれませんが、BLUE NOTEはいわば「ジャズ・レーベルの岩波書店」といえばわかりやすいかも^^。アルフレッド・ライオンがフランシス・ウルフと始め、John Coltrane、Miles Davis、Thelonious Monkら「それぞれの時代にきらめいた”旬”なアーティストを見い出し、/その個性には最大の敬意をもって迎えた。/アーティストの類いまれな個性をぶつけ合わせ、生まれた奇跡のセッションは/やがて伝説となり、今もなお聴く人の心に響き続けている。」(本書p.2)。
本シリーズは各巻が「JAZZMEN」「HISTORY」「SELECTION」「BLUE NOTE BEST5」「私の薦める1枚」の5つの章で構成。本巻の「BLUE NOTE BEST5」は”Autumn Leaves” ”Yesterdays” ”It Never Entered My Mind”など。”Autumn Leaves”はシャンソンの名曲(邦題『枯葉』。ジャック・プレヴェール作詞 ジョセフ・コスマ作曲)でありジャズのスタンダードナンバーでもある。1958年3月9日、マイルス31才の録音。『死刑台のエレベーター』の翌年。”Autumn Leaves”はアルバム『SOMETHIN’ ELSE』のA面一曲目の曲でもある。メンバーはマイルスとキャノン・ボール・アダレイ(アルトサックス)+ハンク・ジョーンズ(ピアノ)+サム・ジョーンズ(ベース)+アート・ブレイキー(ドラムス)。
ジャズといえば由紀さおりのアルバム『1969』が昨年のアメリカのジャズ部門で1位とか。『夜明けのスキャット』、僕も好きでした。
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by tiaokumura | 2012-01-21 14:05 | | Comments(0)

Billy Joel "Honesty"(YouTube)


(1月22日午後・記)
1月16日(月)はひどい目に遭った。勤務先の富山国際学院から車で10分以内の距離にファミリーレストランは2店ある。先週の月曜日の昼食、その内のいつもはあまり行かないほうのファミレスにした。メニューを見て迷った末(外食、あいかわらずいつも迷う)「かき鍋味噌仕立て+明太子御飯」にした(正確なメニュー名ではないかも)。食べているうちに嫌になってきて3割くらい食べたところでストップ。学院に戻って仕事をしていたら(昨年12月から10時~4時が僕の基本の勤務時間です)お腹に激痛が走る。1時間ほど我慢してたのですが治まらず。その内耐え切れず学院の保健室で横になる。で結局4時過ぎにタクシーで帰宅の破目に。「erの月じゃないから当たった」ってことでもないでしょうが(お店が悪いんじゃなくって僕のせいです)、いや~人生2番目にひどい腹痛でした(1番はこないだ入院時に)。
その後も大変。食欲不振&味覚障害がいっそう激しくなった。その状態は今日(1月22日)に到るもまだ続いています。癌の化学療法の今クールは、TS1服用(2週間)が1月13日までで、シスプラチン(静脈点滴注射)は1月6日に終わっているのですがねぇ。

1月16日(月)の朝にアップした上のYouTube、その日の夜に帰宅してから記事を書こうと思っていたのですが、そんな事情で今やっと書いています(汗)。
14日(土)の午前、」なにげなくチャンネルサーフィンしてたらアンジェラ・アキの番組に。あとで調べたところ『アンジェラ・アキのSONG BOOK in English』(Eテレ)の再放送でした。同番組には大杉正明(清泉女子大学教授)も。彼は、僕がこれまでの人生で一番熱心に英語勉強に励んだ1988年頃(40代前半)にNHKラジオの英会話講座の講師で、以来彼のファンになった。同番組はゲストスピーカーの男女もよかったなあ。で『SONG BOOK』のほうですが、「洋楽の名曲から生きた英語を学び、新しい”日本語カバー”に挑戦!」(「入門ビジネス英語」2月号の同番組紹介ページより引用)ってことです。Billy Joel ”Honesty”のさわりの部分は
Honesty is such a lonely word
Everyone is so untrue
Honesty is hardly ever heard
But mostly what I need from you

です。
まさに名曲ですよね。アップした映像、あらかん(アラウンド還暦^^)のBilly Joel(1949-)。表情も歌い方も変に老成せずすてき。顔、ジャン・レノ(Jean Reno1948-)とよう似てますね^^。
SONG BOOK』、この後Janis Ian ”Will You Dance?”、Boz Scaggs ”We’re All Alone”、Madonna ”Material Girl”など。2週で一曲です。テキストを買おうと思ったのですが行った本屋さんにはなかった。

14日(土)、「SONG BOOK」のあともTVをそのまま見てたら加藤重広先生(北海道大学大学院)がご出演。
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by tiaokumura | 2012-01-16 09:17 | 音楽 | Comments(2)

「平成24年 富山”観世塾”」のご案内

松下覚さん(観世流富山松友会会長)から「平成24年 富山”観世塾”」のご案内をいただきました。
病気もあるので僕は今年何回受講できるかわかりませんが、ご興味・ご関心のある方のご受講を願っております。

講師:小西弘通(観世流シテ方 能楽協会大阪支部会員 富山松友会顧問)
 平成13年にユネスコより『世界無形文化遺産の第1号(第1回人類の口承及び無形遺産の傑作の宣言)』として認定され、名実ともに日本が世界に誇る芸能となった能楽。
 「富山”観世塾”」は、観世流の謡曲を皆様に広く親しみ楽しんで頂くことを目的として開講し、おかげをもちまして四年目を迎えることとなりました。是非この機会に、お気軽にご参加くださいますようご案内申し上げます。
”観世塾”の特徴
当塾では毎回(月ごと)テーマ曲を定めて、講師がシテ(能の主役)と地頭(斉唱のリーダー)を務め、皆様に希望の役(ワキ・ツレ・子方など)をお選びいただき、地謡は自由参加という形式で謡います。なお、三曲または四曲のうち一曲のみ講師がシテを務め,他の二曲または三曲はシテを含めた全ての役及び地謡について皆様に参加していただく形式で謡います。曲・役につきましてはあらかじめ相談の上取り決めることにいたしますので、謡ってみたい曲がございましたら、月・曲・役について早めにご予約のお申し出をお願いいたします。
日時:原則、毎月末の土曜日 午後1時~4時
受講料:お一人様1回受講につき2000円
会場:富山能楽堂
主催:観世流富山松友会
後援:北日本新聞社
お問い合わせ:富山能楽堂事務所 076-429-5595
日程・出題予定曲:
1月21日 神歌 猩々 難波 当麻
2月25日 田村 羅生門 弱法師
3月24日 竹生島 胡蝶 盛久
4月21日 吉野天人 兼平 西行桜
5月26日 橋弁慶 小袖曽我 鵜飼 木曽
6月30日 東北 賀茂 景清
7月28日 土蜘蛛 天鼓 山姥
8月25日 富士太鼓 雨月 正尊
9月22日 菊慈童 井筒 恋重荷
10月27日 紅葉狩 佛原 花筺
11月24日 経正 葛城 松風
12月22日 羽衣 巻絹 鉢木
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by tiaokumura | 2012-01-15 11:30 | 謡を習う | Comments(0)

『大津波のあとに』『槌音』上映会のご案内

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東北エイド(川渕映子代表)の「東日本大震災支援プロジェクト」の一つとして、映画『大津波のあとに』『槌音』の上映会が、2012年2月11日(土・祝日)フォルツァ総曲輪で行われます。時間等わかりましたら、こちらのブログに続報を流します。
ブログ「東北エイド NGOアジア子どもの夢 東日本大震災支援プロジェクト」こちら
映画『大津波のあとに』『槌音』の公式サイトはこちら。以下、同サイトより引用。

『大津波のあとに』
監督・森元修一(もりもと・しゅういち1970-)
2011年3月11日に発生した東日本大震災。その2週間後の仙台、東松島、石巻を撮影した記録。児童108人中74人が津波にのまれてしまった石巻市大川小学校を中心に描いた。
「私は無人のカメラフレームを見つめながら、津波で破壊されてしまったこの場所には人がいたのだ、そのことを忘れてはいけない、とくりかえし自分に言い聞かせていました。そうしなければ、誤解をまねく表現かもしれませんが、非日常の風景が持つ一種異様な迫力、それを撮影するという行為に淫してしまうかもしれなかったのです。
 ここに人がいて、ありふれた日常の安息があった。それこそが真に尊ぶべきものであり、よって立つ大地が揺れ動くこの不安定な世界で実に得難いものだったのだ、震災に遭遇した人々がそんなことをかみしめているこの瞬間、撮影するべき対象はやはり人ではないのか、そう自分に語りかけていました。しかしそれは私の観念的な考えであり、すさまじいまでに日常が破壊された風景のなかにいる地元の方にカメラを向けることはその日もできませんでした。今日こそは試みなければ・・・」 
(森元修一・「東日本東日本大震災を撮影して─『大津波のあとに』制作の経緯」より)

『槌音』
監督・大久保愉伊(おおくぼ・ゆい1986-)
故郷の岩手県大槌町が被災、家族も被害に見舞われた監督が、津波に流されることを免れた震災前の貴重な映像を編み込んで綴った詩。
「私の故郷の岩手県大槌町は、東日本大震災の被災地の中でも甚大な被害を受けた町のひとつです。私は震災から2 週間後の3 月25日、大槌に帰省できました。町についた時、涙も出ませんでした。なぜなら自分の生まれ育った町とは違う土地を見ているかの様だったからです。目の前に広がる景色は、一面瓦礫で埋め尽くされ、海風の音と、重機の音、そしてカモメの鳴き声が響いていました。カメラを持ち込むことができなかった私は、ただただスマートフォンの動画機能で風景を記録し続けました。町民や家族に対しインタビューを撮ったり、カメラを向けることはできず、ひたすら町を歩き、風景だけを記録しました。
 帰京してから1週間後、現実を受け入れることのできない私は、東京に持ち出していた大槌の映像と震災後の大槌の映像とで編集し、何か作ろうと思い立ちました。それは何のためでもなく、ただただ自分が現実と過去を受け入れる事のできない夢心地な気持ちをなんとかしようとしていたからです」
(大久保愉伊・ヒロシマ平和映画祭プログラム2011より)
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by tiaokumura | 2012-01-14 14:40 | 東北地方太平洋沖地震 | Comments(0)

東北BOOK AID(東北ブックエイド)

日本語教育関係者以外はあまり目にすることの無い情報誌に、スリーエーネットワーク「季刊ジャネット」がある。スリーエーネットワークは、僕の印象では凡人社・アルク・ひつじ書房などと並ぶ日本語教育書の出版大手。『みんなの日本語』『大地』はスリーエーネットワークです。
「季刊ジャネット」No.59(2011年10月25日発行)「巻頭寄稿」の岡崎正道・岩手大学国際交流センター教授「岩手・東北~この魅力ある楽土」を読んで裨益するところ大であった。岡崎は1954年福島県梁川町生まれで「これまでの人生のだいたい3分の1ずつを福島・宮城・岩手の東北三県で生きてきた」。同寄稿で岡崎は、中尊寺・達谷窟・藤原三代・芭蕉・浄土ヶ浜・龍泉洞などに触れ、宮沢賢治・石川啄木・金田一京助・野村胡堂・新渡戸稲造・原敬・後藤新平・高野長英らを紹介し「これほど多彩な人物を輩出した県は、日本でも少ないと思われる。」と断ずる。以下同寄稿より、東北の歴史についての箇所を引用。
日本史を、西と東の角逐の歴史と捉える見方がある。アテルイVS坂上田村麻呂、前九年・後三年の役、源頼朝の奥州征伐、(伊達政宗らも屈した)豊臣秀吉の支配、そして戊辰戦争、古代~近代の五度の戦いで、全て東北の地は西の政治権力に敗れ去った。その結果東北地方は「白河以北、一山百文」と侮られ、明治以後の近代化の過程で不当に貶められてきたと言えるであろう。しかし東京一極集中の弊害が様々に指摘される今日、再びみちのくの地に改めて光が当てられることを期待したい。
ここを読んでいて僕は数年前の富山大学生時代に読んだ『原敬日記』を思い出していた。原敬と後藤新平との会見の日の記録。「朝敵」出身になるんですね、彼らは。原敬はこう書いています。
「・・・吾々東北の僻地に生まれて今日に至りたれば、他の藩閥者流の如き女々しき態度の不可なること、・・・」(明治39年10月30日付より。原文は漢字カナ文。奥村が漢字かな文に直し、濁点・句読点を補った)

昨年10月に前期高齢者デビューの自分(照)、これまでの人生で東北地方は4回しか訪れていません。1回目は30歳前後に蔵王。当時ハイランドロッヂ(長野県八方)でマネージャーをやっててそのシーズンの売上げが良かったってことで、同僚2人と3人でごほうび旅行。2回目は富山にUターンして(株)進研ってところに勤めていてその社員旅行で会津若松・猪苗代湖など。3回目は姪が岩手県一関市で結婚するってことで富山から車で往復、途中松島も寄ったかなぁ。そして4回目が昨年4月10日のぷちボランティア@石巻。石巻でまたぷちボラしたいと思いつつも末期癌がみつかり、再訪は当分先のこと(あるいは実現しないまま)かもしれない。

以下は、「NGOアジア子どもの夢 東日本大震災支援プロジェクト」の一つ「東北BOOK AID(東北ブックエイド)」のご案内です。僕が石巻でぷちボラできたのはNGOアジア子どもの夢(川渕映子代表)のボランティアバスのおかげです。
東北BOOK AID(東北ブックエイド)
日時:2012年1月14日〜15日 9時~17時
場所:富山市民プラザ 2階
内容:大古本市です。定価の一割で販売します。
★売り上げはすべて東北支援に使います。

多数の方のご参加&お買い上げを願っております。
詳細はこちらでご確認を。
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by tiaokumura | 2012-01-08 14:41 | 東北地方太平洋沖地震 | Comments(0)

4回目の入退院

1月5日の朝入院し、7日の昼前退院しました。2・3回目の入院がそうであったように、今回の入院も「シスプラチン」が主目的でした。11月9日付の記事「立冬の夜、3回目の退院」記事中に時系列で末期癌患者の入退院と化学療法(僕の場合はTS1シスプラチン)がまとめてあるので、それ及び続きを以下に。
6月20日 1回目の入院
6月27日 胃・脾臓・膵臓全摘出、肝臓一部切除手術
7月5日~28日 化学療法・TS1服薬(1クール目)
7月22日 化学療法・シスプラチン点滴注射(1回目)
8月5日 退院
8月5日~18日 化学療法・TS1服薬(2クール目)
9月2日~15日 化学療法・TS1服薬(3クール目)
9月9日 2回目の入院
9月9日 化学療法・シスプラチン点滴注射(2回目)
9月16日 退院
9月26日~10月14日 化学療法・TS1服薬(4クール目)
10月28日~11月10日 化学療法・TS1服薬(5クール目)
11月4日 3回目の入院
11月4日 化学療法・シスプラチン点滴注射(3回目)
11月8日 退院
11月25日~12月8日 化学療法・TS1服薬(6クール目)
12月30日~1月12日(予定) 化学療法・TS1服薬(7クール目)
1月5日 4回目の入院
1月6日 化学療法・シスプラチン点滴注射(4回目)
1月7日 退院

1月4日(水)
仕事始め。年賀状整理など。3時半、歯医者。
1月5日(木)
8時半前、病院受付。血圧検査(106-67.脈拍62)、検温(36.7度)。外科前で待つ。讀賣、向田邦子『無名仮名人名録』(文春文庫)。10時頃、ナースが迎えに。その直前、隣の男性に話しかけられる。初めは誰かわからなかったが、マスクを外した顔に見覚えあり。前回の退院時に同じ病室になったTさんだった。Tさんも僕と同じ胃全摘、僕の胃癌後輩^^かも。Tさんには前回別れ際にこのブログのことも宣伝しておいた^^。今回はTさんもシスプラチンだそうで、ただし彼は1泊2日。4F病棟のTさんと同じ部屋に入る。
昼食、夕食。『無名仮名~』読了。10時就寝。
1月6日(金)
6時半起床。採血、血圧・体温。朝食が7時からだと思ってたが7時半からだった。向田邦子『霊長類ヒト科動物図鑑』(文春文庫)。朝食後、売店で讀賣・日経。点滴4本のうち1本目開始。昼食。NHK-Gの昼の番組が小笠原の父島からでTさんの娘さんご夫婦がご出演。昼食後、シスプラチン。『霊長類ヒト科~』読み耽る。夕食。TVはほとんど見ず専ら読書。
11時に寝ようと思ったが、昨夜寝すぎのせいかなかなか寝付かれず、結局寝たのは2時過ぎだった。隣りのベッドのいびきもひどかった。自分もそうかもしれないので「お互い様」かも。『霊長類ヒト科~』読了、他に『富山から拡がる交通革命』『書くことが思いつかない人のための文章教室』も少し。
1月7日(土)
4時半頃ふと目覚めたら「あさだち」だった(照)。手術後初めてかも。健康回復のバロメーターになるかな^^。でも排尿したらぐったりだったから喜んでもおられんかも。相手もおらんことだし(激爆)。7時起床。7時半朝食。体重計に乗ったら56.1kgもあった。手術後最高記録。8時、1Fの売店で讀賣・日経。同じく1FのPCでブログ&メールのチエック。朝食後の薬は、一番大切なTS1、シスプラチンに付随するイメンド・デカドロン、消化系のウビロン・タフマック・酸化マグネシウムの計6種。
向田邦子『女の人差し指』(文春文庫)、1/3ほど読む。
今回の食
病院食は相変わらずあまり入らない。初日の昼食は「軟ごはん」で2食目からは「全かゆ」にしてもらう。これとデザート(バナナやゼリーなど)はほぼ8割以上食べられたが、あとの副食・みそ汁は1~3割がやっとか。家からは、どうせそうなるだろうってことで、ブリかま塩焼き・鮭塩焼き・佃煮類(田作り・フナ甘露煮・ニシン昆布巻き・しそ昆布)といった副食を持参し少しずつ食べた。あと売店でおかゆのトッピング用に「ごはんですよ」「いか塩辛」、間食用に黒かりんとう・チーズ・大福・草もち・みかんを購入。干しいもを持参。
向田邦子
前回に続き今回も向田本。文春文庫の3冊持参。向田は僕より17歳年上、父母の妹・僕のおばにあたるような年齢でしょうか。エッセイの妙をたっぷり味わったのですが、段落の考え、読点の打ち所などちょっと気になった。17歳の年齢差があると50ページに1回くらいわからない言葉も出てくる。説明がついていたり文脈からはっきりわかる場合はいいのですが、一読目は「?」のままってのもいくつか残った。『無名仮名~』では
ひとかたけ(の弁当) 居職 (家族だけでやっている)小体な(店構え) 冥利が悪くて(出来ない) 到来物
『霊長類~』では
食べはぐってしまって 眼性がいい 甘噛みされたりして (人を待たせるにも程があると、)中っ腹にもなっていた マグレブ三国 (黒く汚れた)薪ざっぽう(のような二本の足) ささら(を使って流しを磨いていた姿) 気伏っせ
これらの中では「ひとかたけ」「中っ腹」「薪ざっぽう」「気伏っせ」が今もまだいまひとつはっきりしない。だからって夜も眠れないってぇわけじゃあありませんが^^。
「弘法にも筆の誤り」でしょうか、向田さんにも間違いってあるんですね。『無名~』のp.94に「元旦の朝」あり。
向田さんではないのですが「新年明けましておめでとうございます」も間違いですよね。新年が明けたら翌新年になっちゃいますもんね^^。でも「これは」って人もこう書いてらっしゃるのを目にすると、これでもいいのかとも思う。その人の気持ちでは「新年があけまして」ではなくって、「新年です(新年になりました/新年を迎えました)。明けまして~」なんでしょうね。

10時半から主治医のTドクから今後の治療のことなど、1時間ほど丁寧に説明していただいた。次回の診察は1月20日(金)8時半。
今日は土曜日で事務は休み。入院費用の請求は後日郵送されてくるとのことで今日の支払いはなし。11時半過ぎ、病院を後にする。入院後全く病院の外に出てなかった3日間、最高が3℃くらいで最低がー1℃前後だった。51時間ぶりの「外」、ひんやりしてて気持ちがよかった。積雪量も苦にならない。入院中置いておいた車に乗る。
家への帰り、本屋に寄る。「退院祝い」を自分で買おうと思った(照)。前から読みたいと思っていた加藤陽子の本があったので購入。『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』。『ローマの休日』『第3の男』などと同じシリーズでしょうね、DVD『市民ケーン』『カサブランカ』も購入。あと4年ぶりに『富山県 最近5年間公立高校入試問題』も。
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by tiaokumura | 2012-01-07 16:26 | 癌日記 | Comments(4)

2012年・新年のご挨拶

被災者・被災地の一日も早い日常回復を
ご祈念申し上げます


☆2011年3月11日及び原発人災の衝撃は、新年を迎えても変わることはありません。被災者・被災地には、何年・何十年・何世代にもわたる生活再建になると思います。きわめて微力ながら本年も、いくらかでも支援尽力できたらと思っております。
☆胃癌が見つかり2011年6月27日に胃・脾臓・膵臓を全摘出しました。今年も末期癌患者であり続けます。癌と闘う根性はないので^^、「癌を生きる」「癌と生きる」余生になりそうです。
一日一日をあまり悔いなく過ごせたらと願っております。
本年もご指導・ご鞭撻のほど
よろしくお願い申し上げます


2012年(壬辰)元旦
奥村隆信
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by tiaokumura | 2012-01-01 10:30 | このブログのこと | Comments(2)