カテゴリ:僕は学院長5年生( 9 )

学院長式辞@第20回卒業式

例年になく雪の日が少なかったとはいえ、長かった富山の冬もようやく終わりを迎え、あちこちに春の訪れを感じさせる今日この頃、本日ここにきわめて佳き日を迎えることとなりました。富山国際学院2013年度卒業式にあたり、富山国際学院教員13名を代表して式辞を述べさせていただきます。
ただ今私が卒業証書・修了証書を授与させていただいた、中華人民共和国・ネパール連邦民主共和国・ベトナム社会主義共和国・タジキスタン共和国ご出身の皆さま、
ご卒業ご修了、まことにおめでとうございます。

富山国際学院は、1993年4月に語学留学生、当時は「就学生」と言ったのですが、第1期生を迎え、1995年3月に第1回の卒業式を行いました。今年2014年の皆さまの卒業式は富山国際学院にとって記念すべき第20回になります。富山国際学院は、ここ学院内と学院外で日本語教育を行っており、これまでの21年間で、全てを合わせると、世界約35の国・地域出身の約1200名が学んでおります。皆さまにとっては、あまりきれいでないちっぽけな日本語学校であったかもしれませんが、富山国際学院で日本語を学んだことは、大いに誇りに思ってください。
残念ながら私は皆さまのような留学経験はありませんが、2年あるいは1年半の留学生活で皆さまは、日本語はもちろん、精神面・生活面などにおいてずいぶんと成長され、一言でいえば「自立した人間」として今この卒業式の場におられます。
振り返ってみてください、この2年あるいは1年半を。
くにゃくにゃした「ひらがな」の勉強が終わったと思ったら、次は直線っぽいカタカナの勉強、やれやれと思ったら複雑な形の漢字に入って、漢字が50字くらいで済むのかと思ったら500字くらいはわからないとダメだと言われた。3種類もの文字がある日本語の勉強に絶望しそうになったでしょうね。あるいは「走ります」は「走って」なのに、「本を借ります」は「本を借って」じゃない。「写真を撮る」は「写真を撮ってください」なのに「写真を見る」は「写真を見ってください」じゃない。どうなってんでしょうね、日本語の動詞は。あるいは、「僕は奥村です」と「僕が奥村です」の違い、「窓が閉まっています」と「窓が閉めてあります」の違い、「ありがとうございます」と「ありがとうございました」、「すみません」と「ごめんなさい」などなども使い分けが難しかった。バイト先では教科書日本語とは別の日本語世界だった。シフトで一緒になった親切そうな富山のおばちゃんから「あんた、どこから来たがけ?」って言われてもわからなかった。「そんなことしとったらあかんねか、だら」って言われて褒められたのかと思ったり。日本語だけじゃなかったですね、留学生活の苦労は。「しまむら」で買ったワンピースが気に入らなくって交換に行ったら、レジで「レシートがないと交換できません」って言われて困った。レシートなんて捨てちゃってましたもんね。母国ではお嬢様育ちで料理なんてしたことがなく、日本での自炊生活も難しかった。でも今では、たまご料理だけでも、ゆで卵・スクランブルエッグ・オムレツ・目玉焼き・厚焼き卵・薄焼き卵・だし巻き卵と7種類も作れる。アパートの大家さんに夕食に招かれた。生魚がくさくてくさくて嫌で隣の緑の植物をパクッと食ベたら、めっちゃ辛かった。後で「わさび」だとわかった。でも今ではお刺身もお寿司も大好物。
皆さまの富山国際学院在学中のご苦労を思い、皆さまが多くの困難に直面しつつもそれらを克服して来られたことに、教師として一人の人間として深い尊敬の念を覚えるものであります。

さて、今から184年前の日本、今の山口県の杉という家で1人の男の子が生まれました。今年は午年ですが、その年は寅年だったんでしょうね。彼は「寅之助」という名前をつけられました。当時の日本はサムライが支配する時代で、それなりに平和な国でしたが、「鎖国」といって外国との交流をほとんど絶っていました。杉寅之助はやがて吉田寅次郎になったのですが、彼は、このままの日本ではだめだと考え、23歳の時に、皆さまのように外国に留学しようと考えました。太平洋沖に泊まっていたアメリカの船に秘密に乗ろうとしましたが失敗。その当時の日本では留学はとんでもない犯罪でした。さらに吉田寅次郎は当時の日本国政府である江戸幕府に反対する行動を取ろうとして逮捕され、1859年10月27日に処刑されました。29歳の若さでした。彼が生きている間に日本は近代国家へと生まれ変わることはできませんでしたが、彼の学校「松下村塾」での彼の教え子たちは、近代日本の夜明けを迎えるためにとても大きな働きをしました。吉田寅次郎は吉田松陰という名で、日本人なら誰も知らない人もいないほどの尊敬されている人物です。今日、皆さまの新しい門出に際して、吉田松陰のことばを贈りたい。
これは何ですか(「夢」)。昨日の学習発表会のテーマが「私の夢」でしたね。これは(「理想」)。吉田松陰は言っています。
夢なき者に理想なし。
「なき」「なし」は現代日本語では「ない」に当たります。「夢なき者に理想なし」。「夢がない人には理想はない」ということです。ではこれは(「計画」)。続けて松陰は言っています、「理想なき者に計画なし」。これは(「実行」)。「計画なき者に実行なし」。これは(「成功」)。「実行なき者に成功なし」。「故に」、「故に」とは現代日本語で「だから」に当たります。「故に、夢なき者に成功なし」。
皆さまにはこの後人生の成功者になっていただきたい。何が成功かはお一人おひとり異なるでしょうが、成功していただきたい。
夢なき者に理想なし。理想なき者に計画なし。計画なき者に実行なし。実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。

本日の卒業式を終えて皆さまはこのあとそれぞれの道を歩んでいかれます。その道のりには、いいこと・楽しいことばかりがあるのではありません。たくさんのいやなこと・つらいことも、皆さまを待ち受けています。残念ながら日本社会には、まだまだ皆さまのような外国人に対する誤解や偏見や無知や差別や無関心が満ち満ちています。そんなこれからの生活にあって「自分はもうダメだ」と思った時に、ぜひ思い出してください。富山国際学院で出会った先生すなわち人生の先輩が遠くから皆さまのことを思っている、富山国際学院で出会った友が皆さまのことを信じている、と。
これからの長い人生、ぜひ皆さま方におかれましては、夢を持ち理想を抱き、理想実現のための計画を立てその計画を実行し、そして人生の成功者になってください。皆さまの成功のためにここ富山国際学院で学んだ日本語が役立ってくれたら、教師としてこれ以上の喜びはありません。

最後になりますが、皆さま方の前途に輝かしい未来があることをご祈念しつつ学院長式辞とさせていただきます。
皆さま、お・め・で・と・う!

2014年3月14日
富山国際学院
学院長 奥村隆信

PS
最後の「お・め・で・と・う」は滝川クリステルさんのパクリです^^
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by tiaokumura | 2014-03-14 13:14 | 僕は学院長5年生 | Comments(4)

謹賀新年@富山国際学院

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謹賀新年
新春を寿ぎ、皆様のご多幸とご発展をお祈り申し上げます。旧年中は格別のお引き立てにあずかり、誠にありがとうございました。
2013年の富山国際学院は、学院内が6クラスとプライベートで、その他に企業・組合・大学・病院・施設などによる外部依頼クラスがありました。学習者の出身国・地域は、中国・韓国・台湾・フィリピン・タイ・インドネシア・ベトナム・ネパール・タジキスタン・カナダ・スイス・ドイツ・ベナン・コンゴでした。
富山国際学院を取り巻く環境は2014年も引き続き厳しいものがありますが、教員一同、なお一層の教師力アップを目指してまいります。本年もよろしくご指導・ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

2014年元旦
特定非営利活動法人 富山国際学院

PS
アップした写真で僕が指差す先は日本国富山県富山市、富山国際学院の所在地です。世界地図に刺したピンは、これまでの富山国際学院学習者の出身国・地域です。が語学留学生(聴講生を含む)、が聴講生(語学留学生以外)のみを示しています。ピンの数は合わせて29本。記憶に頼って刺したので間違いもあるかも。
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by tiaokumura | 2014-01-02 07:12 | 僕は学院長5年生 | Comments(4)

2013年フィリピン台風救援金

f0030155_1351912.jpg去る11月12日、学院長名で呼びかけた。
台風30号がフィリピンに甚大な被害をもたらしました。募金活動を行います。学生・教員のお志をよろしくお願いします。
11月19日までに集まったお金は
1000円札×3+500円玉×9+100円玉×41+50円玉×5+10円玉×35+5円玉×10+1円玉×22
だった。今日11月20日、学生代表3名とともに募金を日本赤十字社富山県支部に持って行った。
日赤の「2013年フィリピン台風救援金」呼び掛け文から一部引用。
本年11月8日、フィリピン中部を台風30号(Typhoon Haiyan、中心気圧が一時895ヘクトパスカルにのぼる、今年発生したもっとも強い勢力の台風)が直撃、レイテ島を中心にヴィサヤ地方のサマール州、セブ州、イロイロ州、パラワン州のほか、・・・ホマール州など、多くの地域が猛烈な暴風雨にさらされ、各地で洪水や土砂崩れなどによる甚大な被害が発生しています。
同行した学生は、中国出身女子(D組)・フィリピン出身女子(E組)・フィリピン出身男子(F組)の3人。
僕は学院長5年目。5年間で4度目の募金になるかなあ。

レイテは私のような年配の者には先の戦争戦場であり、大岡昇平『レイテ戦記』である。台風被害では僕が子供のころの伊勢湾台風が甚大であった。そして今回のスーパー台風による被害は東日本大震災を思わせる。
今朝の朝日新聞で、レイテ島タクロパンに入った都留悦史記者の「洗面器1杯で洗髪・歯磨き」という記事中に、現地のリンダ・カーンさん(73)の言葉が引用されている。
フィリピン人は戦争も紛争も災害も乗り越えてきた。だから信じているんです。今回もきっと乗り越えられるって
被災地の一日も早い復旧復興を願いたい。
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by tiaokumura | 2013-11-20 13:05 | 僕は学院長5年生 | Comments(0)

富山国際学院2013年度10月期生・入学式 学院長式辞

富山国際学院2013年度10月新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
これから皆さんは富山国際学院で、長い人で1年半、日本語を勉強します。
今ここにいる皆さんの日本語学習の目的はいろいろです。
日本の大学に進学したい人、仕事で日本語を使いたい人、高校進学できる日本語を身につけたい人、家庭生活や子育てで日本語が必要な人、COOL JAPANに興味があって日本語も勉強しようという人、まだ目標ははっきりしていないが日本にいるから日本語を勉強する人などなど。

この入学式で私は日本語学習について話したい。
今から100年ほど前の人でラフカディオ・ハーンという人がいます。彼は、日本の九州の熊本で英語を教えていました。
最近、富山大学の図書館で当時の彼の生徒が書き写した授業ノートが見つかりました。そして、そのノートを基に、先日、富山大学で彼の授業が再現され、その様子がTVニュースでも流されました。
その中でハーンは
The more mistakes I make the better for me.
と言っています。「英語の勉強では間違えれば間違えるほど、英語が上手になる」
Because we all learn from making mistakes.
「なぜなら、間違えることから私たちは学ぶのだから」
ハーンは
The more mistakes I make the better for me.
Because we all learn from making mistakes.
「私たちは間違えることを通して学んでいくのだから、どしどし間違ったほうがいい。間違えれば間違えるほど、英語は上手になっていく」
と言っているのです。

ハーンは英語学習について言っているのですが、これは日本語学習でも同じことだと思います。
皆さんが富山国際学院で勉強する日本語は、けっして特別に難しい言葉ではありません。
たくさん話してたくさん聞いてたくさん書いてたくさん読んで、そしてたくさん間違えて、日本語が上手になってください。今はまだ無理ですが、3か月後くらいには今日のような通訳がいなくても大丈夫なほど日本語が上手になってください。
私たち13人の日本語教師や2年生の先輩たちが、皆さんを応援しています。どうぞ安心して富山国際学院での日本語学習に取り組んでください。

皆さんのこれからがすばらしい学生生活になることを願って、学院長式辞を終わります。

2013年10月18日
富山国際学院・学院長 奥村隆信
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by tiaokumura | 2013-10-18 17:57 | 僕は学院長5年生 | Comments(2)

東京出張

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(7月10日朝・記)
7月9日(火)、日帰りの東京出張。2011年を除き毎年複数回東京に行っているような気がするが、「東京出張」となると記憶がない。意外。日本語教育関係での自腹上京では夜行バス使うことが多いでしょうね。あとは個人旅行で特急。今回は出張費が出るってことで^^JR特急利用。7時前、富山国際学院に駐車、富山駅北口まで歩く。北口で切符購入。富山―東京、往復で21500円でした。今回持参した本は、
丸谷才一『無地のネクタイ』(岩波書店)
『日本国憲法』(小学館)
丸谷本は2月に買ってまだ読み終わっていない。「馬上・厠上・枕上」でしたっけ、馬上(ここでは旅行)で読むにはピッタリの本でしょうね。丸谷の文体、好きです。このブログ、丸谷もどきの文体で書いていることもあります。『日本国憲法』の親本は1982年にハードカヴァーで出されベストセラーになった。その時の編集者?が「改憲」が叫ばれる今こそ、憲法をちゃんと読んでほしいと、500円(ワンコイン!ただし消費税が+25円)でコンビニで発売。この本、憲法条文と写真が2ページずつ交互で、僕は家族4人の温泉での写真(pp40-41)が特に印象に残ってた。父・昭和22年生、母・昭和23年生、娘・昭和48年生、息子・昭和53年生。あれから30年余、どんな家族になってるんでしょうね。写真の富山関連が「富山県東礪波郡の民家」(pp48-49)、「日本アルプス、剱岳」(pp92-93)の2つもある。
今回の旅行、タブレットも持参。トンネル内はダメでしたが、あとはどこでもアクセスできました。
富山→越後湯沢、はくたか。越後湯沢→東京、とき。
車中、讀賣・日経。讀賣、「大学の実力調査 西日本編」。新聞社独自の視点からの大学評価。富山国際学院での進路指導の参考になる。東日本編は終わったのだろうか。
車中、8時になったらケータイのワンセグで「あまちゃん」を見ようと思ってたのだが、新聞を読んでいるうちに時間が過ぎてしまって見られなかった(泣)。どうなったんだろう。一つ、余計なことだが気になっていること。「国民投票、40位以下だと解雇」とか言ってますが、あれは「41位以下」じゃないでしょうか。「以下」(以上もそうだが)、使い方間違ってる例、ときどきある。

11時半過ぎ、東京駅。駅構内に全国駅弁の店があって、岩手県一関市の「斉藤松月堂」の「平泉うにごはん」1000円也を購入。「うにごはん」って云うと、これまた「あまちゃん」が連想されます。「平泉うにごはん」の中身は、ご飯(岩手県産)、うに、いくら、錦糸卵、紫蘇わかめ、山ごぼう、紫蘇の実、調味料など。一関市は我が敬愛するかねごん先生の塾がある。地元でも人気店なんでしょうね、斉藤松月堂。ヴォリュームがそれほどでもなさそうなのも購入した理由。今の僕には駅弁の多くが2人前に見える。駅弁、富山・源のます寿しもありました。

東京駅でこないだ名古屋で失敗してるSuica、直してもらう。
東京→新宿、中央線。新宿→参宮橋、小田急線普通。参宮の「宮」は明治神宮でしょうね。
参宮橋から歩くこと約15分。猛暑日の東京。この日の会場の国立オリンピック記念青少年総合センター(略称「オリセン」)に着く。中庭で「うにごはん」を食べてたら、鈴木健司さん(大原日本語学院)に声をかけられる。鈴木さんとは数年前の日本語学校教育研究大会で初対面。方向音痴な僕のために、新宿で宿をとった僕の道案内をしてくださった。明治通りだったでしょうか、二人で30分以上歩き、途中花園神社近くの不思議な喫茶店(某有名組のたまり場?)にも入りました。
駅弁、6割くらいしか食べられなかった。やっぱ今の自分にはこれだけでも量が多い。

今回の出張は
平成25年度東日本地区維持会員協議会
に参加するため。本来は富山国際学院は「西日本」なんですが、開催が金曜日で授業と重なったので、「東日本」に出ることにした。主催の日本語教育振興協会(略称「日振協」)によると、日本語学校139校・142名の参加だった。
開会挨拶→配布資料の確認及び日程説明→報告・説明
と続く。報告・説明は日振協、文部科学省、法務省、外務省。「報告・説明に対する質疑及び質問・要望事項に対する回答」があって、5時半頃終了。

懇親会。戸田安信さん・市毛大輔さん・中西郁太郎さんなど既に見知った方々と懇談、今回初めてお会いする方々と名刺交換・懇談。
懇親会は7時半までだが、僕は帰りの電車の都合で7時前に会場を出る。
参宮橋→新宿。新宿→東京は中央線がよかったのだろうが、山手線に乗ることにした。新宿→東京って内回り・外回り、どっちなんでしょうね。わからないまま渋谷・大崎方面に乗った。方向音痴、だからでしょうね、自分のイメージでは左に向かって走っていくはずなんですが、右回りだった。
東京駅から「とき347」20:12発、越後湯沢21:20着、越後湯沢「はくたか26」21:30発。23:26富山着、疲れてたので富山駅北口→富山国際学院、タクシー利用。痛い出費。

アップした写真はオリセンで。右が鈴木健司さん(大原日本語学院)です。僕が下げてるのはおみやげの「東京ばな菜」です。帰りに買えないかと思い、すでに購入(照)。
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by tiaokumura | 2013-07-09 12:53 | 僕は学院長5年生 | Comments(2)

名古屋出張

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(6月28日朝・記)
昨日6月27日(木)は、先週に続く名古屋出張。今回は、2013年10月期生の申請で名古屋入国管理局
いつもは9:09富山発のしらさぎ6号なのだが、今回は入管が込み合うとの事前情報があって、一つ早い7:09発しらさぎ4号にした。富山→名古屋は偶数、名古屋→富山は奇数になってるんですね、特急しらさぎの号数は。
今回持参の本はオール岩波で
C.アウエハント 小松和彦・中沢新一・飯島吉春・古家信平・訳『鯰絵 民俗的想像力の世界』(岩波文庫)
進藤榮一『アジア力の世紀-どう生き抜くのか』(岩波新書)
理化学研究所 脳科学総合研究センター・編『脳科学の教科書 こころ編』(岩波ジュニア新書)

の3冊。『鯰絵』の親本は1979年にせりか書房から出た本。こういう本、あったんですね。理化学研究所、iPS細胞でニュースになってましたね。
今回は初めてになりますが、タブレット持参。車中使ってみた。WiFiとの関係はよくわかってないのですが、車中、ケータイが使えるところでは使えたみたい。「青空文庫」で中島敦を読んだりしました。横書きなのと中島作品の重要な要素である漢字遣いがうまく表示できていない(JISコードの関係でしょうか)のが難点。
しらさぎ車中、ずいぶん寒い。冷房効き過ぎ。我慢してたがどうしても我慢しきれず、車掌にダメモトで訴える。わがままな乗客と思われたかもしれないが^^、なんと冷房、温度を下げてくれた。言ってみるもんですね。

米原で新幹線に乗り換え。隣が外国人でなんとなく話しかけたら、奥さんのお父さんがガンで余命いくばくもないとのことで奥さんの実家の福井に。オレゴン州ポートランドの人。昔同市の女性に日本語を教えたことがある。僕は名古屋駅下車、彼は東京まで。成田から帰国の途に。
名古屋駅であおなみ線に。名古屋競馬場前下車。静岡にある日本語学校の方と同じ電車でした。11時ころ、名古屋入管着。アップした写真は名古屋入管前。出張の証拠写真(嘘爆)。
受付番号札90番。3時間くらい待たされる覚悟でいたんですが、ものの10分も経たないうちに呼び出され、申請書類を提出する。5分ほどしてまた呼ばれ、「もう終わったんかいな」と喜び勇んで窓口に行ったら、な・なんと~、申請書のミス2つあり(大汗)。一つはチェック欄間違いで、こちらはその場ですぐ訂正できたのですが、もう一つは致命的ともいうべきミスで、学校印の押し忘れ。「学校印、お持ちですか」と係員に言われたが、持ち合わせていない。どうなることか、指示待ち。緊張の待ち時間。まもなく呼ばれて、受付完了とともに学校印を押した書類を後日郵送との指示。ホッとした。受付してもらえなんだら、進退伺いか始末書、書かんならんだとこでしたもんね(汗)。
終わって時計を見ると11:20。急げば11:48名古屋発のしらさぎ7号に間に合う。あおなみ線で名古屋、JR乗り換え口からSuicaでJRに入場。ホームのコンビニで昼食用におにぎり2個&温かいお茶。
名古屋滞在は40分ほどという離れ業^^な名古屋出張だった。自分、いっぱしのビjネスパースンになったかも(嘘爆)。
Suicaで入場したの、まずかった。しらさぎ車中で検札の車掌に聞いたら、このままだと入場したままになるので富山駅で手続きするようにとのこと。富山駅で手続きしようとしたら、どうも要領がつかめない。結局、上京した際にでも駅の窓口で手続きで、富山駅ではできないとのことだった(JR東日本じゃなきゃダメってことみたい)。

4時前、富山国際学院。入管でのミスの書類押印。手書きの手紙も添えて速達書留で入管に。
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by tiaokumura | 2013-06-27 11:21 | 僕は学院長5年生 | Comments(0)

名古屋出張

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(6月19日朝・記)
自分、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』にハマってる(照)。朝7時半からBSで見て、8時から総合でまた見る。ここんところそんな見方してる。この後「東京編」になるみたいで「北三陸編」のようにおもしろいかどうか。
6月18日(火)、『あまちゃん』を2回見てから車で家を出る。富山国際学院に駐車し、富山駅北口まで歩く。途中、学院に向かう学生Mさん(ベトナム)や出勤するスタッフTさんとすれ違う。僕はこの日、名古屋出張。今回の随伴本は、ラッセル・スタナード、新田英雄・訳『相対性理論 常識への挑戦』(丸善出版 SCIENCE PALETTE) 田中宏『在日外国人 第三版 -法の壁、心の溝』(岩波新書) 講談社文芸文庫・編『昭和戦前傑作落語選集』(講談社文芸文庫) の3冊。富山、久しぶりの雨。当地の梅雨入りはまだのようですが、「けっこうなお湿り」、恵みの雨、でしょうね。
9時過ぎしらさぎ6号乗車。小松まで「讀賣」「日経」「毎日」3紙。そのあと、読書。米原で新幹線に乗り換え。名古屋、12時半頃着。JR名古屋駅構内のカフェで昼食。クロワッサン+クロックムッシュ+カフェラテS。完食。
地下鉄東山線で名古屋→伏見(一駅)、鶴舞線に乗り換え伏見→上前津(かみまえづ。二駅)。2番出口から地上へ。事前にネットで調べておいたので、方向音痴ながらここまでなんとか^^。切符は、このあいだの東京旅行で購入したSuica(スイカ)が使えた。便利になったものです。地上に出てから方向がわからなくなって歩いている人に聞く。親切に教えてくれた。この日の名古屋、30℃超えてたでしょうね、汗ばむ。
愛知県警中警察署
アップした写真、そこです。愛知県で一番大きい警察署とか。自分、自首しに来たわけじゃなく(激爆)、ここでの会議出席が今回の名古屋出張の目的。
OSIP会第18回総会
この総会、これまでは愛知・岐阜・三重3県の日本語学校だけが参加できたのですが、今回、静岡・北陸3県も参加可能になり、参加を申し込んだ。僕には初めての会です。日本語学校・自治体・名古屋入国管理局・愛知県警察など約50人が出席。
丸山茂樹先生(I.C.NAGOYA。司会)の挨拶→中警察署長挨拶→法務、外務、文部科学等担当評価監視官室・調査官の講話→出席者による意見交換
と続く。自分、度胸ついてきたんでしょうね、人前で話すのがちょー苦手なのに、3回も挙手して発言した。「じぇじぇじぇ」^^。
5時終了。5時台のしらさぎに乗れそうなので、丸山先生にあいさつして急いで退室。中警察署を出て、来る時とは逆に左方向に歩き、歩くこと約15分(ちと焦った)、JR鶴舞駅。二駅くらいで名古屋駅。夕食をとる時間がないので、構内の売店でおにぎり2個+温かいお茶。
5:48名古屋発しらさぎ13号。前回は事故で2時間くらい遅れたが(特急払い戻しになった)、今回はそんなことはなく富山9時半過ぎ着。富山は雨。学院まで歩き停めておいた車で帰宅。

(追記)
富山は6月18日、梅雨入りしました。
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by tiaokumura | 2013-06-18 13:15 | 僕は学院長5年生 | Comments(0)

2013年度4月生・入学式

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4月19日(金)午前9時~12時半、A組授業。引継ぎ・昼食をあわただしく済ませて1時から2階の広い教室で2013年度4月生・入学式。入学式と云ってもうちのようなミニ学校はかなりお気楽なそれで、学院長式辞・担当教員自己紹介・新入生自己紹介・記念撮影と続く。アップした写真は新入生・教員の記念撮影。学生の服装、ずいぶんまちまち。ダイバーシティの見本かも^^。
今年度新入生には、僕の記憶する限りでは学院初めてになると思うが、アフリカ大陸出身が2人。ベナン共和国・コンゴ民主共和国。僕の教師歴でアフリカは高専でケニア出身男子学生を教えただけです。
今年初めての試みですが、紅白のおまんじゅうを配りました。あんこって嫌いな外国人もいますが、まあ日本の習慣ということで用意しました。反応はいかに。
入学式のあとはガイダンスで、留学生活の注意など。
無事に入学式&ガイダンス終了。ちょっと変かもしれませんが、新入生の授業は入学式に先立ちもう4月8日(月)から始まっています。ビザの関係などで一斉に入学ってないので(五月雨式に入国してくる)、例年、入学式は授業開始から2、3週間後ってことになります。今日現在で、ネパール人女子学生が2人、未入国。大丈夫なんじゃろか^^。
今年度の在学生は、中華人民共和国・ネパール連邦民主共和国・ベトナム社会主義共和国・中華民国・ベナン共和国・タジキスタン共和国・インドネシア共和国・カナダ・コンゴ民主共和国・スイス連邦・フィリピン共和国と10を超える国・地域出身。ここまでのインターナショナルは久しぶりかも。楽しみが多い1年になりそうです。
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by tiaokumura | 2013-04-19 13:53 | 僕は学院長5年生 | Comments(2)

2013年度学年暦

4月1日が月曜日って、確率から云えばそんなに不思議なことではないのでしょうが、いざそうなってみるとなんか不思議な奇妙な感覚も。今年、年度始めが月曜日です。
僕、富山国際学院学院長になって5年目に入ります。小学生で云えば高学年に入ったってところ。新年度の目標としては、①教育はサービス業なのだから顧客満足度(学生の学院に対する満足感)のアップ ②スタッフが働きやすい・能力が発揮しやすい環境づくり。それにパワハラ・セクハラに気をつけなきゃ^^。

2013年度の主な予定
4月:8(月)新年度授業開始(午前3クラス・午後2クラス) 19(金)4月生入学式・ガイダンス 26(金)新入生歓迎会
6月:16(日)日本留学試験第1回@金沢星稜大学 22(土)日本語教育学会北陸地区@金沢大学 27(木)2013年度10月生申請@名古屋入管
7月:7(日)日本語能力試験第1回@富山大学 27(土)奥田ふるさと祭り@奥田小学校
8月:2(金)遠足@立山 3~18夏休み 3・4実践研究フォーラム@武蔵野大学 6・7日本語学校教育研究大会@代々木オリンピックセンター 19(月)授業再開
10月:7(月)新クラス授業開始 18(金)10月生入学式・ガイダンス 25(金)新入生歓迎会@岩瀬スポーツ公園
11月:10(日)日本留学試験第2回@福井大学 下旬健康診断@政岡内科医院
12月:1(日)日本語能力試験第2回@富山大学 19(木)2014年度4月生申請@名古屋入管 21~1月5冬休み
1月:6(月)授業再開 31(金)春節
2月:下旬富山大学入試 27・28茶の湯
3月:3・4卒業試験 13(木)学習発表会 14(金)卒業式 17(月)進級試験 21~4月6春休み 24(月)教員会議 下旬NPO平成25年度事業報告書等提出@富山県庁

小さい学校なので年間行事等も少ないがスタッフの力で実りある1年にしたい。「組織は人なり」、でしょうね。人を大事にしない組織に未来はない。自分、これまでの人生、人に恵まれてきました。師友・先輩・後輩・・・。でもそれに甘えてちゃダメでしょうね。このあいだ開田君・山澤君と食事してて助言されましたが、組織トップって長くいると弊害が出てくる。僕も気をつけねばばらない。「地位が人を作る」とも言いますが、自分、「馬子にも衣裳」でここまでやってきましたが限界も感じている。後継者を育てる・見つけるってぇのも今の自分の課題でしょうね。それに「日本語教師」なんで何よりもまず「教師力」「授業力」が問われる。今年度はA組金曜日1コマ担当ですが、「教えすぎない」「学生の潜在能力を引き出す」が目標かなぁ。「わかる・楽しい・役に立つ」って、自分の授業のモットーです。この中の「役に立つ」が一番難しい。
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by tiaokumura | 2013-04-01 08:25 | 僕は学院長5年生 | Comments(0)