カテゴリ:僕は学院長4年生( 13 )

名古屋出張

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(3月30日午後・記)
3月27日(水)は昨年12月20日(木)以来の名古屋出張富山国際学院に駐車し午前8時半過ぎ富山駅北口に。駅の売店で讀賣・日経など購入。9:09富山始発しらさぎ6号。今回の随伴本は3冊。
丸谷才一『無地のネクタイ』(岩波書店) 小沢昭一『芸人の肖像』(ちくま新書) 上田正昭『私の日本古代史(上)」(新潮選書)
丸谷本は「図書」連載だから一度は読んでいるはず。歌舞伎座が開場しましたが丸谷の「松竹の歌舞伎」に曰く、
・・・海老蔵の団十郎襲名といふのはどうだ。験直しに持つて来いではないか。今の団十郎は、柄の大きさといふ古風な歌舞伎の味を発揮する点では今どき珍しい人だが、彼のためには、代々の俳名、白猿があるから心配はいらない。そして新団十郎には、一つ派手に景気よくr戦略で行つてもらはう。(p125)
丸谷も「今の団十郎」も今は故人である。小沢昭一も故人。小沢本「第6章 さらす芸」では小沢流のオープン考察^^。「ハダカ屋さん」を2つのタイプに分けている。同章の写真は一条さゆり・浅草待子・ローズ秋山夫妻ら。上田本は「私みずからの古代史にかんする研究史の集成」(「まえがき」p5)。第Ⅱ部「第二章 邪馬台国と女王卑弥呼」(pp104-136)から読み始める。松下見林って初めて知りました。

米原で新幹線に乗り換え。JR名古屋駅構内の「MERMAID CAFÉ」で昼食。クロックムッシュ・エッグタルト、飲み物はミルクコーヒー(練乳入り)。
アップした写真、今回の出張の目的の会議室。名古屋駅桜通口から徒歩5分、「ウインクあいち」ってビル内13Fです。これまでは「大名古屋ビルヂング」が会場だったんですが、大名古屋ビルは再開発で取り壊しに。今回見たら上部5F以上はなくなったみたいな感じでした。(覆いがかかってて詳細不明)

東海北陸維持会員定例研修会
会議は意見交換・情報交換から。いつもは各校が順に話すのですが今回はこれはなかった。休憩の後、名古屋入管の統括がレクチャー。4月生審査のこと・入管行政のことなど。地方にいるとなかなかこういう機会がないので、年に2回のこの会議は貴重。
5時前終了。

名古屋駅構内Takashimayaデパ地下で惣菜を購入。「柿安ダイニング」で新ローストビーフ切り落とし・具沢山マカロニサラダ・やみつき唐揚げ、「神戸コロッケ」でシンプルなじゃがいもコロッケ・紅ずわい蟹のクリームコロッケ。駅構内でお土産に伊勢赤福。
帰りは17:48名古屋始発しらさぎ13号。北陸地区には日本語学校が4校あるのですが、しらさぎ車中、佐藤さん(福井)・道上さん(金沢)・蔣さん(射水)と僕の4人でワンボックス。恒例?の「しらさぎ宴会」^^だが、ここのところ癌患者の僕はノンアルコール。
今回ひどい目に遭った。敦賀駅に着いた時のこと。その先の南今庄とかで人身事故発生。2時間以上敦賀駅で立ち往生でした。富山駅に着いたのは、通常なら21:32のところ23:50頃。初体験ですが、JRって120分以上遅れると特急の払い戻しってあるんですね。3230円、払い戻しされました。家に着いた時は日付が変わってた。世の中、いろんなことってあるもんなんですねぇ。
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by tiaokumura | 2013-03-27 12:59 | 僕は学院長4年生 | Comments(0)

学院長式辞@2012年度卒業式

北陸の長い冬も終わりを迎えあちこちに春の訪れを感じさせる今日この頃、本日ここにきわめて佳き日を迎えることとなりました。富山国際学院2012年度卒業式にあたり、富山国際学院教員13名を代表して式辞を述べさせていただきます。
ただ今私が卒業証書・修了証書を授与させていただいた皆さま、
ご卒業ご修了、まことにおめでとうございます。

私は富山国際学院を紹介するときよく「富山国際学院は日本で一番小さい日本語学校だ」と言います。これは小さいことを卑下しているのではなく、小さい学校だからこその、あるいは、小さい学校ならではの特色があるということを強調しているのです。この学校の良さは、富山国際学院で学ばれた皆さまが一番よくご存じだと思います。勉強が分からない時分かるまで教えてくださったA先生、アルバイトがうまくいかなかった時母のように励ましてくださったB先生、人間関係に悩んだ時兄のように愚痴を聞いてくださったC先生、悪い誘惑にひきこまれそうになった時厳しく叱ってくださったD先生、受験に失敗した時ともに涙を流し慰めてくださったE先生などなど。日本に日本語学校は400以上ありますが、富山国際学院ほど学生に寄り添っている日本語学校はないと私は自負しております。

さて、本日の卒業式を終えて皆さまはこのあとそれぞれの道を歩んでいかれます。その道のりには、いいこと・楽しいこと・うれしいことばかりがあるのではありません。たくさんのいやなこと・つらいこと・苦しいことも皆さまを待ち受けています。富山での2年ないしは1年半の語学留学生活には、もちろん大変なこともあったでしょうが、やがていつか、ここでの留学生活が天国か温室だったと振りかえられるかもしれません。残念ながら日本社会にはまだまだ皆さまのような外国人に対する誤解や偏見や無知や差別や無関心が満ち満ちています。そんなこれからの厳しい留学生活にあっても、皆さま方におかれましては「あきらめない」という気持ちを失わないでいただきたい。
「冬来たりなば春遠からじ」「朝の来ない夜はない」「やまない雨はない」と言います。ここで冬や夜や雨は悪いこと・いやなことの比喩(例え)になっており、春や朝は希望・夢の実現の比喩になっています。夢や希望や志は人さまざまです。私のような老人でも死ぬまでに実現したい夢がまだ3つあります。ましてやお若い皆さまは、昨日の学習発表会で熱く語られたような夢をお一人おひとりがお持ちです。私は昨日、皆さま方の発表を聞いたり見たりして、「若いってことはすばらしいなあ」と嫉妬にも近い感情を抱きました。
これからの人生で「もういいや、あきらめよう」「自分には無理、無理。やめよう」と思った時、思い出してください。富山国際学院で出会った先生すなわち人生の先輩が遠くから皆さんのことを思っている、富山国際学院で出会った友が皆さんのことを信じている、と。これからの長い人生、ぜひ皆さま方におかれましては、夢や希望をあっさりあきらめることのないように生きていってください。

最後になりますが、皆さま方の前途に輝かしい未来があることをご祈念しつつ式辞とさせていただきます。
皆さま、本当におめでとうございました!

2013年3月15日
富山国際学院
学院長 奥村隆信
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by tiaokumura | 2013-03-15 10:51 | 僕は学院長4年生 | Comments(2)

富山国際学院2013年年賀状

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          謹賀新年
 新春を寿ぎ、皆様のご多幸とご発展をお祈り申し上げます。旧年中は格別のお引き立てにあずかり、誠にありがとうございました。
 2012年の富山国際学院は、学院内が5クラスとプライベート、外部依頼クラスが企業・組合・大学・病院・地方自治体などの10余でした。学習者の出身国・地域は、中国・韓国・台湾・フィリピン・インドネシア・ベトナム・ネパール・タジキスタン・ブラジル・カナダ・オランダと多岐にわたりました。
 日本語学校の状況は2013年も引き続き厳しいものがありますが、スタッフ一同、日々の営為を大切に教師力・授業力の一層のパワーアップに努めてまいります。
    本年もよろしくご指導・ご鞭撻のほど
       お願い申し上げます。

2013年元旦
特定非営利活動法人 富山国際学院


勤務先の富山国際学院の年賀状を担当して5回目か6回目になるでしょうか。個人のブログにアップするのは「公私混同」と非難されそうですが(汗)、2013年は個人の年賀状はありませんでしたので、ご寛恕を。
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by tiaokumura | 2013-01-02 09:13 | 僕は学院長4年生 | Comments(0)

名古屋出張

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(12月22日午後・記)
12月20日(木)、2013年4月入学生の申請のため名古屋入国管理局に出張。
前夜、午後4時半にE組の授業を終え、個別懇談1人。その後、申請書類最終チェックをして午後6時頃退勤。帰宅後、入浴・夕食の後、出張準備。1泊するので下着類など。今回の持参本は3冊。
川上弘美選『精選女性随筆集 九 須賀敦子』(文藝春秋)
金子哲雄『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』(小学館)
伊藤邦武『物語 哲学の歴史 自分と世界を考えるために』(中公新書)

20日、午前8時過ぎ家を出て、富山国際学院に駐車。学院から富山駅北口まで徒歩約15分。切符購入、コンビニで新聞など。
富山始発しらさぎ乗車。木曜日にしては自由席、けっこう込んでいた。車中、讀賣・日経。その後読書。『僕の死に方』読了。
「なんで、治らない病気にかかるんだよ。仕事も順調なのになんで、人生のチャンスをもらえないんだよ。なんで、すぐ死んじゃうんだよ。なんで、今すぐ死ななきゃいけないんだ。俺、なんか悪いことしたか? ね、俺が悪いのか?」(p141)
享年41だった金子の想いは、60代で末期癌宣告の僕には窺いしれない強く深い苦悩だったでしょうね。奥さんの稚子さんは看取りを次のように綴る。
だんだんと音が静かになっていきます。/そのうちに、いつものような寝息に近い状態になりました。静かな静かな寝息です。すーっと吸っては止まる。すーっと吐いては止まる。その繰り返しです。/そのリズムが、だんだんとゆっくりになり、そして止まりました。/最後の呼吸が止まった瞬間に、金子の体が物体になったのがわかりました。金子の体はここにあるけれど、でも金子がここにはいないことは、よくわかりました。/「ありがとう。お疲れさま」/私は金子に声をかけていました。目から涙が流れてきたけれど、泣いているのとは違います。・・・/(pp186-187)

米原で新幹線に乗り換える。大原の佐藤進さん、アリスの沓水博厚さんと合流。お二人も2013年4月生の申請。
1時前、名古屋入管。受付票を取る。番号を確認すると意外と早く順番が回ってきそう。ひどい時は3時間待ちなんてあったような記憶がする。
富山国際学院の番が来て申請書類を提出。その後に悲劇が^^。待ってたら係官に呼ばれたのでカウンターに行ってみると、「署名」の件だった。今までオリジナルを作ってそれを人数分コピーして使ってたのだが(それで通っていたのだが)、今回それではダメとのこと。確かに署名がコピーじゃダメですよね^^。今まで通ってたので油断してた(恥)。前回の2012年10月申請では、これまたそれまでOKだったチェック欄のチェックし直しを命じられた。前回・今回ともこちらが悪いのでしょうがない。佐藤さんに手伝ってもらって、署名のし直し。
入管は、僕のせいで佐藤さん・沓水さんも巻き込んでしまい午後3時過ぎに出所。アップした写真は入管で。右から佐藤さん、僕。沓水さんです。入管のある「名古屋競馬場前」駅から「名古屋」まであおなみ線(260円)。
名古屋駅構内にある「DinTaiFung鼎泰豊(正しくは「豊」の繁体字)で昼食。小籠包4種、スープ、麺など。たくさんは食べられなかったがおいしくいただいた。3人であれこれ四方山話。僕にとってお2人はいい仕事仲間。次回は3月か4月の会議でお会いすることになろうか。

お二人と別れ、この夜の宿泊地神戸へ。名古屋から新幹線で新神戸へ。
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by tiaokumura | 2012-12-20 16:02 | 僕は学院長4年生 | Comments(0)

京都出張(後)

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(11月3日朝・記)
最近は午前5時前後に起きることが多いのだが、10月31日(水)は京都のザ・パレスサイドホテルで午前6時半ころ起床した。シャワー・朝食など。朝食は1Fで。日本語教育振興協会(略称「日振協」)の上戸さん、ラボ日本語教育研修所の黒崎さんと同席。クロワッサン・ロールパン、オレンジジュース・ミルク・コーヒー、サラダ、ベーコン・ソーセージ、フルーツなど。久しぶりにけっこうな量の朝食だった。
朝食後、京都御所に散策。この日(10月31日)から秋の一般公開(11月4日まで)。今年は明治天皇(めいじてんのう1852-1912。在位1867-1912。諱は睦仁)の生誕160年、崩御100年だそうです。時間が早いので中には入れなかったが、京都御所・仙洞御所(こちらは予約制)のお庭を歩く。出勤でしょうね、歩行者・自転車など行き交う。観光客も少し。冷泉家のほうにも行きたかったのですが時間が心配でホテルに帰る。
11月2日から11日まで京都非公開文化財特別公開だそうです。冷泉家・真珠庵・北野天満宮・上賀茂神社・東寺五重塔・法性寺な21箇所が対象。もう1泊できたら観たかったですね。

平成24年度日本語教育セミナー(京都セミナー)」2日目。この日は発題1本。
山本弘子(カイ日本語スクール)「著作権法と教材作成~生教材はどこまで使えるか」
富山国際学院はNPOなんですが、設置母体によって違ってくるんですね、著作権法への対応。知りませんでした。「認識チェック」で
①新聞記事を切り抜き、人数分コピーして学生に配布
②レンタルDVDのコピー、録画したテレビ番組を教室で見る
③プリント類にネット上から画像をコピーして使用、配布する
④市販教材、問題集を部分的にコピーする
が著作権法に触れるかどうかグループ内で話し合う。皆さんはどうですか。どれもやってしまいそうな(実際にやっている)事例ですよね。
このブログでは新聞記事・本・webなど出典を明記して引用してますが、著作権法上ではそれだけじゃダメなのかもしれません。

分科会。3グループに分かれる。僕は第3分科会。司会が亀山さん(アジア学生文化協会)、サブ司会が岩城さん(J国際学院)で、江副さん(新宿日本語学校)、加藤さん(インターカルト日本語学校)、黒崎さん(ラボ日本語研修所)、永井さん(京都民際日本語学校)、松本さん(東京平田日本語学校)、大野さん(ノースリバー日本語スクール)、村上さん(麻生工科自動車大学校)と僕。2日間の発題を中心に話し合う。人見知りが激しい男ですが(恥)、気さくな雰囲気の中で割と発言できた。
14:15から全体会。4時半終了。
富山国際学院にTEL、引継ぎなど。

アップした写真は、夕食。京都駅構内の「京のおばんざい料理 味彩や」で。京都セミナーの昼食時にも話題になりましたが、「おばんさい」とは「お番菜」で「普通のおかず」といったような意味だそうです。おばんざい盛合わせ(青菜のおひたし、おから、大根のぜいたく煮、かぼちゃなど6種)・おでん(こんにゃく、たまご)・太刀魚の幽庵焼き・湯豆腐、グラスワイン(白)。期待したほどの味ではなかった。

前回の京都出張の帰りのサンダーバードはずいぶん込んでて、福井あたりまで立ちん坊だった。今回心配だったが、京都で空席があり座れた。
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by tiaokumura | 2012-10-31 17:29 | 僕は学院長4年生 | Comments(0)

京都出張(前)

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(11月2日朝・記)
10月30日・31日と京都出張。7月13日以来今年2度目の京都出張になる。今回は、
平成24年度日本語教育セミナー(通称「京都セミナー」)
への参加。京都セミナーは1泊2日で、これで2回目の参加になるか。会場はザ・パレスサイドホテル。パレス=京都御所(仙洞御所も)、でまさに御所のサイドに位置する。
9:14富山駅始発サンダーバード。今回の旅のお伴は、
白洲正子『鶴川日記』(PHP学芸文庫)
森毅『数学受験術指南 一生を通じて役に立つ勉強法』(中公文庫)
の2冊。

12:09京都駅着。地下鉄烏丸線へ。途中、駅構内にある「八天堂」でチョコぱんとクリームぱんを1個ずつ買う。八天堂というのは広島のお店のようです。
地下鉄烏丸線丸太町下車。歩いて10分ほどでホテル着。受付。アップした写真は、受付直後。富山で寒かったのでこの日はコート着用。でも、京都では男性10人に1人くらいしかコートを着ていなかった。加齢によるか癌によるか理由がわからないが、最近ずいぶん寒がりになったようだ。暑かった富山もここのところ一気に寒くなってるのは事実のような気がするが。毎年思うことだが、富山って「秋」が短い。

今回の京都セミナーの全体テーマは
日本語学校教育の質をいかに発信すべきか
で、31校34名の参加。代表・校長級が10人、あとは教務主任・教務部長が主。日本には現在450くらいの日本語学校があるから、ずいぶん少ない参加数である。100人以上は参加すると思っていたので意外。
1日目。佐藤次郎日本語教育振興協会理事長「開会挨拶」。京都セミナーはこれで8回目だそうだ。及川信之実行委員長(東京三立学院副校長)「趣旨説明」。この日は発題及び協議が中心。発題は3本。
平岡憲人(清風情報工科学院日本語科・校長)「日本語信用度センター計画」
山口修(京都文化日本語学校長)「自己点検・自己評価等プロジェクトをベースとして」「ISOにおける語学教育規格の検討状況について」
真崎裕子(私立専門学校等評価研究機構事務局長)「専門学校における第三者評価制度の実施状況について」

5時半ころ終了。富山国際学院にTEL。
午後6時から交流会。初対面の方々(3分の2以上がそれにあたる)、既知の方々と交流。グラスワイン(白)、オードブル、デザートなど。佐藤理事長と「仲介手数料」の話など。佐藤理事長は東京教育大の大先輩でもある。

8時過ぎ交流会終了。部屋に戻ってシャワーなど。部屋はツインで、参加申し込み時に丸山茂樹校長(I.C.NAGOYA)にお願いして同室に。
午後11時頃就寝。
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by tiaokumura | 2012-10-30 12:44 | 僕は学院長4年生 | Comments(2)

2012年度10月新入生・入学式

木曜日はずいぶん寒い一日でしたが、昨日金曜日は秋晴れのいいお天気でした。
昨日2012年10月19日(金)、2012年度10月生の入学式及びガイダンスを行なった。語学留学生で未来日が2名いるが、予定通りに実行。来週金曜日は新入生歓迎会です。
毎度悩みの種の学院長式辞、今回は前回のを流用した(恥)。
以下「学院長式辞」、①~⑫は在校生による中国語・英語通訳が入る箇所。

富山国際学院2012年度10月新入生の皆さん、入学おめでとうございます。

今、皆さんは日本に留学できた喜びが80%、これからの不安が20%といったところでしょうか。皆さんの富山国際学院での語学留学期間は人によって違いますが、日本で・富山で・富山国際学院で、実りある留学生活を送ってください。

富山国際学院は日本で一番小さい日本語学校です。そして学校のある富山は、東京や大阪と比べるととてもいなかです。富山には、ディズニーランドもスカイツリーもユニバーサル・スタジオ・ジャパンもありません。富山国際学院に入学してガッカリした人もいるかもしれませんね。

でも日本一小さい日本語学校、いなかの日本語学校だからこそ、いいところもあります。

まず、この学校には13人ものすばらしい先生方がいます。皆さんが、日本で一番小さい富山国際学院でたくさんのいい先生に出会えるよう願っています。

それから、学校の名前に「国際」という名が入っているように、いろいろな国・地域からの学生が富山国際学院で日本語を勉強しています。この学校の2012年度の学生には、中華人民共和国・ネパール連邦民主共和国・ベトナム社会主義共和国・カナダ・中華民国・タジキスタン共和国・タイ王国・フィリピン共和国・インドネシア共和国・ブラジル連邦共和国・大韓民国出身の学生がいます。
皆さんが、富山国際学院で、同じ国出身者だけではなくいろいろな国・地域の友達ができるよう願っています。

富山は確かににいなかですが、大都会のようなひどい誘惑や生活苦や危険は、全くないとは言えませんが、少ないです。大きな地震や津波の心配もありません。
皆さんが、いなかの富山で安全安心な留学生活が送れるよう願っています。

さて、皆さんがこの学校で勉強する日本語は、けっして難しい言語ではありません。たくさん話してたくさん聞いてたくさん書いてたくさん読んで、日本語が上手になってください。今はまだ無理ですが、3か月後くらいには今日のような通訳がいなくても大丈夫なほど日本語が上手になってください。

これからの留学生活では、泣いたり笑ったり怒ったり喜んだりいろいろなことがあります。いいこと・楽しいこと・嬉しいことばかりではありません。つらいこと・いやなこと・苦しいこと・困ったこともたくさん出てきます。

料理・掃除・買い物・洗濯・お金の管理など、今までは親がやってくれていたことを自分でしなければなりません。アルバイトでは叱られたり失敗したりも出てくるでしょう。

私たち13人の日本語教師は皆さんのために精一杯の努力をします。皆さんも、自分自身のために、母国の家族や友人のために、ここ富山で悔いの残らない留学生活を送ってください。日本留学を通じて皆さんが大きく成長することを願っています。

皆さんのこれからに期待して学院長式辞を終わります。
入学、ほんとうにおめでとう!

2012年10月19日
富山国際学院・学院長 奥村隆信
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by tiaokumura | 2012-10-20 06:38 | 僕は学院長4年生 | Comments(0)

9月28日、名古屋出張

9月28日(金)、名古屋出張。名古屋は今年3回目になるか。
8時半、富山国際学院の駐車場に車を停めて富山駅北口まで歩く。北口のコンビニで讀賣・日経・おにぎり・お茶。
今回持参の本は2冊。
安部龍太郎『等伯 上』(日本経済新聞出版社)
植草甚一『植草甚一コラージュ日記』(平凡社ライブラリー)
安部『等伯』は日経に連載していた。単行本になったら読みたいと思っていた。僕は歴史小説・時代小説はほとんど読まないので間違っているかもしれないが、長谷川等伯が主人公・主要登場人物になる小説は初めてじゃないだろうか。上巻、能登・京はもとより富山・福井も舞台になっている。信春(等伯)は狩野永徳「二十四孝図屏風」の郭巨(かくきょ)の場面を観て
ああ、私は今まで何をしてきたのだ)
信春は絵の世界の厳しさと奥深さを突き付けられ、心の中を冷たい風が吹き抜けていくような無力感にとらわれた。
(p28)
1960年代後半~70年代、僕はJ.Jおじさんのファンだった。「ワンダーランド」は1973年6月創刊(10月号から「宝島」に)。本書は1976年1月1日~7月31日の「コラージュ日記」。丁寧な注もついている。年譜・索引も重宝。この頃植草は67歳だったんですね。まもなく自分は(生きていれば)その年齢になるのだが、植草の精力的な活動にはただただ感嘆平服するばかり。

しらさぎ6号、富山発9:09。米原で新幹線に乗り換え。しらさぎのままで名古屋に入るのも米原から新幹線利用も料金は同じなんですね。12時半前、名古屋着。今回の出張目的の「東海北陸地区維持会員入管研修会」の会場の「愛知県産業労働センター」に入る。
13:10~1時間半弱、各校の意見発表(東海北陸地区には40余の日本語学校があるはずだがが34校が出席)。僕はコミッション(仲介手数料)のことを話す。当ブログの読者には何のことやらおわかりにくいでしょうが、学生を紹介するエージェントが世界各国にありその紹介手数料がここ数年実に高騰し続けているんですね。レストランのチップと同じでそれぞれに商習慣が異なるのでコミッションそのものを僕は否定しませんが、それが5万・10万・20万などとなると、うちみたいな弱小日本語学校はそんな世界にはお手上げ・不参戦。だからといって、自由経済の日本なので、日本語学校が紳士協定なんて結べないし。コミッションは日本語学校だけでなく、大学も(全部が全部ではありませんが)かなり払っている。
14:30~15:50、名古屋入管の統括を招いて説明・質疑応答。今回の統括は女性だった。女性の統括は僕は初めて。知的で頭の回転の速そうな方だった。
5時前、会議終了。

名古屋駅構内にあるTakashimayaのデパ地下で夕食惣菜購入。黒毛和牛ローストビーフサラダ(525円)、本ずわいがにのクリームコロッケ(280円)&小海老のフライ(432円)、焼鳥ナンコツ塩焼き&焼鳥皮塩焼き(2本で420円)。ゼータクな「夕食」になったが、「食べられそうなもの」優先なので少々値が張ってもOKなのである、今の自分は。
しらさぎ13号、名古屋発17:48。北陸三県には日本語学校が4校ある。各校1名ずつ会議に出席していて、帰りは一緒に「しらさぎ宴会」^^なのだが、僕はノン・アルコール。断酒してるわけではないのですが、アルコールが飲みたい気分(体調)にほとんどならない。不思議なものである。タバコも同様。コーヒーもそうだったがこの間「とやま国際センター」に行ったとき、コーヒーが出され久しぶりにコーヒーが飲めた。コンビニで買ったカフェオレも飲めた。
しらさぎ宴会4人衆^^は佐藤さん(福井市の大原キャリアビジネス外語専門学校)・沓水さん(金沢市の専門学校アリス学園)・蒋さん(射水市の富山情報ビジネス専門学校。富山国際学院の2期生でもある)、それに僕。うち以外の3校はみんな専門学校内に日本語学科があるタイプの日本語学校。

9時半過ぎ富山着。疲れてたので北口から学院までタクシー。学院に停めていた車を運転して帰宅。

年内の出張は、10月30日・31日に京都、12月20日に名古屋の2回を予定。
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by tiaokumura | 2012-09-29 08:02 | 僕は学院長4年生 | Comments(0)

地元TV局の取材を受けた

中国遼寧省瀋陽には出張でかれこれ10回近く訪れているだろうか。僕は、海外出張ではどこの国・地域でも「食べる」ことには興味があるが、観光にはほとんど興味がない。瀋陽もそうだったが、反日デモが盛んになりだした頃だったか、ある年の出張で「観光」ではないが九•一八历史博物馆(九一八歴史博物館)に行ってみたいと思った。瀋陽の遼寧飯店(旧大和ホテル)での入学選考試験を終えて、タクシーで博物館へ。残念ながら閉館時刻を過ぎての到着で中には入れなかった。建物は外装が日めくりカレンダー状の9月18日などの文字の入った建築物。庭には忠魂碑(だったか)や神社の鳥居が横倒しになっていた。中に寄進者でしょうね「富山」の文字も。建物中央上部の江沢民の「勿忘九・一八」(「リメンバー9.18」でしょうね)の金色の彫刻も印象深かった。江沢民時代から「愛国教育」はより強くなった。

9月18日、三連休明けの富山国際学院で数学補習の準備をしていたら、地元の民放TVのYさんから電話が入る。Yさんは同局のアナウンサーで東日本大震災の時に取材で来校された。今回の取材は、尖閣問題について中国人留学生に話を聞きたいとのこと。微妙な問題であるだけに一瞬迷ったが、学生が日本語を使ういい機会でもあるので了解した。午前A組の学生から、Yさんのご希望の中国人留学生男女各1名をピックアップ。
午前の授業が終る12時半にYさん他2名のTVクルーご来校。Yさんによる学生2人(Mさん・Sさん)へのインタビュー。僕は別に監視^^する必要もないので教員室で待機。20分ほどでインタビューが終る。これで取材は終りかと思ったら、Yさんは僕にもインタビューしたいとのこと。こういうの慣れていないので緊張しながら少し話す。

午後6:15からのニュースを見る。番組冒頭が今回の取材関連のニュースだった。尖閣周辺の中国船の映像の後、中国に進出している富山県内企業が101社・253営業所あることに触れる。それに関連して環日本海経済交流センター長の話。チャイナリスクでしょうね。その後がうちの留学生2人のインタビューだった。2人もそうだが中国では「尖閣は中華人民共和国固有の領土」と教育されている。2人には、今回の尖閣問題で家族や友人が在日の不安をメールなどで連絡してくるようだが、「日本はとても安全です」と返事しているそうだ。スマホの時代なんですね、2人が中国のニュースをケータイでチェックしている画像も放送された。二人の後に僕のインタビュー(照)。画面いっぱいに自分の顔が写って「ジジイだなぁ」と思った(激爆)。テロップに「新入生がやってくるかと心配 周囲が引き止めたりしないか」。富山国際学院は4月と10月に語学留学生を迎え入れてますが、今回の尖閣問題で10月新入生が来日しない恐れがあることを話した。中国のネットでは日本に関するさまざまなデタラメが流れているようで、それを見た親や友人から「あんな怖い日本なんかには行くな」とか「小日本に留学するなんて中国人民の恥だ」などと言われて留学に萎縮しなきゃいいのですが。東日本大震災のときは学生を一堂に集めて「心配しないで。みんなの命はどんなことをしてでも必ず守る」と言って安全・安心を訴えた。まだ9月中旬で日はありますが、10月9日が学院の新入生クラスのスタートです。今回は、中国と連絡して新入生に安心して来日するように呼びかけようかと思っている。
TVニュース番組の尖閣ネタ、6:20で終った。たった5分だったが見応えがあった。

民主主義・資本主義・自由平等で育った我々戦後派日本人、社会主義・愛国主義・中華思想で育った中国人。お互いに「固有の領土」と主張しあう間は「領土問題は存在しない」ということになる。今回のことはどこに落としどころ(着陸点)が見出せるか五里霧中であるが、両国政府の賢明なる判断が望まれる。
北方領土・竹島・尖閣。三者三様ですが、共通して言えることは、日本の国際的地位の低下、外交能力の劣化です。
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by tiaokumura | 2012-09-19 07:53 | 僕は学院長4年生 | Comments(2)

京都出張

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(7月14日午後・記)
昨日7月13日、京都出張日本語教育振興協会(「日振協」)の「西日本地区維持会員協議会」への出席。昨年は病気のため欠席しているから2年ぶりの京都になろうか。
9:14富山始発サンダーバード16号。今回の旅のお伴本は
北川智子『ハーバード白熱日本史教室』(2012年6月10日5刷。新潮選書。680円+税)
田中優子『グローバリゼーションの中の江戸』(2012年6月20日第1刷。岩波ジュニア新書。820円+税)
の2冊。ここ一年、歴史関係の本を(それまでと比べて)けっこう読んでいる。ジャレド・ダイアモンド『鉄・病原菌・銃』上・下(草思社文庫)は完読したし、他に網野善彦や加藤陽子や渡辺京二、ウィリアム・H・マクニール『世界史』(中公文庫)など。どちらかというとマルクス史観で育った身には、気宇壮大なストーリーや人間の生活史に密着した語り口が新鮮なんでしょうね。『ハーバード白熱日本史教室』、無茶苦茶おもしろい。アラサーでハーバードのカレッジ・フェローとなった北川智子(きたがわ・ともこ1980-)のシンデレラストーリーであり、彼女のLady Samuraiをキーワードにした日本史再構築でもある。5月20日発行で1か月足らずで5刷ですから売れに売れてるんでしょうね。『グローバリゼーションの中の江戸』は岩波ジュニア新書の<知の航海>シリーズの1書。同シリーズは「おもな読者層として中学生、高校生を想定して、日本学術会議が贈る『学術への招待状』です」(同書「<知の航海>シリーズの発刊に際して」より)。こういう本が読める今の中学生・高校生は幸せですね。

京都、12:09着。富山から約3時間弱、近いもんですね。協議会会場のメルパルク京都ホテルの1Fカフェで昼食。マンゴープリン+オレンジジュースのケーキセット。
ホテル6Fで協議会。日本全国に日本語学校は400余あり、西日本地区は150くらいあるのかなぁ。名簿では102機関・105名の出席。九州地区からの参加が少ないんでしょうね。
佐藤次郎日振協理事長の協会報告「協会の当面の課題について」。民主党の卑劣な事業仕分けで日振協は苦しい状況にある。民主党政府は仕分けはしたものの、その後の取り組みがまだはっきりしない。どうしようってんでしょうね、民主党&政府は。木原専務「収支決算など」、上戸部長「定款案について」。休憩の後、文部科学省・大阪入国管理局・外務省の担当者から説明。その後、質疑・応答・要望など。
1時から始まった協議会は5時半頃終了。富山国際学院にTEL。
懇親会。立食式。どのくらい食べられるか心配だったが、サーモン・カナッペ・生ハム・フルーツなど少しずつ食べた。瓶ビール、グラス少々。今回は福岡県の日本語学校の方と親しくおしゃべり。他に木原専務、佐藤理事長とも。懇親会は30名くらいの、意外と少ない出席だった。

アップした写真は懇親会も終わり、外に出た時。雨の京都です。祇園祭の季節なんですね。山鉾巡幸が17日、宵山が14~16日。今年は宵山期間は3連休に当たるので例年以上に人出、多いでしょうね。写真の京都タワー、建設計画時は非難轟々でしたが、こうして見るとすっかり京都の風景に溶け込んでいるような気がします。
19:54京都発サンダーバード41号。ここ5年間、50回くらいJRに乗ってると思いますが、今回初めて立ちん坊になった。大阪始発で京都到着時に自由席は既に満席。これだったら指定席買っておくべきだった。幸い敦賀で席があいて座れることに。
富山、22:53着。富山も雨。ポートラム最終に間に合うのだが、なんだか疲れていたので富山駅北口から自宅までタクシー利用。ゼータクだった。
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by tiaokumura | 2012-07-13 19:32 | 僕は学院長4年生 | Comments(4)