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カテゴリ:癌日記
  • 約40日ぶりの病院
    [ 2012-05-11 09:04 ]
  • 抗癌剤TS-1、9クール目開始
    [ 2012-04-13 07:56 ]
  • 癌日記:3月30日(金)・予約診療
    [ 2012-03-31 11:05 ]
  • 癌日記:シスプラチン入院・2泊3日~承前~
    [ 2012-03-28 08:37 ]
  • 癌日記:シスプラチン入院・2泊3日~承前~
    [ 2012-03-26 19:10 ]
  • 癌日記:シスプラチン入院・2泊3日
    [ 2012-03-25 18:54 ]
  • 富山大学生時代の同級生が見舞いに
    [ 2012-03-24 18:32 ]
  • 3月13日午前、退院しました
    [ 2012-03-13 13:57 ]
  • 癌日記:退院のめどが立ってきた
    [ 2012-03-10 11:26 ]
  • 手術、順調に終了。術後の経過もほぼ順調
    [ 2012-03-06 15:52 ]
約40日ぶりの病院
昨日5月10日(木)は予約診療日。今年に入って3月までに16泊17日・23泊24日・2泊3日と入院があって「こりゃどうなるんかいな」といささか嘆きのジジイだったんですが^^、4月・5月と入院なし。で病院に行くのは予約診療の3月30日(金)以来約40日ぶりになります。
昨日5月10日、富山国際学院に8時半出勤。いつもは10時―4時勤務にしてもらっているのですが、この日は一番乗り。教員室のカギを開けメールをチェックし郵便物を整理。9:00~10:40(45分授業×2)、先日から担当している30代男性のプライベートレッスンの5回目。それが終わって学院から車で病院に向かう。約20分の距離。

病院に入り11:30からの予約診療の受付を済ませる。待ち時間用に用意した文庫本版の村上春樹『1Q84 BOOK2 前編』(新潮文庫)を読む。文庫本版では3冊目になります。
採血。たびたびそうなのだけれど、僕って血管が細いのか、採血は看護師泣かせ。今回も右腕がダメで左腕もダメでまた右腕にもどってやっと採血。10分くらいかかって5本のサンプルをなんとか済ませる。そのあと検尿。
血圧測定。最高126・最低79、脈拍74。僕は最高が100を割ることがしばしばなので、こんなに良い結果は珍しい。体重測定、55.6kg。こちらも久々の55kg突破(着衣での測定ではあるが)。1か月前は50kg割ってました。
12:50、主治医のTドクによる診療。採血結果の説明。「赤血球数(基準値4.20~5.60。以下同じ)」が2.80、「Hb濃度(13.5~17.5)」が9.4、「ヘマトクリット値(41.0~52.0)」が28.8の3点が「気になる」があとは「良好」とのこと。3つは化学療法による減(特にシスプラチンの影響)との診立てである。骨髄に影響が出ているとか。あまたある癌患者の中で、僕は比較的順調に抗癌剤が効いている患者のようである。Tドクもそのことを喜んでくれている。
これで10クール目になる抗癌剤TS-1は(9クール目の服薬は5月2日に終わっている)、5月17日開始で3週間服薬(6月6日まで)・休薬は2週間(6月13日まで)。6月に予定している東京旅行のときは休薬期間に入っている。10クール目は、9クール目もそうだったんですが、シスプラチンはなし。
「顔がふっくらしてきたね」と主治医に言われ、自分でも2、3日前に鏡を見て顔の変化を感じていた。ただし自分では「むくみ」だと思う。食事が偏っているのでそのせいか。Tドクにそう申し上げたら、彼は足も見て「『ふしゅ』だね」と。「ふしゅ=浮腫」だということを理解するまで数秒かかった^^。要するに「浮腫(水腫とも)=むくみ」です。
病院の食堂で昼食。バラで売っている中から選び、ハチメ・煮豆・さつまいも天ぷら・稲荷寿司、630円。完食はできなかった。
今回の外来診療費は3390円。薬は2,5360円。抗癌剤TS-1が高いのでしょうね。21日分で「6825点×10円×3割負担」の2,0475円という計算。

Tドクはこの3月で定年退職。この病院には毎週木曜日1日だけの勤務みたい。予約が殺到しているのでしょうね、今回は予約だったにもかかわらずずいぶん待たされた。おかげで、『1Q84 BOOK2 前編』が読了できたけど。文庫本はもう1冊出ていて購入済みです。残り2冊(『BOOK3 前編』『BOOK3 後編』)は今月末刊。青豆と天吾はどこでどういう形で再会するのでしょうね。そして、ふかえりの運命やいかに。
by tiaokumura | 2012-05-11 09:04 | 癌日記 | Trackback | Comments(0)
抗癌剤TS-1、9クール目開始

2011年7月15日に開始した抗癌剤TS-1(ティーエスワン)、昨日4月12日(木)に9クール目に入りました。
癌の治療法は手術・抗癌剤・放射線の3つに大別される。抗癌剤治療(薬物療法とも)は更に化学療法・分子標的治療・ホルモン療法に分類される。僕の場合は手術を2回経験し(胃癌・大腸癌など)、抗癌剤の化学療法(TS-1を服用し時には点滴注射でシスプラチン)ということになります。
抗癌剤に限らず癌の治療では副作用が問題になりますよね。癌だけをやっつける薬は今のところまだない。癌以外の部分にも働きかけるので副作用が起きるってことでしょうね。TS-1の副作用には、白血球減少・貧血(ヘモグロビン減少)・血小板減少・食欲不振・吐き気・下痢・口内炎・色素沈着・発疹・間質性肺炎・流涙(りゅうれい)などがある(『服用のてびきー薬の説明と治療中のアドバイスー』より)。僕の場合は食欲不振が大きい。あとは、貧血・手足のしびれ・体がだるい・便秘あたりかなあ。自分、他の人より副作用が少ない気がする。ありがたいことなんでしょうね。癌って云うと代表的な副作用として「毛が抜ける」ってよく聞きますが、脱毛はTS-1の副作用には入っていないみたいです。

9クール目のTS-1、今回は3週服用・3週休薬(いつもはそれぞれ2週が多かった)でシスプラチンはなし(シスプラチンは過去5回経験)。
主治医のTドクからは「しんどかったらTS-1の服用は休んでもいい」と言われています。服用後、やっとでさえ食欲がないのが一段と不振加速もあるかもしれませんが、よほどのことがない限り、TS-1の服用は続けようと思っています。食事、なんとかしていかなければ・・・。

アップした写真、最近購入した本。本当はもっと早くに購入すべきだったのかも。
国立がん研究センター・がん対策情報センター 編著
患者必携 がんになったら手にとるガイド
2012年2月20日第1版第5刷(2011年3月10日第1版第1刷)
学研
1200円+税
本書の構成は「第1部 “がん”と言われたとき」「第2部 がんに向き合う-自分らしい向き合い方とあなたを支える仕組み」「第3部 がんを知る」。第3部第3章「用語の解説」、第3部「それぞれのがんの療養について知る」、索引など、便利で充実した内容の本です。癌に関する図書はそれこそ汗牛充棟でしょうが、この本、基本図書になります。値段もヴォリュームに比べて手ごろ。ただ「癌」を「がん」表記にしているのは(多くの本がそうみたいですが)、どうもボクなんかは嫌いです。
by tiaokumura | 2012-04-13 07:56 | 癌日記 | Trackback | Comments(0)
癌日記:3月30日(金)・予約診療
昨日3月30日(金)は診療予約の日。予約が10時半なので9時半過ぎに家を車で出る。この日の富山国際学院への出勤は病院の後で午後からにする。コンビニにより讀賣・日経など。博文堂書店さんで今月分の支払い&予約。「枕上・車上・厠上」でしたっけ、1・2・3月と入院中ずいぶん本を読んで、博文堂さんへの支払いも久しぶりに多かった。反動でもないのでしょうが、自宅ではあまり読書欲がわかないでいる。今月の博文堂さんへの注文では、橋本武『<銀の匙>の国語授業』(岩波ジュニア新書)、高橋誠『受験数学-難問の四千年をたどる』(岩波科学ライブラリー)、『患者必携 がんになったら手にとるガイド』(学研)、葉室麟『秋月記』(角川文庫)などを注文しました。

車を病院の駐車場に入れる。10時過ぎ、受付後、外科外来へ。別のところで採血・検尿。採血時、ナースに「ずいぶん手が冷たい」って言われた。そうなんですね、病気になっていろいろ自分のカラダについて明確に自覚することが増えているのですが、「手が冷たい」ってのもそう。「手が冷たい人は心が温かい」なんて昔言ったような気がしますが(照)、どうなんだろう。
待ち時間、新聞2紙。他に、『銀の匙』(ワイド版 岩波文庫)、この日に博文堂で買った『東京ぴあ 2013』。
讀賣。「トピック」は唐十郎。「記者ノート」、鈴木嘉一「生まれ変わった『本の学校』」。
日経。「文化往来」は「仁左衛門、宮城と東京で『癒やし』の公演。連載小説・安部龍太郎「等伯」は423回。単行本になったら読みたい。
11時過ぎ、血圧(81-55、脈拍82。相変わらず最高血圧が低い)・体重(50.0kg。着衣でこうだから退院後3kgくらいは減った計算。シスプラチンによる食欲減退の影響)。

11時半、主治医のTドクによる診療。Tドクは、手術の執刀医としても主治医としても僕の現状・経過についてとても喜ばしい状況ととらえている。彼、医者として嬉しいとも。彼は僕の中学高校の同期生でもあるので、個人的にもある程度の感慨も伴うのかもしれない。ま、そのくらいはプロとして許されるのでは(患者差別に当たらないと思うが)。患者側としても医者の安心感・落ち着いた態度は救いである。たとえどうしようもない病状になっても患者にわかる言葉で語ってもらえば、まあ患者としてはなんとか対応できるんじゃないだろうか。←そうエラソーなことを言っててもいざとなるとどうなるか自信はないが。
血液検査の結果では、白血球数(基準値3.5~9.0)は4.3、血小板数(同150~360)は236。基準値から外れるのは尿素窒素(同8.0~22.0)で僕は23.7。これは食欲不振関連とのこと。今回の血液検査の判定には間に合わなかったが、3月7日時点での腫瘍マーカーもOK。
主治医の判断では、僕は抗癌剤TS1がよく効いている患者。もう一つの抗癌剤シスプラチンは体内に蓄積し(TS1は排出される)、個人差があるがその蓄積許容量を考えると前回5回目で今は使用限度かと思う。この後のいざという時に備えて、シスプラチンを限界一杯に使うのではなく6回目以降への余裕を持たせておきたい。従って抗癌剤の次回は、4月12日(木)からTS1の9クール目を開始し3週間服用・3週間休薬とし、シスプラチンは使わない
胃全摘仲間のTさんが前言ってらっしゃったのでTドクに訊いてみた、「ポカリスエットっていいのですか」。Tドク曰く、「抗癌剤は腎機能を低下させるので、ポカリスエットはその対策として効果がある」とのことだった。

昼食は病院の食堂で。おかずを選べるので、鮭塩焼き+煮豆+トリの3品にした。御飯・味噌汁なし。490円也。ありがたいことに久しぶりに完食できた! この病院、僕はかれこれ通算80日くらい入院しているが、今まで思いつかなかった-入院中、ここの食堂でおかずを買えるのではないか。次からそうしよう。

病院を出て薬局。病院の支払いは、3月23日~25日の2泊3日の入院が1970円(なぜかわからないがずいぶん安い、シスプラチンも使っているのですが)、この日が1020円で安く済んだのですが、薬局は25900円でした。薬剤師の方に訊いたら、TS1がやはり高く21日分の点数が6825点、お金の計算は6825×10×3割負担で20475円。今回の薬、TS1以外には、腸閉塞用の漢方薬・大建中湯、消化系のゴクミシン・タフマック・酸化マグネシウム、前立腺肥大のフリバス・ベシケア、造血在のフェロチームで、後発医薬品(ジェネリック)も入っています。
次回の予約診療は5月10日(木)11時半から。主治医のTドク、これで定年退職で4月からは木曜出勤になるそうです。4月は、実に久しぶりに「病院行かずの月」になりそうです。

この日の富山市は最高気温21℃。前3日間が15℃前後でこの日ですから、すっかり春日和、なんでしょうね。週末にはタイヤ交換も。
午後1時頃、富山国際学院に出勤。4時過ぎまで仕事。
by tiaokumura | 2012-03-31 11:05 | 癌日記 | Trackback | Comments(0)
癌日記:シスプラチン入院・2泊3日~承前~
3月25日(日)
午前5時半起床。朝食前に網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』読了。
朝食、全粥+おかず2品+牛乳。シスプラチンの副作用でしょうね、昨日の夕食までは通常の食欲不振だったのですが、朝食に向かおうと部屋を出る前から食欲一層の減退。案の定、全粥(はいつも完食)以外の病院食はトータルで4割くらいは食べられていたのが2割くらいにダウンした。とほほ。
1F売店で新聞5紙(朝日・讀賣・日経・毎日・北日本)。日曜日の新聞はずいぶん読み応えがある。昔は「読書欄」は月曜日だったがいつの間にか各紙日曜日に移動。日曜日の新聞の楽しみの一つである。
朝日。安井孝之「韓国ベストセラー 『挫折の時代』若者癒やす」。金蘭都(キム・ナンド)ソウル大学教授『つらいから青春だ』が韓国ベストセラーで、2月に中国で出版、26日に日本、さらには今年中に台湾・タイ・ブラジル・イタリア・オランダなどで出版される。
讀賣。垣添忠生(日本対がん協会会長)「がん対策の世界的成果 重粒子線治療」。肺がん・肝がん・前立腺がんなどに有効。「・・・周囲の健常な細胞をあまり傷つけることなく、がん細胞をたたくことが出来る。」。ただし「先進医療なので、患者の負担は300万円を超す高額」。矢田民也「イライラするテレビ」、全く同感。
日経。コラム「春秋」では「中国のレストランでウェートレスに注文する際、なんと呼び掛けるか」。僕もネイティブのだれかから教わったことがあるが、同志→小姐→服務員→美女、といった変遷がある。日本語じゃ「すみませ~ん」あたりで片付くわけで簡単^^。「市場の心理学<上>」、「VIX(ビックス)指数」別名「恐怖指数」。宮川匡司「詩人・歌人に喪失感 吉本隆明氏の追悼相次ぐ」。「現代詩手帖」5月号が「ほぼ全ページを吉本隆明追悼特集にあてる」そうです。宮川は、僕が当ブログの吉本追悼記事で引用した「ちひさな群への挨拶」を引用している。
毎日。ふだんめったに読まない毎日新聞だが入院時には日曜辺りに買っている。加藤陽子(東京大学教授)「政治家の気迫伝わるか 大震災 国の記録」。「今週の本棚」。①川本三郎・評 平岡敏夫『佐幕派の文学史』。平岡は僕が20代で卒論の北村透谷に取り組んでいた頃、色川大吉らと並んで目を通していた。②渡辺保・選「この人・この3冊」は吉本隆明。吉本は「先ずものの本質をつかむこと、既成概念にとらわれずに広い視野をもつこと」を教えてくれた。吉本は「体で思想を書いた」「少なくとも私は、思想は筆で書くものではないということを教わった」。③藤森照信・評 佐々木睦『漢字の魔力-漢字の国のアリス』。この本は日経も取り上げている。④荒川洋治・評 山本健吉『芭蕉全発句』。僕は購入済み。角川ソフィア文庫には『芭蕉全句集』があり、こちらは季語別配列。山本本は年代順。⑤「日曜くらぶ」に大竹昭子「日和下駄とスニーカー 荷風の結婚(その二)」。荷風と母・恆と愛人(後に妻)八重次。
北日本。1面「新 富山大橋が開通」、38面にも。

9時半、Yドク回診。右下腹部に設置したポートの注射針を抜く。主治医のTドクの定年退職後にはYドクにお世話になりそうなのでその旨申し上げたら、まだその話は聞いていないとのこと。余計なことを言ったか。Yドクは豪放磊落な感じのドクターで、お世話の有無に関わらず頼りにしたいドクター。笑い声が豪快。
おやつ、プリン。
11時過ぎ、退院準備(着替え・荷物整理)。Kナース、血圧・体温。次回診療予約は3月30日(金)10:30~、採血あり。
昼食の後、12時半に病院を出る。日曜なので支払いはできない。後日請求書が郵送されてくる。帰宅途中、コンビニで食パン+牛乳購入。病院を出たときは雨だったが帰宅時は晴れ。吉兆か(嘘爆)。

今回の2泊3日の入院中、以下の3冊読了。
上野創『がんと向き合って』(2007年4月30日第1刷 朝日文庫 500円+税)
尾田栄一郎 解説・内田樹『ONE PIECE STRONG WORDS 上巻』(2011年3月14日第1刷 集英社新書ヴィジュアル版 760円+税)
網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』(2011年8月30日第17刷 ちくま学芸文庫 1200円+税)

内田が上掲書の解説を『昭和残侠伝』から説き起こしているのでビックリした。

夜、TV。BS朝日「片岡仁左衛門の魅力~いまをみつめて~」(9:00~)。仁左衛門、孝夫の時からのファンです。声・顔・姿、三拍子揃った名優。上方歌舞伎不振・東京進出・大病・三男なのに仁左衛門襲名などいろいろあった。丁寧な作りの番組だった。NHK-Eテレ「N響アワー」(9:00~)が最終回なので、CMのとき、ちょっとチャンネルを変えた。「N響アワー」はおしゃべりが多すぎた。
仁左衛門のあと、NHK-Eテレ「吉本隆明語る-沈黙から芸術まで」にチャンネルシフト。この番組は再放送でかつてオンタイムで見ている。追悼番組になるのでしょうね。

~この項、完~
by tiaokumura | 2012-03-28 08:37 | 癌日記 | Trackback | Comments(0)
癌日記:シスプラチン入院・2泊3日~承前~
3月24日(土)
午前4時、目が覚める。そのまま起きていることにする。読書、少しTV。
6時、ナース。体温・血圧。
7時半過ぎ、朝食。全粥+味噌汁+おかず1品+納豆+牛乳。今回は激食欲不振(抗癌剤シスプラチンの後はそうなることが必至)対策として、ゆで新ジャガを数個持参。食事ごとに電子レンジで温めている(電子レンジは食堂にあり自由に使える。冷蔵庫はベッド横にあり、プリペイドカードで使える)。全粥には、いか塩辛・しば漬け・ごはんですよ!などのトッピング^^。
朝食後、1Fに降り10分100円のPC利用。ブログチェック・メールチェック。その後1F売店で朝日・讀賣・日経・北日本(地元紙)とお菓子購入(もともと間食はあまりしないほうだが、癌患者になってからはお菓子も食欲不振時に利用している。お菓子についてちょっぴり詳しくなったかも^^)。

朝日。緒方貞子(JICA理事長)「海外援助の未来 すべての人へ視界広げよ」。今後の海外支援で「カギになるのは、インクルーシブ(包括性)という概念・・・格差を出さない、どこかを置き去りにしない、すべての人を対象にする・・・」。インクルーシブはinclusiveか。また「中東などの途上国への日本の原発輸出について」「自分の国でうまくできなかったものを、外に持っていっていいものだろうか。」。正論。緒方は今月末で退任。「知遊自在」は「不条理を抱きしめて~震災と哲学③弱いからこそ剛より柔」。「震災後に取り戻すべきは『剛』の個人ではなく、『柔』の人間関係だろう」。
讀賣。「昭和時代第2部 戦後転換期(1965年~79年)第1回昭和40年」。水俣病、沖縄返還、不況と角福、ベ平連・全共闘、三島由紀夫、中国の文革。僕は昭和40(1965)年4月に東京教育大学に入学した。6月の日韓基本条約の反対デモ(過激なそれではなくフランスデモだったような気がする)に参加した。10月に朝永振一郎、ノーベル賞受賞。確か朝永は前か元の東京教育大学学長。学内に垂れ幕が下がったような記憶がある。この年4月に三島が『憂国』を映画化。僕はATG(アート・シアター・ギルド)で観た。
日経。「ブリジストン美術館が60周年記念展 近代絵画の名品を一堂に」。「あなたに見せたい絵があります。」展は3月31日~6月24日。日経・北陸版「七輪の表面に長谷川等伯の代表作デザイン」。マルマン工業(石川県七尾市)が「松林図屏風」をあしらった七輪「松林図七輪」を発売。「文化面」、「人間の英知回復を-石牟礼道子さんに聞く 心の叫び、水俣に福島に」。

朝食後の薬(朝食前は大建中湯)。いつものゴクミシン・フリバス・酸化マグネシウムの他に、抗癌剤のTS1を2錠。抗癌剤シスプラチン対策のイメンド2錠(シスプラチン投与2日目に服用)は昨日・今日だけ。
9:40、Yドク回診。「点滴の関係で排尿量は多いほうがいいが、現状、あまり気にしなくていい」。
10時のおやつ、クッキー+野菜ジュース。
昼前、Iナース、体温・血圧。体重53.7kg(点滴太り・お茶太りか)。
昼食。全粥+おかず3品+牛乳。
1時頃、主治医のTドク来。土曜もお仕事なんですね。一陣の風^^のように来たりて去っていかれたが、「腎機能のため点滴をもう1本増やす」とのこと。
2時、下着着替え。今回は2泊3日なので入浴はなしにした。点滴してると入浴ってけっこうメンドーなんですね。
3時のおやつ、テルミールミニ(バナナ味)。
4時過ぎ、点滴アセトキープ。
6時、富山大学時代のクラスメート、ミッキー・さやえんどう・とちじがお見舞いに。
夕食、全粥+おかず3品+デザート。

疲れてたのでしょうか、9時前に就寝。BSプレミアム「東京スカイツリー AtoZ」は見逃した。

尾田栄一郎 解説・内田樹『ONE PIECE STRONG WORDS 上巻』(集英社新書ヴィジュアル版)読了。恥ずかしながら「ONE PIECE」についてはほとんど知らない。本書が初めてのONE PIECE体験。

~続く~
by tiaokumura | 2012-03-26 19:10 | 癌日記 | Trackback | Comments(0)
癌日記:シスプラチン入院・2泊3日
3月23日(金)
午前6時起床。本日は通算7回目・今年に入って4回目の入院。「7回目」ともなると慣れたもので^^、準備は30分ほどで済ませられる。今回は2泊3日のショートステイってこともあるので準備は簡単。随伴本の選択にちょっと悩んだ程度か。本は結局(*は読みさし、刊行日・定価は省略)、
*羽場久美子『グローバル時代のアジア地域統合 日米中関係とTPPのゆくえ』(岩波ブックレット)、世阿弥 小西甚一・編訳『風姿花伝・花鏡』(タチバナ教養文庫)、中勘助『銀の匙』(ワイド版岩波文庫)、尾田栄一郎 解説・内田樹『ONE PIECE SRTONG WORDS 上巻』(集英社新書ヴィジュアル版)、*上野創『がんと向き合って』(朝日文庫)、*網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』(ちくま学芸文庫)、NHKテレビ『トラッドジャパン 2012年4月号』(NHK出版)
の7冊にした。入院中に何冊か並行して読むので(あまりいい癖じゃないかも^^)ジャンルが異なる本で揃えたほうがよい。2泊3日にしては多すぎたか。『銀の匙』は初回ではないのですが、ワイド版で読むのは初めて。今月の岩波ジュニア新書で橋本武『<銀の匙>の国語授業』が出ますね。買うつもりです。『トラッド ジャパン』は今期初めて購入。NHKは今期から英語番組の基準にCEFRを採用してますが『トラッド~』はB1レベルです。

8:15、車で家を出る。途中コンビニにより、讀賣・日経購入。病院での待ち時間の間読む。
讀賣。小川後楽(小川流煎茶家元)「喫茶つれづれ 司馬遼太郎氏と祇園で」。「茶道としての煎茶は、江戸後期から尊皇攘夷思想、王政復古をその精神の核にして、維新の志士たちに親しまれていました。」。観世清和(能楽観世流宗家)談「能面は語る 髪の乱れで示す女心」。「父の先代宗家からは、謡本の詞章の行間を読め、と厳しく仕込まれました。」。もう1つ観世流記事。「600年の時超え『阿古屋松』 世阿弥の自筆本 観世清和が『初演』」。後シテは塩竈明神。上演は4月27・29日、国立能楽堂で。医療ルネサンス「がんと共生時代 闘病体験看護に生かす」。癌を患った経験のある看護師が「サバイバーナースの会『ぴあナース』」(那覇市)の研修会に参加。「ぴあ」は日本語教育でも使っている用語です。
日経。「エンジン部品など車関連インドネシアで増強 住友電工、新工場を建設 総投資額は50億円」。

8:40、病院の駐車場に車を停める。もうこの時間9割方埋まっている。受付を済ませ外科受付へ。9:30、採血・検尿。10:20、血圧(93-64、脈拍72)・体重(51.4kg。着衣で測ったから実際の体重は50kgくらいか)・体温(36.4度)。
10:30~10:50、主治医Tドクによる診察。血液検査の結果など経過はほぼ順調とのこと。白血球OK、腫瘍マーカーもほとんど基準値範囲内に収まっている。主治医のTドクは、偶然なんですが、僕の中学・高校の同期生。クラスが一緒になったことはないし、言葉を交わしたこともほとんどなかった。で、彼この3月で65歳定年。外科医って激務なんでしょうね、病院に残る道はいくらでもあったんもでしょうが、嘱託?に。この病院では木曜日勤務とか。「これからもよろしくお願いします」と言っておいた。後任の外科医の補充はなしとのこと。入院した時などはYドクがご担当になるか。
11:10頃、病室が空き、迎えのナースに伴われて413室へ。4Fでこの部屋が一番広い。これで3回目になるかなあ、この部屋は。前回と比べて一部改装し、洋服棚がしつらえてあった。
12時前、イメンドカプセル125g服用。「化学療法薬を投与する前1時間~1時間30分前に服用」するのがこれ。
昼食。全粥(Tドクにリクエストした)・おかず3品・牛乳。
12時半過ぎ、Yドク来室。右下腹部のポートに注射針を刺し、点滴準備。
Sナース・Kナース来室、12:35点滴開始。まずは吐き気止めから。
12:55、ランダ100mg+Ns500mℓ、260/Hで約2時間。「ランダ」はシスプラチンの同義語になるのでしょうね。
3時のおやつはテルミールミニ(麦茶味)。
Tドク、来室。次回通院は3月30日(金)に。抗癌剤TS1はこれからも続けるが、抗癌剤シスプラチンを今後も続けるか(今回が5回目になる)はその時に決めることに。シスプラチンは体の負担が大きいのである。
15:15、ソルデム3A500mℓ。吐き気止め。
16:50、ソリューゲン500 mℓ。これで本日分の点滴終了(のはずだった)。
夕食。全粥+汁物+おかず2品+デザート。シスプラチンの副作用(僕の場合食欲が激減。吐き気や脱毛などその他の副作用はほとんどないのが幸いだが)はまだ出て来ず、割と食べられた。
夕食後の薬(夕食前に腸閉塞に効くツムラの大建中湯)服用。抗癌剤TS1・25mg2錠、消化系のゴクミシン錠・タフマック・酸化マグネシウム、前立腺肥大のフェロチーム・フリバス。寝る前には造血剤のフェロチーム錠も。

BS朝日「フェルメール・光の王国~芸術と科学が出会うとき~」(6:30~)。福岡伸一(フェルメールに関する著書あり。哲ちゃんにプレゼントしてもらって読んだ。「つぶだち」)の企画によるフェルメール全作品「リ・クリエイト」(350年前の状態を再現。再創造=リ・クリエイト)。協力者として、修復家・森直義、廣済堂・印刷技術者、キャンバス職人、音楽家・久石譲ら。「フェルメール・センター銀座」で「Sense of the Light フェルメール&エッシャー」展が開かれるそうです。ちょっと観てみたい気も。

上野創『がんと向き合って』、読了。

いつしか寝ていて10時半頃、ナースの声で目が覚める。血圧・体温。今日の僕は排尿量(点滴中は尿を溜める)がどうも少ないみたい。むくみチェック、体重計を持ってきて体重測定も。52.9kgで今朝と比べてもずいぶん増えている。やや異常。ナース曰く、Tドクと相談してみる。主治医のTドクと連絡がとれたんでしょうね、11時半頃からソリューゲン点滴再開。

~続く~
by tiaokumura | 2012-03-25 18:54 | 癌日記 | Trackback | Comments(0)
富山大学生時代の同級生が見舞いに

(3月25日午後・記入)
アップした写真、左からさやえんどう(栃木出身)・とちじ(富山出身)・ボク(ひげっち・富山出身)・ミッキー(福井出身)。ご存じない方には共通点が「?」なメンバーかもしれませんね。4人は、2008年3月富山大学人文学部言語学コース同期卒業生です。僕は2006年4月に富山大学人文学部言語学コース3年次に編入。さやえんどう・ミッキー・ひげっち、それにけんけん(神奈川出身)の4人は編入同期になる。僕の富山大学生時代については、当ブログ右のカテゴリ「僕は大学3年生」「僕は大学4年生」「卒業論文」にあれこれ記事が入っています。還暦間近(僕は1946年10月生まれ)な編入生で周囲はとまどったかもしれませんが、幸い師友に恵まれ2年で卒業できました。当時は奥村学習塾を主宰し富山国際学院(非常勤講師)にも勤めていたので、富山大学との三立^^は決してラクではなかったのでしょうが、今では懐かしい思い出です。末期癌患者になった今の身としては、「ああ、いい時期に編入したものだ」と思う。今じゃ無理ですもんね。
写真中のとちじ・ミッキー・僕の3人は富山で就職したが、さやえんどうは首都圏で就職。お互い大学卒業後は一度も会ってなかった。それが今回富山に来て、ミッキーから「夕食でも一緒にいかが?」のメールが来た。「会いたいけど入院中だ」と返事したら、「見舞いに行きたい」との返信。まあ、入院中とはいえ体調は人に見られたくない状態じゃないし、何と言ってもさやえんどうとはそんなに会えそうにないので「どうぞ、ぜひ」と返信した。
3月24日(土)午後6時頃、3人が病室に。30分ほど大学時代・近況などおしゃべり。再会を約して別れる。

「永遠」って言葉を使うのはいかがな状況のわが身だが(照)
さやえんどう・とちじ・ミッキー、
お見舞いありがとう!
永遠の友情に感謝!

友だちって、いくつになってもいいもんだ。
by tiaokumura | 2012-03-24 18:32 | 癌日記 | Trackback | Comments(2)
3月13日午前、退院しました
皆様にご心配をおかけしておりましたが、本日3月13日午前11時前、退院いたしました。
今回の入院は、救急車で運び込まれた富山市民病院での2泊3日を含む2月19日(日)~3月13日(火)の23泊24日で、これは私にとって人生2番目の長期入院でした。終わってみると短かった印象ですが・・・。
入院期間中は皆様から励ましのお言葉など多々いただきありがとうございました。

次回の入院は3月23日(金)~25日(日)で、抗癌剤・シスプラチンの点滴治療です。

更新がままならない当ブログですが、今後ともよろしくご愛読のほど、お願い申し上げます。

春まだき富山の地より
奥村隆信拝
by tiaokumura | 2012-03-13 13:57 | 癌日記 | Trackback | Comments(16)
癌日記:退院のめどが立ってきた
3月5日(月)
午前6時過ぎ起床。
食事。朝、3分粥・味噌汁・おかず1品・牛乳(生乳100%、100ml)。10時、ミックスジュース。昼、3分粥・スープ・おかず1品・牛乳。3時、テルミールミニ(125ml、250kcal)。「テルミール」はテルモ社の高カロリー栄養食で、バナナ味・抹茶味・コーヒー味などがある。夜、3分粥・汁物・おかず1品・デザート(ゼリー)。
朝日、讀賣。朝日・再生日本政治「国際援助 進む方向議論を」(JICA理事長・緒方貞子)」。同富山版「富山弁しかしゃべれん落語家ながやちゃ 漫欽丹さん大人気」。
歩行訓練。午前2回・午後1回。
回診、いつもは9時台なのだが、なぜかこの日は11時近くから巡回。Yaドクより指示、29日午前に出たっきりで排便がないので坐薬を入れることに。
午後3時過ぎ、坐薬。効果は出ず、6時過ぎにようやく1回目の排便。ほんのチョロチョロの出具合。
TV。BS-TBS『吉田類の酒場放浪記』(9:00~)。BSプレミアム『ティファニーで朝食を』(1961年。監督ブレイク・エドワーズ、原作トルーマン・カポーティ、音楽ヘンリー・マンシーニ。オードリー・ヘプバーン、ジョージ・ペパード)。

3月6日(火)
6時半起床。
食事。朝、3分粥・味噌汁・おかず1品・牛乳。10時、ヨーグルト(100ml)。昼、3分粥・おかず2品・牛乳。3時、テルミールミニ。夜、3分粥・味噌汁(具は入っていないがカボチャ味)・おかず1品・デザート(ヨーグルト)。
朝日、讀賣。朝日・リレーおぴにおん「梯久美子 『愛してる』と書かなくても」。白川静が「夫人の亡きがらが焼かれた後に詠んだ歌」が紹介されていた。「焼きあげし屍(しかばね)かこれが白雪の散りまがふがに色冴えてあり」。
体重測定。48.4kg。微増か。
3時過ぎ1Fに降り10分100円のPCに向き合う。ブログ記事、3月初投稿(前記事)。
夕方、主治医のTドク来。今後のことについて。昨年手術以来、これまでのところ抗癌剤(僕の場合はTS1とシスプラチン)はよく効いているので、腸閉塞前の体調に戻ったらTS1を再開する。シスプラチンもあと2~3回はやりたいとのこと。納得する。
TV。BS-TBS・昭和青春グラフィティ『世界の日本製の立役者』(8:00~)。同・地球バス紀行『聖地を巡る祈り道 ネパール』(9:00~)。BS朝日『京都1200年の旅 利休とわび茶の心』(10:00~)。

3月7日(水)
5時半起床。
食事。朝、3分粥・味噌汁・おかず1品・牛乳。10時、ゼリー。昼、5分粥・スープ・おかず1品・牛乳。3時、なかった(忘れられた?)。夜、5分粥・おかず2品・デザート・テルミールミニ。
朝日、讀賣。朝日・人脈記「孫文がいた2 神戸の財界 華僑と交流」。
讀賣、「百済人の墓誌に『日本』 最古の国号か東方を指す言葉か」。いつぞやの『図書』(岩波書店)にもこの件が載っていた。確かそこでも「対句」(日本と風谷、扶桑と盤桃)説で国号否定論だった。
8時半、看護師長来。午前中に個室から4人部屋へ引越し可とのこと。今回の入院生活、個室滞在が長かった(請求書が怖い^^)。ICUのあとずーっとだから1週間近くになる。
9時半、Tドク・Sドク・Yoドク回診。Yoドクによる抜糸。今日で手術後1週間ということになる。抜糸は手術のところとその前にやったポートのところも(一部は未)。
2時過ぎ、個室から4人部屋へ。廊下側右手前。
3時過ぎ、勤務先の富山国際学院にTELし、スタッフの高木けい子さんと打ち合わせなど。
TV。BS日テレ『トクセンお宝映像! 落語家五代目三遊亭圓楽』(8:00~)。BSプレミアム『密着!セレブ争奪戦! アカデミー賞の舞台裏』(9:00~)。

3月8日(木)
午前4時半、起床。ダルビッシュのMLBオープン戦初登板の日。TV中継が見たく早起き。
テキサス・レンジャーズ(アリーグ)vsサンディエゴ・パドレス(ナリーグ)。アリゾナ州ビオリア(レンジャーズはヴィジター)。ダルビッシュ、1回裏。見逃し三振(6球。以下同じ)、右前二塁打(5)、中飛(3)、空振り三振。2回裏。中越え二塁打(5)、一ゴロ(2)走者は三塁進塁、投ゴロ(5)三塁走者、三本間で封殺、空振り三振(5)。2回・8打者・31球。4番打者からの三振奪取もすごかったが、2回裏・一死三塁での投球&フィールディングがみごとだった。
朝日、讀賣。朝日・富山版「中谷宇吉郎の初出? 掛け軸『雪は天から送られた手紙である』」。高野悦子(元・岩波ホール支配人)の父・與作と中谷は旧制四高の同級生で生涯の親友。その中谷から與作に贈られた「雪は天からの~」の掛け軸を含む15点が、このほど高野悦子から中谷宇吉郎雪の科学館(石川県加賀市)に寄贈された。
讀賣。3回シリーズになるのか、「介護フロンティア 外国人と共に」。EPAに基づく介護福祉士候補のこと。「村山知義 不滅の挑発」。村山の回顧展「すべての僕が沸騰する 村山知義の宇宙」が神奈川県立近代美術館で3月25日まで。その後、京都・高松・東京と巡回。「今和次郎 採集講義」展(25日まで。汐留ミュージアム)もおもしろそうですね。
2:45、坐薬。4:30、ようやく1回目の排便。飲んでる薬(造血剤)のせいでしょうね、ずいぶん黒っぽい便。ナースにチェックしてもらう。その後、夕食後に2回目、深夜に3回目・4回目。
3月12日(月)に12:30~17:00の外出許可をもらう。自宅・富山国際学院への外出。
TV。BS1『レンジャーズvsパドレス』(午前4:30~)。BSプレミアム『甘い生活』(1960年。監督フェデリコ・フェリーニ、音楽ニノ・ロータ。マルチェロ・マストロヤンニ、アニタ・エクバーグ、アヌーク・エーメ)(1:00~。字幕)。NHK『地球イチバン 世界一子どもにやさしい教育』(8:00~)、オランダの教育について。

3月9日(金)
6時起床。
食事。朝、5分粥・味噌汁・おかず1品・牛乳。10時、デザート。昼、7分粥200g・汁物・おかず2品・牛乳。3時、テルミールミニ。夜、7分粥・味噌汁・おかず2品・デザート。
朝日、讀賣、北日本。朝日「甲状腺被曝 最高87ミリシーベルト」。大岩ゆりの署名記事。大岩記者は癌記事でよく見かける。「人・脈・記 孫文がいた」は梅屋庄吉関連。シリーズ「55プラス」は「日本語を教えよう」開始。大阪府箕面市国際交流協会の72歳・66歳の日本語教師の活動が紹介。山崎正和「戦後の日本見えた 外国人と助け合う 『守るな 逃げろ』」「文明は磐石ではない 無常観抱きながら 積極的に、地道に。」。山崎が説く、「積極的無常観」「無常観を抱えたまま頑張る」「無常観を抱きつつ積極的に生きよう」にナルホドと思う。朝日・富山版「『フォルツォ総曲輪』5周年」、佐伯龍蔵「言葉の力を獲得したヒップホップ映画」(『サウラーヂ』の紹介)。同「富山県立高校一般入試1日目」。3月8日が社国理、9日が英数。国語の説明的文章の出典は寺島実郎だった。
讀賣、ドナルド・キーンさん、3月8日に日本国籍取得。一面・編集手帳・社会面で取り上げている。申請から約4か月ですから、「スピード取得」(同記事)でしょうね。日本人名は「キーン ドナルド」、雅号は「鬼怒鳴門」(キーン・ドナルド)。「鬼怒川の鬼怒と四国の鳴門から漢字をあてた」そうです。
北日本(地元紙)。立川志の輔・志の輔らくごのまくら194「正岡子規と震災 川柳心救うユーモア」。記事中に紹介されている宮城県南三陸町の避難所での川柳を以下引用。「水運び 筋肉つけて 腕自慢」「蓮舫に 負けぬ物資の 仕分け人」「大津波 みんな流して バカヤロー」「すっぴんで 外に出る日が 来るなんて」。映画『ヒューゴの不思議な発明』。『アーティスト』もそうですが、この映画も観てみたいですね。どちらも映画創世記を扱っている。
9時半、Sドク・Bドク・Yoドク回診。Yoドク、ポートの残りの抜糸。
10時、入浴。点滴の関係でバスタブには入れずシャワー。
体重測定、49.8kg。50kg目前まで回復した。
夕方、主治医のTドク来。来週前半にでも血液検査次第で退院可。退院後、体力がある程度ついたら抗癌剤(TS1・シスプラチン)再開。TS1は、2月19日・8クール目の2日目で中断中である。

3月5日(月)~9日(金)の完読(刊行日・定価は略す)。
興津要『江戸食べもの誌』(河出文庫) 加藤陽子『戦争の日本近現代史 東大式レッスン!征韓論から太平洋戦争まで』(講談社現代新書) 佐藤百合『経済大国インドネシア』(中公新書)
加藤陽子本はこれで2冊目。
手元の読みかけ本は以下の3冊になった。
網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』(ちくま学芸文庫) ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄 下』(草思社文庫) 山田風太郎『増補版 戦中派不戦日記』(講談社文庫)
大部な本(400~600ページ)ばかりなので退院までに読み終わるのは無理かも。
by tiaokumura | 2012-03-10 11:26 | 癌日記 | Trackback | Comments(4)
手術、順調に終了。術後の経過もほぼ順調
2月28日(火)
朝日、讀賣。朝日、NTTドコモの「しゃべってコンシェル」。僕はドコモなのだが、今年の早い時期にスマホ・デビューになるんかなあ。お金、どのくらいかかるんだろう。第84回アカデミー賞は「仏映画『アーティスト』が作品賞・監督賞・主演男優賞の主要部門を含む計5部門を獲得した。仏映画の作品賞受賞は史上初めて」。メリル・ストリープ、主演女優賞。末木文美士「仏典に学ぶ 日本1000年の知恵 親鸞『教行信証』」。「従来の親鸞解釈は大きく揺らぎ、新しい解釈もいまだ十分に確立していない」とし、今後の新しい解釈の方向として「あまりに近代的で合理的な親鸞解釈はかえって真価をゆがめる」「もっと自由で柔軟な解釈が必要・・・親鸞を同時代の広い視野から見直さなければならない」と指摘する。
食事。本当なら重湯→重湯→3分粥→5分粥・・・と1日ずつ進んでいくのでこの日は「5分粥」なのだが、手術を控えているのでずーっと重湯。空腹感しきり。朝、重湯・味噌汁・ミックスジュース。手術前日ということで昼以降食事ストップ。夜まで食事ありかと思っていたのでショック!
8時半、ナース来。2F34番で出血時間検査を受けてくるようにとのこと。耳に針を刺し出血させ止るまでの時間を計る。手術に備えての検査。前回もやっているのだろうが、記憶にない。僕は6分かかり、ふつうは5分くらいとのことで、ちょっと長め。
9時半、Tドク・Yaドク回診。僕が入っている4F病棟では、9時台に2人か3人の外科医(全部で外科医は5人いる)による外科患者回診がある。Tドク、左下腹部からの採血を試みるもうまくいかず。僕の採血は医療者泣かせかもしれん^^。10時ころ再来し採血終了。Tドク曰く、手術はへそ横から下へと切るとのこと。
入院中2回目のブログ更新(前記事)。病院1FにPCがあり、10分100円で使用できる。
12時、シャワー。点滴の関係でバスタブには入る能わず、残念。
夜10時前、Yナースより下剤5cc(水に溶かして飲む)・眠剤半錠もらい服用。以後、飲み物も禁。
TV。BSプレミアム『黒いオルフェ』(1:00~。字幕)。NHK『クローズアップ現代 思いが伝わる声を作れ 初音ミクの秘密』(7:30~)。BSプレミアム『小野リサ ポルトガルへ』(8:00~)。小野リサがFADOを歌う。Saudade(未来への郷愁)。火曜日に割と観ている『昭和青春グラフティ』(8時~)はこの日は観ず。

明日の手術への不安はある。昨年6月27日に次ぐ、人生第2の大手術にあたるでしょうね。ただ、開き直りになるのかなあ、ケセラセラ、執刀医(Tドク)を初めとする医療スタッフにお任せするしかない。ちょうど飛行機に乗ったときの心境と相通じるかも。僕は飛行機恐怖症(恥)。飛行機に乗ったら即ビールを飲む。そして運を天に任せる心境に自分を落とし込んでいく。
4年に1回しかない日に手術をするのも一興かも(激爆)。次のうるう年が自分にあるかどうかわからないが・・・。
なんとなく
年たけてまた越ゆべしと思ひきやいのちなりけり小夜の中山
やがてゆく道とはかねて聞きしかどきのうけふとは思はざりけり
が脳裏に浮かぶ前夜であった。

2月29日(水)
午前4時、目が覚める。眠剤のおかげでぐっすり眠れたみたい。睡眠時間6時間弱。たいせつな手術前としてはちょっと少ない気もするが、このまま起きることにする(同室3人のうち2人のイビキもすごいし^^)。ここのところたいがい4時か5時に起きている。そんなに早く起きて何をするか。読書である。現在手元にある本は5冊だけになった。
ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄 下』 網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』 興津要『江戸食べもの誌』 葉室麟『いのちなりけり』 山田風太郎『戦中派不戦日記』
ほかに『ポケット数独10 上級篇』。このシリーズ、号を追うごとに同じ「上級篇」でもレベルが上がっているような気がするが、どうなんだろう。前の方の号では簡単にクリアーできたレベル7が10号ではかなり手こずっている。因みに朝日新聞の数独の★★★★★はレベル6~7に相当するか。
今回入院中の読書方法。3~4冊を並行して読む。いつもは飛ばし読み・つまみ喰い読みな自分ですが、今回はお行儀よく^^最初っからページを追って読んでいます。本によっては付箋・傍線・抜書きも。読書自体が自己目的化したような読み方(退屈しのぎの読書!)になっているが、入院生活にあって読書習慣はすっかり定着している。本あればこその入院生活。
新聞は6時ころ朝日新聞が病室に配達される。ほかに8時ころ1Fの売店で讀賣(+α)を購入。入院中の新聞の読み方。ホッチキスで端を止める。ちょっとでも気になる記事をハサミで切り取る。気になる本があれば手帳にメモ(購入の参考にする)。切り取った記事をゆっくり読む-こんな感じで各紙読んでいます。この日は朝日、讀賣。讀賣「スカイツリーきょう完成」、開業は5月22日。以前TVで観たんですが、國芳の絵にスカイツリーみたいの描かれているんですよね、ビックリしました。
TV。BSプレミアム『たけしアートビート 日本料理の鬼才登場!』(9:00~)。前回は観世清和だった。

起きた時点で前夜の下剤効果はなし。
5時過ぎ、ナース来。体温・血圧・採血。ネオバレンを手術用点滴トリフリードに交換。
6時過ぎ、ナース再来。尿、ため終わる。浣腸。5分足らずで1回目の排便あり、ナースにチェックしてもらう。その後2回目・3回目とかなりの量の排便あり。スッキリ。
8時、主治医(であり今回の執刀医)のTドク来。排便状況にかかわらず手術は予定通りに。
9時前、歯科来。歯磨きなど。
9:20、麻酔医来、説明を受く。今回の手術では全身麻酔と硬膜外麻酔。
9時半、Sドク・Yoドク、回診。
10時、荷物整理・引越し準備。手術後は集中治療室(ICU)に入る。
10時過ぎ、手術室担当ナース来。薬剤師来。
11時半、上半身着替え。裸の上に手術衣。
12時半過ぎ、車椅子で病室から2FのOP2へ。
右結腸小腸切除術S状結腸切除
手術前 全身麻酔
手術中 下腹部正中切開
手術後 ドレーン入る
4時半ころ目が覚める。Tドク、「手術はうまくいった」。あとで聞いたところでは小腸を20cmくらい切除など。
集中治療室に入る。

3月1日(木)
終日、寝たり寝たり(照)。

3月2日(金)
この日も「よくこんなに眠れるもんだ」と思うくらいに寝たり寝たりがほとんど。午後、個室に移る。お茶解禁。歩行訓練、ベッドからドアまでがやっと。
博文堂さんから家に配達されていた本4冊が届く。
山本義隆『福島の原発事故をめぐって いくつか学び考えたこと』(みすず書房) 山田修爾『ザ・ベストテン』(新潮文庫) 佐藤百合『経済大国インドネシア』(中公新書) 加藤陽子『戦争の日本近現代史』(講談社現代新書)

3月3日(土)
午前4時起床。
朝日、讀賣、日経。朝日・時の回廊「色川大吉 『自由民権 農村から復興への情熱』」。「人・脈・記」は「孫文がいた」シリーズに。
食事開始。夕食、重湯100g・味噌汁(汁のみ)・ミックスジュース125ml。
歩行訓練。部屋の外、廊下も少し。
TV。BSプレミアム『ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密』(3:00~)。BS-TBS『十二代市川團十郎の魂』(6:30~)。

3月4日(日)
午前6時起床。
朝日、讀賣、北日本。朝日「古希の星 五輪へ」。同「ザ・コラム 日本の『移民』受け入れの是非を超えて」。讀賣「がん克服阻む『壁』 専門医足りず・検診受診は低迷」
食事。朝、重湯・味噌汁・ミックスジュース。10時、重湯。昼、重湯・味噌汁・野菜ジュース。夜、3分粥・おかず2品・デザート(ゼリー)。歩行訓練を兼ねて昼食から食堂で摂ることに。
歩行訓練。1Fまで降りる。
薬服用再開(ただし、抗癌剤のTS1はまだ)。2月19日夜以来約2週間ぶりの薬。薬は、前立腺肥大・消化関係・造血剤など。
午後、ペニスのくだ(尿用)取れる。おむつ取れる。徐々に社会復帰^^。
TV。BSプレミアム『BS歴史館 源氏物語』(0:15~。再放送)。同『ヨメとダンナの493日・がんフーフー日記』(10:00~)。

2月28日~3月4日に読み終わった本(刊行日・定価は略す)。
五味太郎『ときどき少年』(新潮文庫) 山田修爾『ザ・ベストテン』(新潮文庫) 山本義隆『福島の原発をめぐって いくつか学び考えたこと』(みすず書房) 葉室麟『いのちなりけり』(文春文庫)
by tiaokumura | 2012-03-06 15:52 | 癌日記 | Trackback | Comments(8)